私「今、仕事大丈夫?」
稼頭央「うん」
私「じゃあ、舌出してみて」
稼頭央「え?」
私「早く」
ちなみに稼頭央の机とは向かいだから、すぐに触れられる距離じゃない。
言われるがまま舌を出す稼頭央。
私「もっと出して」
稼頭央「ふぁい」
私「私のあそこを舐めてるとこ想像して舌を動かしてみて」
馬鹿みたいに舌をくねくねさせる稼頭央。
私「それじゃあ感じないよ」
ひたすら小刻みに舌を動かす稼頭央。
私「ただ速ければいいってもんじゃないでしょ。もっとゆっくり丁寧に」
しばらく稼頭央を見つめる。
稼頭央はアヘ顔で、宙を舐め続けてる。
私「まさか、勃起したりしてないよね?」
突然、びくんとなる稼頭央。
私「立ってみて」
明らかにもっこりしてる稼頭央。
私「すぐ勃起するんだね、変態は」
私は自分のパンツに指を入れて、ちょこっと濡れた指先を稼頭央に向けて差しだした。
稼頭央はなんの躊躇いもなく指にしゃぶりついた。
稼頭央「美味しいです美味しいです美味しいです・・・」
私「変態」
稼頭央「変態です」
電話が鳴ったから稼頭央の指しゃぶりは終了。
その後も稼頭央は悶々としていたが無視。
帰りも稼頭央の誘いを待つことなくフツメン君と普通に帰宅。
その夜、ものすごい量のメールが送られてきた。
内容は全て『自慰を許可して欲しい』。
それを少しずつ変えたもの。
この時点で働き始めて3週間ちょい。
残り約1ヶ月。
連絡先はもちろんだが、住所バレもしてる。
稼頭央が家まで押し掛けてこないかどうかが心配だった。
4週間目の最初の頃。
私が飲んだお茶のペットボトルを稼頭央が回収してることに気付いた。
ふぅーで感じてる時点で、ペトニーとかするんじゃないかって思ってたから。
机の下にあるゴミ箱に捨てて、帰りに見てみると、他のゴミはあるのにペットボトルだけがない。
犯人はあいつとしか思えない。
私「今日はしてもいいよ」
稼頭央「本当に?」
私「うん、でも私のペットボトルは使わないでね」
稼頭央「えっ」
私「ペットボトルの口に、チンコ擦ったりしてるでしょ。まさか入れてないよね?入るの?」
稼頭央は完全に沈黙してた
私「どうして勝手にそういうことするの?」
稼頭央「・・・」
私「もう私の指示や視線は必要ないってことでしょ」
稼頭央「違う」
私「だってそうじゃない。なんでも正直に言ってって言ったのに」
稼頭央「ごめんなさい」
私「謝ったら許してもらえるの?」
稼頭央「・・・」
私「どうすればいいと思う?」
稼頭央「・・・」
私「わからないなら、終わりだね」
稼頭央「ごめんなさい」
私「怒ってないからね」
稼頭央「えっ」
私「怒ってないよ、ただ、あなたから終わりにしたってだけでしょ」
稼頭央「許して下さい」
私「私が許可しなかった間、どうしていたの?」
稼頭央「私さんのペットボトルの、私さんが握ってるあたりを手でなぞって、その手でチンコをしごいてました」
そっちかよwwwwwww
私「口とか使ってないの?」
稼頭央「舐めたくてしかたなかったけど、私さんに怒られると思って」
私「せめて聞いてみたら?」
稼頭央「だって返事をくれないから」
私「『自慰がしたい』とか『チンコが収まらない』とか、そんな内容ばっかりだったじゃないの」
稼頭央「だって」
私「そのとき、本当にしたいことをちゃんと言わないとわからないでしょ」
稼頭央「ごめんなさい」
私「だから私は怒ってないし、謝らなくてもいいの」
稼頭央「嫌です」
私「嫌だとかごめんなさい以外に何も言えないの?」
ちなみにこの会話の間、私は軽く微笑みながら喋ってる。
稼頭央「今日、駅まで一緒に帰って下さい」
私「フツメン君と帰るよ」
稼頭央「お願いします」
私「フツメン君のチンコ、どんなかな?」
稼頭央「お願いします」
私「あなたが舐めた味、フツメン君も舐めてくれるかな?」
稼頭央「嫌だ」
ちなみに私はフツメン君に女として見られてないwww
あくまでも稼頭央との駆け引きね。
私「ちょっと立って」
稼頭央「やめてください」
私「どうして?」
笑いながら言ったら、稼頭央はしぶしぶ立った。
私「なんで勃起してるの?」
稼頭央「舐めたときのことを思い出して」
私「本当はフツメン君としてるところが見たいんじゃないの?」
稼頭央「私さんが離れて行ったら嫌です」
私「でもまだ勃起してるよ?」
稼頭央「・・・」
このへんで稼頭央が可哀想になった。
私「あなたと帰ったら、何をしてくれる?」
稼頭央「何をしたらいいですか?」
私「それを聞く?」
稼頭央はしばらく黙ってた。
私「まあいいよ、じゃあ帰ろう」
帰り、駐車場で稼頭央は少し泣きそうで、本当に困った顔をしてた。
私「そこに座ったまま、じっとしてて」
私は稼頭央の後部座席に座って、しばらく黙ってた
私「ねえ、ペットボトルでしごいてたとき、イッた?」
稼頭央「いいえ、それは許されていないと思って」
私「じゃあイキそうになったら止めてたの?」
稼頭央「はい」
私「そう」
私は後ろの席から、稼頭央の背もたれに寄りかかるようにして話した。
私「触っちゃだめだよ」
稼頭央「はい」
私「目を閉じて」
稼頭央「はい」
私「私は今、どこにいる?」
稼頭央「僕のすぐ後ろです」
私「そう。首に息がかかっちゃうね」
稼頭央「はい」
私「私の声、ちゃんと聞こえてる?」
稼頭央「はい、聞こえてます」
私「私を感じる?」
稼頭央「はい、僕のすぐ近くで、僕に話し掛けてくれています」
私「それだけ?」
稼頭央「呼吸とか、息の温かさとか」
私「うん」
稼頭央「あと匂いとか、全部」
私は稼頭央の口に、自分の指を滑らせた。
私「欲しかったんでしょ」
稼頭央は必死に指を吸っている。
私「欲しいときは、欲しいものを、ちゃんと欲しいって言いなさい」
稼頭央「はい」
私「この指で触って欲しかったんでしょ」
稼頭央は指舐めに夢中だ。
私「ちゃんと言ってごらん」
稼頭央「私さん」
私「ん?」
稼頭央「欲しいです」
私「目を閉じたまま、指を舐めながらチンコ触ってごらん」
稼頭央は指舐めたり吸ったりしながらチンコをしごいてた。
私「この指で、しごいてると思って」
稼頭央が一気にスピードアップした。
私「喋らなくていいから、私の言葉だけ聞いていてね」
稼頭央、頷く。
私「ほら、こんなにいやらしく触ってるんだよ。気持ちいいね」
私はもう片方の手で、稼頭央の首すじに触れた。
私「気持ちいいね、もうベトベトだね」
稼頭央「イッてもいいですか?」
私「もうおしまい・・・」
言い終える前に稼頭央は出した。
パンツとかズボンとかに、べったりくっつくくらい。
稼頭央は数秒余韻に浸ったあと、超謝ってきた。
稼頭央「許可をもらう前にごめんなさい」
私「いいよ、次から気をつけて」
謝ってばかりの稼頭央が可哀想だったから、助手席にまわって精子を拭いてあげた。
稼頭央はずっと私の顔を見ていた。
契約期限は残り2週間を切っていた。
継続できる人を募集してたけど、私はもともと次の仕事が決まってたから、もちろん断った。
このとき少しだけ、稼頭央が好きになってたかもしれない。
でも稼頭央は、私の本当の部分を見てないなって思ってた。
それから、オナニーの許可を私は緩めた。
稼頭央は満足そうで、こんなに出たとか、こんなに私さんのこと考えてたとか言ってくれた。
でもそれは、Sの私だけを見てるんだなって思った。
私も最初からそれを楽しんでいたんだから仕方ないけど。
残り1週間。
私は“オナニーの許可”をやめた。
何を想像してもいい、好きなときに好きなようにしていい、と言った。
稼頭央「でも」
私「いいじゃん、好きな時にできるんだから、ね」
稼頭央「僕が嫌いになりましたか?面倒だからですか?」
私「違うよ」
稼頭央「じゃあどうして」
私「我慢ばかりじゃ可哀想だから、好きにしていいよ」
稼頭央「でも僕は私さんが好きなんです」
私「うん」
稼頭央「だからこれからも僕のことを叱ったり、命令を出したりしてください」
私「もういいの」
最後の日。
私から一緒に帰ろうと誘った。
私は助手席、稼頭央は運転席。
私「目を閉じて」
稼頭央は口を開けて目を閉じた。
私「口も閉じて」
稼頭央「はい」
私「好きなようにしていいからね」
稼頭央「はい」
私は稼頭央の頬を両手で掴んで、お互いの息がかかるところまで顔を近づけた。
しばらくそうしているうちに稼頭央は勃起した。
稼頭央「私さん、好きです」
私「ありがとう」
私は稼頭央にキスした。
すごく優しくね、軽いやつ、何回も。
稼頭央はチンコをしごきだした。
私は悲しくなって、涙を堪えながら唇を離した。
稼頭央「イッていいですか?いいですか?」
稼頭央は目を閉じたまま繰り返してた。
私は本当に辛くて、目頭押さえながら、「いいよ」って言った。
稼頭央はイッた。
家に帰ってから、メアドと番号を拒否った。
その後、給料は問題なく振り込まれた。