金曜日の夜の私はご機嫌でした。
ほろ酔いで自宅への帰宅途中、歩道橋の前に立っていました。
信号機のある横断歩道を渡れば、わざわざ階段を上る必要はなく、その歩道橋は何のためにそこにあるのか理由はわかりませんでした。
PCMAX

深夜だというのにまだ車の通りは多く、帰宅途中の人はまばらにいました。
私は10分ほど、知人にメールを送りながら観察していましたが、誰も歩道橋を使う人はいませんでした。
私は歩道橋の階段の前にいました。

(誰も来ないはず)

私はそう思い、服を着たまま歩道橋の階段を一段、一段と上り始めました。
歩道橋の上から下を見下ろすと遮る物はありませんから、下を通る車と歩行者が目に入ります。
車を運転する方なら理解して頂けると思いますが、歩道橋の上にいる人まで気にして運転している人は少ないと思います。
助手席にいれば視界に入ることもありますが、それほど注意はしていないと思います。
しかしその歩道橋のすぐ傍にはマンションがあります。
そのマンションからは身を隠すことが出来ないのです。
酔いのせいもあったのでしょうか。

(ここなら、今、脱いでも・・・スカートくらいなら平気かも)

チェスターのボタンを外しました。
スカートのホックを外し、スカートは地面に落としました。
脱いだスカートはバッグに詰めてしまいました。
ここで酔いも手伝って、パンスト、パンティーと続けて脱いで、バッグに無造作に詰め込みました。
もう誰か来てもすぐには取り出せないし、穿くこともできない。
もしも誰か人が来たら、コートの裾を引っ張って隠すしかない・・・。
引っ張って隠せば、ショーパンか短いスカートを下に穿いてるって思ってくれるはず。
そう自分に言い聞かせました。

左右を見て誰もいないことを確認し、私はコートを脱ぎ、それを手に持ちました。
下半身裸になった私の足元を通る風が冷たく足に絡まり、お尻を撫でていきます。
それなのに私は歩道橋の上で両足を肩幅ほどに開き、下を通る車両を眺めていました。

『ここでしちゃう?』

いやらしい私が問いかけます。
そっと指をあそこに這わせると、すでに濡れ始めたあそこは指をすんなりと飲み込んでしまいます。

『そんなエッチな命令を聞いちゃだめよ!』
『いいじゃん、オナニーしちゃいなよ、公開オナニーだよ』

(これはオナニーじゃない、いつも頑張ってる私へのご褒美・・・)

歩道橋の下の歩道を通る人や道路を走る車のライトを眺めながら、指は敏感になったクリトリスを摘み続けていました。
恐らくクリちゃんは外皮から捲れ、充血して大きくなっていたでしょう。
指で軽く弾くだけなのに両足から力が抜け膝から崩れ落ちそうになりながら、私はオナニーを続けてしまいました。
1分も経たないうちに軽い絶頂を迎えていました。
でも、立ったままのオナニーでは満足できるほどの絶頂を得ることはできません。

(まだ足らない・・・このまま歩道橋を下りたら・・・?)

酔いのせいなのか興奮のせいなのか、この時のことははっきりとは覚えていません。
私は脱いだ服を入れたバッグと脱いだコートをその場に置いて、反対側の階段へ向かいました。

(怖い、怖すぎる)

もし誰かが階段を上ってくるか、反対側から人が来てしまえば、半裸の私は簡単に見つかり、曝け出した下半身を見られてしまうのです。
信号が何回変わったでしょうか。
歩道を歩く人がいなくなる瞬間を見計らって階段を下りようと思いました。
足音を立てないように静かにそっと歩けば誰にも気づかれないはずと思い、階段を下り始めると、ヒールが階段にカンカンと響いて歩道橋の床を鳴らしました。
階段を半分ほど下りました。

(あと半分・・・)

あと半分でこの危険な行為は終わるはずなのに、いやらしいもう1人の私がもっと危険な行為を要求するのです。

『上で満足してないでしょ?』
『これ以上は駄目!』
『下に着いたら、ちょっとだけしちゃう?』

幸運にも下には誰もいません。
最初は下までおりて、ただ戻るだけでした。
震える指先でクリちゃんをそっと撫でただけでしたが、一瞬でイキそうになりそうでした。
あともう少しでこの痴態が終わるのです。
これ以上変なことを考えちゃダメだと自分に言い聞かせ続けました。

歩道橋下での公開露出オナニー。

(もうこんな危ないことはやめよう)と思ったときでした。

歩道の遥か先からサラリーマン風の男性が歩いて来ていました。
酔っている様子など全くなく、平然とこちらに近づいているのです。
私はこの瞬間、現実に引き戻され、迷うことなく階段を駆け上がり、コートとバッグを手に取って反対側の階段へと逃げました。
何も身に纏っていない、下から見上げたならお尻を曝け出した女が歩道橋の階段を上っていくのです。

私はコートを羽織ると階段を下り、反対側からこの男性を眺めました。
私は怖さで震えていました。
震えながら股間からはチョロチョロとおしっこが足を伝って地面に流れ、買ったばかりのヒールを汚していました。