頭の中は彼のことでいっぱいでした。
(そうだった、メールしてみよう)
携帯を取り出すとメールの受信が1件。
U君からでした。
『授業つまんない!』
簡単なメールでした。
『それだけかい!』
短文返しをするとすぐに返事が来ました。
『みっちゃん、今日マックね』
U君からのお誘いです。
私は心が弾みました。
放課後、駐輪場で待っているとU君がやって来ました。
「スカートどうしたの?今日は感じが違うじゃん」
U君はちゃんと気付いてくれました。
U君の為に頑張ったんだもの。
「地味って言われて凹まされたからね~」
「はいはい、奢りますから。行きましょうか」
U君の笑った顔はあの頃のままでした。
マックに着くと、お持ち帰りの注文をしているようでした。
「みつの家で食べようよ」
「うん。・・・別にいいけど」
「何にもしないからさ」
「本当かよー?」
(断らなかったけど、どうしよ・・・。まさか、アレされたりしないよね)
不安と緊張感でガチガチになってる私とは逆に、ポテトやナゲットを頬張る脳天気なU君。
「お邪魔しまーす。あぁ懐かしー。匂いとかみっちゃん家のだわ~」
覚えてくれていました。
部屋に入ると・・・。
「うわ、全然変わってないし。ベッドも同じなの?」
そう聞くや否やU君はベッドに飛び込み、大の字で寝転び、部屋を隈なく観察していました。
「あー、お腹空いた。私は床で食べよう、床で」
「襲いませんから。ってか俺、もう食い終わった。ナゲットちょうだい」
「食いしん坊だけは変わってないんだなぁ」
下らない会話をしばらすると・・・。
「今日寒いよね。こっち来なよ」と、U君。
布団を被っていました。
「嫌だよ~ん」
「いいから」
私の腕を引っ張るU君。
「覚えてるでしょ?」
そう言って私の唇を指でなぞりました。
「みつ・・・可愛くなったな」
そう言うと軽くキスをしてきました。
U君とのキス。
初めてのことでした。
「ブレザー脱がしてあげるよ」
そう言うと後ろからボタンに手をかけ、耳元に息を吹きかけました。
「恥ずかしいよ・・・」
「いいから。ね?」
優しく話しかけてくるU君に私はとろけそうでした。
そしてジャージのジッパーをゆっくり下ろし、上半身は下着姿にされてしまいました。
「苦しいから取ってあげるね」
ゆっくりブラのホックを外し、胸が露わになりまました。
「大きくなって、綺麗な体だね」
そう言うと胸を優しく揉み始めました。
「・・・っ」
少し声が出てしまいました。
「あの頃は声なんて出なかったのにね」
そう言うと私の乳首をいやらしく舐めました。
「やっ・・・」
U君は私の手をロックし、仰向けになっている胸に舌を這わせました。
「これ、つけてみよっか?」
取り出したのはナゲットのソースでした。
「何でソース付けるの?嫌ぁ」
しかし私はU君の言われるがままでした。
胸と腹部に垂らしたソースを舐めとられる度に私はビクンと体を反らしました。
「もうこっちも触っていいよね?」
そう言うとスカートの中に手を入れ、パンツに指を当てました。
「いやらしい体だなぁ・・・」
U君のはパンツの中に指を滑り込ませました。
「ん・・・エッチ。やめて・・・?」
「エッチじゃないでしょ?ここ、濡れてるよ」
U君の指が擦れるたびに声を漏らしてしまいます。
「体、舐めて」
言われるがまま、U君の体中を舐めました。
あの頃とは違う興奮。
いやらし過ぎて気がおかしくなりそうでした。
「ここも舐めて」
U君のモノを見るのは初めてでした。
(これを舐めるだなんて・・・)
抵抗がありました。
「舐めて・・・?ゆっくりでいいから」
私はゆっくり舐めてみました。
男の人のモノを舐めるなんて信じられませんでした。
しかしU君はとても気持ち良さそうでした。
(声が漏れるほど気持ちいいんだ・・・)
「気持ちいいの?」
「うん・・・凄いよ。気持ちいいよ」
「こう?」
「うんそう・・・ゆっくり、いっぱい舐めて」
「うん」
「あぁ、ヤバい、出そう・・・はぁ・・・ック!」
口の中に一気に注ぎ込まれました。
飲み込むものなのか吐き出すものなのか分かりませんでしたか、とりあえず飲んでみました。
「・・・はあ、気持ちよかった。飲んだの?美味しい?」
「苦いね・・・」
U君は笑いながらまたキスをしてくれました。
それからU君とは数ヶ月ほど付き合いました。
教室でしたり、多目的室でしたり。
色々ありましたが、最後は自然消滅で終わってしまいました。