幼少期からピアノを始めましたが、ピアノよりも声楽に高校生の時に惹かれ、音楽系の大学を受験し声楽を選びました。
声域はソプラノです。
芸術系の大学は浪人して入る人も多く、親友の女の子は1つ年上です。
PCMAX

その親友の理沙と後期試験も終わった日、居酒屋に行った時のことです。
週末の金曜日でもあったのでお店は混み合っていましたが、2人でどんどん料理を注文し、大いに盛り上がっていました。
私はあまり飲めない方ですが、理沙は結構いける口。

そんな時、隣のボックス席に2人連れの大学生風の男子が新しい客としてやってきました。
1人の人を見た時、すぐに私の好みのタイプだと思ってしまいました。
スラっとした体型で、カッコ良くて、日焼けしているけど知的なタイプ。
もう1人の人は先輩のようで、彼は敬語で話していました。
先輩の方は身長がもっと高く、こちらもイケメン。
理沙はそっちの方がタイプのようで、意識し始めたのが何となくわかりました。
お互い目を見合わせて、“カッコイイね”と言い合っていました。

その人たちが来てから30分くらい経ってからでしょうか、向こうもこちらを狙い始めたのか、狭い通路を挟んで先輩男子の方が声を掛けてきました。
声の掛け方もスマートで好感が持てました。
彼らは誰でも知ってる有名大学の学生で、私はラッキーだと思ってしまいました。
彼の方は私たちと同じ2年生で、先輩の方は卒業間近の4年生でした。

そしてお店を一緒に出て、別の店に行こうということになりました。
今度はもうちょっと気の利いたカフェ風の西洋居酒屋で、丸いテーブルを挟んで4人で座りました。
私の好みの彼は、「どうぞ」とイスを引いてくれ、私を座らせてから自分は私の右側に座りました。
この時、自然と2組のカップルになってたような気がします。

彼らの話はとても面白く、楽しくて、私たちはずっと微笑んでいました。
話を聞くと、住んでる所が私たちの大学からすぐ近くの所でした。
部屋の窓を開けていると、楽器の演奏の音が微かに聴こえる時もあると言っていました。

そして時間もあっと言う間に過ぎていきました。
彼は、「つまらない時は長く感じ、楽しい時間はすぐに過ぎ去ってしまうと感じる。それが相対性理論だ。今夜は楽しかったよ」と言い、先輩が、「また、こいつの気取ったウンチクが始まった」と混ぜっ返すと、4人でどっと笑いました。
普通なら寒いセリフも、この二人の男性にかかれば素敵な空間でした。
それからお店を出た時は、山の手線も私鉄も地下鉄も終電は終わった時間でした。

先輩男子は、「大丈夫、タクシーで家まで送るから」と理沙と一緒に歩きだし、私と彼もタクシーを捕まえました。

彼は自分の部屋のある住所を運転手さんに告げました。
タクシーに乗り込む前に、「よかったら僕のところに来ない?」と言われた時、私は頷いてしまっていました。

タクシーを降りた場所は、私にも馴染みのある通りで、途中コンビニに寄りちょっとした買い物をして、5分ほど歩いて彼のアパートに着きました。
6畳程度のフローリング一間にキッチンとお風呂が付いた鉄筋3階建てで、建物自体は古いそうです。
部屋の中心にコタツが置かれ、ベッドを背もたれにして座る形は私の自宅の部屋と同じだと思いました。
二人でコタツに入り、テレビのCS放送をつけたまましゃべり続けました。
午前2時になっても緊張しているせいか、まったく眠くはなりませんでした。

彼「眠くなった?」

私「ううん、全然。このままこうして朝まで起きてるから」

初めて会ったばかりの人のところについて来たことで、軽く思われないよう私は必死でした。
もちろん、私としてもこんなことは初めての経験です。
実は3ヶ月前に、1年以上付き合っていた元彼と別れて、寂しかったということもあるんです。
その彼とは当然セックスしていましたから、セックスの何たるかくらいは私も知っています。
と言っても男性経験はその人だけで、経験は浅い方だとも言えます。

そんなことを考えていると・・・。

彼「僕はコタツで寝るから、キミはベッドで寝て」

私「でも」

彼「コタツに座ったままじゃ疲れるし、風邪ひいてもアレだから」

彼は優しく私の手を取り、フトンを捲って寝かせてくれました。

「電気を消すよ」と彼は言い、豆電球の灯りだけになりました。
ベッドは彼の良い匂いがして、私はベッドの中でスカートと黒ストッキングのまま横になっていました。

私は布団についた彼の匂いで興奮して寝付けず、「ねぇ、体痛いんじゃない?」と言いました。
クッションを枕代わりにしても、床はコタツの下に敷く敷物がある程度ですから、寝られないと思ったんです。

彼「じゃ、そっちに」

・・・と、彼は私の横に滑り込んできました。
彼もジーンズのままでした。
と、すぐに彼は腕枕をするように私の首下に腕を回し、私を抱き寄せ、そのままキスをしてきました。
ここまでの早業は見事と言えるほどでした。
でも私は、そうしてくれるのを待っていたんです。
彼の舌が私の舌に絡みつき、私も彼の背中に腕を回して抱き締めていました。

彼はキスをしながら私のセーターの中に手を入れ、素早くブラのホックを外し、私のツンと上向いた小振りなバストを揉み始めました。
アンダーバストからゆっくり揉みながら、指先で乳首を摘み、乳輪を撫でられると、彼が口を離すたび、私は声が出てしまいました。
いつの間にかセーターは脱がされ、上半身は裸になっていました。
暗がりとは言え、(毎日ちゃんとムダ毛の手入れをしておいて良かった)と、つくづく思いました。

彼はキスを続け、パンストの上から、太ももを円を描くような感じでゆっくりゆっくりと愛撫し、それからすでに捲れ上がっていたスカートの中に手を這わせて、クレバスに沿うように縦に指を動かしたりしました。
パンストの上からでもすごく感じて、たぶん、もうアソコはしとどに濡れていました。

「はぁっ~」と私は喘ぎ声を上げていました。

彼は私のバンストを伝線させないように脱がせ、しばらくはパンティの上から愛撫してきました。
そしてパンティも取り、私のアソコに舌を這わせてきました。
お風呂は前夜に入ったきりで、それから何度もトイレに行っていますし、けっして清潔ではなかったと思いますが、この部屋のトイレを借りた時、携帯用のウェットティッシュでこっそりアソコを綺麗にしたので、シャワーで綺麗にするのに比べれば劣るかもしれませんが、陰唇回りから肛門にかけて丁寧に拭いておいたんです。
クンニリングスがこんなに気持ちいいなんて知りませんでした。
元彼は大人しい地味な人でセックスも地味だったからです。

彼「咥えてみる?」

私「したことないから・・・」

でも、思い切って彼のモノを咥えてみました。
それは元彼のモノより大きくて、立派でした。
私は口いっぱいになるそれを一生懸命咥え、舌で舐めてみました。
それが彼にとって良いのか良くないのかまではさっぱり分かりませんでした。

しばらくして彼は私を仰向けに寝かせ、上に乗り、私の中に入ってきました。
(あとで聞いたのですが、その時のコンドームは、帰りに寄ったコンビニで他の物と一緒に密かに買ったそうでした)
私は十分すぎるほど濡れていたので、挿入はすんなりといきました。
ちょっと痛みがありましたが、彼が動いているうち、少しよくなってきました。

彼「いい?」

私「少し痛かったけど、大丈夫」

すると彼は動きをゆっくりにして、指で同時にクリトリスを愛撫してくれました。
私はオナニーの習慣があり、バストとクリトリスへの刺激でイク方なんです。
オナニーに関しては、もう6、7年くらいは続けていると思います。
なので、この彼の愛撫は正解でした。
彼のモノは入ったままですが、彼はクリトリス周辺を痛くしないようソフトに愛撫してくれ、私はだんだん気持ちよくなってきました。

「気持ちいぃ~」と言ってしまったほどです。

ただ、さすがに状況も状況ですから、この時は絶頂感までいくのは無理でした。
この時はお互い全裸でしたが、寒い日にも関わらず暑く感じたものです。
それから20分ほどで彼は、「イクよ」と言って射精し、行為を終えました。

彼は腕枕をしたままで、私を抱き寄せる格好でお互い深い眠りに就きました。
起きたら何だか照れくさくて彼の顔を見れないでいると、優しく頬にキスしてくれました。

今では彼は、私の素敵な彼氏になりました。