台所から持ってきた酒とコップとさきイカを炬燵の上に置く。
DVDデッキにDVDを放り込み、炬燵に座り込む。
コードレスのヘッドホンをつけ、リモコンを使ってDVDを再生させる。
友達から借りてきた女子高生の裏物だ。
PCMAX

さて、と。
日本酒をコップに注ぎ、さきイカでちびちびやりながら画面を眺める。

(おぉ、結構俺好みの子かも)

とりあえず、服を脱がされるところまで早送り。

(おっ、胸の形もいいじゃん)

そのまましばらく眺める。
男の愛撫が一通り終わると、女の子が座り込みフェラチオを始める。
結構上手そうだ。

(ホントに女子高生か?今時の子はこんなもんか?)

画面に見入っていると不意に左の肩に何かが触れる。
ビクッとして振り返ると、妹のまさみがしゃがみ込んで俺の肩に手を置いている。

「ま、まさみ!」

慌ててヘッドホンを外す。

「い、いあや、あの、これは・・・」

あたふたしている俺をよそに、まさみは画面を見つめている。

「ふーん、こういうコが好みなんだぁ」

視線を変えずにまさみが言う。

「あ、か、借り物だから別に、俺の好みってわけじゃ・・・」

「こうやって見るとちょっとグロテスクかなー」

画面を見ると、女の子の局部がアップで映っている。

「あの、いつからいたの?」

「うーん、このコが裸になったあたりから」

相変わらず視線は画面に向いている。

「お、怒ってます?」

「ビデオのこと?別にぃ、男だもんねぇ、エッチビデオくらい。お兄ちゃんの部屋にもあったよ、モザイクかかってたけどね」

その言葉にちょっとホッとしたのも束の間、急にまさみがこちらを向く。

「でも、私が入ってきたのに気がつかないくらい見入ってるのはちょっと・・・」

そう言いながらまさみの手が俺の股間に伸び、服の上から握る。

「こんなにおっきくしてるのも、ちょっとねぇ」

やっぱり怒ってるんじゃないか?
表情からはいまいち読み取れない。
いつも通り無表情。

(あの~、握られっぱなしだと、もっとおっきくなりそうなんだけど)

「ごめん」

そう言いながらまさみの方へ手を伸ばす。

ビシッ!

伸ばした手を叩かれる。

「調子に乗らないの!私で立ったんじゃないのに・・・」

まさみは立ち上がると台所の方へ行ってしまった。
なんだか目に涙が浮かんでたような・・・。
台所から帰ってきたまさみは水の入ったコップを持っていた。
それをいきなり俺の股間にかける。

「おい!」

俺は驚いて立ち上がる。
まさみは俺の前でしゃがみ込むと、俺の股間に手を伸ばす。

「よし、ちっちゃくなったね」

って、おいおい。
まさみは俺のズボンとパンツを一気に脱がす。

「私がおっきくしてあげるから」

まさみは右手を伸ばし、小さくなってしまった俺のモノをしごきだす。

「今度はちゃんと私でおっきくなってね」

上目遣いでそう言うと、俺のモノを口の中に収め、舌を動かす。
気持ちいいけど、何か変だ。
フェラチオはあんまり好きじゃないはずなのに。
少しずつおっきくなってくると、唇をすぼめて顔を大きく動かす。
ちょっと激しすぎないか?

「ま、まさみ」

声をかけるが無視してそのまま続けるまさみ。

「おい」

一旦、無理やり引き剥がす。

「まさみ、どうしたんだよ?」

「・・・」

下を向いて何か言っているが、小さくて聞き取れない。

「まさみ」

もう一度呼びかける。
上を向くまさみ。
その瞳には薄っすらと涙が。

「やっぱり・・・やだ」

「?」

「私以外でおっきくなっちゃ・・・やだ」

思わずまさみを抱き締める。

「ああいうの観たくなったら私のを見て。他のは見ないで」

そのまま抱きかかえて寝室のベッドへ。
抱き合ったままベッドの上を転がる。
俺が上になったところでまさみの頭を両手で抱える。
まさみの顔を見つめる。
可愛いなぁ。

「ごめん、もう観ないようにするよ」

「ホント?」

「うん」

まさみの笑顔。
この笑顔が見れるならAVなんか。
唇を合わせる。
舌を絡める。
ふかーいキス。
一旦離れてお互いに裸になり、改めて抱き合う。
キスを繰り返す。
背中を愛撫しあう。
見つめあう。

「まさみ、好きだよ」

またキスを繰り返す。
弾力のある胸を揉み、乳首をこねる。
頭をずらし、乳首にキス。
舌で転がし、軽く噛む。
まさみの息もだんだん甘くなる。
さらに手を伸ばし、薄い陰毛を撫でる。
中指をその間隙に忍び込ませると、もう十分に濡れているのがわかる。
俺は体を起こすと壁のスイッチに手を伸ばす。
急に部屋が明るくなる。

「えっ、なに?」

驚くまさみを無視して足をグッと持ち上げる。
そのまま足を頭の方へ持っていく。
まさみの股間が丸見えだ。

「ちょっと、恥ずかしいよ」
「見たくなったらまさみのを見ていいって言ったろ」

「えー、いじわる・・・」
「大丈夫、まさみのはグロテスクなんかじゃないよ、可愛いよ」

俺は両手でそこを開き、舌を滑り込ませる。
唇も使ってわざと大きい音がするように愛撫する。
恥ずかしさも手伝ってか、まさみの喘ぎ声もいつもよりも大きい。
たっぷり愛撫すると顔を離し、いつもよりも大量に出ているまさみの愛液をすくい取る。
その指をまさみの顔に近づける。

「ほら、いつもよりいっぱい濡れてるよ」

「バ、バカ」

顔を背けるまさみ。

「じゃあ、そろそろいくよ」

足を下ろして開かせると一気に挿入。

「あっ」

まさみが呻く。
最初から激しく腰を打ちつける。
まさみがイキそうになったとき、一度動きを止める。

「あっ、ね、ねぇ」

おねだりするまさみの体を引き起こす。

「ほら、見てごらん。俺のがまさみの中に入ってるの、見える?」

「もー、バカァ」

腰を一度だけ大きく動かす。

「あん」と喘ぐまさみ。

「だーめ、ちゃんと見て。ビデオみたいに」

少しだけ顔をこちらに向けると、「うん、入ってる」と小さな声。

「じゃあ、動かすからそのまま見ててね」

ゆっくりと大きく腰を動かす。
その度に「あん」とか「うん」とか言いながらも結合部を見つめてる。

「なんか、すごいね。ちょっと興奮してるかも」

しばらくその体勢でいたが、腰が動かしにくいのでまさみを寝かせる。

「なあ、もうひとつビデオみたいなことしてもいい?」
「え、なに?」

「顔に掛けてみたい」
「え、ほんと・・・。う・・・うん、いいよ」

その返事を合図に激しく腰を動かす。
結合部からいやらしい音が響く。

「まさみ、イッてもいい?」

「うん、いいよ・・・、きて」

俺はまさみの中から引き抜くと、顔の上に持っていく。

「目、瞑ってて」

そう言うと、3回4回とまさみの顔に精液を撒き散らす。
射精を終え、まさみの横に転がる。
まさみの髪を撫でる。

「ごめんね、嫌だった?」

「ううん、そうでもない。熱いんだね、精子って」

しばらく裸のまま抱きあっている。
まさみの顔をこっちに向かせて、見つめる。

「なぁ、俺の前で強がったりしなくていいから」

無言で見つめるまさみ。

「俺のことが好きなんだったら、嫌なとこは嫌って言ってくれ」

まさみは小さく頷く。

「お互いに我慢してることが多いと長く続かないと思うし、俺はまさみと長く続けたい」

そう言うとまさみは、「えへへ」と笑った。