自分の心臓の音を聞きながら、写真を順番に見ていきました。

そこには、スーツを着てバーの入口近くに立っている茜さん。
例のバーでグラスを持って談笑している茜さん。
バーで西村部長に肩を抱かれている茜さん。
PCMAX
順を追って見ると、会議の後のできごとが何となく想像できます。

数枚目から、見たことのない店の背景に変わりました。
どうやら別のバーへ移動したようでした。
さっきの店より暗い感じの、小さなバーのようです。
ここから数枚は、ひたすら茜さんを撮ったものでした。
どうやら2人だけで移動してきた感じです。
グラスを持って頷いている茜さん顔は紅く、明らかに酔いが回っています。
眠そうにしている茜さん。
自分の腕に突っ伏している茜さん。
この状態で、茜さんはどうやって帰ったんだろうか?
僕は嫌な予感でいっぱいになりました。

そして、再び背景が変わった数枚目。
それは、明るい部屋で白いベッドの上に横たえられた茜さんの写真でした。
紺のスーツが少し乱れ、眼鏡は外されています。
目を閉じた茜さんの素顔は、まだ学生でも通用する少女のように見えました。

すでに覚悟は出来ていました。
茜さんは、この日、西村部長にヤラれたのです。
ものすごい敗北感を感じながら、エロ画像を続けて見ていきました。
ブラウスを肌蹴、ブラが覗いているエロ画像。
スカートも脱がされ、下着だけのエロ画像。
数枚後には、何も着ていない全裸の茜さんの姿が収められていました。
肌のきめが細かく、ほっそりとしていながら胸はBくらい。
それは想像していたより綺麗な身体でした。

その後の数枚は、顔や胸、局部をアップで撮ったものでした。
薄桃色の乳輪や淡いアンダーヘア、サーモンピンクのおまんこを指で広げた物までありました。
そして、茫然としてベッドの縁に腰掛けている茜さん。
この1枚は、間違いなく行為の後でした。
僕は落ち込みながらも他の写真を見ていきました。

違う日付で、今度は何かの施設のようでした。
既にショックを受けていた僕ですが、ここから先の写真はそれを超えるものでした。

ベッドに手錠で固定されて裸身を毛箒でなぞられている写真。
目隠しもされていますが身体は間違いなく茜さんです。
その後の目隠しを取った写真では、少し顔が紅潮しています。
他にも全裸で磔にされて見上げるように撮られた写真。
後ろ手で、身体も縄で複雑に緊縛されたエロ画像。
首輪を付けられ、廊下のような所を引かれているエロ画像。
場所はどうやらSMホテルのようで、調教されている茜さん。

茜さんはどうしてこんな事を・・・。
初日のことで脅されてるんだろうか?
それにしてもあまり強く嫌がってる風にも見えない。

僕はすっかり混乱してしまいました。
思いついてデータを転送しようと思いましたが、送信記録が残ってしまうとまずいと思い、やめておきました。
2、3枚、画面撮りを試みましたが、ぼやけてなんだか分からない写真にしかなりませんでした。

翌日、出社して茜さんの姿を探しました。
コピー室にいる茜さんを遠くから見つけましたが、普通に仕事しているだけであの写真の事がまるで嘘みたいです。

午後に取引先に連絡を取って、鞄を返しに行きました。
僕は西村部長の顔をまともに見れず、会話もドギマギしたものになってしまいました。
怪しまれたのは、そのせいだと思います。

数日後、西村部長から僕に連絡が入りました。
仕事のことで打ち合わせがあるから、後日来るようにとの事。

(携帯を見たことがバレたんだろうか?)

僕は不安になりながら西村部長の部屋を訪れました。
部長とは最初、仕事の話をしていましたが、一段落付いたところでやはり聞いてきました。

西村「見たんか?」

僕は隠しきれないような気がしたので、「すみません」とひたすら謝りました。
西村部長はしばらく無言でしたが、そのうち話し始めました。

西村「茜ちゃんはな、今わしが性奴隷として調教中や。調教って分かるか?」

僕「いえ・・・」

西村「まあ、分からんでええわ。初めて見たときからこの娘は素質ある思たんや。それでな・・・示し合わせて2人だけにしてもろうて、色々教えたってる」

僕「嫌がってなかったんですか?」

西村「嫌がっとったで・・・けど最初だけや」

僕「・・・」

西村「色んなとこ初めて開発されて、もうすっかりマゾの娘や」

僕「・・・」

西村「命令に素直に従うようなったし、最近は自分からねだりよる」

『2回目に会ったときが勝負所』

西村部長はそう言っていました。
軽く酔わせてSMホテルに連れて行き、身体を固定して責めるプレイでたっぷりと教え込んでやったとか。
これ以来、茜さんは従順に性奴隷になっていったようです。
僕はこの言葉が信用できませんでした。
初回だけは写真をネタに脅すか何かしたんじゃないかと思えたのです。
けど、仮にそうだったとしても、今こんな風になってるなら、もう本当のことは永遠に分からないでしょう。

土曜の夜、西村部長から突然携帯に電話が掛かってきました。
出てみると、向こうで何か話し声がします。
何かしら言い合っている声・・・。
西村部長と茜さんだとピンときました。

茜「誰?誰に掛けてるんですか」

西村「誰やろな・・・茜ちゃん知ってる人かもな・・・」

茜「いや!やめて」

西村「ええやんか・・・聞かしたり」

何かのプレイの最中だということも想像できました。
茜さんの喘ぎ声が聞こえます。
以下、一部正確ではありませんが、僕の妄想力で補完して再現します。

茜「お願い・・・いや・・・」

西村「いややないやろ、ほら・・・」

茜「いや・・・う・・・あっ」

西村「洪水やな・・・ほんまやらしい娘や・・・ほれ、自分で言うてみ!」

茜「いや・・・です・・・」

西村「言うてみ言うとるんや」

茜「茜は・・・茜はいやらしい子です・・・」

西村「ほんで?」

茜「茜は性奴隷です(泣声)・・・もっと・・・もっと調教してください・・・」

西村「どうして欲しいんや?」

茜「茜に・・・ご主人様のモノをください」

西村「性奴隷のくせにおねだりしよるんか」

茜「すみません・・・」

放心していると、やがて茜さんの激しくイク声が響き、少ししてから西村部長が再び電話に出ました。

西村「どや・・・わかったやろ?うまいこと扱えば、どんなおなごもこうなるんやで・・・。茜ちゃんはこれからもっと調教していくさかい、邪魔したらんたってな」

携帯は切れ、僕の胸には虚しさだけが残りました。
以後も会社で茜さんと会うことはありますが、挨拶以上の会話は出来ないままでいます。