どんな気持ち?
優越感でいっぱい?
お風呂の覗きなんかして・・・。
後ろめたい気持ちはあるの?
お湯にくつろぐふりをしながら・・・自分で演じるこのお姉さんが、とにかく不憫でなりません。
何も悪いことしてないのに、男の子の前で、こんなに恥をかかされて・・・。
帰りたい。
早く帰ってオナニーしたい・・・。
今日のこの体験を思い出しながら、思う存分オナニーしたい。
でも、とてもではないですが、帰るまで我慢できる気がしません。
きっと途中で車を停めて・・・。
誰もいない森の中で、1人でしてしまうに違いない・・・。
そんな自分の姿が想像できていました。
お湯の中で、無意識にあそこに伸ばしてしまっていた手・・・。
びく!
(ぅあっ)
全身に快感が走りそうになります。
ドキドキ・・・。
一瞬、計算しようとしている自分がいました。
お湯の中までは、あの子に見えない。
表情さえ平然としていられるのなら・・・。
このまま、ばれずに・・・。
男の子に覗かれたまま、この場でこっそりオナニーできるんじゃないかと思ったのです。
(でも、無理・・・)
現実的に、そんなふうに振る舞えるはずがありません。
ああ、したい・・・。
早くしたい。
帰ってオナニーしたい・・・。
一度考えてしまったことで、欲求に火がつきかけていました。
あまりにも不埒ではしたないイメージが、私の意識を支配します。
男の子に見られながら?
恥ずかしすぎて無理・・・。
野天風呂の、こんな状況で?
絶対無理・・・。
ざば。
湯だまりの縁に腰かけました。
のぼせた体を冷ますように・・・。
「ふうー」
大きく息を吐きながら腰かけたまま俯きます。
(あとは帰るだけ)
最後・・・もう、おしまい・・・。
頭の中でそう思いながらも葛藤に襲われます。
(あの子のため?)
違う、私のため・・・。
(できるの?)
できるはずない・・・。
さりげなく、右手で左のおっぱいを撫でました。
手のひら全体を使って優しく胸を包みます。
そして・・・その手をそのまますっと下に滑らせました。
股の間に差し込んで・・・。
腰かけたまま、体をびくっと震わせます。
恥ずかしそうな顔をして俯いてみせました。
(本気?本当にする気なの?)
自分で自分の気持ちがわかりません。
股に差し込んだ手を抜いて、顔をあげました。
いいじゃない。
こんなにも自然の真ん中で・・・。
周りには誰もいない、1人っきりなんだよ。
このお姉さんが、ちょっとくらい開放的な気持ちになることがあったって・・・。
それくらい、別にいいじゃない。
誰もいない女湯で・・・1人、はにかんでみせます。
演技をしていました。
きょろきょろと周りを見渡すふりをしながら立ち上がります。
外からも、なるべく見えにくいところ・・・。
少しでも姿を隠そうとしている感じで、そのすだれの前へと身を寄せました。
彼に正対するように、地べたにぺたんと座ってしまいます。
美大くんに向き合ったまま・・・。
(ああん、近い)
周りに誰もいないことを何度も確かめるふりをしました。
本当は、すぐ目の前に男の子の顔があるのに・・・。
1人っきりなことを確信した表情で、いたずらっ子のように目を輝かせてみせます。
手を胸にやりました。
(美大くん)
彼の視線を意識しながら・・・。
(ああ)
両手でおっぱいを揉みまわしてみせます。
「ふうー」
大きくため息をつきました。
アンニュイな面持ちで目を泳がせながら・・・。
自分の胸を鷲掴みにするさまを、あの子に見せつけてあげます。
ものすごい快感でした。
男の子の前で、こんなことをしているのです。
(見て、私のおっぱい・・・)
円を描くように胸を擦って見せながら背徳感でいっぱいでした。
こんなにも素の私を人前で曝け出してしまっています。
指先を乳首に触れさせたとき・・・。
「・・・ぁっ」
思わず小さな声を漏らしていました。
頭の中が、かーっとなって、羞恥心に耐えられなくなります。
ここからは、もう演技をしている感覚ではありませんでした。
泣きそうな顔になってしまっているのが自分でわかります。
普段オナニーするのと同じ手順で乳首を弄っていました。
軽く摘んだ乳首をひねりながら・・・その先端を指先で刺激します。
いくら声が出ないようにこらえても・・・。
「・・・ぁ・・・はぁ・・・っ・・・」
吐息が荒くなってくるのは誤魔化せませんでした。
ときどき手のひらで胸全体を擦るようにしながら・・・。
(ああ・・・)
泣きそうに顔をしかめます。
男の子に見られていることを頭の中で意識していました。
何度も何度も乳首を弄びます。
指先で摘んだまま・・・。
「・・・ぁ・・・ぁぁ・・・」
切なく眉をひそめる私の本気顔を、美大くんに見てもらいました。
気持ちいい。
恥ずかしい。
もっと、あなたの視線で・・・興奮させて。
そのままごろんと、体を後ろに倒します。
地べたに仰向けに寝そべっていました。
照りつける真上からの陽射しに目を開けていられないくらいです。
彼のいるすだれに向けて、まっすぐ伸ばした両脚を・・・そっと左右に開いていました。
右手を股に伸ばします。
手のひらを使って、自分のあそこを撫でてみせました。
(恥ずかしい。死んじゃう)
鼻の奥にくっと、込み上げてくるものがあります。
目がしらが熱くなりました。
見ないで。
こんな・・・。
私のこんな姿・・・。
次の瞬間には勝手に涙が溢れてきます。
左の手は、ずっと胸を擦り続けていました。
膨らんだ乳首を転がすようにして指で弾いて見せます。
(あ・・・あ・・・気持ちいい・・・)
躊躇いを捨てました。
仰向けに寝たまま、さらに両脚を開いてしまいます。
美大くんに、あそこを丸見えにしていました。
彼の視線のすぐ真正面で私の股が開いています。
もう指先がぐじゅぐじゅでした。
2本の指で挟むようにして、二重の羽をなぞります。
(あ・・・あ・・・あ・・・)
人差し指と薬指でクリの包皮を挟んでいました。
中指の先を先端に触れさせます。
「ぁあっ」
思わず声が出ていました。
唇をきゅっと閉じて、奥歯を噛みしめます。
指先で掻くように、敏感な部分をなぞりました。
自分の意思とは関係なく、びくっと、体が跳ねそうになります。
(ああん)
もう戻れないところまで来ていました。
自分で自分の手を止められません。
見られていると思うだけで・・・。
(ああん、だめぇ)
全身に鳥肌が立つような感覚でした。
覗いている彼の目の前で、クリに当てた指先を震わせます。
「・・・ぁ・・・ぁっ、ぁ・・・」
勝手に口が開きます。
「・・・ぁっぁぁ・・・」
喘ぎ声が大きくならないように必死でした。
普段のオナニーとは押し寄せる興奮のスピード感がまったく違います。
あっという間に絶頂が迫ってきていることを感じながら・・・。
(あああん、見ないで)
目尻から溢れた涙が次々に顔の横へと伝い落ちていきます。
「・・・ぁ・・・、ぁ・・・」
クリに当てた指先を執拗に震わせました。
あ・・・あ・・・。
イク・・・。
イッちゃう・・・。
体の中心から溢れ出す波動が、全身の血液を逆流させていきます。
ああ・・・。
もうだめ・・・。
イッちゃう。
「ぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・」
(ああ、あ!)
「・・・ぁ・・・ぁ・・・ぁぁぁぁ!」
イッてしまいました。
(あ・・・ああ・・・あん)
びくびくびくっ・・・と、抗いようのない力で全身がびくつきます。
(ああああん)
快感に脳が溶けていました。
ふわふわしたとろとろの快感に、意識がどこかへ遠ざかっていきそうです。
ビクビクする下半身に寝そべったまま悶えていました。
(ああん)
何も考えられません。
考えようとすることを脳が拒否しています。
(恥ずかしい)
ただひたすらに恥ずかしくてなりませんでした。
(もう見ないで、お願い)
その反面、得も言われぬ喜びにも満たされています。
(幸せ・・・私、幸せ)
こんな興奮、他でどう味わえるというのでしょう。
快感の余波に全身を包まれたまま体を脱力させます。
美大くん、女の人がオナニーするとこ・・・。
本物見たの初めてでしょ?
良かったね・・・。
お姉さんの恥ずかしい行為を見れて、良かったね・・・。
まったく動けませんでした。
恍惚としたまま、体に力を入れることができません。
「はあ・・・はあ・・・」
荒い呼吸が落ち着いてくるのをじっと待ちました。
男の子の前であそこを丸出しにしたまま・・・どれくらいの間、その状態でいたでしょう。
絶頂感が少しずつ引きはじめるのと入れ替わりに・・・。
(ああ、まずい)
強い尿意が襲ってきます。
動けない。
もういい・・・。
いいや、このままで。
そのまま、下半身を弛緩させました。
じょわっ。
飛び散るように噴き出したおしっこが、ももの内側を濡らします。
仰向けに寝そべったまま両脚をガニ股に開きました。
自分のおしっこがかかるのを避けるように・・・その両脚を空中に浮かせます。
びゃあー。
自分でも驚くくらいの勢いで、おしっこが出ていました。
(最低。私って最低・・・)
こんなにはしたないポーズで放尿している私・・・。
(美大くん・・・)
きっと息を呑んで観察していることでしょう。
すぐ目の前でおしっこを噴き出している、女の人のあそこを。
(あああああ、出すぎ・・・出すぎ・・・)
じょあー。
お姉さんの下品すぎる姿を彼に見せてあげていました。
(恥ずかしい、死んじゃう・・・死んじゃう・・・)
「しゅー」
ようやくおしっこの勢いがなくなってきます。
宙に浮かせていた両脚を下ろしました。
尿の匂いが漂ってきます。
気だるそうな表情で息をつきながら・・・。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
まだ起き上がれずにいました。
いわゆるM字にした下半身を大胆に開きっぱなしです。
(気持ちいい)
もしも見られているのが職場の男性だったら・・・。
(生きていけない、死んじゃう)
何も知らないふりをして・・・。
人前で、こんなに大股を開いている私・・・。
(ああん、だめ)
右手を股に持っていきました。
クリの膨らみに触れます。
刻むように指を震わせて・・・。
(だめ、だめ・・・見ないで)
一度は引きかけたはずの恍惚感が一瞬にして戻ってきていました。
涙がボロボロこぼれます。
(なるべく恥ずかしく、みっともない格好で)
私は体をひねりました。
左腕で体重を支えるようにして起き上がろうとします。
彼に背を向けていました。
おしっこのたまった地べたを避けて、すだれの方へと後ずさります。
「・・・ぁ・・・ぁぁっ・・・」
両膝立ちの状態で、あそこに当てた指先を震わせました。
背筋をぴんと伸ばして・・・。
「ぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・」
恥ずかしい息遣いをして見せます。
わずか数十cm後ろには、あの子が覗いているすだれ・・・。
目の前の地べたに左手を置きました。
四つん這いというか、実際には“三つん這い”です。
「・・・ぁっ・・・ぁっ・・・」
覗いている彼の目の前で、お尻をくねらせていました。
丸見えにしたあそこを後ろから覗かせながら・・・。
(恥ずかしい)
指先の動きを加速させます。
(来てる)
2度目の絶頂が、すぐそこまで迫って来ていました。
いくら押し殺そうとしても・・・。
「ぁっ、ぁっ・・・」
息遣いに混じって、どうしても喘ぎがもれてしまいます。
(恥ずかしい、恥ずかしいよ)
自分でもコントロールできないうちに・・・。
「・・・ぁあぁっ!」
再びイッていました。
(ああああん)
右手も地べたに置いて、その手の上に顔を突っ伏します。
後ろに突き出したお尻はそのままに・・・。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
全身で呼吸をしていました。
快感の波動に喘ぎながら、膣の奥がきゅうきゅう縮みます。
(もうだめだ、耐えられない・・・)
じっとしているしかありませんでした。
(見て・・・。私の恥ずかしい姿・・・)
イッたばかりのあそこを丸見えにしたまま・・・。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
背中を上下させて息を繋ぎます。
呼吸の動きに合わせて・・・。
(恥ずかしいとこ見て)
肛門を『きゅっ』とすぼめたり、緩めたりしてみせました。
(もうだめ・・・もうだめ・・・)
もう体力的に保ちません。
崩れ落ちるようにうずくまっていました。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
ちょっと体を動かそうとしただけで、びくっ・・・。
快感の余波に体を奪われます。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
幸せを噛みしめていました。
ほんの数十cm後ろの、すだれの隙間・・・。
そこから覗かれているという恥ずかしさに唇を噛みしめながら・・・。
(最高に気持ちいい)
オナニーの余韻に浸ります。
立てません・・・。
気怠さに脱力して、体が重くてなりませんでした。
それでも、上半身を起こします。
「はあ・・・はあ・・・」
(最後まで演技しないと)
あの子のイメージを壊したくありませんでした。
私は最後まで、“キレイなお姉さん”でいたかったのです。
よろよろと立ち上がりました。
(もうだめ。恥ずかしすぎる)
そんな感情はおくびにも出さずに手桶を持ちます。
お湯をすくって、地べたを流しました。
何度も湯だまりからすくって、おしっこした辺りを丁寧にお湯で流します。
またお湯をすくいました。
今度は自分の体にかけます。
まるで何事もなかったようなお澄まし顔で・・・。
入念に下半身を流しました。
湯だまりに入ります。
首から上だけをお湯から出して・・・。
幸せそうに目を瞑りました。
開放感を味わうように、自然な微笑みを浮かべてみせます。
ざば。
お湯から出ました。
トートのところに行ってスポーツタオルを手に取ります。
全身を拭きました。
あとは服を着て帰るだけ・・・。
もう期待するようなシーンはないと、彼も見ていてわかるはずです。
パンツとブラを身に着けました。
さりげなく横目で確認してみます。
あの子は、まだすだれの裏にいるようでした。
(帰って)
帰る途中に、ばったり鉢合わせたりしてしまうのは絶対に嫌です。
それに・・・もしかして、またさっきみたいにスクーターでついて来られたら・・・。
そういう心配をしなければならないことも面倒でした。
ジーンズを穿きます。
ごめん。
驚かせちゃうけど・・・。
許して。
ふと、『えっ』という顔をしてみせました。
「・・・誰?」
不安そうな表情で・・・。
「・・・誰かいるんですか?」
すだれのほうを見つめます。
そっちに近づきかけようとして見せると・・・。
だだだっ!
一目散に走り去る人の気配が響きました。
逃げて行く彼の耳にも届くように、「きゃああっ!」と、悲鳴をあげてみせます。
私は木戸のところに行きました。
隙間から男湯スペースを覗きます。
護岸の部分から這い上がってきた美大くん・・・。
慌てて階段道に走っていきました。
こっちのほうを気にするように何度も振り返っています。
焦っている様子なのが、ひと目でわかりました。
一気に駆け上がって逃げていく姿が見えます。
チュニックを着ました。
(ごめんね、美大くん)
そのまましばらく時間が経つのを待ちます。
もう一度身なりを整えました。
荷物を持ちます。
木戸を開けて女湯スペースから出ました。
本当に誰もいなくなった野天風呂を後にします。
(良かった。あの子と巡り合えて)
最高の興奮を味わうことができました。
最後はびっくりさせてしまったけど・・・。
きっとあの子も喜んでくれたはずです。
森の歩道を抜けて、駐車場に戻ってきました。
美大くんのスクーターはありません。
車に乗りこんで、エンジンをかけます。
今度こそ本当に・・・。
(さよなら、美大くん。今日のこと、忘れないでね)
もう二度と会うこともない男の子に想いを寄せながら、私はゆっくりと車をスタートさせました。