そんな自分にも普通の高校生のように好きな女性がいました。
同じクラスの麻紀(仮名)。
目鼻立ちがはっきりした、ちょっとハーフみたいな女の子でした。
色が白くて、背はそれほど高くはなかったんですが、スタイルは良かったです。
麻紀は美人だったのにあまりモテませんでした。
クラスの男子の好きな女性のタイプが、いわゆるアイドル系のような可愛い女性だったのが原因だったと思います。
あと、少し性格がきつい感じだったからかな。
自分は凄く気になっていたのですが、向こうもこっちと同じく猛勉強の真っ最中。
告白するどころか、たまに教室で話す程度。
なかなか仲良くなれず、もうその時は半分諦めていました。
受験が終わって、もしもチャンスがあったらデートにでも誘おうと、今思うと随分可愛らしいことを考えていました。
そんなある日、勉強に身が入らず試験でも良い点が取れず、少し焦っていた自分は、担任に相談しに行きました。
家に帰っても勉強に集中が出来ないし、どうしたらいいかと。
担任はしばらく考えて、「家に帰ってもできないんなら、放課後に空き部屋で勉強していけばどうだ、何人か残ってるから」と教えてくれました。
俺は翌日からその教室で勉強を始めました。
教室には自分と他に男子が1人と、あまり知らない女子が2人いました。
その教室は本当に静かで、職員室も近かったので勉強に向いていました。
エアコンも効いていて、とても快適だったのを覚えています。
それから何日かして、その教室にもう1人女子が来ました。
麻紀でした。
お互い同じクラスで顔見知りだったので、「あっ」みたいな感じになって、麻紀が自分と一つ席を空けて隣の方に座りました。
そして小声で話しかけてきました。
麻紀「ここで勉強してたんだ」
俺「うん。先生に相談したら、ここを教えてもらって」
麻紀「なるほどー。私も通ってた塾やめちゃって、それでここに」
俺「やめたんだ?僕は最初から通ってないけど」
麻紀「そうだよね。自主勉だけって結構すごいよね」
みたいな感じで世間話みたいに話してたんだけど、周りの目も気になって、すぐお互い勉強を開始した。
集中するためにここに来たのに、麻紀が来たおかげで、それからすっかり集中出来なくなってしまったわけだけど・・・。
その後も何日も同じように勉強していたけど、やはり集中できるはずもなく、ただ横目で麻紀を見て、1人軽く興奮してしまう情けない自分。
そんなある日、いつものように教室に行くと麻紀がすでに来ていて、自分はその近くに座って勉強を開始した。
急に麻紀が勉強道具を持ってこっちに来て、隣に座った。
そして話しかけてきた。
麻紀「ねぇ、この前の試験どうだった?」
俺「あぁ、ちょっと下がった」(麻紀のせいだとは言えない)
麻紀「あ、そうなんだ・・・私はちょっと上がった」
俺「そうか、いいなぁ、俺ももっとがんばらないとねぇ・・・」
麻紀「・・・何かあったの?」
この時、どういう風にして誤魔化そうか焦ってしまって、俺は馬鹿なことを口走った。
俺「いや~1人エッチしすぎて・・・あはは」
麻紀「・・・」
場が一気に凍りついたのが分かった。
俺は麻紀のキャラを何でも冷静に突っ込めるタイプだと勝手に思ってた。
本当の麻紀は普段は冷静だけど、下ネタが駄目なタイプだった・・・。
麻紀が何も言わずに固まってるのを俺は冷や汗を出しながら見てた。
俺「え・・・えっと、ご、ごめん・・・」
麻紀「あ・・・う、うん。私もごめん」
お互いなぜか謝り、そのまま勉強に戻った。
でも麻紀は自分の席に戻らず、そのまま隣同士で勉強を続けた。
たぶん、そこから動いて何か意識してると思われるのが嫌だったんだろう。
で、俺達以外の生徒が1人ひとり帰宅していく中、いつもならそろそろお互い帰宅する時間なのに、どっちも動き出せず、黙って勉強を続けた。
なぜか先に動き出すのが怖くて、かなり緊張してた。
変な雰囲気だった。
結局2人きりになって、7時半を過ぎてもどっちも動かなかった。
そんな状態に俺は耐えられなくなって、意を決して話しかけた。
俺「あのさ!」
麻紀「え、う、うん。何?」
俺「さっきごめん。俺がアホななこと言っちゃってさ、マジでごめん!」
麻紀「あ、う、うん。分かった。私もごめん。何か変なこと聞いちゃって」
俺「いや、麻紀は悪くないって。変なこと聞いてないのに俺がもう、ねぇ」
麻紀「あはは・・・私も黙っちゃってごめんね」
この時は麻紀も笑顔になってたから俺は心底安心した。
良かった、怒ってない、って。
その後はお互い緊張感から開放されて、いつもよりハイテンションで喋った。
俺「いやぁ、もう俺ってアホだよなぁ」
麻紀「うん。アホかも」
俺「おい!」
麻紀「うそー」
俺「ごめん、友達とかとそういう話するから、つい」
麻紀「あー、やっぱり男同士だとするんだねぇ」
俺「まぁね、下ネタは尽きないしね。反省してます」
麻紀「もっともっとするように。でも、そろそろ帰らないとまずいよね」
話に夢中になって、気がつけば8時を過ぎてた。
そろそろ先生がチェックに来る頃だったので、急いで支度して、お互い話しながら途中まで一緒に帰った。
翌日、教室で麻紀と会ったが、お互い顔を見て苦笑いするだけで、その時は話さなかった。
昨日の出来事は最初は失敗したと思ったけど、打ち解けるきっかけになって良かったと、その日もずっと思ってた。
放課後。
また普通に例の教室に行った。
いつも通りのメンツと麻紀がいた。
俺は麻紀と3つ席を空けて座って、勉強を開始した。
と、その時、俺の頭に何かがポツンと当たって下に落ちた。
俺はそれを拾った。
小学校の時に見て以来の懐かしい“回し手紙”だった。
その中には麻紀からのメッセージが入っていた。
『昨日みたいに変なこと考えてないで勉強しなさいよー』
俺はそれを見てクスっと笑った。
打ち解けたことを再確認して嬉しくなった。
そしてもちろん俺もノートを破いて、向こうに返した。
『そっちこそ変なこと考えてないで勉強しろよー』
それから周りにばれないように何度も手紙を交換した。
麻紀「えーひどーい。変なのはそっちなのに」
俺「俺は男としては正常」
麻紀「いやいやー異常だって、異常に関しては自信を持っていいよ」
俺「ふん。昨日くらいの下ネタでビビるなんて子供だな」
麻紀「はいはい。自分が変なの棚に上げないの」
俺「俺は変じゃなーーい」
麻紀「変ーーーーー」
俺「なんだとーーーそんななこと言ってると乳揉むぞ!」
麻紀「沈黙」
俺「昨日みたいに黙るなぁーー」
麻紀「いやー、また壊れたかと」
って感じで、昨日が嘘みたいに下ネタ満載で手紙を交換してた。
で、そんなアホなことをしているともちろん時間は過ぎていくわけで、気づくと俺達以外の最後の1人が帰った。
帰る時、かなり俺達のことを睨みつけてた気がした。
たぶん笑い声とか漏れたんだと思う。
みんなが帰ると、麻紀がにやけながらこっちに来た。
麻紀「あんた手紙を返しすぎだよー」
俺「そっちが返すから返さなきゃいけないのかと」
麻紀「だって変だって認めないから」
俺「変じゃないっす!」
麻紀「変!」
俺「って、手紙と同じやりとりになってるからここでストップ!」
麻紀「はーい」
俺「ていうかさ、昨日はあんなに黙ったのに、今日は下ネタ平気だよね」
麻紀「う~ん。友達とはたまにするから。昨日はいきなりビックリしたからね」
俺「なるほどね。じゃーお詫びに胸を触らせて」
麻紀「はいはい。お詫びする方が逆でしょうー」
俺「じゃー何かお詫びするから言って。胸触るとか、胸揉むとか」
麻紀「一緒じゃん。ていうか、そんなに触りたいわけ?」
俺「うーん。触りたいような、そうでもないような」
麻紀「何それ!どうせ私、小さいしねぇ。触っても大したことないよ」
俺「いやいや、触ってみないことには、いひひひひ」
麻紀「気持ち悪ー」
って感じで会話をしていたんだけど、俺はかなり冷静な顔をしながら内心はかなりドキドキしてた。
童貞の自分にはこれだけでも刺激的だった。
それなのに、そんな俺に対して麻紀から驚く一言があった。
麻紀「じゃー、指一本でならいいよ」
俺「え?・・・」
最初は驚きで、何て返せばいいか分からず固まってしまった。
俺「あ・・・ゆ、指?」
麻紀「あ、え・・・嘘!ごめん、嘘だって」
俺は慌てた。
こんなチャンス、逃すわけにはいかない。
俺「いやいや、えーと大丈夫大丈夫?」
麻紀「え?何慌ててんの~」
俺「いやー、そんな小さい胸を指一本でって言うから、こいつアホだなと思って」
麻紀「えー、ひどーい」
俺「じゃーしょうがない。指一本で触ってみるか」
麻紀「もう時間切れー」
俺「早!もう少しだけチャンスを!」
麻紀「小さいしねー。触ってもしょうがないよ」
俺「全然。麻紀はFカップに見えるAカップだから大丈夫」
麻紀「こらー。Aじゃない、一応Bはあるの!」
俺「そうかそうか、じゃ、ちょっとお邪魔しまーす」
と、訳のわからないテンションで俺は指を麻紀の胸に近づけた。
最初は逃げられるかと思ったけど、麻紀は平静を装って黙ってた。
麻紀の胸を制服の上から右の指で触った。
グニュって感じで指に弾力が伝わって、俺は異常に興奮した。
心臓の音が外に聞こえるんじゃないかってくらい興奮した。
ブラジャーがあったためか、思ったより堅かったのが印象的だった。
しばらく、そのまま色んな角度から胸を触った。
突っついたり、横から押したり、指で撫で回したり。
俺「お、思ったより大きいじゃん」
麻紀「う、うん。ありがとう・・・」
そのまま指で触り続けてたけど、やっぱりもう少し触りたくなってしまった。
俺「なぁ、せめて片手だけ解禁させてくれ」
麻紀「えぇ・・・じゃあ強くしないでよ」
俺はやったーっと心で喜び、ゆっくり麻紀の胸を揉み始めた。
制服の上からとは言え、麻紀の胸を触っていることに心底興奮して手が震えた。
揉んでる最中は麻紀は目を閉じていたが、1分くらい揉んでいると・・・。
麻紀「手が震えてるよ・・・」
俺「うん。ご、ごめん」
麻紀「緊張するの・・・?」
俺「ま、まぁ、初めだし・・・はは」
麻紀「こっちも緊張するね。何か・・・自分から言っておいて」
俺「彼氏としてるだろ・・・」
麻紀「いないよー。私も初めてだし・・・」
と、たまに何気ない会話をした。
でもその間も俺は手を休めずに揉み続けた。
俺「なぁ、両手を解禁したら駄目でしょうか、麻紀さん」
麻紀「えー・・・でも、もうそろそろ、誰か来たらまずいよ」
俺「あと少しだけ。お願いします。麻紀様、神様、仏様!」
麻紀「・・・じゃー場所を移ろうよ。ここって外から見えるから先生が来たらまずいよ」
俺「うん。分かった。どこ行くの?」
麻紀「えぇっと。図書館は人いるし・・・他の教室もまずいよね。カギないし・・・」
俺「・・・えーっと・・・じゃトイレとかは?・・・駄目かな?」
麻紀「・・・いいけど、男子トイレは何となくやだよ。女子の方ならいいよ」
俺「あ、それなら1階の障害者用のトイレに行かない?」
麻紀「あーうん・・・分かった」
お互いトイレに行くことを承諾して荷物をまとめた。
そして1階のそこだけ、ちょっと立派な造りになっている障害者用のトイレの前に来た。
そこに来るまでも凄く緊張した雰囲気でお互いおかしな会話をしながら辿りついた。
そして、ボタンを押し電動のドアが開いて、2人で中に入った。
中は思った以上に広く、荷物を置くスペースもあった。
そして麻紀は壁に寄りかかった。
俺「それじゃ、えーっと、両手を解禁していい?」
麻紀「・・・うん。いいけど強くしないでよ」
承諾を取った俺は、麻紀の胸を両手で優しく揉み始めた。
片手の時と同じように感触を確かめるように、震える手で揉み始めた。
さっきより少し強めに触ったけど、麻紀からのクレームはなく、少し安心した。
そのまま麻紀が赤い顔したまま黙っていたので、俺は揉み続けた。
<続く>