しかし、時間が経つにつれそんな噂もなくなり私達は二年後には結婚しました。
私の友人の妻の元彼も祝福してくれて、結婚式2次会の司会までやってくれたほどです。
結婚生活が始まって半年ほど経った頃でしょうか、週に3回くらいセックスをしていたんですが、ちょっとマンネリ気味で、セックス中に調味料のつもりで妻と私の友人とのセックスについて聞いてみたんです。
最初は嫌がって、もう忘れたなどとごまかしていた妻も、私があまりしつこく聞くものですから、少しづつですが思い出しながらしゃべりだしました。
「いつもねぇ、あの人はお酒に酔ってホテルに行きたがるの」
「それでねぇ、出したくなると私を呼び出すの」
「いつも決まってバックから入れられて自分だけ気持ちよくなると出しちゃうの」
「きっと私はセックスのはけ口みたいに使われてたんだね」
「実は、それが嫌で彼とは別れたの」
妻の言葉にはとても真実味があり、私より先に妻を抱いた友人に、そして、セックスの道具のように抱かれていた妻に嫉妬していました。
「まさか、俺と付き合いだしてからは無いよな?」
「一度だけ電話がきて会ったけど、何もなかったよ」
人間って一度疑いをもってしまうと、もう信じられなくなってしまうもので、妻とのセックスの度に問いただしていると、ある日妻は絶対に怒らない?って聞いてくるのです。
怒らないからあいつとのこと全部話してごらんと言うと妻は・・・
「ごめんなさい、う~ん・・・私、私ね・・・」
「あなたと付き合いだしてからもあの人と会ってたの・・・」
私は小さく頷いて「それから?」と聞きました。
「実はね、婚約してからも呼び出されてホテルに行ったのね」
「あなたには悪いと思いながらも彼に抱かれてしまいました」
「なんで婚約してるのにそうなっちゃうの?」
「どうしても大事な話があるから会いたいって言われて、でも断る自信があったから会いに行ったの」
私はちょっと動揺しましたが続きを聞くことにしました。
「彼が私への想いを語って、あなたには悪いなぁ、まずいなぁっておもいながら・・・」
「それで抱かれたのか?」
「うん、雰囲気っていうか、流れでっていうか・・・」
「どんなふうに抱かれたんだ?」
「前みたいにバックから入れられたの・・・」
「おまえ。ケツ突き出したのか?」
「突き出したっていうか、うしろから抱きつかれて強引に脱がされて」
「おまえ、それじゃレイプじゃないか?」
「・・・それに近かったかも・・・」
「おまえは俺と婚約してたんだぞ、抵抗しなかったのかよ」
「したよ。でも力ずくだったんだもん」
「それであいつのちんちんおまんこに入れられたのか?」
「うん、入れられちゃった」
「おまえ、それで感じたのか?」
「ごめんね、最初は抵抗してたんだけどだんだん気持ちよくなっちゃって」
「まさか、中には出されなかったよな?」
「・・・・・」
「どうしたんだよ?なんで黙ってるんだよ?」
「あなたに嘘つくのいやだから正直に言うね」
「彼が最後だから、ねっ最後だからお願い中に出すよって言って」
「やめて~って叫んだのに中に出されちゃったの」
「間違いないのか?」
「うん、終わったあとあそこからいっぱい出てきたから・・・」
「やっぱりそうだったのか・・・」
「それからはあいつに会ってないんだね?」
「うん、きっと彼もけじめ着けたかったんじゃないのかなぁ・・・」
「でも、よく正直に話してくれたね」
「ずっ~とあなたに悪いと思っていて・・・ごめんなさい」
最後の台詞を言ったときの妻の表情がとても印象的でした。
これはもう何年も前の私達夫婦のベッドでの会話です。
その後、私の友人で妻の元彼も結婚しお互いに子供も生まれて今では家族でお付き合いをしています。
私は彼と週末によく飲みに行くのですが、酒に酔うとついついこの事を友人に確かめたくなってしまい、自分を制御するのが大変です。
全てが実話なので興奮に欠けて申し訳ありませんでした。