小春「ん・・・ぁ、寝起きで歯も磨いてないから・・・、ご飯は?」
彼氏「いいよ、ご飯なんて」
何とか外へ連れ出そうとする小春を無視して、彼氏は小春を抱きかかえ、ベッドへ持っていきました。
そして、またキスを交わします。
唾液が交わる音が響き渡ってきました。
部屋の間取り上、ベッドはクローゼットから真正面の位置にあります。
ベッドに横たわる2人の全身が見える状態です。
(これは・・・まずい展開になった・・・)
僕は自分の鼓動が一気に速くなるのを感じました。
小春「でも・・・そんないきなり・・・」
彼氏「1週間も溜め込んじゃったから、もう限界なんだよ」
すると彼氏はバックからロープのようなものを取り出し、小春の両手を後ろ手に縛り始めました。
しかし小春は抵抗を示します。
小春「でも、今日は、それは・・・」
彼氏「何で?好きだろ?」
小春は結局、力で押さえつけられ、両手を縛られてしまいました。
それから彼氏はズボンを脱ぎました。
ビョンという音が聞こえてきそうな勢いで、彼氏のペニスが現れました。
急角度で勃起したそれは巨大でした。
僕のペニスは平均的サイズで、しかも包茎であることが悩みでした。
しかし小春の彼氏のそれは、ズル剥けで、そして太くて長い、“凶暴な鈍器”といった印象まで与える、とにかく僕のペニスとは比べ物にならないモノでした。
(僕の倍くらいあるんじゃないか・・・)
再び僕は失望感に襲われました。
彼氏は両手を後ろ手に縛られた小春の前に立ち、小春の口を開けさせ、その巨大なペニスを咥えさせました。
そして小春の頭を掴み、前後に腰を動かしています。
ジュパッジュパッジュパッジュパッジュパッ・・・。
小春の口からそんな音が響き渡ります。
さらに彼氏は、その巨大なペニスを小春の喉の奥まで入れていきました。
「グフォッ」
小春の口からまた、そんな音が響き渡ります。
小春が咳込んでいます。
口から涎がしたたり落ちています。
僕が小春とするセックスは、至ってノーマルなものでした。
小春が縛られるのが好きだなんて知りませんでした。
小春に仁王立ちフェラをさせたこともありません。
喉の奥まで入れ込む、いわゆるイラマチオをさせたこともありません。
この時点で僕は、鼓動が速まるのを感じるとともに異様な興奮に襲われ、そして、勃起していました。
小春の彼氏は涎を垂らしながら咳込む小春の口を開けて、再びペニスを入れ込みました。
喉奥まで入れていきます。
それでもまだ半分以上が余っている長大なペニス。
それを小春の頭を掴んで前後に動かしていきます。
「グフォッ、グフォッ」
響き渡る小春の声。
小春は涙目になっているようでした。
その時、小春が僕の方、つまりクローゼットの方に目を向けました。
目が合いました。
しかし部屋の中からクローゼットの中は見えません。
だから小春から僕は見えないのです。
けれど僕からは小春が見えます。
一方的に僕だけ目が合った状態、というのでしょうか。
僕は、小春が助けを求めているように感じました。
涙目で僕を見ている・・・。
小春が襲われている・・・。
そんな風に感じました。
クローゼットから飛び出して、新しい彼氏という男に「何してんだ!」と殴りかかる・・・。
一瞬、そんな事が頭をよぎりました。
しかし先ほど僕は小春から、「新しい彼氏」と言われています。
そして小春自らが、その彼氏を部屋に招き入れています。
僕のそんな一瞬の思いは、ただの杞憂に過ぎないことを同時に自覚していました。
再び小春の口にペニスを突っ込んだ彼氏は、前後の動きを速めていきました。
本当に凄いスピードで腰を振っています。
小春の口が壊れてしまうんじゃないかと心配になりました。
小春は涙を流しながらそれに応えていました。
それから、再び、イラマチオでぐんぐん飲み込ませていき、「グフォッ」となって小春が口からペニスを離します。
そして小春が咳込みます。
その後、彼氏は後ろ手に縛っていた小春のロープをほどきました。
そして、もう1本ロープを取り出し、小春の両手、両足を開かせ、右腕と右脚、左腕と左脚それぞれを縛り付けました。
もう小春は完全に身動きが取れない状態です。
彼氏は固定された小春の股の間を眺めて、「また凄い濡れてんなー」と言いました。
その台詞に、僕は違和感を感じました。
もう何度もセックスを交わした相手に言う言葉だと思いました。
小春が僕に別れを言ってきたのは2週間前、その後、彼氏と付き合ったとして、長くて2週間です。
しかし小春と彼氏との会話は、だいぶ前から、すでに身体の関係があったように感じたのです。
(ずっと小春に騙されていたなんじゃないか?)
そう思いました。
ずっと前から、この男とは身体の関係があった、つまり浮気をしていたんじゃないかと思いました。
彼氏「小春も久々だから興奮してんのかな?」
(久々?)
やはり小春は、この男と以前から浮気している、疑惑は確信に変わりました。
僕は興奮とともに、妙に冷静になる自分を自覚していました。
それは怒りなのか、騙されていたという失望感から来るものなのか、小春を冷めた目で見てしまう自分を自覚しました。
しかし、相変わらず、僕のペニスは勃起していました。
小春「んん・・・」
彼氏の問いかけに答えないでいる小春に対して、彼氏は小春の股間に顔を埋め、クンニを始めました。
ビチャビチャという音がします。
小春は甲高い声で喘ぎはじめました。
「ああん、ああん」と控えめだった喘ぎ声が、どこからかスイッチが入ったように、「ああん!ああん!」と甲高くなっていきました。
さらに・・・。
小春「ああん!ああん!気持ちいい!」
「気持ちいい」と、小春の口が発したのです。
すぐ近く、クローゼットの中に僕がいることを知っているはずなのに。
彼氏のクンニは続きます。
小春の声も高まっていきます。
そしてさらに・・・。
小春「指も、指も・・・お願いします」
小春自らが指を入れることを求めている・・・。
僕とするセックスの時に、小春から何かを求めてきたことはありません。
静かな大人しいセックスでした。
その言葉を聞いて、再び冷静になっていく自分がいました。
敗北感といったものなのかもしれません。
しかしそれとは真逆に、いきり立つように勃起している自分の息子がいました。
小春の求めに応じて、彼氏はクンニをしながら指入れを始めたようでした。
それまでと明らかに異なる、グチュグチュッという音が響き渡ります。
小春の喘ぎ声も一段と高まっていきます。
彼氏がクンニを止め、体勢をずらして手だけで激しく小春を責め立て始めました。
すると小春がブリッジをするように身体を反らせ、「イクゥゥーーー!」と叫んだかと思うと、大量の潮がまき散らされました。
僕は・・・自分のテクニック不足のせいもあるのでしょう、小春に潮を吹かせたことはありませんでした。
お互い静かな大人しいセックスだったのです。
僕はそれを、愛を確かめ合う正しいセックスのように思っていました。
潮をまき散らし、ハアハアと息を切らしている小春。
すると彼氏が言い放ちました。
彼氏「腕、疲れちゃったよ、ちょっと休憩するわ」
小春「んんっ、・・・お願いします」
彼氏「何を?」
小春「ください、・・・ください」
彼氏「だから何を?」
小春「焦らしちゃ嫌っ・・・くださいっ」
彼氏「ちゃんと言えよ、何が欲しいんだ?」
小春は拘束された身体をそれでもモジモジさせるようにしていました。
彼氏は、「言えないんだったらやめよう」と言って立ち上がり、小春から離れて行く素振りを見せました。
小春は「嫌だっ、ダメっ、・・・お願いしますっ」
彼氏「いつも言ってるだろ、何が欲しいんだよ」
小春「んん・・・、チンポ、ください・・・」
彼氏「チンポ?我慢できないの?」
小春「はい・・・」
彼氏「どうして欲しい?」
小春「無茶苦茶にしてください」
彼氏「どうやって?」
小春「・・・いつもみたいに無茶苦茶に・・・お願いします」
「いつもみたいに」です。
もう随分前から、この2人はそういう関係だったんだろうと思いました。
そして小春の言葉の後、彼氏は小春の上に覆いかぶさり、巨大なペニスを一気に突き刺しました!
小春「キャァァァ!!!」
小春が叫び声を上げました。
とにかく僕のモノとは比べ物にならない巨大なペニスです。
それを一気に突き刺し、そして小春の悲鳴を聞き、そんなはずあるわけないのですが、僕は小春の身体が突き破られてしまったんじゃないかと感じました。
小春の身体を心配したのも束の間・・・。
小春「これぇ!ありがとうございますっ、もっとお願いしますっ」
その言葉を皮切りに、彼氏は恐ろしいスピードで腰を動かし始めました。
結合部分はよく見えませんでしたが、彼氏の腰の動きからして、とんでもなく長いストロークで小春に打ち付けているのがわかります。
小春「アウウウゥゥ、アウウウゥゥ、アウウウゥゥ」
喘ぎ声なのか呻き声なのか、少なくとも僕とのセックスでは出したことのない声をあげていました。
小春の顔は、僕の方を向いていました。
しかしその目はおかしな方向を見ており、頭が変になっているように見えました。
もしくは気を失っているように。
その後も彼氏の長いストロークのピストンは続き、なお一層、速度も増していきます。
小春の、「ヴヴヴヴヴゥゥ」という呻き声が続きます。
口も半開きになって涎が零れ落ちてきていました。
恐ろしい速さでピストンを続ける彼氏は呻き声をあげると同時に、「あぁ、イクわっ」という声とともに小春の身体からペニスを引き抜きました。
そして引き抜いたペニスを小春の顔の近くに持っていき、大量の精液を小春の顔に放出しました。
もの凄い量の精液で、小春の顔は真っ白になっていました。
(ついこないだまで僕の大事な恋人だった小春が汚されている・・・)
失望感、敗北感とともに僕はそれを実感しました。
小春の身体がピクピクと痙攣しているのがわかりました。
目を閉じて、はぁはぁと息をしているもわかりました。
そんな小春の口元に、彼氏は勃起が収まったペニスを持っていきました。
手で口を開けさせ、小春に咥えさせていました。
そして彼氏が腰を動かしていました。
すると、再び勃起しはじめてきたのがわかります。
十分に勃起した巨大なペニスを小春の口から引っこ抜き、そして彼氏は再び、小春に挿入を開始しました。
何という回復力だろうと思いました。
もちろん僕も小春と複数回セックスをすることはありましたが、それでも十分な休息時間をとってからでした。
それが、射精してすぐに再び挿入するとは・・・。
再び彼氏の長いストロークによるピストンが始まります。
最初の時に比べて、よりその速度が速くなったように感じます。
小春はひたすら、「ヴゥゥ、ヴゥゥ、ヴゥゥ」と唸っていました。
白い精液で汚れた顔がカクンとなっており、完全に気を失っているように見えます。
それに構うことなく彼氏はピストンを続けていきます。
それは何か、僕の大切だった小春が、新しい彼氏の、ただのダッチワイフになっていように映りました。
ダッチワイフになってしまった小春、そしてひたすらピストンを続ける彼氏。
そのうち、また一段とピストンの動きが速まったかと思うと、彼氏はペニスを引き抜き、そして小春の顔に精液をぶちまけていました。
2回目だというのに、大量の精液でした。
小春の顔が精液まみれになっています。
その時に気が付いたのは、精液まみれになった小春の顔が笑顔だった、ということです。
アハハと笑うのとも違う、意識を失っているみたいなのに身体を痙攣させがら、口元はイヒイヒといった感じの笑顔でした。
その光景は、僕にとっては異様なものでした。
(女が本当にイクとこんな状態になるのか・・・、こんなセックス、僕には出来ない・・・)
それから彼氏はパンパンと小春の身体を叩き、小春を拘束していたロープをほどきました。
ロープをほどいた瞬間、小春の手足がパタンとなり、無意識な身体の動きであることを感じました。
それから彼氏はシャワーへと向かっていきました。
シャワーの音が聞こえるのを確認した僕は、静かにクローゼットから出ました。
そして、小春を見ました。
拘束が解かれた手足は、大の字に近い、股も大きく広げた状態のだらしない恰好でした。
さらには精液まみれの顔です。
目は閉じられていました。
しかし口元は・・・、イヒッイヒッと笑顔でした。
それは幸せそうな満足そうな表情に映りました。
そして身体はピクピクと痙攣し続けていました。
僕が小春のすぐ近くで、そんな小春の姿を見ているのに、小春はそれを感じている様子はありません。
やはり意識を失っている状態なのでしょう。
僕は音を立てないようして玄関を開け、そして家を出ました。
翌日、小春から電話がありました。
しかし、僕は出ませんでした。
小春から『ごめんなさい』といった内容のメールが来ました。
『会って話したい』といった内容のメールも来ました。
僕は、それらのメールを全て無視しました。
だらしない恰好で痙攣し続け、精液まみれになって笑う満足そうな顔・・・。
それが、僕が見た最後の小春です。