自分以外にも餌をやってる者がいるなと思ってたら、女上司でした。
五つ年上ですが童顔で、小柄のため、見ようによっては女子大生。
頭の切れる人ですが、容姿の為に部下から陰でバカにされてたから、態度が冷たいし、笑顔を見せない人でした。
昼休み、猫に餌をやりにいくと、あの人がしゃがんで猫を撫でてました。
その時から仕事以外に話すようになって、一年後にデートする仲になりました。
実は中学生の時にレイプ経験があり、男性が苦手で、冷たい態度をとるから煙たがれる・・・そんなだから、男性経験はないのだと、貴方は誠実だから安心すると告白されました。
複雑な気持ちでした。
お互いのアパートに行き来するようになっても、体を求めないので、彼女は申し訳なさそうでした。
ある時に些細なことでケンカが始まって・・・
「こんな融通の利かない年増より、もっといい女がいるよね、ごめん」
参りました。
泣く彼女を抱きしめて落ち着かせて、なぜかそのままベッドに。
明かりを消して、暗い部屋の中には服を脱ぐ布擦れの音しかしません。
彼女、震えてましたから、何度もキスをしながら優しく脱がせました。
とにかく嫌な記憶から開放したくて、感じて欲しかったんです。
初めてと言っても過言じゃない感覚だったと思います。
感じ方が幼いんです。
そして挿入です。
さすがにキツく、これ以上ないくらいにゆっくり入れました。
まぶたと両手をギュッ!として、目尻から涙がこぼれて処女同然でした。
それからデートの度にしました。
何度目かに感じ始めて、難儀なことはしていませんでしたが、クンニをしばらくすると「もうやめてー!」です。
感じやすい体質だったようです。
過呼吸に近い息遣いはマラソンランナーみたいで、もう燃えて、体力の限界に挑戦です。
若かったんですよね。
とっくにイってる相手の状況など考えずに突きまくってたら、声がしないし白目だし、焦ったなー。
そんな彼女も、今では妻として家におります。
当然、あの猫も我が家の一員です。
縁結びをしてくれましたから。