俺には3つ上の姉と、2つ下の妹がいる。
妹は可愛かったし、小さい頃から俺に懐いてたので好きだった(あくまでも兄妹として)。

が、姉のことは好きじゃなかった。
見た目は美人系なんだが、俺に対してはうるさく(妹には優しかった)、事あるごとに「男なんだから」と言われ、礼儀やマナーにも厳しかった。
PCMAX
姉は彼氏もいなかったし、うちは母親が離婚していて母子家庭だったし、姉は俺が嫌いか男が嫌いなんじゃないかと思っていた。

そんな俺は高校生の頃、狂った性癖に目覚めてしまい、時々妹の下着を拝借しては、それをオカズにオナニーしていた。
この頃は俺はまだオナニー狂いの童貞だったし、さすがに妹だからそれほど性的な欲求は湧いてなかったとは思う。

ただ、中学生になって身体が成長してきた妹を意識してはいた。
そして脱衣所で偶然に洗濯物を見て、妹が大人っぽい下着を穿いているのがわかった時から妹の下着を使うようになってしまった。

そんなある日、俺は午前授業で学校が終わったので、友達の誘いも断り速攻で家に帰った。
(部活はもう辞めていた)
母親は仕事に行っているし、妹は部活もあるからまだ帰って来ない、姉は大学の講義が夕方までで、その後バイトもあるから帰って来ない。
つまり家に帰れば妹の部屋に忍び込んだりと自由に行動できるわけだ。

家に帰ると俺はカバンも置かずにすぐに脱衣所に向かった。
別な籠の中に下着が分けて入れてある。
どれが妹の下着なのかはすぐわかるので、それを手に取ると自分の部屋に戻り、妹の下着を使ってオナニーを開始した。

この時の格好が、下半身は全部脱いで丸出しでベッドに大の字に仰向けになって、妹のパンツを顔の前に掲げて見たり嗅いだりと、どこからどう見ても変態だった。
この時間帯、誰もいないと油断した俺はゆっくりじっくりとオナニーを楽しんでいた。

が、急に部屋のドアが開いた。
俺は妹のパンツを手に持ったまま固まってしまった。
ドアの方を見ると、なぜかホウキを持った姉が立っていた。
俺も姉も数秒は固まったままだったが、先に声を出したのは姉だった。

「あんた何やってるの!?」

姉は大きな声でそう言うと、まだベッドに仰向けになっている俺の方へどんどんと近付いてきて、妹のパンツを持っている方の手首をガッと掴まれた。
全てがバレた。

この日、姉は午後の講義が全て休校になってバイトまで時間が空いたので一旦家に帰って来たらしい。
俺はこの日、午前授業ということをあえて誰にも言ってなかったので、姉は家に人気があるのを不審に思って泥棒か何かかと思ってホウキを持って部屋を見回っていたらしい。

で、この後、俺はとりあえず自分のパンツだけ穿かされてベッドの下に正座をさせられて姉から説教を食らった。
やばい場面を見つかったとは思ったが、姉に強く言われるのは慣れてたし、姉は後々までしつこく言ったり、前述した通り他の家族に言ったりはしないと思ってたので、俺はずっと黙って話半分に聞きながら嵐が過ぎ去るのを待っていた。

姉は、「妹が悲しむ」とか「妹は多感な時期なんだから」とか言ってたと思う。

30分か40分くらい説教されていただろうか。
足が痺れてきたなぁと思い始めた頃、姉の話の内容が少し変わってきた。
そこまでの説教の内容はずっと「妹に対して悪い」というものだったのだが、途中から姉に対しての行動のチェックのようなものになってきた。

まず、姉の下着も持ち出して変なことしていないか、姉や妹の部屋に勝手に入って何かしていないか、姉や妹の物に悪戯していないか、姉や妹の話を学校でしていないかなど・・・。
俺は妹の部屋に入ったりはしていたが、「していない」と言った。
姉は自分と妹をセットで色々確認していたが、一通り確認すると再度、自分の下着で変なことをしていないか「正直に言わないと本当に怒る」と、なぜかしつこく聞き始めた。

俺は本当に姉の下着では何もしていなかったし、正直に「していない」と答えているのにしつこく聞いてくる姉にだんだんイライラしてきて、「姉さんの下着なんかでするわけがないだろ」と怒鳴ってしまった。
俺は、(しまった、また怒られる)と思ったが姉の反応は意外で、なぜかそのまま泣き出してしまった。
俺がいきなり怒鳴ったから、もしくはあまりにも変態で情けない弟だから泣いてしまったのかと、その時は思った。
妹も学校から帰ってくる時間も近付いていたので、説教はそのまま終わった。
その後、姉と顔を合わせたのは夕飯の時だったが、姉は普通だった。

その日の夜、姉が「話がある」と言って俺の部屋に入ってきた。
説教中に急に泣いてしまった理由の話だった。
要約するとこうだ。
自分の下着もオカズにされているのではないかと期待してしまった。
それどころか思いっきり否定されたので悲しくなってしまった。

さらには、「私もあなたをオカズにオナニーしたことがあるよ」って。

「だから今日のことで本当は人に説教するような資格はないの」と。

正直、俺はポカーンとしていた。
姉は泣きそうになりながらも今度は泣いていなかった。
ここで俺は姉と新たに約束をした。

妹はまだ中学生なので、妹にはちょっかいを出さない。
もしパンツでオナニーしたくなったら・・・姉のを使う。

この時、俺は姉が凄く愛おしく・・・なってはいなかった。
が、あの厳しい姉も所詮変態なんだと思うと親しみが湧いてきた。
以来、俺から姉に話しかけたりと以前よりは仲良くなった。
妹と母親は少し驚いていた。

姉との約束通り、それからは妹のパンツでオナニーするのはやめた。
かと言って、姉のパンツを使ったわけじゃない。

だって、「オナニーするから使わせて下さい」とは、さすがの俺も頼めないから。