はるか「いいんですか?やったぁ!私、せっかく東京来たのに晩御飯も一人で、どこ行っていいかもわかんなくて困ってたんです。でも本当にいいんですか?」
俺「俺は全然いいよ。内定も受諾してもらってるから、もう同じく会社の先輩後輩みたいなもんだし。じゃあ今日は綾瀬さんの内定祝いと、俺の内定受諾してもらった祝いしようか」
はるか「内定受諾してもらった祝い(笑)。そう言って頂けて嬉しいです!」
というわけで、夜に東京見学兼飲みに行くことになったのですよ。
コースは夜までに俺が考えるということで。
で、夜6時に待ち合わせをした。
場所は、はるかの希望というか、新宿アルタ前で。
アルタ前で待ち合わせが東京っぽいのと、歌舞伎町を見てみたいのだそうだ。
でも女の子一人では行きづらいから、ということで。
なんかその辺の希望が、都会に汚されてない清楚な子って感じで、正直、この希望にはグッときたね。
俺だけかなぁ?
で、朝食も終わって、夜の待ち合わせのためにお互いの携帯番号とアドレスを交換したのよ。
エレベーターに乗るとき、紳士な俺はサッと乗り込み階数ボタンの前へ。
もちろん片手はドアが閉まらないように押さえて。
ティッシュをシュッシュする時以外でも活躍する我が左手が誇らしかったね。
俺「綾瀬さん、何階?」
はるか「あ、すみません、私8階です。ありがとうございます」
俺「え?8階?俺も8階だよ?同じフロアだったんだ。めちゃくちゃ偶然だね!」
はるか「ほんとですか?奇遇ですね!内定頂いた上に泊まってるホテルや階も一緒だなんて、なんか御社に入社する運命だったんですかね!」
俺「ほんとだねぇ!でも昨日変な姿見られてなくてよかったよ」
はるか「えぇ?面接官さん、昨日なんか変なことやっちゃったんですか?(笑)」
俺「するわけないじゃん(笑)、例えばの話だよ!」
俺が心配してたのは、ペイチャンネルのガードを買ってることだった。
あれ、各階のエレベーター降りてすぐのところに売ってたのね、そのホテル。
昨日ペイチャンネルのカード買ってる瞬間をはるかに見られてたら・・・まぁ恥ずかしい。
で、8階に到着。
そのホテル、エレベーターホールから廊下が左右に伸びてて、それぞれ部屋があるみたいな造りだったわけですよ。
で、俺の部屋は廊下を右手側に行って、奥から二番目。
俺「じゃあ今日夜にアルタ前で。夕方くらいに一度連絡するね」
はるか「わかりました!それまでに東京を満喫してきます!」
そして廊下を右に行こうとする俺。
俺「じゃまた後で」
はるか「え?私もこっちです」
で、二人で廊下を歩く。
俺「綾瀬さん、何号室?」
はるか「私、◯◯号室です。あの一番奥の」
俺「えっ?俺、その隣だよ」
はるか「えっ?」
そう、もう皆さん察していた通り、隣の人、ヴィーンヴィーンの主ははるかだったのです。
なんかお互いちょっと気まずい、気恥ずかしい雰囲気も漂いました。
(まさかこのはるかが?誰がどう見ても清楚で、可愛らしいはるかが?)
そう思いながらも、俺がそれを聞いていたのは向こうにはバレてないはずなので、必死で態度に出さないようにしてました。
俺「じゃっ、また後でね!」
はるか「はいっ!楽しみにしてます!」
そう言って、その日の朝は別れました。
で、仕事の合間の夕方4時頃にメールしたら代官山をブラブラしてるとのこと。
はるかと代官山・・・似合いそうだなぁ?と思いつつ、仕事を切り上げ6時にアルタ前へ。
はるかは朝食での服装と違って、紺色っぽいロングのワンピースでした。
まぁこれが可愛いのなんの。
就活スーツとはもちろん違う、朝食の時の少しラフな格好とも違う、まさにTHEお嬢様、という感じ。
で、ここで始めて、俺はある事に気がついた。
(はるか、おっぱいでかーい!!!)
ウェストがキュッとなってるワンピースだから余計に強調されるのか、はたまた綺麗な形だからかはわからんが・・・。
で、歌舞伎町をぶらっと散歩。
初めての歌舞伎町にはるかは喜んでたな。
その後、新宿東口にある居酒屋へ。
ここは昔東京に住んでた時よく行ってた所で、演劇関係者なんかもよく行く店なんだ。
はるかは店の雰囲気も喜んでくれて、摘みも美味いと褒めてくれたな。
で、一時間くらい飲んだ頃かな?
ホロ酔いになったはるかが聞いてきたんだ。
俺「確かに。でも社会人になって出張とか行くときはあんなホテルばっかりだよ?まぁ普段はもう少しマシなホテルに泊まるけど」
はるか「普段はもう少しマシなんですか?よかった~。朝、面接官さん見た時に、出張の時とかはこういうホテル泊まらなきゃなのかなって焦りましたよ。就活中は自腹でお金ないし、しょうがないって思いましたけど」
俺「今回はある意味特別だね。いつも泊まってる所が満室だったから」
はるか「ですよね。あんな壁薄いホテル、嫌ですもん(笑)」
俺「だよねー・・・えっ?」
はるか「えっ???あっ、いや、あの・・・」
俺「ぁぁ、俺昨日の夜うるさくしちゃったかな?あ、もしかしてイビキとか聞こえちゃった?はは」
はるか「いえ、そんな事ないですけど」
俺「うるさかった・・・?」
はるか「いや、あの・・・こんなこと言って怒らないで下さいね。面接官さんの部屋から昨日、エッチなテレビの音、聞こえてきました」
あぁ、やっぱり聞こえてたんだ、あれ。
俺「聞こえてたんだ、ゴメンゴメン・・・でもアレじゃん、男の子だったらしょうがないよね?はは」
はるか「ですよね、面接官さんが若いって証拠ですよ!」
俺「おう、まだ心と下半身は青春まっしぐらだから!」
この時点でお互い酔ってきてたので、こんな会話もOKでした。
で、次にはるかの口から衝撃の一言がっ!
はるか「あの・・・私はうるさくありませんでした?部屋の音とか」
なんとっ!!!
言っちゃいけないと思ってた一言がはるかの口から放たれるとは!
はるか「今朝、面接官さんが隣の部屋だってわかった時から気になってて」
どうしよう、どうしよう。
言っていいものか悪いものか悩みましたよ。
3秒ほど。
俺「あ、うん、うるさくはなかったよ」
はるか「よかったぁ!壁薄かったから、なんかご迷惑かけたんじゃないかと心配してたんです!」
俺「はは、大丈夫だよ!むしろありがたかったよ」
はるか「えっ?」
俺「えっ???」
酔ってたのもあって思わず口に出ちゃいました。
で、お互い少し沈黙。
で、沈黙を破るはるか。
はるか「あ・・・あの・・・えと・・・何か聞こえました・・・?」
俺「う、うん・・・何かは聞こえた。でもあれじゃん、ほら、俺のテレビもそうだけど、若いとしょうがないじゃん!はははっ」
もう開き直ってました。
はるか「ですよね・・・でもよかった、面接官さんがそう言ってくれて」
俺「えっ?」
どうやらはるかは聞こえてたんじゃないかとは思ってたらしいです。
でもどうせ見ず知らずのの人だろうと思ってたら、俺だったので焦ったそうです。
ここからの会話をまとめると、オナニー好きでバイブは自前、アマゾンで買ったらしい。
でもエッチの方が好きだが、彼氏と一年前に別れてからご無沙汰。
あのオナニーは実はその日面接した俺を想像して・・・ということでした。
で、2人でコンビニに行き、そのままホテルへ戻り、はるかの部屋へ。
もうこの時にはエロトーク満載だったので、お互いその気でした。
<続く>