私と妻は昼過ぎY君のマンションを訪ねました。
写真でしか見たことがなかった彼は、学生時代水泳の選手だっただけあってスリムだが筋肉質で、いかにも女性が好みそうな雰囲気の好青年でした。
今までこわばっていた妻の表情が急に緩み、目が心なしか潤んでいるのがわかりました。
ソファーに座り、よもやま話から始まり、徐々にセックスの話題になってきた頃、Y君は隣に座っている妻の膝のあたりをなで始めました。
妻は再びこわばった表情に戻り、全身が固まっているようでした。
Y君が言いました。
「奥さん、緊張してますねー。ご主人が思いっきり見てるから」
私は、興奮してすごい形相で二人を凝視していることに初めて気づきました。
見たいのですが、せっかくの雰囲気を壊すと思って、思わず「二人でベッドの部屋に行ったら」と言ってしまいました。
妻は「えっ」という驚きの声を上げましたが、Y君に「手で触るだけだから」と言われて、部屋に入って行きました。
そして、部屋の扉がY君によって閉められました。
これは私には予想外でした。
私は扉のところで必死で聞き耳を立てました。
時々、ガサガサと布団か衣類の擦れる音と、2人の「ふー」という息をする音が混ざって聞こえました。
私は妻が手で股間を触られてるんだなと想像していました。
それから30分が過ぎましたが、部屋の中から聞こえる音はガサガサ、そして「ふー」ばかりでした。
これだけ私も気を遣ったのだから、もう見せてもらってもいいだろうと思いました。
雰囲気を壊さないように、そっと扉を開けた私の足下に妻とY君の衣服。
下着もあります。
「ええっ!裸になったのか!」と驚くと、同時に目に飛び込んできたのは、布団の中で腕立て伏せの姿勢をして私を睨んでいるY君の顔。
そしてその下で、サッと顔を私からそらした妻の頭でした。
二人の胸から下は布団の中で見えませんでした。
私は慌てて部屋を出ました。
心臓の鼓動が大きく聞こえてきます。
すごい驚きが私を襲いました。
妻が他の男の体の一部を自分の中に入れて繋がっている。
想像の世界でしかなかったことが、現実に目の前で繰り広げられているのです。
10分ほど経ってY君と妻が服を着て部屋から出てきました。
私はY君に、部屋へ入ったことを詫びました。
Y君は笑顔で「いいですよ」と答えました。
帰りの車で次のようなことを妻から聞き出しました。
妻は寝室に入ったとたん猛烈にセックスをしたくなったこと。
どちらからともなく、すぐ全裸になったこと。
慌ただしく前戯もなく、生でペニスを入れて繋がったこと。
Y君のペニスが長いので妻は膣の奥で小刻みに何度もいったこと。
Y君は私が寝室に入る前に一度膣内で射精をしたこと・・・等々。
私は頭がくらくらしました。
妻はY君とまた会う約束をしています。