一度オナニーを覚えると男はサル同様で、まだ精液は薄めで量も少なかったが、日々オカズを求めるようになった。
エロ本の入手は難しかったので、真っ先に目をつけたのは体育の着替えの時の女子の乳チラだった。
女子が服を脱いで体操着に着替える瞬間、オッパイが見える。
正面からはガードが固いが、横からだと結構チラチラ横乳が見えた。
おかげでクラスの女子のうち半分以上はチェックできたが、俺もEもやっぱり本命は圭子の胸で、毎回のようにEと“戦果”を語り合った。
「今日、絵里のオッパイまた見れたよな」
「見れた見れた、これまでで一番はっきり見えた」
「乳首も見えたもんな」
「うんうん。あいつオッパイ、デカくなったよなー」
「去年よりもっとデカくなってるよな」
「圭子とどっちが大きいだろ」
絵里というのは同じクラスの女子で、(といっても田舎の学校だったんで一クラスしかなかったんだが)圭子と同じくらい胸がでかい女子だった。
「さぁ~同じくらいじゃないか?」
「圭子の学校だとあんまり見れないんだよな」
圭子は学校ではガードが固く、昨年以来なかなかチェックし辛かったのだ。
そんなわけで、おバカな俺らは絵里と圭子の胸のサイズを見比べるという目標と情熱をもって、体育の時間のたびにチャレンジしてたのだが、ある日、俺がいつものように圭子の横乳をチェックしてると、突然、横目でギロリと睨んできた。
俺はびびったが、次に絵里にチャレンジしてるEをギロリと睨んだのだ。
俺は(やばい、今はやめとけ)というニュアンスでEの肩を叩いて、乳覗きをやめさせた。
圭子の目つきからして、なんかあるなーと思っていたら、案の定、放課後に「W、E、屋上来なよ」と、圭子に言われた。
バッくれたりしたら、何をされるか分かったもんじゃない。
俺たちが恐る恐る圭子について屋上に行くと、圭子は俺たちを睨みつけて開口一番・・・
「おまえら、体育の時間のたびに、あたしと絵里の胸、いっつもチラチラチラチラみてんだろ」
「あ、やっぱバレてた?」と、あっさり認めるE。
「いいじゃん今さら、夏の合宿で去年とか一昨年も見たんだし、お前の」
俺はわけのわからん言い訳をした。
「あたしだけじゃねーだろ。女子のほとんど全員見ようとしてんじゃん」
「いやあ・・・」
「ははは」
実は影でクラスの女子の乳ランキングなるものを作っていた俺たちとしては笑って誤魔化すしかない。
「最近は絵里のをよく見ようとしてるよな」
どうやら完全に行動を見透かされてる。
俺たちが黙ってると・・・。
「絵里にチクっちゃおうかな、それとも先生の方がいっか?」
「いやいや、待ってくれ、勘弁してくれよ」
俺たちは必死に圭子に懇願した。
圭子はこれまでの夏合宿のことを口外しなかったので、先生にチクというのは単なる脅しでも、絵里に言うのはマジな可能性があったからだ。
「絵里のオッパイ大きいから、見たいんだろ」
「・・・いや、ああ、まあ」
「おまえとどっちが大きいか知りたくてさ」
俺が苦し紛れに本当の事を言ってしまった。
すると、意外なことにさっきまで怒りつつも、俺たちをどう料理してやろうかと楽しげな様子だった圭子の表情がスッと真剣なものに変わったのだ。
「絵里は私より背が高いから、比率であたしの勝ちだよ。それに服着てるとわかんないけど、脱ぐとあたしの方が少し勝ってる」
圭子は俺たちが驚くほど、ムキになって自分の方が大きいと主張しだしたのだ。
その時、俺とEは目を合わせて同時に同じ事を思いついた。
「そうかなー、絵里の方が大きく見えたけどなー」とE。
「うんうん、お前、負けてるよ」と俺。
俺たちは入学以来のコンビであり、お互いの意図をすぐ理解して、2人で圭子を挑発した。
「そんなことない!」
圭子はまんまと挑発に乗った。
やっぱり女は胸の大きさを気にするもんなんだと思った。
「ならさー、今、お前のオッパイ見せてよ。比べるてみるから」
すかさずEがチャンスとばかりにそう言うと、さすがに圭子もピンときたらしい。
「そういうことか・・・変態」
「え、なんのこと?」
俺たちがわざとらしくトボけると、圭子は「バカ達の挑発に乗んのはムカつく」と吐き捨てた。
「じゃあ、絵里の方がやっぱり大きいんだ」
俺がしつこく挑発すると、圭子は眉間にしわを寄せ、「あたしもバカだ」と言った。
それはたぶん俺達の挑発に乗ってしまったと自虐的な意味で言ったんだろう。
そして、おもむろに上着を捲ってみせた。
圭子は既にブラを着用していたが、それも自分で後ろに手を回して外した。
「お~っ」
「でけぇ」
去年の合宿以来の圭子の正面からの生乳で、それは明らかに大きく成長していた。
「どうだ」
圭子はやけくそとばかりに、文字通り胸を張った。
「でけえでけえ、超巨乳」
「おまえの勝ちだ。絵里なんか比べもんになんねー」
確かに圭子のサイズは絵里を上回ってるように思えたが、比べ物にならないってほどじゃない。
だが俺たちはすぐにオッパイをしまわれないように、口々に絶賛した。
圭子も気分がいいのか、しばらく胸をさらしてくれてたが、結局20秒ほどで服を戻してしまった。
それでも俺たちは十分堪能したが、圭子としてはバカどもの挑発に乗ってしまった自分に収まりがつかないらしい。
「今度はお前らの番」と、圭子は俺達の股間を差して言った。
「えーっマジ?」と俺は言ったが、言うまでもなく望むところで、さっそくズボンの止め金を外した。
露出趣味のないEはイヤイヤな感じだったが、ここで逆らうとシャレにならないと分かっているので、Eも俺と一緒にズボンを下ろした。
「やっぱもうボッキしてやがんの」
圭子は俺達のチンコを見て冷たく言ったが、これは仕方が無い。
「相変わらずEのよか全然ちっちゃいなーW」
確かに相変わらず俺のはEのに負けていて、昔よりさらに差が広がった気がする。
「なー、おまえら、もうオナニーとかしてんの?」
「・・・」
「・・・」
圭子のいきなりの爆弾発言に、俺もEも言葉に詰まってしまった。
やはり俺達だけでなく、圭子も性知識をどんどん増やしてるようだった。
「・・・あ、してるしてる、超してる」
「すげーだろ」
なにが凄いのか自分でも分からないが、俺もEも、これはエロいことに持ち込めるチャンスだとすかさず直感し、あっさり認めることにした。
「ふーん、どうやってやってんの?」
「どうやってって・・・こうやって上下に」
俺はチンコを上下に擦る真似をしてみせた。
「おまえら、どうせあたしを想像してやってんだろ?」
圭子は身も蓋もないような指摘をしてきた。
俺達としては図星なので、苦笑いするだけだ。
その時だった、Eが「なら圭子さー、お前ホントにやってくれよ、俺らに」と、圭子に負けず劣らず爆弾発言をカマした。
俺はさすがに、(おいおい、いくらなんでもそりゃ無理だろ)と思ったが、俺もEも圭子を甘く見ていたことが、この後に思い知らされることになる・・・。
「いーね、面白いじゃん」
圭子は薄ら笑いを浮かべて、あっさりOKしたのだ。
俺達は口をそろえて「マジ?」と言って、圭子をまじまじと見た。
「どっちから?」
圭子が余裕のニヤニヤ笑いを浮かべながら言う。
信じられないくらい場慣れしたような態度だ。
俺とEはその場でジャンケンをして、あいこ2回でEが勝った。
「そんじゃ・・・」と、何がそんじゃなのかよく分からないが、Eはややぎこちなく言いながら圭子の前に進み出たが、ふと俺の方を見た。
「・・・あのさーW、悪ぃけどちょっと(校舎の)中、入っってくんない?いやさ、さすがに、こーいうの人に見られるのちょっとさぁ・・・」
Eは照れくさそうに言った。
俺もそれはもっともだと思ったので、素直にこの場から離れて、いったん屋上を出て、校舎の階段に座り込んで待つことにした。
2~3分もした頃、屋上の扉が開き、なにやらスッキリかつ呆然としたEが出てきた。
「終わったのか?」
「・・・ん・・終わった」
「どうだった?」
「超すげえ。・・・あいつ初めてじゃない、たぶん」
「マジかよ」
「たぶん」
俺はいくら圭子でも、手コキ経験があるなんて信じられなかったが、とりあえず期待に胸膨らまして、今度は俺が圭子のもとに走った。
「座れよ。立っててだと手ェ疲れるから」
圭子が俺を見ていきなりそう言った。
俺は素直に従い、チンコを出して屋上の地べたに座った。
さっきまで勃起していたが、今は緊張で縮こまってた。
「フニャフニャじゃん、おまえの赤ちゃんチンチン。Eは最初からボッキしてたのにビビッちゃって情けねー」
「うるせーな」
「あ、そ~だ、面白いこと考えた」
圭子はそう言うと、いきなりニヤニヤ笑い出して、俺に向かって「幼稚園児の裸」と囁いた。
「あ?」
「幼稚園児の乳首」
「???お前なに言ってるん・・・」
「幼稚園児に興奮するロリコン」
俺は圭子の意図を理解した。
どうやら去年の事で俺を興奮させようとしてるらしい。
「幼稚園児の胸とアソコ」
「・・・」
俺はまんまと圭子の思惑どおり、去年の光景をイメージし出してしまう。
「おまえ、ボッキしながら幼稚園児のおっぱい揉んだよな・・・変態」
圭子はトドメとばかりにそう言った頃には、既に俺のチンコがガチガチに固さを取り戻していた。
「ほらボッキした。ロリコンってバカだよなー」
「おっぱい揉んではないぞ」
俺がせめてもの負け惜しみを圭子は軽く無視して、さっそく俺の勃起したチンコを指で挟んだ。
「やっぱちっけー、これじゃすぐに終わっちゃうな。そんじゃ・・・」
圭子はそういうと、二本の指で軽やかに俺のチンコを上下にシコシコッとしごき出し始めた。
俺は内心で、(うそ!?マジ!?)と叫んだ。
圭子の手コキは俺が自分で手でやるのと同じか、それ以上にスムーズだった。
「少しは我慢しろよ~、Eは1分半くらいガマンしたぞ」
1分半・・・それはほとんど絶望的な数字だと思ったが、Eよりあまりに早く出してしまうのも情けないので、俺は必死に耐えた。
「もし1分持ったら、あたしのオッパイ触らせてやるよ」
「マジ?」
「どうせ無理っぽいけどね。あんた絶対持たないよ。昔っからすぐ出ちゃうような顔してるもん」
「すぐ出ちゃうような顔ってどんな顔だよ」
「あんたみたいな情けない顔」
圭子は決め付けるように言うと、「いーち、にーい、さーん・・・」と圭子は秒数をカウントしだした。
「ごー、ろーく・・・」
カウントを始めたとたん圭子は少し本気になったらしく、しごく手のスピードが早くなってきた上、的確に快楽のツボを突いてくる。
「しーち・・・おい、どうしたんだよ」
「・・・」
「情けない顔がもっと情けなくなってんぞ。まさかもう出ちゃうんじゃないだろうな」
圭子は悪魔のような笑いを浮かべて言った。
「チンポ、ピクピクしてる。もうダメなんだ。ピュッって出ちゃいそうなんだろ」
「そんなこと・・ない」
「ふーん」
その時いきなり圭子が、これまでの速度の倍くらいのスピードで、しごき立ててきた。
「あ、やべ・・・」
圭子が「じゅう」と言ったと同時に、俺はチンコからピューピューと薄い精液を飛ばしていた。
「あはははっ、うっそ、早っやー!マジで10秒で出ちゃった~!あんた、こういうのをなんて言うか知ってる?」
「いや・・・」
「ソーローってんだよ、なっさけねー。ま、こんな赤ちゃんチンポじゃ予想ついてたけどさ。ロリコンの上にソーローじゃしょうがねえよ」
圭子は爆笑したあと、したり顔で俺をバカにする。
だがそれはそれとして、どうしても圭子に聞いておきたいことがひとつあった。
「おまえ、ひょっとして、こういう事すんの初めてじゃないだろ?」
「あったりまえじゃん」
俺とEの疑念を圭子はあっさり認めた。
すでに手コキ経験者っていうのも驚いたが、あっさり認めたっていうのにも驚いた。
「マジ・・・?え、誰にしたんだよ?」
「おまえに関係ねえだろ」
今度は軽く一蹴されてしまった。
そして圭子は「そんじゃな」と言うと、屋上から立ち去ろうとした。
「あ、おい、ノゾキのこと絵里に言うのやめろよ」
「さぁねえ~、どうしよっかな」
圭子は意地悪な顔で微笑み、一人先に屋上を出て行った。
残された俺は、とりあえずチンコの先をテッシュで拭くことにした。
すると圭子と入れ違いにEが屋上に戻ってきた。
「よお、どうだった?」
「すげーな。あ、やっぱチンコ、手でシコるのやった事あるみてえだぜ、圭子」
「あ、やっぱり・・・で、誰にしたんだろ」
「さぁ~・・・」
俺はここで当然の連想と疑問を口にをした。
「・・・まさかよー、セックス・・したこともあんのかな?」
「え~っ、そりゃさすがに・・・わかんねえけど、圭子なら・・・」
「圭子ならわかんねえよな」
俺とEは顔を見合わせて嘆息した。