高2になった時のクラス替えで、同じ路線で帰る友達がクラスにできたくらいで、女の子とはまるで縁のない高校生活だった。
しかし高3の春に人生の転機が訪れる。
なんと朝の電車で終点に着いたら、女子高生5人グループに声を掛けられた!
<スペック>
女A:声を掛けてきた本人(チビブス)。
女B:ロリ系で可愛い(後にわかったが女Aの妹)。
女3~5:みんなブス、なのであまり記憶に残っていない。
女A「あのー、ちょっといいですか?」
俺「ふぇ?」
女A「前から同じ車両に乗ってたんですけど知ってます?」
俺は地元が遠いので始発駅から乗ると終点まで爆睡で、一緒に登校してた友達も周りに座ってすぐ寝てた。
終点に近くなると結構人が乗っていたので、その女子高生達には気づいてなかった。
初めてこんな状況になった挙句、女子高生5人に囲まれ、しかも寝起きだったので、「え・・・いや・・・どうだろ?」と曖昧な返事をした。
女A「えっと・・・メアドとか交換してもらえません?」
あら、ずいぶんと直球なブスですこと。
嫌だとも言えず(女Bもいたし)、素直に交換に応じた。
その日は一緒に登校してる友達に冷やかされた。
こんなこと今までないし、かなり俺は有頂天になっていた。
Aとは他愛もないメールのやり取りするだけで、Bをどうにか引き出す方法を考えていた。
が、童貞にそんなアイデアはなかった。
その日を境に俺にモテ期が到来。
電車で2度目3度目と声を掛けられ、写真を撮られたり、学祭で逆ナンされたり、海で逆ナンされたりと絶好調で、数人の女の子とメアドを交換した。
結構色んな人とメールを楽しんでたが、ある日、異変に気づく。
『~~の紹介でメールしました!友達になって下さい』とか『適当にメールしてます!良かったら友達・・・』などと数々の女の子からメールが来るようになった。
(メアドを番号のままにしてるからかな?)
そう思ったけど、まぁ面白いからいいや的なノリで、色んな女の子と色んなメールをした。
中でも『エリナ』という同い年の女の子とはよくメールをした。
きっかけは『~~の紹介で~』的な感じだったが、結構ズケズケと色々聞いてくるので答えに困ったりもした。
エリナ『メールしてて思ったんだけど、俺君ってモテるでしょ?』
俺『いや、そんなことないってw付き合ったこともないしw』
エリナ『え?嘘だぁー。なんか女の扱いに慣れてるって感じがするんだけど』
俺『いやいやwまじだってw慣れてるって、どの辺が?』
エリナ『メールの内容というか・・・じゃあ、もしかして童貞?w』
俺『!!!』
ぐぬぬ。
返信に困る。
でもまぁ仲良くメールしてる仲だし、正直に答えるか。
ここから神展開が待っていた。
俺『そうなるかな・・・ハハ』
エリナ『エッチに興味あるの?』
俺『!!!そりゃ男は誰だってあるでしょw』
エリナ『ふーん。“エレーナ”ってラブホ知ってる?』
俺『いや、知らない。童貞なのに知っててもさww』
エリナ『私、名前が一緒みたいなもんだから、そこに行ったことあるんだー』
(名前似てるとか知らんわー)って思いながら、そんな事をぶっちゃけられて、ちょっとげんなりしてた。
俺『そ・・・そうなんだ。どんな感じなの?』
エリナ『いかにもラブホって感じだよw今度一緒に行ってみる?w』
俺『!!!』
サラっと言いやがった。
こんな展開、思ってもみなかったが、(こんなチャンスはない!)と思い、特攻してみた。
俺『うん!行ってみたい!エリナとは会ったことないけどw』
エリナ『それもそうだね!w俺君とは合いそうだから楽しみ!』
(なんだこの流れは・・・)
こんなタイミングで、ついに童貞を捨てる時が来た。
しかし、こんな約束をしたものの、モンスターだったらどうしよう・・・。
かなり不安を抱えてはいたが、セックスはしてみたい!
最悪でも女だったらいいだろ!
ヤバけりゃ走って逃げよう!
そう考えて会う約束をした。
昼くらいから遊んで、飯食ってラブホに行くのかなー、なんて想像を膨らましていたら、エリナが指定してきた時間は朝の8時だった。
俺「早くない?wもしかして夜の8時?w」
エリナ「違うよー。朝だよw朝からだとフリータイムで安いから!」
そんなのがあるのかと思いながら、言われるがままに朝8時に指定場所に集合。
どんなモンスターが来るのかと思ったら、結構普通(中の中くらい)の女の子、エリナがいた。
<スペック>
エリナ:160cmくらい、ややぽっちゃり、Cカップ。
安めぐみのやや劣化版って感じの子。
エリナ「もしかして俺君?かっこいー!」
俺「こ・・・こんにちは!初めましてw」
1日に30通以上メールしてたから、すぐに打ち解けた。
エリナ「こんなかっこいーのに童貞なんてwww」
俺「うっせw男子高だから出会いがないんだよwww」
エリナ「早速行く?wコンビニで買い出ししよ!」
俺「マジw心の準備がw」
エリナは手馴れた感じでゴムとか飲み物を買ってた。
心臓バクバクしながらラブホ街を歩くと、『エレーナ』があった。
初めて見る光景にエリナが手を引いてくれて、部屋のボタンを押すと廊下にチカチカ光るライトで誘導され、部屋に入った。
エリナ「ね?見事にラブホでしょ?w」
俺「ほんとだ!w風呂場の更衣室が部屋から丸見えじゃん!w」
などと朝っぱらから会話していたら、いきなりエリナが俺の腕を引っ張った。
エリナ「チューして」
理性が飛んだ俺はエリナをベッドに押し倒し、キスをした。
舌を入れてみたり、唇を吸ってみたり・・・。
どうすればいいのか分からないままエリナの胸を揉んで上着を脱がせた。
ブラホックの構造が分からず外せなかったが、エリナは優しく外すのを手伝ってくれた。
ギンギンに勃起してたのがエリナの足に当たっていたんだろう。
エリナ「なんか当たってるw」
俺「うん・・・我慢出来ない」
エリナ「脱がせてあげるね」
そう言ってエリナは上着、ズボンと脱がしてくれて、自分のスカートも外した。
なんて言ったらいいか・・・女の子ってスゴい柔らかい!
抱き締めるだけで愛おしいというか。
パンツは自分で脱ぎ、ゴムを付けてもらった。
童貞ながら正常位をやってみた。
(なんか足が邪魔だし、どうやれば入るんだろ?)
どういう体勢が正しいのかわからず、ゴソゴソやってたらエリナに上に乗られた。
エリナは「入れるね」と言い放ち、破裂しそうなチンコを掴み、自分のマンコに入れた。
わからないけど、たぶんエリナも興奮して濡れてたんだと思う。
ズリュッて入った。
温かくて、包まれてる。
そんな感覚だった。
エリナが上で動いていたが、あまり気持ちいいものじゃなかった。
でも自分が突き上げるのはオナニーより気持ちよくて、自分の上で喘いでるエリナが最高だった。
2~3分で果ててしまったが、息子はまだまだマックスポジションだ。
エリナ「まだできる?」
俺「大丈夫そうw入れるね」
エリナ「私、鉄マンだから何回もしようよ」
こんなやり取りで8時間、まじで猿のようにやりまくった。
そして夕方、フラフラになりながら飯を食って長い1日は終わった。
どうやらエリナはすごく俺を気に入ってくれたみたいで、月2回ペースくらいで同じようなラブホデートをやった。
色んなラブホを巡ってやりまくった。
3ヶ月ほど経ったある日。
いつものようにラブホデートをやってた時、疑問に思ってたことを何気なく聞いてみた。
俺「エリナってさー、誰かの紹介でメールを入れてきたじゃん。知らない人にメールして会うのって怖くなかったの?それも、いきなりラブホだし」
エリナ「怖くなかったなー。俺君のこと知ってたし」
俺は(えっ?)ってなった。
エリナはまずいと思ったのか、なんか言い訳してたけど、『俺を知ってた』ってフレーズが気になって突っ込んだ。
俺「どういうこと?なんで俺のこと知ってたの?」
エリナは少しの沈黙のあと、話してくれた。
まず俺が、ある人物から徹底的に調べ上げられていること。
携帯やメアドはもちろんのこと、住所、家族構成、身体的な特徴、癖、交友関係など、ありとあらゆる情報をその人物は収集してると。
その情報の収集のやり方は様々で主にメールでやっているとのこと。
意味が分からないし、第一そんな特定の人に個人情報なんか教えてないはずだ。
するとエリナは涙目になって続けて話してくれた。
その人物は以前声を掛けてきた女Aで、エリナと同じクラスだそうだ。
女Aはクラスの中心人物で友達も多く、周りの人間を使い、偽名や高校名を偽ってメル友や逆ナンを装わせて、俺の情報を少しずつ入手していったそうだ。
すっかり女Aのことなど忘れかけていたが、確かに声を掛けられた日あたりからメールや逆ナンが多かった気がする。
海で声を掛けられたときなんかは、あるメル友に、『明日、どこどこの海に行く』なんてメール情報が女Aに渡り、別の人間を使って俺を逆ナンさせて情報を収集していったそうだ。
同じクラスだったので、女Aを中心とするグループの話は耳に入ってたらしい。
写真を撮ったりしたのも指示が出しやすくするためで、俺のモテ期は女Aに作られた幻だった。
モテ期と勘違いしてた俺は有頂天だったので、色んな女の子に色んな情報を出していたのだろう。
寒気がした。
こんな奴が本当にいるのかとマジで疑った。
エリナも女Aに従って情報を渡していたのか?
自分の体を使ってまで俺のことを調べ上げているのか?
女Aもそうだが、エリナも狂ってると思った。
<続く>