ある日、そのMから電話で相談を受けた。
彼氏であるAの家に留守中に行ったら、ゴミ箱にコンドーム5つがあったらしい。
俺は、Aから「コンドームのせいで萎えやすい」と冗談まじりに聞いていたので、「きっとトレーニングだよ」と流すように言ったが、彼女はその助言を聞くことができなかったようだ。
Aは、浮気をするようなヤツではないと俺は思っていたが、彼女も他の友人も、Aの浮気を信じて疑わない。
そうして電話がちょくちょく掛かってくるようになり、セックスの相談も多くなって、エロ話が主流になってきた。
しかし、話の裏にはやはりAの浮気が気になっているようで、しかもゴミ箱を漁ったということから、Aに問い詰めることもしていないようだった。
エロ話の内容は「セックスが物足りない」、ひいては俺にやって欲しいなどと、冗談ぽく言ったりするようになっていた。
俺もそれに乗って「やっちゃうよ?」と言うと、「お願いします!」というやりとりが続くようになった。
もちろん、半分は冗談で半分は本気なのは、お互い様だと思っていた。
当時、俺に彼女は居なかったが、AとMは趣味も似ていて似合いのカップルだと思っていたし、Aと俺とは舎弟関係が成り立っていたので、Mを自分のものにしようとは思っていなかった。
むしろ、Aを疑っているMに少し腹が立った。
Mがバイトに来た金曜日、めずらしく早く仕事がおわり、Mを飲みに誘った。
彼女は喜んでついて来て、そこでも「エッチしてください」と冗談交じりに言った。
俺は、酔いも手伝って「じゃあこれからホテルに行こう」と誘った。
彼女は躊躇することなく、彼女は妖艶な顔をして「行きましょう」と言い放った。
俺の中の葛藤は、Aとの信頼関係、MのAに対する疑念、そして目の前の色白で尻の大きな女を自由に抱く欲望で、酒の勢いで高速でいつもより多くグルグル回っていた。
飲み屋を出てすぐに彼女は腕を組んできた。
この女は悪い女だ、と俺は思った。
俺は彼女に利用されている。
きっとAに仕返しをしたいのだと思う。
飲みながら、色々な事を考えた。
仕返しをしたいなら、他の誰かでいいじゃないかと。
なぜ俺かというと、Aと俺との関係から、Aに大きな打撃を与えることが出来ると思うからだろう。
そして、俺は2つの選択まで絞ることにした。
1.Aを信じろと説教して彼女を送る。
2.Aと計算高いこの女と別れた方がいいのでやってしまう。
俺はMに改めて聞いた。
「ホントに良いの?何で俺なの?」
彼女は明るく答えた。
「先輩としたいんです。エッチなオーラを感じるんです」
今なら「オマエは江原か!」と突っ込みたいとこだが、そのときの俺は別のモノを突っ込みたい衝動に駆られていた。
そして、Aとの関係が崩れても、Mと別れた方が幸せじゃないのかと思い込むことにして、俺の体に当たる小ぶりの胸と柔らかい体を弄ぶことにした。
俺とのセックスをMは本当に期待していたと思う。
ホテルに入るとそれがすぐにわかった。
俺はまず、向かい合って両手を彼女の腰に置き、無言で彼女の目を閉じさせた。
彼女の唇は薄めで淡いピンク色をしている。
俺はそこに唇を重ね、彼女の期待を裏切らないような大人の丁寧なキスをした。
彼女の気分を乗せようと、キスをエスカレートさせると俺のモノはすでに大きくなり、彼女の腰を引き寄せ、柔らかい太股にわざと押し当てるように動かした。
彼女も肩で息をするようになり、首筋に唇と舌で刺激すると、力が抜けていく感じがわかった。
彼女にとって2人目の男ということで、いつもとは勝手が違うことに不安と期待が膨らんでいる事が手に取るように判った。
キスをして胸を揉み服を脱がしていくと、彼女はシャワーを浴びたがった。
折角なので一緒に浴びることにした。
互いにボディソープを塗りたぐり、キスをしながらさっきの続きをした。
彼女のアソコに俺の膝上が当たるように体を密着させると、俺の唇をだんだん強く吸い、俺の背中に回す手にも力が入ってきた。
そっと泡だらけのアソコに手を伸ばし、クリを中心に優しく洗った。
Mはビクンと震わせ、「んっ、あ」と我慢していた声を漏らした。
そして、大きく上を向いた俺のモノに彼女の右手を導いた。
彼女は声を出したことで少しリラックスし、言葉を発した。
「先輩の・・・大きい・・」と。
「早くベッドに行きたい?」と聞くと、彼女はコクリと頷いた。
ベッドに行くと、丁寧にキスをした。
彼女のキスは上手くはなかったが、俺の動きに応えようと必死な感じが好感が持てた。
彼女のエロに対する研究熱心さが俺のスケベ心に火をつけた。
教えれば教えるほど応えるだろうと期待が膨らんだ。
恥ずかしいのか、後ろめたいのか、目を合わそうとはしない彼女。
そんなことを気にせず、耳と首筋に口で吸いながら、その中で舌を回すように舐め回した。
彼女は仰け反り、手をぎゅっと握り感じている。
「先輩、それ、すごくいい」
そう言われると、やってやるのが惜しくなり、胸を激しく舐め回すことにした。
胸から腹にだんだん舐めるのを下のほうに彼女は、腰をくねらせ、仰け反り「んっ、んあっ・・ふん」と声を出しながら、その先をしてもらいたそうに、俺の舌先が中心部にいくように期待する動きを繰り返した。
意地の悪い俺は、ヘソの周りや腰骨を念入りに舐め回し、内股を舐め始めた。
内股から膝、くるぶし、爪先と舐め、また中心部に戻るが、アソコはわざと外し、熱い息を吹きかけ別の足を手に持ち、同じように舐めるようにした。
その間、俺の別の指先はMの舐められていない方の内股を触れるか触れないかの感じでスゥっと這わせる。
彼女の遠慮していた声は切なさを増し、だんだん大きな声になり、シーツを握ったまま苦しそうに動かしていた。
初めて知った別の男の感触に、最初から彼女はおそらくいつもよりも興奮しているのだろう。
その証拠に、直径10cm程のシミをシーツにつけていた。
彼女のアソコからは触らなくても分かるほど厭らしく赤く光っており、それをわざと確認するように足を開かせ、彼女の顔と交互に見るようにした。
彼女は俺の期待通り、我慢ができなくなってきているようで「・・・先輩」と、か細い声を出した。
俺は「ん?」と意地悪に答えそれ以上をわざと聞かなかった。
そして彼女は、また泣きそうな顔で「・・・先輩っ」と高く細い声で繰り返した。
腰をくねらせながら、ねだるMに仕方なく、期待通りに聞いてやった。
「どうしたの?」と。
M「・・・」
俺「どうして欲しいの?」
M「・・・舐めて欲しい」
俺「どこを?」
M「アソコ」
俺「アソコって?」
M「・・・」
俺「どこ?」
M「・・・おまんこ」
・・・と、定石通りに言葉責めをしてやった。
Mの陰毛は黒々として生えている部分は濃いが、生えている範囲は小さくビラビラは左右対称ではなく、右のビラビラが大きい。
その形を確認しながら、クリを剥いて、深く熱いため息をかけた。
それに反応するかのように、Mは息を吐きながら背筋を少し伸ばした。
大人のキスをする要領で、クリに軽くキスをし、そして小陰唇にも同じようにキスをした。
丁寧に・・・だんだん激しく。
彼女の反応は予想を超えて、泣き出しそうなくらい激しく感じてきている。
M「ん~~~ん、あぅん、いい~・・・凄い・・先輩・・凄くいい・・」
クリを唇で吸うようにして口に入ってきたクリの先を舌先で激しく転がすと、彼女は内股を開いてはいられず、爪先に力が入り俺の顔が白い太股に締め付けられる。
そして、クリを舐めるのを止めずに指を穴に入れ、ワザと音がでるようにクチョクチョと動かすと彼女は両足をつっぱり・・・。
M「だめ・・いっイクぅ・・・」と言いながら、果ててしまった。
しかし、俺はその手を緩めるどころか、中指と薬指を二本にしてクリを舐め続けた。
そして余った片方の指先でアナルの1cm外側をマンコ汁で濡らし、優しく撫で回した。
彼女は体をヒクヒクさせながら、「・・いっ、いやぁ」とくねらせる。
それを無視して指は奥に入れながら、曲げたり伸ばしたりを繰り返し、クリの裏側を刺激し続けると声は激しくなり、「でちゃいそう!だめ!」と激しく俺の頭を離そうとする。
アナルを弄っていた手を太股から腰を押さえるようにして、一言「出していいよ」と言ってやった。
「うっ、うっ、うっ」と指に合わせて感じる彼女の顔を見ようと指の動きを速く出来るように、クリから口を離し、彼女の横に移動した。
手首から震わせるようにしながら、中指と薬指をずらした動きにしたり、薬指と人差し指とを入れ替え、中指で奥のふくらみを触りながら、人差し指は膣の壁を擦ったり、彼女の反応を見ながら、その表情を楽しんだ。
そして指を曲げながら手首を振動させ、彼女は白い肌をピンク色に染めながら「あっんっ、で、でる・・いっ、いっ、いく~~~」と言って、潮を吹きながらイッた。
潮を吹くのは初めてらしい。
俺の右腕を力強く掴んでいたのを緩め、息を整えながら、「すっ、すごい・・・」とだけ言った。
休ませると、研究熱心な彼女に今度は奉仕させることを促した。
まずは、彼女の舌使いはどうなのかを試した。
彼女はAに仕込まれ、褒められて自信を持っていただろうが、俺の攻撃に翻弄されたらしく、自分のテクニックに自信をなくしているように見えた。
セックスに関しても、彼女の優位に立ち、彼女の期待以上に応えているのが、まんざらでもない気がした。
彼女のフェラは丁寧にやろうとしてはいたが、正直、ぎこちなかった。
そして、たまーに歯が当たるのを“俺のが大きいから”と言い訳した。
彼女の耳を刺激しながら、俺好みのフェラをさせることにした。
俺「舌をもっと柔らかく使うんだよ。舌を尖らせて固めればいいってもんじゃないよ」
M「はい」
彼女は敬語を使い、しかも従順に従った。
一通り教えて、復習させるように黙って一連の流れをやらせた。
まず、Mは勃起した俺のモノを手を使わずにヘソの右にある結び目のところに優しくキスし、上目遣いをしながら舌先で優しく刺激した。
そのままサオ全体に舌を這わせ、玉の部分まで丁寧に舐めさせた。
袋の余った皮を口に含み、中の温もりを感じながらサオを優しく擦った。
そして、サオを手で起こし、尿道を柔らかい舌先でゆっくりと回しながら亀頭をゆっくり口に含んだ。
舌を柔らかく使いながら唇も力を入れさせないように命令して、サオと口の間に隙間が出来ないよう、優しく吸うように指示した。
そして、口内で柔らかい舌をねっとりと柔らかく亀頭に絡ませさせた。
俺はMを褒めるように「きもちいいよ」と髪を撫で上げ、うなじを触り、彼女の頭を引き寄せ少し奥にスライドさせた。
俺は「口をアソコだとおもってごらん。どういう風にされたいか口で表現するんだよ」と教えてあげると、彼女の舌は、俺の指示を守りながら、激しく動き、そして頭を動かし始めた。
教えてやればやっただけ、いや、やる以上に上達する彼女をもっと自由にしたいと思うようになった。
このままイカさせるのは面白くないと思い、Mの体を反転させ69をすると、彼女は感じ始め、俺への攻撃が緩くなってくる。
が、口はそのまま咥えたままで「んんっ、う~ん、はぁ~~」とよがりまくる。
俺は指と口でクリとアナルとアソコを刺激し、彼女が耐えられず、身を起こした。
俺も彼女から離れ、「入れてあげるから、イッパイ唾液をここにつけてごらん」とモノを突き出した。
彼女は今まで以上に丁寧に舐めながら、たっぷりと唾液をつけた。
そして、とうとう俺のモノは彼女の中に入れることにした。
先っぽでクリを刺激し、そして左右非対称のビラビラに絡ませ、「いれるよ?」と聞くと、Mは「はい」と答える。
「欲しい?」と聞き直すと、「うん」と言い直した。
ゆっくりと入れるフリをして、奥までズンと一突きし、中で彼女の感覚を味わった。
彼女は狂いそうな表情でこっちを向いて「すっすごいぃぃ、届いてる、届いてるぅ、うぐぐっ」と感じた。
そして中を掻き回すように腰をグラインドさせたり、高速で突いたり、抜くフリをして奥まで激しく突いたりを繰り返した。
一連の動きでMを2回ほどイカせた後、俺も息が上がってきたので抜かぬままバックから責めて、彼女のくびれたウエストと大きな尻を見ながら、イクことにした。
これ以上ない速さで腰を動かすと、Mは言葉にならない声を上げ続けた。
俺「もう、いくよっ、いくよっ」
Mは「きて、きて、きてぇ、お願いっ!」と叫んだ。
俺はギリギリまで彼女のアソコを楽しみ、そしてイク瞬間に抜き取ると彼女のアソコからはプスっという音と共にドロドロと愛液が出てきた。
そして俺の白いものは、彼女の後頭部をかすめて勢いよく、ピュ、ピュ!と飛んだ。
彼女は脱力しながら「・・・す、すごぉい」と言ってぐったりとベッドに倒れ込んだ。
この後、朝まで3回ほど交わり、この悪い女を少しだけ可哀想に思った。
完全にAとは性の不一致だと確信した。
彼女を何度か抱くことになったが、捨てたはずのAへの罪悪感が蘇ってきた。
Mへは、愛しているという感覚はなかったが、情みたいなものはあったと思う。
AとMは好き合っているのは分かっていたし、俺は間男だと思った。
Mは、Aへの仕返しのために俺との関係を打ち明け、俺と付き合うと言い出した。
俺もMと付き合ってみようと思った(すぐに別れるだろうというのを前提)。
しかし、Aは俺の予想通りオナニー好きで、コンドームは練習用に使ったものだと彼女に打ち明けると、彼女は俺へ態度を豹変し、俺が悪者になるよう友人に話した。
やはり予想通り、悪い女だ。
それでも、まぁいい。
Aとの関係も崩れるならば、それでいいと思うようになった。
それはAも屈強に見られている俺へ優越感を持ったり、Mもその後も色々な男に抱かれるようになったりと、バカな男とズルい女でお似合いなんじゃないかと思うこととした。
それよりも、硬派な印象を身近な火遊びで、ただの鬼畜と周りの印象にしてしまった代償は小さくはなかった。
救いは、もう社会人で誰とも逢ってない事だけだった。
途中でペーパーアドベンチャーのように選択肢にしたのは、1を選択すべきだと俺は後悔しているからである。