2回目の時の看護婦さんだ。
中に入るなり・・・。
「◯◯さん、ダメだったんだ?もう一回、頑張りましょうね」
うわ、覚えられてるよ。
更衣室までついて来て、例のトランクスを渡しながら、そっと背中を押す。
前回、消耗してグダグダだったことも覚えてそうだし、ってことは包茎も覚えてるんだろうな。
ほんと、勘弁して欲しい。
お前ら知ってるか?
包茎ってのはたいてい短小とセットになってるもんなんだぞ。
縮こまった状態の時は、なんかクシャッとしてて、普通一般的に思われてるチンコの形とは全然別物。
まあ、チンコには見えないって。
それを他人に見られるのが、どんだけハズいか・・・。
着替えてベッドに・・・あれ?
頭がモニタの前に座る医者の側。
前とは反対向きだな。
石の位置と破砕機の構造の関係から、この方が体勢が楽じゃないかとのこと。
医者としてはやりづらいが、前回消耗が激しかったので、敢えてこの向きでやってくれるらしい。
この医者にもこんな優しいとこあったんだ。
「始めましょうか。(看護婦さんに向かって)じゃあ、お願い」
看護婦さん、耳元で・・・。
「じゃあ、いいかな?」
よくないけど。
グイッ。
ポロリ。
あーぁ、出た・・・。
やっぱり・・・パズいょ?
ウィーーーン。
この向きだと、医者からはチンコが・・・いや、下腹部が見えないらしい。
「××さん、位置いいかな?見ててね」
見るの?
「ハイ」
看護婦さん、下腹部と破砕機を見つめる。
あー、また見られてるよ。
そう思うと、ムクムク・・・。
あぁぁぁぁ!
看護婦さん!
今、笑っただろ!
俺、見てたもん!
絶っっっ対、笑ったよ?
ヒドいなぁ。
破砕機はドンドン下りてきて。
やっぱり前と同じ。
おい、もうちょっと上っつーか右?だぞ?
そこはチンコだってば。
前回、医者はかまわずチンコごと押さえ付けてきたけど、看護婦さんはマズいと思ったみたいだ。
少し慌ててるっぽい。
「あらら!」
うわっ!何すんだよ。
いきなり手を伸ばしてきて、チンコ掴んで、破砕機の外側の方に引っ張る。
いや、引っ張ったからって、どうなるもんでもないよ?
医者は気付かず、ウィーーーン。
看護婦さんの手がチンコを掴んだまま、お腹にグイグイと押しつけられる。
看護婦さん、チンコ握ったまま離すこともできず、なんか、あうあう言ってる。
待ってくれ。
手、動かさないで。
包茎の皮が変な風に突っ張って、痛い・・・。
いえ、ウソです。
気持ちいいんです。
でも・・・。
「ぅ、ぃて・・・」
「あ・・・ごめんなさい・・・。すみません、先生、ちょっと止めて・・・戻していただけません?」
医者、どうしたのって感じで覗き込んで・・・。
「何やってんですかぁ!?」
「あの、手が離れなくって・・・」
「え?」
気持ちいい・・・じゃない、痛い。
いえ、本当はやっぱり気持ちいいです。
で、うわ!
やっば、おっきくなって・・・。
でも、これは俺のせいじゃないよ?
そんなことされたら誰だって。
「あの、位置が・・・その、挟みそうで・・・えっと・・・おチンチ・・・いいえ・・・それで・・・やだ・・・」
看護婦さん、テンパって言ってることが意味不明。
それでも状況を理解した医者・・・。
「その・・・握っちゃって離せないと?うっはっ!」
笑うな!
逆転ウィーン。
看護婦さん、やっとリリース。
耳、真っ赤だよ?
「あの、先生、すみませんでした」
そして俺の耳元で・・・。
「ごめんね。痛かったね」
「は・・・少し」
「あーやだ、ほんとごめん・・・」
「いえ、でも、ちょっと気持ち良かったし」
「みたいだねぇ・・・もうーっ!」
看護婦さん、苦笑。
医者は知らん顔で破砕機の位置を調整。
「えっと、もう少し上の方かな?」
ウィ・・・ウィ・・・ウィーン。
「見ててくださいね。これくらいでいい?」
「はい、今度は大丈夫です」
看護婦さん、苦笑しながら、それでも大きいまんまのチンコに手を添えて、破砕機に触れないように反対側に倒してる。
また少し、硬度を増す。
ウィーン。
お腹押さえ付けられても、あんまり小さくならない。
あぁぁぁぁぁ!やっぱり笑ってるじゃん!
パチ、パチ、パチ、パチ・・・。
治療が始まってしばらくして、医者のピッチが鳴り、なにやら深刻そうな会話。
「ちょっと急用で病棟の方に行きますんで、後、お願い」
あたふたと出て行ってしまった。
勃起したチンコ放り出した俺と、5分おきくらいに血圧を測る看護婦さん、二人。
「大丈夫ですか?辛かったら言ってくださいね」
優しいお言葉。
やっぱり前回の消耗を気にしてくれてるみたいだ。
でもまあ、これじゃ、あんまり辛そうには見えないわな。
全然収まる気配がない。
勃ちっぱなし。
こんななってる患者、実際のところ、看護婦さんはどう思うんだろ?
すごく気になる。
『このエロオヤジ。キモチ悪いなぁ』
・・・こんなだったらやだな。
『ちっちゃいのに頑張って、カワイイ』
・・・ンなワケないよな。
『まぁ、大きくしちゃって。私に欲情してるの?ゴクッ・・・』
・・・有り得ん。
というか、こんなこと考える俺、キモい。
『これで精一杯?小さっ!オマケに包茎っ!』
・・・う、うっせーよ!
『まぁ、恥ずかしがっちゃって。ちょっとイジメちゃおうかな』
・・・なんか、この人の場合、ありそうで困る・・・。
いっそ、ハッキリ言ってしまった方が気が楽かな。
「すみません。今日は体勢は楽なんで、大丈夫です。すみません。なんか、変になってて。おかしいな・・・収まんないんで・・・あんま、見ないでください」
「ふふふ、変じゃないです。たまにありますから。気にしなくていいですからね」
まったく、なんちゅー会話だよ・・・。
そうこうする内に時間が来て、パチパチ・・・が自動停止。
しかし、医者は戻ってこない。
チンコおっ勃てたまま、何をするでもなくじっとしてるのも、変なもんだ。
変に意識してしまってて、ますます硬く・・・もう、完全にMAXだよ?
ちょっと手を動かしたり、ため息をついたりとか、体を動かすとなぜかチンコがビクンと反応する。
むちゃくちゃハズい。
早く何とかして欲しい。
可哀想と思ったのか、見苦しいと思ったのか、看護婦さん、タオルを持って来てチンコに被せてくれた。
しかし。
被せた途端、「プッ!」って吹き出した。
なんだよ。
なんで笑うかなぁ。
「ごめんなさい。やっぱり、なんかかえって変だから、タオルは取っときましょうね」
はい、そうですか。
おまかせします。
でも、あんまりソコを話題にしないでください。
しばらくして、ようやく戻ってきた医者、俺を見て「うぅっ・・・」とか言ってたけど、どうもそれどころじゃないみたいだ。
破砕機を止めると・・・。
「はい、終わりです。たぶん今回で終わりなんで、来週以降にレントゲン検査だけ受けに来てください。(看護婦さんに)予約とか、手続きお願い」
言い置いて、またすぐに出ていった。
なんか大変なことが起こっていて、俺なんかには構ってられないみたいな様子。
で、取り残されたみたいな感じの俺と看護婦さん。
破砕機も元の位置に戻って、チンコはフリーになったが、相変わらずMAXのまま。
気まずい・・・と思ってるのは、しかし、俺だけだったみたいだ。
濡れティッシュを大量に持って来ると・・・。
「じゃあ拭いときましょうね」
まずは無難なところ、お腹や太腿から。
陰毛の辺りは特に念入りに。
「すみません。ありがとうございます」
「うんうん。キレイに拭いとかないと、後で痒くなったりするから」
拭くのに合わせて、直立したチンコがフラフラ。
ハズい。
次にゼリーでベチャベチャのタマタマ。
両手で包んで、揉むように拭う。
あくまでソフトに。
「うっ、ふう・・・」
「大丈夫?痛く・・・ないわよね」
はい、お上手です。
とっても気持ちいいです。
そういえば、前はタマとチンコ、一緒にニギニギ・・・じゃなくて、拭いてたけど、今回はタマだけ。
そうか。
前は、こんなに勃ってなかったもんな。
こんなんじゃ、一緒には無理だわな。
で、いよいよチンコ。
前の時は全然気にもしてないみたいで、さすが看護婦さんと感心なような、ちょっとつまらないような・・・だっけど今回はかなり意識してるっぽい。
「ふぅ」とひとつ息をつくと、袖口で額の汗を拭ってチンコに手を伸ばす。
勃起したチンコの拭き方なんて、そんなに何通りもあるわけじゃない。
握って上下にコスコス。
皮剥いておいて、先っちょもチョンチョン。
ビクン!
・・・気持ちいい。
けど、我慢します。
でも・・・ビクン!
しかし、ここで“処置”は終了。
チンコにタオルを被せながら・・・。
「はい、いいですよ。なんか・・・ごめんね・・・」
「いえ・・・すみません・・・」
「パンツ、ゼリーでベトベトだから取っときますね。ごめんね」
「ハイ、すみません」
最後は、なんか両方で謝り合いしてるみたいでした。
生殺しはヒドい・・・と言えば、そうかもしれないが、もちろん元々そんなんじゃないわけで、かと言って現実は生殺しになってて、看護婦さんにもそれは理解できてしまう。
かと言って、なんとかするなんて現実にはあり得ない状況でした。
医者がいなくなって、看護婦さんと二人っきりというのも、微妙な雰囲気の原因だったのかもしれません。
最後に次回の予約をして部屋を出る時、耳元に口を寄せてもう一度、「ごめんね」と言ってくれました。
いえ。
こんな状態で、勃ってしまった僕が悪いんですから。
翌週、レントゲン検査の結果、石はキレイになくなっていて、今回の結石は完治。
治ったのはもちろん嬉しいが、少し残念な気がしないでもない・・・。