ふだん些細なことで俺と喧嘩ばかりしている妹。
いつも男勝りで可愛くない性格の妹。
冷蔵庫に俺の好物のバームクーヘンを入れておくと確実に食べてしまう妹。
PCMAX
俺の部屋にノック無しでいきなり入ってきて俺を焦らせる妹。
ズボンを慌てて穿いてる俺を見て心底意地悪そうに笑う妹。

夏休み、俺は近くの市営プールへ行った。
市営プールは夏休みにも関わらず意外と人が居ないのだ。
俺は友達と一緒に脱衣所で着替えていた。
すると隣りから若い女性の声が聞こえてきた。
俺は友達と思わず顔を見合わせた。
なぜなら、この脱衣所の天井部分は壁が無く、上から覗けるのだ。
俺はみんなと一緒に天井部分まで登った。
人が居ないから出来る芸当だ。

隣りには4人の中高生くらいの女の子達がいた。
女の子達はみんなスタイルが良かった。
隣りの女の子達は俺たちに気付いてはいなかった。
俺達は夢中で着替えを覗いた。
隣りもこちらも他に人は居なかった。
おかげで何の苦もなく覗くことが出来た。

隣りの女の子達のレベルは一人を除いてかなりレベルが高かった。
顔も良かった。
発育も良かった。
さっきチラッとしか顔が見えなかった女の子も居たけどパッと見は美人っぽかった。
さっき見た限りではその娘が一番胸が大きくスタイルが良かった。

さっきから、俺達は烈しく立っていた。
みんなも腰を浮かしている。
さっきから、どうしようもなくなった股間を、俺達は持て余していた。

「俺はあの乳のデカい娘が一番良いなぁ」
「俺、あの髪の長い娘」
「俺はあの茶髪の娘がいい」

などとみんなは話していた。

「お前は?」

友人が俺に聞いてきた。

「俺は・・・やっぱりあのおっぱいは捨てがたい」と言った。

水着を着てきた娘もいれば、ここで着替えている娘もいた。
水着をここで着替えている娘達は人目も気にせずに胸を露わにしていた。
水着はレベルの低い一人を除いてみんな、結構大胆なセパレートタイプのものだった。
水着を着けていない彼女達の裸体を俺達は食い入るように見つめた。

「おおっ!髪の長い娘の乳首・・・乳首が見えた」
「ピ、ピンクだよ、おい・・・」
「おおっ、茶髪の娘、くびれがすごいぞ・・・」

友人も俺もみんな股間をもぞもぞ触っている。
そして本命。

「おおっ、やっぱすっげぇ巨乳!」

俺達は釘付けだった。
俺はその時初めて、その娘の顔をはっきり見た。

(おおっ?)

巨乳の娘の顔を見て俺は愕然となった。

(い・・・妹だ)

妹があんなに巨乳だったなんて知らなかった・・・。
妹があんなにスタイルが良いなんて知らなかった・・・。
妹がはたから見るとあんなに美人に見えるなんて知らなかった・・・。
妹の乳首があんなにきれいだなんて知らなかった・・・。

俺達は結局着替え終わるまでに“ひと仕事”終えた。
友人達はあれが俺の妹ということは知らなかった。
俺は友達に彼女が自分の肉親であることを言えなかったし、言わなかった。
俺は妹で立っている自分を認めたくなかったし、それを友達に知られるのが恥ずかしかった。
しかし俺はもしかして、誰よりも妹の裸体を見ていたかったのかもしれない・・・。

友人達は彼女達をナンパした。
最初はダメだったけど、人が少ないためか、結局彼女達はついて来た。
友人達はそれぞれ狙いを定めたようだった。
友人達がナンパした時、妹は最初驚いたようだった。
さらに俺の姿を見つけてもっと驚いたようだった。
友人達はそれには気付いていなかった。
妹の友人達もそのことには気付いていないようだった。

妹は俺の姿を見つけて一瞬言葉を失っていたようだった。
妹は最初に俺に声をかけるタイミングを失ったせいか、知らぬふりをすることにしたようだった。
妹が知らぬふりをした理由は何となく見当がついた。
妹は面食いだ。
俺の友達の一人をすごく気に入ったのだろう。
俺達は思いのほか意気投合し楽しんだ。

俺は一人でスライダーに乗ろうとした。
すると妹がついて来た。
俺達の他は誰もついて来なかった。
俺達はここぞとばかりに喋った。

「何で知らんふり?」

「何でここにいる?」

「っていうか妹をナンパするな・・・」

俺達は結局二人とも知らないという事で押し通す約束をした。
スライダーをする時、妹は俺に、「もっとくっついたら?」と言った。
俺は、「はたから見たら、この距離はちょっとオカシイよ」と言った。

俺は妹に密着した。
妹の胸は柔らかく、とても気持ちよかった。
妹は「どこ触ってんのよ!」と言ったけど、無理に振り解こうともしなかった。
俺は少し立ってきた。
妹に気付かれないことを必死に願った。

「妹で立てないでよ。背中になんか感じる・・・」

(バレてる・・・)

俺は黙った。
妹も黙った。

俺たちが戻るといつの間にか他のみんなはいい感じにカップル成立していた。
俺と妹はそれぞれのお気に入りをすでに奪われていた。
俺と妹は仕方なく偽装カップルになった。