チカ「そろそろ寝よっか?」
俺「そうだな」
二人でベッドに入って寝ようとしてたら・・・。
ちか「今日は触ってこないね、どうしたのww?」
俺「いくらなんでも隣の部屋に姉いるのにマズいだろ・・・」
チカ「ふーん・・・おやすみー」
俺「おやすみー」
・・・。
チカ「ねぇ・・・やっぱりエッチしない?」
俺、寝たふり・・・。
チカ「ねえ」
俺の肩を揺するチカ。
ひたすら寝たふり・・・。
ここで無理矢理でもおっきさせて前戯なしで挿入しとけば・・・><
相変わらず寝たふりの俺に痺れを切らしてチカがベッドに潜った。
寝る前にTシャツとパンツだけになってたから、俺のパンツをずらしてフェラしようとしたんだよ。
布団の上から頭を押さえつけようとしたけど時すでに遅し・・・。
一回パクって咥えてしばらく沈黙・・・。
もう俺心臓バクバク!
(ヤバい・・ばれたか・・・)
次の瞬間、ベッドからガバッとチカが起き上がった。
チカ「ねえ、誰かとエッチした?ウチに来る前、どこ行ってきたの?」
もう鬼の形相・・・しかもスゴい醒めた感じで聞いてくるからなお怖い。
俺「亜w45rfdcvふOKm・・・」
ここでうまい嘘がつけるほどの器用さは持ち合わせていないし、チカも俺の嘘は大概見破る・・・完全にオワタ。
そらまあ誰か知らん女の汁舐めちまったら誰でも嫌な気分になるわな。
電気が点けられ、長い沈黙が続く。
この時は本当に死にたかったよw
沈黙がチカの言葉によって消された・・・。
チカ「どういうことか説明しなさいよ!!!」
夜中の2時に家中に聞こえるほどの怒鳴り声。
俺「・・・」
チカ「なんで黙ってるの?!!!」
俺「・・・ゴメン」
鬼「はっ?ゴメンって何?もしかしてまだ元カノと続いてたの?ねえ?それとも誰か新しい彼女でも作ったの?ねえ?なんか言えば?」
もちろん自分の姉とヤッたなんて微塵も思ってなさそう。
まあ普通は考えないわな・・・。
ここで隣のドアが開けられる音が聞こえて・・・。
姉「どうしたの?なに喧嘩してるの?お父さんたち起きるよ?!」
知ってるくせにこの姉だけはwwww
ちょっと沈黙があって・・・。
チカ「◯◯が浮気してたの!!しかもウチに来る前に!!!」
ここで今まで抑えてたものが一気に出て、チカ号泣。
チカが顔を手で覆っている時に姉と目が合う。
姉の顔は真っ青・・・。
頭の中で、(さすがに姉とヤッたなんて絶対言えないよな・・・)って考えて・・・。
俺「ごめんチカ・・・、会社の先輩が出会い系やってて、つい俺もやってみたくなってさ・・・さっき、ここ来る前会ってエッチした・・・本当にごめんなさい」
まったく泣き止む気配なし・・・。
返事もなし・・・。
ついに泣き声で両親が心配して階段の下から呼びかけてるし・・・。
姉がすぐ下に降りて行ってなんか説明して、「なんでもないから、ちょっと喧嘩してるだけだから大丈夫」みたいなことを言ってる。
20分くらいチカの泣き声だけが部屋の中で響く。
俺と姉は無言。
やっとチカが泣き止んで鬼の顔に戻る。
チカ「(ペロッ)・・・これはお姉ちゃんの味」
ここからチカのターン!!!
チwwwカwwwがwwwみwwwなwwwぎwwwっwwwてwwwきwwwたww
チカ「相手はどこの誰なの?何歳?付き合うの?」
俺「い・・・いや・・・付き合ったり・・・とか、そんなんじゃ・・・」
チカ「はっ?名前は?何歳かって聞いてるの!!」
俺「なま・・・え・・・はー・・・」
チカ「◯◯さぁー、また嘘言ってるでしょ?言いたくないの?いいけどその女の電話番号は?」
俺「なんで・・・?」
チカ「掛けるから。今から。私は◯◯の彼女なんだから掛ける権利あるよね?」
俺「それ・・・は・・・」
チカが、「早く番号は?」って俺の携帯取って俺に投げてきた。
マズい・・非常にマズい!!!
なにしろ浮気なんてしたことなかった俺は、女の番号なんて家族と会社の子以外入ってないし・・・。
やっとここで姉が口を開く!!
(言うのか?言うのか???言わない方がよくね???)
姉「もう遅いしさ・・・お父さんたちも心配するから明日話し合った方・・・」
チカ「おねえちゃんは黙っててよ!!!関係ないでしょ!!このままで寝れるわけないし、会社に行く気にもなれない!!!」
姉、言わないのかい?!!!
まあ言えるわけないか・・・。
チカ「はーやーくー電話番号おーしーえーてーよおおおおお」
怒りMAXのチカ。
俺は終始無言。
ここで、もう言わなきゃ収まらないと思ったのか、姉が・・・。
姉「ねえ、チカ・・・ちょっと二人で話がしたいんだけど私の部屋に来てくれる?」
赤鬼「なんで?だからおねえちゃんには関係ないから!!!」
姉「関係あるの・・・」
赤鬼「はぁ?なに言ってるの?」
姉「いいから、ちょっと私の部屋に来て」
ここで姉が泣き出した・・・。
一人取り残される俺、サビシス・・・。
向こうの部屋でいきなり赤鬼の鳴き声が大きくなった。
ああー・・・とうとう言ったんだなと腹をくくる。
5分も経たないうちにチカが戻ってきて連行される、俺。
もうなんだかわかんないくらい泣き喚いてて、姉も顔ぐちゃぐちゃしながら謝ってる。
俺も一生懸命謝ったけど何を言っても無駄っぽい。
姉もなんだかキレ始めて・・・。
姉「◯◯、もう帰ったら?」
チカ「まだ話終わってないでしょおおお」
姉「けど、今のチカ、全然話しならないじゃん!話聞こうとしないじゃん!」
チカ「こんな酷いことしておいて、なんでおねえちゃんがキレてるののお?意味わかんない」
俺「・・・」
両親は下で完全に聞いてるっぽいし、完全にオワタ。
色々な物が飛んできました。
携帯とかいいちこの空ビンとか・・・。
ああーもうダメだな、どうしていいかもわかんねーって思ってる時に・・・。
チカ「あんた、いつまでいるのおおお、早く帰れよ!!!」
姉の方に目をやると顎で帰るように促される・・・。
もう一回だけチカに謝って階段を下りたら両親がいた。
母「何があったの?姉妹喧嘩?◯◯君も関係あるの?」
俺「はい、色々あって俺も関係あります。でも姉さんの方もチカも、『一回帰った方がいい』って・・・」
母「だから何があったの?」(怒ってらっしゃる・・・)
俺「話し合いが終わったらお話します、今日はすみません」
俺は、「夜中に本当にご迷惑おかけしました」って逃げるように帰ってきた。
とりあえずここで昨日の話は終了。
朝に姉から電話あって、今はチカも寝てるって。
「もし電話あったら、とりあえず何回も謝ってくれ」って言われてた。
昼過ぎにチカから電話あったんで出た。
チカ「わかってるよね、もちろん」
俺「・・・」
チカ「別れるから。◯◯のアパートにある洋服とかバッグ実家に送って。あと二度と電話もメールもしないで、最悪の別れ方だけどサヨナラ」
ガチャ・・・。
そのあと姉からもう一回電話あったんで、別れたことを告げるとまた泣き出した・・・。
姉「ゴメンね・・・私が軽はずみなことしたばっかりに・・・」
俺「いや、結局積極的にやったのは俺だし・・・俺は別れたらそれまでだけど、姉は大丈夫?」
姉「なんとかしたいけど、今はどんなに謝っても許してくれそうにない。時間かけるしかないみたい」
俺「なんかあったら電話して・・・。チカからはもう電話もメールもするなって言われてるし」
それで夜まで連絡なし。
で、12時すぎにチカから数回電話→無視→チカの母から電話→「今から来てください」→姉から電話→急いで行く!
今帰ってきたけど、チカと姉がウチにまた今から来るみたい。
帰ってくる途中に電話ありました。
実家で話してると両親が寝れないので・・・。
あ、両親は理由は知ってませんでした。
ずっと原因を聞いてきてたけど、すぐ二階の部屋で三人で話すってことになったので。
完全にチカとは終わりのようだがこれは仕方ない。
どうなるんだろう?
別れるのは仕方ないですけど、姉と彼女の関係が心配です。
チカが俺の仕事の気を遣って帰りました。
結果から言うと、もう一回フラれました・・・。
姉とチカが来て、とりあえず俺の気持ちはどうなのか?
何を考えてやったのか?って聞かれました。
俺「酔っ払ってついムラムラして、姉にお願いしたら仕方なくやらせてもらった。これは冷静に考えて、とても許してもらえる行為じゃないと思ってる。今は反省している」
チカ「当たり前じゃないの!バカにしてんの?◯◯はこれからどうしたいの?」
俺「チカとの関係はどうしよもないけど、姉とチカの関係だけは早く戻って欲しい。姉は悪くないから」
と、ちょっとカッコつけたらド裏目!
チカ「私との関係はもうどうでもいいってこと?」
俺「いや・・・昼間にもう別れ・・・」
チカ「そんな簡単に別れられるような関係だったのおお?」
もちろん俺が悪いのは分かってるがイマイチ納得いかない。
俺、もう昼間フラれてるはずだが・・・。
チカ「そんなに薄情だったっけ?やっぱり姉とエッチしなくても誰かと浮気したんやろね。そんなに私が嫌だったんなら早く言えばよかったのに!!」
姉「近所迷惑だから少し落ち着こうよ・・・」
それからも俺への今までの愚痴がザクザク出てきて・・・。
最後にチカ。
チカ「結婚まで考えてた私がバカみたいw」
俺「本当にごめんなさい・・・」
姉「チカ・・・ゴメンね・・・」
また二人とも泣いた・・・。
チカ「◯◯明日仕事なんでしょ?帰るから洋服とバッグ持って行くね・・・。私も連絡しないから、おねえちゃんとも連絡しないって約束して、あんまり私が惨めだから」
俺「わかりました・・・」
姉「わかった・・・」
チカ「じゃあ仕事頑張って、体にも気をつけてね。バイバイ」
俺「今までありがとう、チカも体に気をつけて、じゃあ」
これで終わりです。
さすがにチカが帰って、ちょっと涙出ました。
悪いことはするもんじゃないってことですね・・・。