その状態でも話しに参加していたのだが、やはり眠気の所為か口数は少なくなっていた。
そのうち男友達が出掛けるからという事で帰ってしまった。
残ったのは俺とうとうとし始めた奈緒だけになったわけだ。
少したって、俺が「マッサージ得意なんだよ」と言う会話から、奈緒をマッサージする事になった。
手から始まって、肩、腕、足とほぼ全身をマッサージした。
そこで、少々悪戯をしようと思いついた。
まず肩を揉む時にさりげなく鎖骨をコリコリと弄ってみた。
奈緒は自他共に認めるくすぐったがりだったので、すぐ反応した。
しかし、奈緒は予想外に弱かった。
言葉を失うほど悶絶して「ちょっ・・・や・・・ぁ」と小さく言ったあと、大きく深呼吸した。
俺が「悪い、手が滑った(´Д`)」と少し笑いながら言うと、奈緒も笑顔で「全くー、気をつけてねー」と言ってきた。
その後はくすぐりはしなかった。
が、奈緒がうつ伏せになって足をマッサージする時は(学校帰りの為スカート)太ももまでやったのだが、そのままスカートの中まで手を滑らせることもできたな・・と、今更思う。
結局そのまま解散になったのだが、帰り際奈緒が「あー、すごい気持ちよかったよー」と頬を紅潮させて言った時は、危うく犯罪者になる所だった。
後日、あの日のマッサージの感想を聞いてみたら、
「あの後ね~、すっごいほわほわした感じになってね~すっごい気持ちよかったよー」
またアブナ(´・ω・`)カッタ。
その後、「じゃぁ俺無しじゃ生きられない体にしてやるよ」と冗談交じりに言った訳だが・・・。
今思うとすごい事言ったな中三の癖に。