「あ、脱がないと」

そのようなことを言ってセーターを脱ごうとする。
まあ男である。
別段気にしないで俺は見守るつもりでいた。
するとこの酔っぱらい、脱いだ途中で脱げなくなってしまい、「先輩、手伝って、脱がせて」とフガフガ言い出す。
PCMAX
正直俺は、脚だけには色気を感じていたのである。
腕を上に持ちあげ、顔は隠れ、スカートから伸びる脚がなんだか非常にインモラルに感じて、正直ちょっと立っていた。
そんな迷いを振り払い、ちょっと乱暴にセーターを引っ張る。

「やめてやめて!伸びちゃう、伸びちゃう!」

とか言われてもお構いなしだ。
せいやっ、と力任せに脱がせる。
勢い余ってJKが倒れた。
ちょうど俺の下腹部に膝枕というか珍枕というか、そういう状態で崩れてきた。

さっきまで宴会場にいた身だ。
服装なんてラフな格好だった。
間違ってもジーンズみたいな固い素材のものじゃなかった。
確かジャージか何かだったと思う。
俺の愚息が力こぶを作っているのに気付くのは容易だったはずだ。

「ちょっとw先輩w」

俺の下腹部を顔を埋めてもごもご喋る。

「硬いw硬いw」

なんかもう死にたくなった。
後輩の女装におっ立てたとか、他の奴らにバレたら社会的に死亡だ。
なんで男なんだよ、これが女だったら何かイベントが・・・。

(何か・・・あ・・・れ・・・?)

後輩はワイシャツの下にキャミソールを着てた。
その時の俺の視界を説明しておく。
股間にショートヘアの頭が乗っかり、ワイシャツを着ていてキャミが透けている。
そしてミニスカから伸びる、ちょっとむちっとした脚。
ハイソックス。
お分かりだろうか。
これはもう、男である情報の方が少ない。
俺の愚息は天を衝いて、後輩の頬だかに、めごりと食い込んだ。

死んだ、はい死んだ!
もう俺、ホモ決定!
明日からホモ先輩!

「・・・先輩、自分、いけますよ」

股間でもがもが。

「うぇ?」

後から聞いた話だが、『男のちんこを咥えてみたい願望』は前からあったらしい。
一応言っておく。
JKは彼女持ちである。
酔いと、さんざん溜まった性欲と、目の前に転がるJK制服姿に、あっさり折れてしまいましたとさ。

俺は無言だったしJKも無言だったが、ちんこだけはどうしようもない。
無言と言いつつも、そこは酔っぱらい、時折「うー」とか「よいしょー」とか独り言を吐きながら、俺の愚息にえっちらおっちら。
出されたマイサンはカッチカチを自己主張してJKの顔にぶつかった。
まあ俺はJKの後頭部を見下ろす形なので細かくは知らない。
そして・・・温かく柔らかい感触に包まれた。

最初は咥えた口の中で舌を動かしてくるだけだった。
刺激としては弱い。
ただ、その特殊な状況と、口の中から微かに聞こえるちゅぱ音で十分興奮できた。
何度も言うが、眼下には女にしか見えない制服姿のJKがいたからな。
脚もエロいし。

なんか本当に女にしてもらっているような気分になってきて、たまらず背中を撫でた。
JKはお構いなしにしゃぶり続ける。

(よしお、ごめん、俺はイクよ)とか何とか思ってたかもしれない。

JKの舌の動きが止まった。
躊躇いがちに、亀頭の先をチロチロ舐める。

(え、ええ!そこで焦らすの?)

と思ったが、実際JKがそんなことを考えてたかどうかは知らない。
疲れただけかも知れない。
声をかけるのは躊躇われた。
俺は今、女の子とエッチな行為に及んでいるのであって、目を合わせるなり話をするなり、意思の疎通をしてしまったらもうアウトだと思った。
ただのホモになると思った。
なので俺はJKの頭を掴んで、腰をゆっくりと振った。

抵抗はなかった。
声を上げることもなかった。
亀頭が唇を出入りするくらいの感覚で、というか体勢的にその程度の可動範囲しか稼げなかったし。
刺激自体は弱まった。
JKもされるがままという感じで、唇の滑らかな刺激と、たまに動く舌が伝わる刺激だ。
だが何度も言うが、見た目JKなのだ。
その頭を抱えて腰を振る。
もうそれだけで十分に興奮出来るというものだ。

いつでもイケる。
準備OK、発進どうぞ。
ただ、口の中に出していいのかと逡巡する。

「このまま出していいか?」などと声はかけれない。
わざとらしく頭を掴む力を強くしてみる。
JKの舌が活発に動き出した。
これはOKサインだろうか。
ただ俺は突然の刺激に迷う暇もなく射精してしまった。

「うっ」

JKは、初めてその場で声を出した。

この合宿は4泊5日。
その4日目。
無論、自家発電などしている余裕はない。
陰嚢に溜まりに溜まった精液が精管を通り、久方ぶりに前立腺が刺激を受ける。
精液が通るのが分かるような射精の仕方だった。
4度は確実に射精していた。
口から零れているのが感覚で分かる。
JKは俺の脚を掴んで硬直しながら、肩が呼吸に合わせて揺れる。
しばらく沈黙。
ややあって、嚥下する音。

(飲むのかよ?!)

と思ったら、また興奮してきた。
なにせ4日間も溜まっているのだ。
一度イッた程度では収まりがつかない。
ただ、さすがに後輩の口をこれ以上酷使するのも悪い気がした。
したのだが、JKが自分のパンツを脱ぎ始めた!

ここまで来たら、お互い喋らないのが暗黙の了解だ。
そして男である以上、火の灯った性欲を抑えよなんて残酷なことも言えない。
というか、俺の性欲もまだ消えていない。
翌朝は死にたくなったものの、この時点ではまだやる気だった。

俺は部屋の電気を、オレンジ色の小さい室内灯に切り替えた。
JKはパンツを投げ捨て、顔は見せないまま69の体勢を取ってきた。

一応言っておく。
俺はノンケである。
それはそれは立派なまでにノンケで、女の子が好きな男の子なのである。
さっきまでの行為に臨めたのは、見える範囲内に男性要素がほぼゼロに等しいからだ。
それが今、目の前にシンボルドーン。
これといって変哲はない、ただ血液が必要以上に集中しているであろうそれが、俺の目の前で、月明かりをバックに動いている。
暗いから顔は見えない。
女子高生の影と、シルエットオブペニスが確認できる。
臭いということもない。
ただやはり、男のモノを咥えるのには抵抗があった。

JKが俺のイチモツを手で扱いた。
弄って欲しいという気持ちが伝わってくる。
さっきまでとは明らかにテンションは違う。
酔いもあった。
勢いもある。
ただそれ以上に、男である以上男の気持ちが分かる。
これは捨て置けない。
先程のように誤魔化すことは出来なかった。
俺は男とやるのだと腹を括った。

他人のそれを握るのは、まして勃起しているモノは初めてだった。
自分のモノは握り慣れているはずなのに、不思議な感じだった。
筋肉とも違う有機的な硬さ。
サイズはそんなに大きくないから喉に当たるような心配はないだろう。
コスコスコスと刺激してやる。
腰全体が波打つ。
いい形の尻である。
男らしくない、柔らかそうな尻だった。

何やら先が濡れ始める。
亀頭は責めず、皮オナの要領で手の平で包み、優しく全体に刺激を与えてやる。

(スカート、大丈夫なのだろうか?)と変に冷静になってしまう。

俺が下、JKが上という体勢で、スカートに顔を突っ込む状況は興奮させるに十分だ。
何も考えず口に含んでやった。
舌を滅茶苦茶に動かしたような気がするが、よく覚えていない。

(とにかく俺は今、女子高生のスカートに顔を突っ込んでいるんだ!)と言い聞かせた。

だんだん興奮してきた。
しかし顎も疲れてきた。
あと、やはり目の前にイチモツがぶら下がっているのはどうしようもない事実。
俺は何も言わず、立ち膝を付いているJKの後ろに回りこんだ。
で、後ろから抱きつく形を取り、チンコを掴んだ。
犬が交尾をする姿勢で、挿入はせず、俺のべたべたしたペニスはJKの尻とスカートの間に収まり、それを押し当てながらJKのペニスも扱くようにする。
痴漢しているようで興奮した。
握ってはいるものの、視界には男のイチモツはない。
これならいけると思った。

見た目通り、JKの尻は柔らかい。
自然と尻の割れ目を探すような動きになる。
もちろん前準備も何もない。
入るはずがない。
だからこそ安心して割れ目の責めが出来るというものだ。
JKもさすがに身を固くするが、明らかに股間のそれは硬さを増していた。
興奮してきた俺はJKの首元にキスをした。
唇を当てるだけの軽いキスだ。
右手でJKの股間を扱きながら腰をぶつける。
俺はイクにイケない絶妙な快感の中にいた。

JKの呼吸がふうふうと荒くなる。
俺も高ぶって、JKのシャツの中に左手を入れた。
お腹をさんざん擦った。
さすがにおっぱいはなかった。
上半身はあまり柔らかさがなかったが、倒錯的な快感から滅茶苦茶に手を這わせた。

予告もなく、JKの股間が膨張し、間を置かずにびゅくびゅく動くのが分かった。
腰が何かをえぐるように動いている。
熱を持った液体が手にかかる。
動きに合わせて、ゆっくり搾り出すようにしごいてやった。
これはエッチなお店のお姉さんに教わったテクである。

JKはぐたっと布団に倒れこんだ。
俺は自分のモノを扱きながらJKのシャツを捲る。
キャミソールも一緒に捲ると綺麗な背中が出現した。
ハイソックス、丸いお尻、スカートと続いて背筋で溝の出来た背中。
初めて、中性的なその身体に興奮した。
背の凹みに亀頭を押し付け、すべすべしたそこに2回目の射精をする。
ぱたたっと音がして、その溝を白濁色の液で埋めた。

背中に出した精液を拭き取ってから、俺は部屋を出た。
汚した制服も布団も、後輩に処理を任せることにした。
言葉を交わすのが怖かったのである。
逃げるように自室に戻り、そのまま翌朝まで寝た。

目が覚めた後は死にたくなったが、特にこれといってバレるようなことはなく、またJKともこの話題をすることもなく、俺の体験は終わった。