とは言え、田舎の実家に帰ったって仕事なんて見つかるわけないし。
面接を受けた後、採用担当者から食事に誘われることが何度もありました。
どういう意味なのか分かりますので全て断りましたが、親友の由衣はそれに応じて内定を貰いました。
由衣はキャバでバイトしていたこともあり、性にオープンな性格で、「エッチして気持ちよくなって、内定まで貰えるなんていいじゃない。だいたい誘われるなんて若いうちだけ。彼ともマンネリなんでしょ?ストレス解消にもなるんじゃない?」と言ってました。
もちろん私は、「あんたとは違うの!」と相手にしませんでした。
最後の面接を受けに行った時のこと。
面接後、担当者に就活の苦労話を聞いてもらってるうちに、「金曜日だし飲みに行こうか!」という事になりました。
40代の担当者に50代の次長も加わって、3人で飲むことに。
お酒が入ったので話しやすくなり、「内定が欲しい!」と頑張ってアピールしました。
そしてお店を出るとタクシーでマンションまで送ってもらいました。
緊張からか普段よりも速いペースで飲んでしまって、一人で歩けないくらい酔っていたので、2人は部屋まで連れてきてくれました。
お礼にお茶を出しながら、由衣の言葉が引っかかっていました。
自分には後がない。
できる限りのことをしよう。
そこまでやってダメだったら諦めよう・・・。
でも相手からは何も言ってきません。
私は酔った勢いで、彼氏を誘う時と同じように相手にコンドームを渡しました。
次長が驚いて、「まだ会って数時間なのに、ほんとにいいの?」と言われましたが、決心は固まっていました。
担当者が「タバコ吸ってきます」と部屋を出ていくと、私は次長に抱きついて、長いキスをして、行為を始めました。
相手が要求することは全部しました。
「初対面なのに、何でもするんだねえ」
そう言われ、挿入されてからコンドームを付けていない気がして、枕元を見ると未開封のコンドームがありました。
(やっぱり生で挿入されてる・・・)
外に出すか、途中で付けてくれるだろうと祈っていました。
初めゆっくりだったのが、だんだん奥まで激しく突かれるようになって、「も、もうだめ、出るっ!」と次長が叫んだ時、心の中で『いや!やめて!中に出さないで!』と叫んでいましたが、声に出来ず、そのまま中に出されました。
コンドームを渡してるのに、次長は何の躊躇いもなく・・・。
次長は「下の息子を作った時以来だなあ」と、嬉しそうに担当者を呼びに行きました。
シャワーを浴びて出てくると、担当者が裸で待ってました。
担当者とも次長と同じようにコンドームを付けずにセックスしました。
その後、何度も2人と関係を持った後、やっと内定を貰いました。
由衣に一部始終を話すと、「おめでとう」と言ってくれましたが、コンドームを付けなかったことに対してはかなり怒られました。
今はその会社で働いています。
幸い、その面接官との中出しでは妊娠せず、付き合っている彼氏とも結婚の話をしていて、とても充実しています。
この出来事については後悔していません。
由衣のように前向きに考えようと思っています。