毎年、お正月やお盆など長期連休になると家族で遊びに来て、うちに泊まっていく。
1人で1軒屋住まいだから部屋も空いてるし、費用もかからないので毎年恒例になっていた。
友人と奥さん、それに娘が2人。
早くに結婚したので娘は既に18歳と14歳。
ちなみに奥さんはオレの好みとは違うので全く興味はない。
上の18歳(以下『T美』)が高校の宿題をやっていて、分からないところを教えているうちに段々オレに懐いてきて、自分としてはちょうど年の離れた妹みたいな感じに思っていた。
受験勉強のアドバイスをしたり、息抜きで部屋でゲームをやったり、面白い本を貸したり、向こうとしても年の離れた兄ちゃんの感じだったと思う。
体つきも大人になってきて、部活のおかげかスタイルはいいが、遺伝なのか胸はBになるかならないか位で、オレとしてはもう少し欲しいところ。
一家がうちに来て、全員で温泉に行き、外食して帰宅したのが21時過ぎ。
寝るにはまだ早い。
14歳の妹は友人と奥さんと一緒だったが、姉のT美は暇そうだったので、「オレの部屋で何かするか?」と聞いてみた。
T美「はい!やりたいっス!!」
運動部なので、言葉遣いが体育会系になってしまっている。
T美と2人で部屋に入り、いつもやっていたゲームをしばらくやっていた。
20歳も年が離れているのに、なぜか昔のアニメに詳しく、その辺りの好みも一緒だった。
23時過ぎ、歯磨きをして寝る準備をして部屋に戻ると、今度は大学の話になった。
部活の話、講義の話、バイトの話。
するとT美が、「オレくん結婚しないんスか?」と聞いてくる。
オレ「する気ないな。でなきゃ、ここまで独身でいないって」
T美「彼女いなんスか?」
オレ「会社に仲のいい人は居るけど付き合ってる訳でもないし、その辺りは大人の事情」
T美「仲のいい人って女の人?」
オレ「うん、女の人」
T美「大人の事情って、エッチもするの?」
オレ「T美もそういう事を聞く年になったか!」
T美「どっちなんですかぁ~」
オレ「そりゃ、お互いそうしたい時はするよ」
T美「そぉですかぁ。やっぱりそうですよねぇ」
T美の表情が少し変わった。
オレ「まぁ中途半端な関係だから誰にも言ってないけどね。相手の人にも彼氏はいるし」
T美「え~、彼氏いるのに!?」
オレ「だから『大人の事情』なの。長く付き合うと男女間も色々あるんだよ。オレは決まった相手がいないから自由にしてるけど。彼女がいないからだけど、決まった相手がいればそういう事もしないで大人しくしてる」
T美「じゃぁ、あたし、大学終わったらこっちに住んで彼女になるッス!!」
オレ「そしたらうちに下宿するか?格安で食費だけでいいよ」
T美「マジすか!下宿したい!」
布団に横になりながら話していた。
もちろん寝るのはいつも友人一家とは別で、オレは自分の部屋で1人で寝ていた。
日付が変わる頃、話しながらT美は少しずつ眠そうになっていた。
オレ「そろそろ部屋に戻って寝れば?」
T美「大丈夫・・・」
オレ「ここで寝るなよ。オレが寝るから」
T美「うん。大丈夫」
(『大丈夫』ってどういう意味だよ?)
オレは友人のいる部屋に行った。
オレ「おい、T美がオレの部屋で寝そうだぞ」
友人「そう。んで?」
オレ「いや、だから、こっちの布団で寝かせてよ」
友人「いいじゃん。そっちで寝れば」
オレ「オレの布団シングルだし、狭いじゃん」
友人「いいじゃん。まだ夜寒いし」
とか言っている間にT美は寝てしまっていた。
「T美、自分の布団で寝て」と一応呼んでみる。
・・・反応なし。
友人に、「結局寝たから、そのままオレの部屋に置いとく」と伝えに行った。
友人「わかった。じゃ俺たちも寝るから。おやすみ~」
一緒に寝るからといって何かするわけでもないが、急に緊張してきた。
「布団かけるよ」と一応言ってみた・・・が、無反応。
T美は真ん中に寝ていたので、布団をかけるためにお姫様抱っこをして端に移動させ、掛け布団を捲り、再びお姫様抱っこで移動。
ようやく布団をかけた。
寝顔もまだまだ子供。
変な気も湧いてこなかった。
まだ眠くはなかったが、部屋の明かりを消してベッドサイドの明かりだけ点けて布団に入った。
・・・狭い。
けど、密着する感じは悪くない。
ベッドサイドも消して寝る頃、T美が一度目を覚ました。
T美「ん~~あれ?」
オレ「T美、寝るよ」
T美「うん。寝ちゃった、あたし。ん~眠いぃぃ」
オレ「はい、おやすみ」
T美「オレくん、おやすみぃ。よいしょ」
・・・と、腕組みをしてきた。
オレ「オレはぬいぐるみか?」
T美「はい」
小さいとはいえ腕に胸が当たり、横を向けばすぐに顔があるくらい近い。
変な気は起きなくても、意識してしまう。
意識しながらも寝ることに専念した。
ようやくウトウトし始め、浅い眠りに入り始めた時、顔に何か柔らかい感触を感じた。
(ん???)
T美がオレのほっぺにキスしていた。
(え???まさか???)
起きると逆に良くない気がして寝ているフリをした。
するとおもむろに顔を横に向けられ、「オレくん、クチビル、頂きます」とホントにキスしてきた。
さすがに驚いて目を開けた。
T美「オレくん、唇もらいました」
オレ「もらいましたって、急にしてくるなよ」
T美「だってぇ、したかったから。彼女いるなら悪いからしないけど、いないならしてもいいでしょ」
続けてT美は、「ファーストキスしちゃった」と発言。
オレ「ファースト?マジで?そういうのは好きな人とするもんだろぉ」
T美「オレくん好きだもん。学校とかでも周りは子供っぽくて」
あぁ、年上好きのパターンかと思った。
いつもなら「それなら・・・」と、キス以上にも進めるが、さすがに友人の娘に変な気を起こすのはマズい。
オレ「『好き』って言われてもなぁ」
T美「別にどうしたいって訳じゃないから。今キスしたかっただけなの」
オレ「好きなのはいいけど、キスしたのはお父さんに絶対内緒だぞ」
T美「言わないよぉ、そこまで」
キスと言っても唇を合わせる程度で、もう少しディープな感じを教えてみようかという気がしてきた。
その時、「もう1回していい?」とT美が聞いてきた。
オレ「内緒だぞ、絶対」
T美「うん!!!」
嬉しそうに返事をしてくる。
最初は何度か唇を合わせ、その後、唇同士で噛む感じ。
そして少し舌の先も使いT美の唇をなぞってみた。
それをマネするかのようにT美も舌を使ってきた。
T美「・・・はぁ・・・オレくん、さすが上手いです」
オレ「もうちょっとする??」
T美「はい」
今度は本格的にディープな感じで舌を絡めてみた。
さっきまでは手は腰に添える程度だったが、彼女もキスに夢中になってきたので腰からお尻に手を伸ばしてみた。
(・・・嫌がらない)
部活で鍛えたお尻は小振りで触り心地がよかった。
お尻を触りながら、完全に抱き締めてしまっていた。
当然、硬くなったモノも彼女へ密着。
ここで止めておかなければと思いつつ、キスは続いた。
T美「オレくん・・・キス、スゴい」
オレ「こういうのは経験だから」
たぶん今夜だけで挿入の手前(フェラとか手コキとか)まで教えられそうだったが、急に友人が入ってきたら言い訳のしようがないので、ここで終わらせた。
オレ「ほら、もう寝ないと」
T美「うん・・・。じゃもう1回だけ」
オレ「そんな気に入った?」
T美「うん、何か凄い気持ちいいです」
唇で彼女の唇を噛んだ。
オレも実際気持ちよくて、もう少ししていたかった。
T美も慣れてきて、またしばらくキスが続いた。
最後は思いっきり抱き締めた。
T美「くっついて寝てもいい??」
オレ「じゃ、腕組むだけね。お父さん入ってきて抱き合ってたらビックリするから」
T美「うん」
腕に抱きついてくるとT美はそのまま寝た。
次に泊まりに来た時はどうなるのか?
欲望に負けるとマズいなぁと思ってると、夢の中でまたT美にキスされた。
もしかすると、寝てる最中に本当にキスされていたのかも・・・。
1泊2日の予定だったので、翌日の昼過ぎに友人一家は帰っていった。
オレら2人が同じ部屋で寝たのは知っているが、もちろんキスした事は知らない。
次はお盆の時期に来るのだろうけど、薄着になる夏。
Tシャツやキャミで隣に寝られたら、オレは我慢出来るだろうか?