その中でも、『ヒナ』は特に甘えが強かった。
ヒナの家は母子家庭。
複雑な親子関係に加えて、母親は子供よりも自分優先。
仕事が休みの日でも、自分が遊びたいから子供をクラブに通わせるような親だった。
俺はヒナを不憫に思い、他の子よりも手をかけた。
ヒナも甘えられる相手が俺しかおらず、常に俺に体をくっつけている子だった。
俺に父親の代わりを求めているのは明らかだった。
小学1年生からクラブに通っていたヒナも5年生になった。
背も伸び、胸の膨らみも少し気になる程度に。
ヒナの親はギャル系で、その影響か、ヒナもノースリーブやホットパンツなどの露出の多い服を着ていることが多かった。
それでいて相変わらずのベタベタ。
向かい合って膝の上に乗られて腕を首に回されたりすると、対面騎乗位を想像させ、下半身の条件反射を抑えるのに苦労した。
そんなある休日。
俺が外出からアパートへ帰ると、駐車場にヒナの姿が見えた。
声をかけると、親は相変わらず子を置いて遊びに出かけ、友達も捕まらないので俺を訪ねてきたとのこと。
普段から手をかけている子なので放置も出来ず、家に上げることにした。
ヒナは何をして遊ぶでもなく、相変わらず俺にベタベタ。
それも、クラブにいる時よりねちっこいものだった。
膝に座り、俺の手を掴んで自分の前で組ませる。
『抱っこして』と、ねだっているのだ。
他にも後ろから抱きついてきたり、寝転がっている俺の上に覆いかぶさってきたり・・・。
クラブでの甘え方でもヒナには足りなかったのだろう。
俺を独り占め出来る今、本能のままにヒナは体を擦り付けてきた。
この日のヒナは胸元の開いたTシャツを着ていた。
ブラは着けていなかった。
事あるごとに、胸元から膨らみかけた乳房と、申し訳ない程度に尖った乳首が見えた。
下はホットパンツ。
細い太ももで俺の腰に絡んでくる。
・・・魔が差した。
俺はヒナを抱き寄せ、強く抱いた。
ヒナを女として意識した初めての瞬間だった。
嫌がるかと思ったが、ヒナは彼女が彼氏にそうされた時のように、応えるかのように強く抱き返してきた。
ヒナの顔を見ると、親に抱かれた子の顔と、恋人に抱かれた女の顔が入り混じった表情をしていた。
「ヒナは先生のこと好き?」
コクリと頷く。
「キスしてみる?」
またコクリと頷く。
俺に戸惑いはなかった。
俺は恋人にしてやるように大人のキスをしてやった。
ヒナの顔から子供の表情が消え、女の顔になった。
長めのキスをして唇を離すと、ヒナが俺の首にすがりついて自分から唇を合わせてきた。
長いキスを何度も何度も。
心にぽっかり空いた穴を満たすように、ヒナは俺に愛情を求め続けた。
やっとヒナが落ち着いた頃、今度は俺の収まりがつかなくなっていた。
ヒナを寝かせると、Tシャツを捲り、乳房に吸い付いた。
ヒナは「わあっ!」と驚いた声を上げたが、すぐに俺の頭に腕を回して目を閉じた。
俺は欲求に任せることはせず、愛情を注ぐように優しくヒナの胸を吸った。
「セックスって知ってる?」
頷くヒナ。
「先生とそういう関係になってもいい?」
また頷く。
この時も戸惑いはなかった。
Tシャツを脱がし、ズボンとパンツも脱がせた。
毛は生えていなかったが、股間に顔を埋めると驚くほど濡れていた。
挿入はもちろん、指を入れるのもさすがにまずい。
俺は股間を舐め続けた。
クリトリスが膨れてくるのが分かった。
ヒナはだんだんと呼吸が荒くなり、次第に呻き声のような声を上げて下半身をよじりだした。
あくまで優しく舐め続けると、大人の女のように「ああっ!」と一瞬だけ大きな声を上げ、ヒナは果てた。
肩で息をしているヒナの太ももを閉じさせ、その間に俺のモノをねじ込んだ。
「本当は違うんだけど」
そう言って俺は腰を振った。
細くて折れそうな太ももだが、十分な弾力で俺のモノを包み込んでくれた。
ヒナに負担をかけるわけにもいかない。
俺は再びヒナの乳房を吸って興奮を高めると、早めに果てた。
その後はただただ抱き合った。
お互いの体温が温かかった。
俺の腕の中で少しばかりヒナを寝かせてやった後、服を着せ、家まで送ってやった。
母親はまだ帰っていなかったが、ヒナは「大丈夫」と言うと中へ入って行った。
それからは同じようなことが続いた。
しかし、クラブでヒナが甘えてくることはパタリとなくなった。
十分に心が満たされたのか、少し大人になったのか・・・。
結局、ヒナの処女を奪うことはなかった。
ヒナが中学が上がってからは疎遠になり、ヒナの方からフェードアウトしていった。