ただ10年以上毎日アホみたいに泳いでいたので、体が動かしたくて仕方がなく、引越しのバイトや家電配送のバイトを狂ったようにしていた。
そんなある日、下宿の近くのゴルフの打ちっぱなし場に、『バイト募集』の紙が張ってあるのを見つけた。
時給がやたらといいし、なにより『体力のある人募集!』と二重丸で囲ってあるのが妙に気になり、飛び込みで話を聞いてみた。
俺は気が付かなかったが、つい最近出来たらしく、中は新しい感じだった。
支配人みたいなおじさんが出てきて、「募集のチラシ貼って10分後に来るなんて、こりゃ君しかいないな」と笑っていた。
俺は速攻で採用された。
いざ働いてみると、ゴルフボールの回収やら、バンカーの砂の入れ替えやら、ボールの補充やら、トイレの掃除やら、何から何までやらされた。
まぁ俺は何も考えずに体を動かしたかっただけなので、文句も言わずただ言われたことを黙々とこなしていった。
ある平日の昼間、お客さんがほとんど居ないのでボーっとしながらタバコを吸ってると、斉藤さんがジュースを奢ってくれた。
斉藤さんはそこに来ているティーチングプロで、日焼けした顔から白い歯がこぼれる、身長184センチ、27歳独身のナイスガイだ。
オーナー曰く、「斉藤くんはボンボンだから適当にやって親父さんの会社を継ぐんじゃない?」とのこと。
斉藤さんは俺に、「良い身体してるなあー。まさに逆三角形だねえ。何かスポーツやってた?」と聞いてきた。
俺が水泳をやっていたことを話すと、なるほどねーと頷き、「なあ、ちょっと打ってみろよ。ゴルフ興味ない?」と俺にクラブを渡した。
まったく経験が無いので遠慮した俺に、「いいからいいから、こうやって握って、そのまま思いっきり振ってみろよ」と教え始めた。
俺が何も考えずに思いっきり振ると、偶然にもボールに当たり、意外に遠くまで飛んだ。
斉藤「すごいなオイ!俺もさ、女の人とおじさんしか習いに来ないから、がしっと飛ばす奴も教えたいんだよなー」
それから斉藤さんは、暇な時にはタダでゴルフを教えてくれるようになった。
一月ほど経って、俺がドライバーを何とか振り回せるようになると、斉藤さんは、「そろそろコース回ろうぜ」と言い出した。
俺「お金ないっすよ」
斉藤「安く回れるし、カズオの分は出してやるよ」
そう言ってくれたので俺も乗っかることにした。
平日の朝、俺と斉藤さんと、レッスンを受けてる女性2人は車2台で郊外のゴルフ場に向かっていた。
前に斉藤さんのランクル、それについて行く俺が運転する斉藤さんのローヴァーミニ。
(この人マジでボンボンだったんだ・・・)
俺の横には、ゴルフ歴15年の山田さん(ハンディ11)という派手な顔立ちをした、どことなくかたせ梨乃に似ていなくもない、やたらと色っぽい奥さん。
斉藤さんの横には俺と同じくらいしかゴルフ歴が無い、高橋さんという若い奥さん。
俺はてっきり二人で回ると思っていたので少し緊張していた。
ほとんど話したことが無かったので初めは少し困ったが、18ホール回るうちに親しくなることが出来た。
山田さんは明るい奥さんで、体つきもお金持ちの奥さんらしく柔らかそうな感じで、溜まっている俺には少し刺激が強すぎた。
2時頃にホールアウト。
行きと同じペアで車に乗ったが、斉藤さんの車は途中でインターを降りてしまい、俺は見失ってしまった。
俺「あれ?どこ行くんだろ?高橋さんって市内ですよね?」
俺が言うと、山田さんは少し笑いながら、「しーらない」と背伸びをした。
(あ、あれか・・・19番ホール?)
水泳馬鹿だった俺が、色々想像して一人で赤くなっていると・・・。
山田「あれ?カズオくんはインター降りないの?」
(え?)
山田「斉藤くんに、カズオくんと回りたいなーって言ったの私なんだよねー。車2台にしてって言ったのもね。嫌だった?」
俺「い、い、嫌なわけないじゃないですか」
そう答えるのが精一杯だった。
市内から3つくらい手前のインターで降り、俺と山田さんはラブホに入った。
当然のようにシャワーを浴びて、タオルを巻いて出てくる山田さん。
俺は急展開に狼狽えていたが、当然立つところは立ちまくっていた。
急いでシャワーを浴びて念入りに洗っていると、山田さんがいきなり入ってきて後ろから抱き付いてきた。
大きな胸が背中に当たる。
俺「あのあのあの・・・」
リアクションに困っていると、山田さんは後ろから俺のヘソに付きそうになっているモノを握り、「おばさんじゃ嫌?」と耳元で囁く。
ぶんぶん首を振ると、そのままボディーソープを絡ませ指で俺のモノをしごく。
「当たりだー(笑)、すごーーーい」と言いながら指を止めない山田さん。
経験人数1名の俺には過酷過ぎる指の動きが続く。
俺は両手を壁につき、「うう・・・」と呻くだけで動けない。
山田さんはシャワーを止め、俺の体の向きを変えさせ、足元にしゃがんでいきなり俺のモノを咥えた。
髪をアップにして、俺のモノにゆっくり赤い舌を這わせる山田さん。
俺は急展開についていけず、「ううううう」と唸っているだけ。
俺を見上げて軽く笑っている山田さんの目を見た途端、俺は耐え切れずに暴発した。
え?と少し驚いた顔をするが、そのまま俺のモノを咥え込んで飲み込んでしまう山田さん。
俺は朦朧とした頭のまま、手を引かれてベッドに雪崩れ込んだ。