酒の勢いに任せてユキを抱き寄せたところで、一気に酔いが覚めてしまいました。
目の前の自分の腕の中に収まっているのは自分の幼馴染なわけで、情けない話ですが、急にパニックになってしまいました。

「Tちゃん、痛いよ」

「え、あ、ご、ごめん」

気が付けば、女の子を抱くには強すぎる力で抱き締めていました。
PCMAX
手の力を緩めるとユキは顔を上げて、「Tちゃんと、キスしちゃったね」と笑いかけてくれました。

「う、うん」

情けないけれど、どうやらユキの方が冷静みたいです。

「ちょっと痛かったよ」

「ご、ごめん」

するとユキの方から手を背中に回してギュっとしてくれました。
正直これは、嬉しいというより助かったという気分でした。
しばらくそのまま2人で抱き合ってました。

「Tちゃん」

「うん?」

「私のこと好き?」

「うん、久しぶりに会ったのにおかしいかな?」

「ううん、そんな事ないよ」

ユキを抱き締めていると、不思議と何だか心が落ち着いてきました。
落ち着いてくると意識し出すのはこれからの展開なわけで、どうやら自分の息子はスクルトとバイキルトをかけてやる気まんまんです。
ゆっくりユキの体を離すと、恥ずかしいのかユキは下を向いています。
ちょっとイタズラ心でユキのほっぺを摘んでみる。
ユキは抵抗しないで顔を上げます。
何だかちょっと瞳が潤んでいる気がする。
そのままもう一度キスをする。
今度は舌を入れてみようとしたんだけど、ユキは口をなかなか開けてくれない。
ユキの肩を掴んでいた手をゆっくりと下げる。
それにピクっと反応してユキが僕の手を掴むけど、力がこもっていない。
胸の膨らみに到達したのかな?
正直、浴衣の帯でよく分からない。
キスをしながら、ユキの設計図を思い描くけど、浴衣ってどんなんだっけ・・・。

「あっ」

急にピクっとユキが動きました。
口が開いたので舌を入れる。
抵抗するかと思ったけど、じっとしたままお互いの舌を求め合った。
唇から離れると、ユキは恥ずかしいのか、また僕の肩に額を押し付けます。
その体勢のまま素早く手を浴衣の中に入れました。

「あっ、だめっ」

あれ、ブラジャーに遭遇するはずなんだけど、ブラジャーがない!
浴衣ってブラジャーつけないの?
なんて優れた衣服なんだと感動。
帯に締められて窮屈な思いをしているであろうユキの胸に到着。
軽く手に力を込めると・・・。

「んっ」

またピクっと反応して、身をよじって逃れようとする。
すかさず右手でユキを抱え、その形の良い耳にキスをする。

「ひゃっ」

思った以上の反応、さては弱点だろうか?
と、ここで、これ以上進むには、どうしても浴衣を脱がせる必要があることに気付く。
僕の左手はユキ首元から浴衣の中に入っているものの、帯を緩めないことには何も出来ない。
しかし強引に脱がせても可哀想だし、思い切ってお願いしてみることにした。

「ユキ」

「・・・うん」

「浴衣、脱いでよ」

「バカ!!」

顔を僕の肩にくっつけているものの、見えてる耳は真っ赤だ。
可愛いー!

「ダメ?」

「ダメ!!」

ユキの耳にキスをしてみる。

「やぁっ」

「お願い」

「Tちゃん、いつもこんな事してるの?」

「してないよ。ほら、昔は俺たちって一緒にお風呂にも入ったでしょ」

「それは幼稚園の時でしょ!」

話している間にも左手が動いて、浴衣の中に隠れているユキの乳首を探し当てる。
人差し指で軽く擦るように動かすと、「あっ」と体を震わせる。

「ユキ、好きなんだ」

思わず歯が浮くような台詞を言ってしまう。
でも、その台詞に嘘はなかった。
自分でも不思議な感覚なんだけど、確かにユキには久しぶりに会ったんだけど、何だかずっと前から好きだったような気がしたんです。

「うん、私もTちゃんが好き・・・」

顔を上げたユキの瞳は潤んでいて、っていうか涙ぐんでて、思わず前線まで進軍していた左手を戻してしまいました。
なんていうか、ユキとエッチしたいって感情より、大切にしたいっていう感情が強いというか。
でもユキはもう自分で浴衣を脱ぎ始めてる・・・。

「明かり、消してもらってもいい?」

「え、あ、うん」

本当は消したくないけど、しょうがないか。
それにしても、浴衣を脱ぐ姿って、すっごいエロい。
慌てて自分も服を脱ぐ。
すぐにでも飛び掛かりたかったけど、脱いだ浴衣を丁寧に畳んでいるから飛び掛かりどころがなかった。

で、浴衣を脱ぐと、パンツ一枚のユキ。
胸を手で隠しているけど、予想以上に大きい。
Dカップくらいだと思うけど、それまで帯で分からなかったので。
たまらなくなってユキに抱きつく。
女の子の肌はすべすべで気持ちいい。
緊張していたせいか、夏だっていうのに僕はちょっと寒くて、ユキの体温が心地いい。
その後、ゆっくりとキスをしました。
さっきよりも長く。
そのままベッドに向かう。
ユキが僕のベッドに寝るのは11年振りだ。
と言っても、昔とはまるで状況が違うけど。

「ずっと好きでいてくれる?」

はい、萌えました。

「うん、大好きだよ、ユキ」

何だかずっと付き合っている恋人同士のような気がしました。
ユキの胸を隠す邪魔な手をどけて、形の良い胸を揉む。
ユキの耳たぶを軽く噛むと、「あんっ、そこダメェ」と身をよじる。
それを弱点と言うのだよ、ユキ。

耳から徐々に顔を下げていき、空いている方の胸に到着。
何の前触れもなく、いきなり乳首を舐め上げると、「あっ・・・んん・・・」と感度良好。
お互いに汗ばんできて、ユキの体からは花のような香り。
そのまま手を下げていくと、ユキがキュッと手を掴んでくる。
でも、手は止まりません!
そのままパンツを通って窪みに到達。
ユキの体がピクっと反応しました。
と同時に、ユキの両足でロックされてしまった。

「ユキ、体に力入れすぎだよ!」

「・・・バカ」

苦しい時の耳頼み。
またユキの耳を舌でくすぐっちゃいます。

「あんっ、だから、そこ、くすぐったいってばぁ」

耳弱すぎ。
思わず足の力が弱まる。
そこに自分の足を入り込ませる。
もう閉じさせません。
ユキのパンツに手を入れると、また足を閉じようとするのですが、僕の足が入っているので閉じられません。

ユキのアソコはしっとりと濡れていました。
指先でなぞると、「やぁっ」と可愛い声をあげるユキ。
そのままユキの乳首を舌で転がしながら、あそこを指先でなぞったり、少し入れたり。

「んっ・・・くぅ・・・」

だんだん滑りが良くなるユキのあそこ。
いよいよパンツに手をかけます。

「あ・・・」

恥ずかしいのか横を向き、足を閉じて隠します。
お互い全裸になると、改めて僕は、(ついにユキとエッチするんだ・・・)っていう不思議な気持ちになりました。
机の引き出しからコンドームを取ってきて付ける。
ベッドの上で小さくなっているユキに声をかける。

「ユキ」

「うん・・・?」

「これからも一緒にいようね」

僕がそう言うと、ユキはにっこり笑って、「うん」と言ってくれました。
そしてもう一度キスをすると、ゆっくりとユキのあそこに自分モノを宛てがう。
お互いのモノが触れた瞬間、ユキはピクっと体を強張らせました。
抱き締めたまま、少しずつユキの中に入っていく。
ユキは温かく濡れて迎え入れてくれました。

「ああっ・・・」

全部入れた後、お互いに激しく唇を求める。
ゆっくりと、そしてだんだん激しく腰を動かしていく。
あまりの気持ちよさに吹っ飛びそうになるのを必死にこらえた。
女の子に、こんなに優しくエッチしたのは初めてかも。

「んっ・・・Tちゃん」

僕に必死にしがみついてそう呼ぶユキを見て、限界が来てしまい、そのままユキの中に出してしまいました。
正直、こんなに出たのも初めてかもしれません。

「あ・・・んっ」

ユキはシーツをぎゅっと掴んで受け止めてくれました。
しばらくして自分のモノをユキから出した瞬間、「んんーっ!!」とユキが身を反らせた後、小刻みに体が震えました。
こんなタイミングでユキがイクとは思いませんでしたが、可愛くて抱き締めました。

その後、僕は寝たかったんだけど、そうもいかないのでユキを家まで送りました。
浴衣が上手く着れず、2人で焦ったのを覚えています。

「ずっと一緒にいようね」と言って、もう一度キスをして別れました。

なんだかずっと放置されていたジグソーパズルが完成したような気がします。
小学校の時からお互いに好きだったんだろうかと、ふと思いますが、やはりそれは違ったように思えます。
今でもユキは僕の大切な彼女です。

長々と付き合って頂き、ありがとうございました。