小さな職場だったので、付き合っているのがばれたら仕事がやりにくいだろうと思って周りには内緒にしていました。
ある日、同期の友人男(仮にAとします)が、私と彼女を誘って、「週末に3人で遊ぼう!」と言ってきました。
もちろんAは私たちが付き合っていることを知りません。
私はAが彼女に興味がないということを知っていたし、彼女にとってもAは良き友人だったので、普通にOKしました。
その週末、私たちはAの叔父さんの家に招待されました。
Aによると叔父さんは今、ひと月ほどの長い旅行に出ていて、留守番してくれる代わりに友達と遊ぶのに使ったりしてもいいと許可を得ているらしく、それで私たちを誘ってくれたのでした。
3人とも普段は狭い部屋でひとり暮らしだったので、広い家でのびのびと夜遅くまでトランプしたり映画を観たりして遊んで過ごしました。
その次の週末も私たち3人はAの叔父宅へ集合しました。
その日、私たちは居間でカードゲームをして遊んでいました。
何か罰ゲームの指令が書いてあって、負けたらそれに従わなければならない、というものでした。
みんな数回ずつ罰ゲームをしたあと、私は『左にいる人にキスをすること』というカードを引き当ててしまいました。
そのとき、左には彼女が座っていました。
私と彼女は目を合わせて、(どうしよう・・・)とドキドキしましたが、Aが、「さすがにこれはセクハラだよね~、次行こー!」と言って流してくれました。
そのときはホッとしましたが、ちょっと残念にも感じました。
そのうちカードゲームはお開きになり、私たちは酒を飲みながら映画を観始めました。
その映画は“今一番怖いホラー映画!”という触れ込みもあり、ホラー好きだった私たちはワクワクしていました。
しかし観てみると全然怖くなくて、つまらないものでした。
そのうちにAは眠くなったのかウトウトし始めました。
Aはそのとき、私と彼女よりテレビ寄りに座っていて、椅子にもたれてかかっていました。
私はAを横目で見ながら彼女を見ました。
彼女もチラッと私を見ると、そっと手を繋いでくれました。
しばらく手を繋いでいたんですが、そのうちに我慢できなってきました。
彼女も同じ気持ちだったのか、「・・・さっきの罰ゲームの続きして?」と耳元で囁いてきました。
その一言で私の中の理性は吹き飛びました。
私は彼女を抱き締め、罰ゲームの命令通りキスをしました。
最初は軽いキスから始まり、次第に舌を絡めたり、お互いの股間を服の上から手で触りあいました。
キスで唇を塞いでいましたが、「んっ・・・」という彼女の吐息が時々聞こえていました。
私は、やっぱりAにバレないだろうかというドキドキと、次第に乱れていく彼女に興奮し、彼女の服の中に手を入れようとしました。
そのとき、ガタッ!と音がしてAが起き上がったのです。
一瞬、(うわっ、バレたかな?)と思いつつ、私たちは慌てて服を整えて離れました。
Aは「・・・うーん」と少し唸ると、バタバタとトイレへダッシュし、オェーっとひとしきりリバースして、ベッドのある隣の部屋へ入っていきました。
「びっくりしたー!」
私と彼女は、「たぶん飲み過ぎで気分悪くなっただけだからバレてないよね・・・」と顔を見合わせて安心しました。
その後、私は彼女に騎乗位で挿入しました。
なるべく音や声を立てないように注意を払い、彼女の唇はずっとキスで塞ぎながら、下から突き上げる感じで腰を振りました。
私と彼女は他人の家で、しかも隣の部屋に友人が寝ている中でのセックスに興奮していました。
彼女は私に突かれながら、「・・・よその家なのに、こんなことしちゃダメなんだからね」と言い、その言葉にますます興奮は高まりました。
最後は、「今日は中にしてもいいよ・・・」の言葉に甘え、私は彼女の中で絶頂に達しました。
確実に、それまで経験した中で最高に興奮したセックスでした。
終わった頃にはすでに窓の外は明るくなっていました。
ひとしきり余韻に浸った後、私と彼女は後片付けに奔走しました。
ほとんど汚してはいないものの、匂いはどうしても残るからです。
偶然部屋に置いてあった消臭剤を絨毯やクッション、服に振りかけ、ティッシュはトイレに流し、念のために二人とも急いでシャワーを浴びました。
その後、私と彼女は疲れて眠ってしまい、気がつくとAが、「起きろー」と私と彼女を起こしに来ていました。
私と彼女は、(本当にバレてないかな・・・?)とこの瞬間もドキドキでしたが、「昨日はごめんな・・・酒飲み過ぎて潰れちゃったよ。映画、最後まで観たかったんだけど」と言うAの顔を見て、これは絶対バレてないなと本当に安心しました。
その後も何度か私達はAの叔父宅へ誘われ、Aの目を盗んではキスをしたり、体を重ねていました。
結局、私たちの行為はAにはバレず、私たちが付き合っていたこともバレなかったと思います。
色々あってその彼女とは別れてしまい、私も今は別の会社に勤めていますが、この体験は今でも“若気の至り”みたいな感じで時々思い出します。
長くなり申し訳ありませんが、最後までありがとうございました。