そして次の日。
今日は日曜日ということもあり、先生や看護婦さんの来診も朝に来たっきりで、それ以降はまったく顔を出さなくなった。
そもそも病状が急変するような2人ではないので、看護婦もそれほど気にはしていないだろう。
それに日曜日は看護婦さんの数も少ない。
昼間だというのに病院内は静かだった。
いつもなら廊下をパタパタを走っていく看護婦の慌ただしさがまったく感じられなかった。
PCMAX

隣の真衣は、相変わらずベッド脇に積まれたマンガを読んでいた。
入院時に持ち込んだものだろう。
昨日でほとんどの検査が終わって、後は今日だけ安静に過ごし、明日の朝には退院する予定だった。

僕は、隣でのんきに過ごす真衣を見て、ある企てを考えていた。
昨日撮った彼女のフルヌード画像と、夜に聞いた彼女の声・・・。
これをネタに、もう一度、彼女の恥態をここで再現できないかと。

昨夜の様子を見ると、彼女にそれなりの性的な興味はあることだろう。
この企てに、初めは抵抗は示すだろうが、意外と満更でもないはずだという読みがあった。
幸い病室の扉は閉まっている。
ナースセンターからは一番遠い病室なので、ちょっとやそっとの物音を立てても平気だった。
しかも昼下がりなので、きっと夕食の準備まで看護婦さんは来ないだろう。
僕は意を決して彼女に声を掛けてみた。

「ねえ、真衣ちゃん」

「はい?」

ゴロゴロとマンガを読んでいた彼女がこちらを向いた。
すでに入院したときから、学校のことや、友達のことなどの話題で盛り上がっていたので、僕に対する警戒心は解けているはずだった。
何よりも身動きが取れないというのが、絶対的な安心材料なのだが・・・。

「昨日の夜とかって何やっていたのかな?」

ストレートに彼女を突いてみた。
にこやかに振り向いた彼女の顔が一瞬だけ凍りついた。

「え、え?・・・何が、ですか?」

返答がぎこちなく、明らかに戸惑っている様子だった。
寝転がっていた彼女だが、ベッドの上で起き出して座り直した。
表情も焦っている。

「聞いちゃった」

それだけ言った。
『知っているぞ』と意地悪な表情を残しながら。
彼女はジッと不安そうな表情のまま答えなかった。
なので、さらに追いつめてみた。

「オナニーしてたでしょ?」

一瞬だけ彼女の体がピクッと動いた。
同時に目も泳いだ。

「あ、いや・・・あれは・・・」

何か言って誤魔化そうとする彼女が子供っぽくって可愛いかった。
イタズラをして大人が咎めたとき、それをどうにか誤魔化そうとするような子供らしい反応だった。
だが僕は反論を与える隙を与えず、あのデジカメを彼女に突きつけた。

「あ、そ、それ!」

真衣は慌てた。
デジカメの確認用の液晶ファインダーには、検査着に着替え中の彼女のヌードが収められていた。
ツンと若々しく勃ったピンク色の乳首まではっきりと写っているやつだ。

「ひどい!」

「これだけじゃないよ。昨夜のもね、こっそりと撮っておいたよ」

これはウソだった。
さすがにデジカメでも、フラッシュなし、しかもカーテン越しに、彼女の恥態を撮影することなんて不可能だった。
なにせ僕は身動きが取れないのだ。

「パソコンに転送してインターネットで公開しちゃおうかなあ」

「い、いやよ!やめて!そんなことしたら看護婦さんを呼ぶわよ!」

「いいよ、呼んでも」

ピシャリと言った。
ここで自信のない態度を見せると、弱みにつけ込まれる。
ここからが大人としての高度な駆け引きだ。
子供にはちょいとついて来られないだろう。

「呼びたければ呼べばいいさ。看護婦さんが来る前にインターネットへ送信するから」

真衣はベッドの上でジッと黙り込むと、俯いたまま動かなくなった。
でも、両肩がわずかに震えていた。
僕の揺るぎない態度が効果てきめんだったようだ。

「どうしたいんですか?」

彼女はずいぶんと物分かりが良かった。
こうなると話が早い。
もちろん僕の望みは一つ。

「ここで昨晩やってたオナニーを見せてよ」

真衣は驚いた顔をしたかと思うと、また俯いて黙り込んでしまった。
予想はしていたのだろうが、「オナニーを見せろ」という直接的な要求がくるとは思わなかったのだろう。

「もちろん、着ているものも全部脱いでやるんだからね」

パジャマの上からなどという、中途半端なことを望んではいない。
しばらく沈黙が続いた。
真衣は黙りこくって俯いたまま必死に考えているようだった。
僕的にはすべての手は打った。
あとは彼女の快い返事を待つだけだったが、ちゃんと“安心感”を与えることも忘れなかった。

「もしちゃんと見せてくれたら、今ここにあるデジカメの画像すべてを消去するよ。もちろんインターネットへなんか送らない」

真衣は顔を上げた。
頬は上気し、白い肌色がほんのりと紅く染まっていた。
緊張からか、恐怖からか、それとも興奮からか分からなかったが、彼女の表情が妙に色っぽく見えた。
僕の興奮も一気に刺激された。

「本当?本当に消してくれる?」

「約束する」

これも大人の演技の見せ所だった。
彼女に信頼感を与えるため、目に力を入れて返答した。
もちろん僕も彼女が本当にオナニーをしてくれたら約束は守るつもりだった。
まさか真衣が、僕の目の前でフルヌードになるばかりか、オナニーまで披露してくれるわけがないとは思っていたが・・・。

「わかった・・・」

急に弱々しい感じから、決意めいた表情に変わった。
もう少しごねると思っていただけに、彼女の急変した態度に戸惑ったのは僕の方だった。

真衣はベッドの上でぺたんと座り込みながら着ているパジャマのボタンを外し始めた。
決意した少女の行動は早かった。
いきなりの展開に、いつか手が止まるかもしれないと思いながらも僕は彼女に動きに釘付けとなった。
次第にパジャマの下から白い肌着のようなものが見え始めた。
中段までパジャマのボタンを外したとき、ふと真衣は顔を上げて僕の方を見た。
潤んだ目で、少しだけ表情が陰った。
外す手の動きも止まった。
ちゃんと私を観察しているんだ・・・ということに気がついたのかもしれなかった。
急に彼女の手が震えだした。
さすがに決意めいたことを言ったとしても、いざ成人男性の前で素っ裸になることには抵抗もあっただろう。

「どうしたの?もう終わりかい?」

意地悪そうに僕はけしかけた。
真衣は何かを振り払うかのように激しく首を横に振った。
さらに下段へ向かってボタンを外し始めた。
全部のボタンを外した真衣は、サッとパジャマを脱ぎ去った。

パジャマの下には薄いシャツを着ていた。
その下にはブラなどをしている様子はなく、薄っすらと膨らみを伝え、その先端には、ツンと勃った突起が見えた。
僕の視線を感じたのだろう。
彼女は恥ずかしげに両手で胸元を押さえ込んだ。
さすがに、こうしていたいけな女の子に対して強制的な脱衣を命じている構図は、犯罪めいた感じもした。
潤んだ目、震えた唇で真衣は僕の方を見た。

「これで許してあげよう」などという僕の甘い言葉でも待っていたのだろうか。
じっとそのままの姿勢で動かなかった。
しかし僕は冷たく言った。

「シャツは?」

真衣はピクッと体を震わせると、軽く頷いた。
彼女はシャツをぎこちない様子でズボンから出すと、両手を交差し、一気に首から抜き取った。
シャツが上半身から抜ける瞬間、白い彼女のバストは持ち上げられ、ぷるんと弾かれたように下に垂れ下がった。
その弾力には若い張りがあった。
ちらりと小さなピンク色の蕾も見えた。

だが彼女はすぐに両手でバストを隠した。
警戒心を強め、ギュッと胸元を押さえ込むことで、真衣のバストは思っているよりもボリュームがあるように見えた。
デジカメで撮られた画像で見る彼女のバストよりは、だいぶふくよかなイメージだった。
ただ、さすがは発育途上だけあって、けっして谷間が形成されるほどのボリュームはなかった。

往生際が悪いなとも思ったが、少女らしい恥じらいがたまらなかった。
脱がなくちゃとは思ってはいても、羞恥がそれを許さないのだろう。
一度はデジカメに収められたとはいえ、この場で実際に自分の発育途上のバストを晒すことには相当の抵抗があるはずだ。
それだからこそ、彼女の羞恥の表情にまみれながら、衣服を脱いでいくのは興奮するものがあった。
すでに僕の下腹部はパジャマ越しにも分かるくらいに膨張していた。

「ちゃんとオッパイを見せてよ」

耐えきれずに言った。
ぜひとも目の前で彼女の乳首をしっかり観察してみたかった。
画像で見る限りは、乳首が彼女の幼さを強調していたが、実際はどうなのだろう?
真衣は俯いたまま動かなかった。
何か考えている様子だった。

「あの・・・チラッとだけじゃダメですか?」

突然の心変わりだった。

「どうして?」

「やっぱり恥ずかしいかも・・・」

「急にそんなことじゃ困るなあ・・・なんで恥ずかしいの?」

僕はやや彼女を責めるような口調で言った。
真衣は何かを答えようとして口ごもった。
それでも意を決して、訴えるような目で僕に言った。

「私のは・・・友達と比べるとあまり大きくないし・・・それに」

「それに?何?」

「いや、あの・・・」

「それって何?ちゃんと言ってくれないと!」

僕は語気を少しだけ荒げた。
彼女はその声色に驚いたようだ。

「乳首の形が・・・」

その言葉の語尾につれて小さい声になって聞き取れなかった。
そのまま真衣は頬を真っ赤に染めながら俯いて黙り込んでしまった。
僕はなんだか微笑ましい気持ちになった。
バストを晒す瞬間に躊躇した理由は乳首の形とは・・・?

確かにデジカメで捉えた彼女の乳首は、きちんと膨らみと分かれて勃起することなく、境目のない、幼さの残る乳首だった。
それが他の同級生のに比べてまだ発育途上に見え、恥ずかしいと感じたのだろう。
だが、ここで止めるわけにはいかない。
それならば、どのような乳首をしているのか、じっくりと観察してやろう。

「そんなんじゃ、やめる理由にはならないなあ」

真衣は怯えるように体を一瞬だけ震わせた。

「悪いけどその乳首は見せてもらうよ。隠さないで、両手は後ろに!」

興奮と緊張で、彼女は肩で息をするように荒い呼吸をしていた。
検査の次の日に、このような仕打ちをして良いものかと思ったが、今さら引き返せない。
行くところまで行ってもらう。

真衣はようやくバストを晒すつもりになったようで、胸の前でクロスさせていた腕を外し始めた。
顔が俯いたままで見えなかったので、「顔を上げて、こっちを見る!」と命令した。
ついに彼女は両手をダランと下げた。
やや体を屈むようにしていたので、さらに僕は、「両手は後ろに着いて、胸を張って」と指示した。

彼女はツンとバストを突き出すようにベッドの上で静止した。
先程は見せることに難色を示した恥ずかしい乳首も、すっかり露わになった。
確かに彼女の言う通り、つるっと白い膨らみから繋がるピンク色の乳首は幼い感じがするかもしれなかった。
膨らみもまだ大人の女性としては物足りないかもしれなかった。
両手を後ろにつくことで、腋の下からバストにかけての輪郭がようやくハッキリとするくらいの肉付きだった。
デジカメで撮られた彼女のバストとは、やはり大きさが違っていた。
おそらく僕の手のひらで簡単に彼女のバストをすべて包み込めるくらいのサイズだろう。

真衣はギュッと唇を噛みながら頬を真っ赤に染め、顔を逸らした。
「乳首を見せたくない」とまで言って抵抗したバストを、こうして屈辱的な格好で晒させたのだ。
しかも同級生の女の子同士が着替え中に見せてしまうのとはわけが違う。
大人の男性に、じっくりと、その幼い膨らみかけたオッパイを見られているのだ。

「可愛いよ」

僕は素直な感想を漏らした。
だが彼女は顔を逸らしたまま答えなかった。
唇をまたキュッと動かしただけだった。

「でもまだ膨らみかけだね。これから大きくなるのかな?」

さすがにこの言葉に、真衣はプライドを傷つけられたらしかった。
依然として顔を背けたままの彼女だったが、振り絞るような弱々しい声で言い返した。

「ひどい・・・そんなこと言わないで・・・」

普通なら怒って返す言葉なのだろうが、今の彼女には弱々しく抵抗の言葉を示すだけで精一杯だったろう。
恥ずかしいオッパイを晒しながら激しく抵抗できるわけもなく、ようやく出た言葉もなぜか虚しく聞こえた。

「でも大丈夫かな?まだ下も脱いでないんだよ」

真衣はその言葉に潤んだ目を僕に向けてきた。

「下も脱ぐんだよ。忘れないでね」

僕はもう一度念を押した。
今更とでも言いたいくらいに、彼女は激しく動揺した。
潤んだ目がぐるりと動いた。
今にも耐えきれずに泣き出しそうな勢いだった。

すでに僕は、少女のバストと、乳首を拝むことができて大満足だった。
なので、ここで彼女が弱音を吐いて「もうやめる」と言い出しても、まあ許すつもりでいた。
これ以上の強制は、やはり犯罪めいた匂いがしたからだ。

だが、彼女の反応は予想外のものだった。
無言だったが、静かに力強くコクリと頷いた。
下も脱ぐ・・・ということか。
今度は僕の方が混乱する番だった。
中学に上がったばかりの彼女が晒す下腹部とは、一体どのようなものだろうか。
さすがの僕も、大人の女性のアレは見たことはあっても、成長途中の女の子の秘部は見たことがなかった。

胸の成長具合を見ると、とうてい彼女の下腹部に黒い茂みがあるとは考えにくかった。
つるりとしたその割れ目を、彼女に晒させることなど、本当にしてもいいんだろうか。
僕の良心が、そろそろ痛みだしたとき、突然彼女はベッドの上ですっくと膝立ちになった。
目は涙で潤んでいたが、どこか表情は決意めいていた。

そして、僕が制止しようとした瞬間、彼女はパジャマズボンに手をかけた。

<続く>