馴れ馴れしくしているのは気分がよくないが、さすがおじさんパワー、強引に飲ませる術は大したものだ。
また彼女も世間知らずなのか真面目なのか、おじさん達の勧めるままに結構飲んでいた。
私の会社は社員数10名程の小さな事務所で30~50代の暑苦しい男ばかりと事務員のおばちゃん約1名。
そこへ夏休み期間限定でアルバイトに彼女はやって来た。
この春から大学生になった18歳で、今時のギャル風でなく、ちょっと育ちのいい大人しい感じの子でした。
私とは直接仕事の手伝いはしてもらってはいませんでしたが、結構仲良くなっていました。
と言うのも、私と彼女だけがお昼弁当で、「◯◯さん、お弁当ですか?私も一緒に食べていいですか?」なのである。
それからは毎日、お昼を一緒に食べながら世間話とかお互いの身の回りの話とかをして結構仲良くなっていたのだった。
(ここで簡潔に私の自己紹介を。35歳妻子持ち。以上)
さて、本題の送別会の話だが・・・。
勧められるがまま飲む彼女。
純粋そうな顔して結構飲むんだな・・・と離れた席で見てました。
2時間程飲んで、その居酒屋で1次会はお開きとなり2次会へ行くことになったのですが、彼女はすでにフラフラ状態で、歩くのも危なっかしい感じでした。
おじさん連中はこれからおねえちゃん系の店へ行くらしくルンルンだが、ここで私に「彼女を送って行け」との命令。
ちなみに私はアルコールは飲まない。
と言うか体質的に飲めない。
ビールコップ半分でノックアウトだ。
これは周知のことで、いつも私は都合のいい運転手として利用されていたのだ。
「え~僕もおねえちゃん行きたい~!」と残念がったが、彼女ともう少し一緒にいられるし、もしかしたら良からぬ展開に・・・と内心喜んでいた。
勘定を済ませ、店を出、皆はルンルンと夜の街に消えていった。
さて、残された私と彼女。
ここでどうするか?
1.このまま送って帰ってお疲れさま~。
2.強引に連れ込んで天国になるか地獄を見るか。
3.どこかでもう少し様子を見てみる。
1ではあまりにもつまらないし、2はリスクが大きい。
「大丈夫?どこか適当な店で少し落ち着いてから帰る?」
足元はへろへろだが意識はまだしっかりしてそうだ。
「うん。どっか連れていってくれるんですか?」
しゃべり方は山口もえに似ている。
かなり参ってるはずなのに強がっている姿が愛らしい。
近くのショットバーみたいな店へ行った。
(私は飲まない。というか飲めないので、こういう店には疎い)
カウンターに並んで座った二人。
ここでどうするか?
A.酔いが覚めるような物を飲ませる。
B.さらに酔わせ、ノックアウトさせる。
Aの場合、「もう大丈夫一人で帰れます。お疲れさま~。楽しかったです」となる可能性もないことはない。
じゃ、やはりBか。
でも彼女は私を信頼しているはずだ。
確かに親しくはしているが、それは仕事上の立場としてで、一人も男としてではないはずだ。
彼女の信頼を裏切る訳にはいかない・・。
「さっぱりしたものがいいよね。グレープフルーツにする?」
結局、ソルティードッグを注文した。
そうだ、仮にノックアウトしても何もしなければいいんだ。
と訳の分からない解釈を自分に言い聞かせ、私はジンジャーエールを注文した。
「口当たりよくて美味しいですね」と彼女は飲んでいる。
ホントにジュースと思っているのか?このコは?
「◯◯さんの飲んでるのは何ですか?ちょっと飲んでもいいですか?」
ここのジンジャーは結構辛い。
「辛~い。さすが大人ですね~」
って言うか、カクテル平気で飲んでいる方がよほど大人だよ。
この子ホントに知らないのか?
純情なのか??
それともボケているのか???
バーで小1時間。
意識はあるが、もうヘロヘロのようだ。
店を出てタクシーに乗せ、彼女の家まで送った。
そう大きくないマンションの3階。
エレベーターはない(泣)
もちろん彼女はもう歩けない。
が、意識は辛うじて残っていた。
なんとか部屋まで運び、とりあえずベッドに寝かせ、靴を脱がせて玄関へ。
ここで部屋の状況を報告しておこう。
間取りは1DKでそれなりに片づいている。
全体にパステルっぽい感じの雰囲気で、女のコらしい可愛い感じだった。
あまりよくは覚えていない。
それどころではなかったのだ・・・。
ここで彼女の状況を確認。
ベッドの上で運ばれたままの格好で仰向けに寝てしまっている。
少し肩を叩いてみる。
反応なし。
ほっぺをつついてみる。
反応なし。
とりあえず床に座って彼女を観察。
毎日ランチタイムで見ているものの、こんなにマジマジと観察したことはない。
ベッドにふわっと広がった少し茶色いストレートな髪。
横向き加減の寝顔。
そんなに化粧はしていない。
さらさらで赤ちゃんのような肌。
少し開いた唇。
やはり飲み過ぎて苦しいのか?
淡いブルのキャミにーカーディガン。
フレアの付いたスカートからのぞく白くスラっとした生足。
推定プロポーション。
156センチ、43キロ、82(C)-56-83といったところだろうか?
しばらく眺めていたが変化なし。
すやすやと眠っている。
さてここからどうするか?
1.メモを残してこのまま帰る。
2.部屋を物色する。
3.その他エッチなこと・・・。
まず“1”だが、このまま帰るにはあまりにも惜しい。
いい人は演じられるが。
やっぱ、“2”だろう。
ベッドの向かいにチェストがある。
開ければ下着もあるだろうし、バッグには携帯も入っている。
本人に手を出すよりこっちの方が気づかれにくいか?
しかし無防備に眠る18歳の娘を目の前にして今さらこれはないだろう。
少し強めに体を揺すってみる。
「ウ・・・ン」と少し動きそうになるが起きはしない。
次に胸を少しつついてみる。
反応なし。
いや、反応はあった。
私の下半身に。
ここでついに理性がブチっと切れてしまった。
しかし、万が一彼女が目覚めた時の言い訳は用意しておかなくてはならない。
最悪でも、「キャー変態!(パシーッ!)」は避けたい。
すでに心臓バクバク。
神経は全て下半身へ。
思考能力半分以下。
いい考えが浮かばない。
苦しがっていたので、少し服を緩めてあげた。
これか?
送ってきた立場としては、具合が悪くないか確認しなければならない。
少し無理はあるがこれでいこう。
恐る恐る胸にそっと触ってみる。
薄手のキャミを通してブラの感触が分かる。
仰向けなのでそう大きく感じないが柔らかさは感じ取れる。
次にスカートの裾。
滑らかで白い太股が見える。
ちなみに部屋の電気はついている。
蛍光灯なので結構明るい。
さらに裾を持ち上げていくと、パンツが現れた。
ピンクで縁に少しレースみたいなのが付いていた。
おへその当たりまで捲り上げ、改めて見渡してみる。
無防備な寝顔。
淡いブルーのキャミ&カーディガン。
捲り上げられた裾から見える白いお腹。
ピンクのパンツ。
スラっとした白い足。
非日常的な光景にもう爆発寸前。
暴走は止まらなかった。
パンツに指を掛け、少しずらしてみる。
ヘアが見えてきた。
さらにずらす。
フワッと柔らかそうな毛だった。
そう濃くはない。
興奮は最高潮。
もう鼻血ブー。
パンツの両脇を掴み、全体をずり下げる。
ヒップ側が接しているのであまり下がらない。
やはり仰向けに寝ているのがネックのようだ。
さてどうしたものか・・・?
パンツを無理やり下げる・・・局部を見たい・・・おかずにハアハアする。
私はこの先起こるであろうパラダイスを想像していた。
しかし突然、静寂の中、ピロリロリ~ンと軽快で強烈な音(実際はこんな音ではなかった)。
ドキーーーーッ!!!
彼女の携帯?
慌てて止めようとしてもどこにあるのか分からないし、あたふたしてると、その最初のワンフレーズで止まった。
メールだったのか。
ふー・・・っ。
にしても焦った。
慌てて彼女を見た。
起きてはいなかった。
念の為確認。
ほっぺを軽く叩いてみた。
「う・・・ん・・・」
2、3度顔を少し動かしたところで目を薄っすらと開け、ぼーっとした表情をしている。
私は驚きで壁にへばりついた。
(ひょっとして気づいていたの?)
だんだん目が開き、表情が険しくなってきた。
が~ん、マジヤバいかも。
スカートは捲れたままだ。
(言い訳、言い訳・・・)
だが、ヤバいのは彼女の方だった。
突然ガバっと起きると、よろよろ歩き出した。
「大丈夫?」
「ん・・・」
声にならない彼女を抱きかかえ、ベッドへ寝かせた。
<続く>