新卒就職後1年余り、24歳の頃。
思い出しながら書いている。

担当地域への営業出張があり、何度か先輩・上司と訪れてしばし、1人で担当させてもらえるようになってからのことだ。
PCMAX
そのホテルは俺の常宿だった。
なぜ、決して要領の良くない俺が同期の中でも早いうちに、地域担当を単独で受け持てたのかといえば、その地方が俺の育った場所であり、そのぶん土地勘で長けていて、まあ地の利みたいなものが有効だったからだ。

俺はそこに、高校3年生の途中まで居た。
中2の時に両親と姉が交通事故で死んだので、叔父夫婦のところで、下宿生活みたいな5年ほどを過ごした。
高校を卒業して、大学を目指して浪人生活を送るのを境に、世話になった叔父夫婦の家を出て、俺は東京へ来た。
そして、今の会社に至る。

出張でそのホテルに宿泊する際には、俺はいつもマッサージを頼んだ。
最初は揉まれてもくすぐったいだけだったのだが、次第に、疲れやコリがほぐれる気持ちよさが病みつきになった。

「激務なんだからさ、会社にこき使われて給料も安くて、たまの出張の時のマッサージくらい、多めに見てくれっから、込み込みで宿泊費は会社に請求書でって言っておけばいいよ」と、先輩がそう耳打ちしてくれた。

それ以来、月に2度くらいの間隔で派遣される泊まり出張のあるごとに、俺はマッサージを受けて心地よい眠りについた。
請求書払いにすると、気持ちよくて途中で眠ってしまっても、そのまま起こされずに済むから楽だった。

その日も俺は60分コースを頼んだ。
30か40分くらいだろうか、俺はその日もうとうとと、眠りに入り始めていた。
横向きから始まりうつ伏せ、そして仰向けになって、俺は脚を揉んでもらっていた。
とんとん、とんとん、と俺は、腰の辺りを軽く叩かれた。

「延長されますか?」
「・・・・・・」

「特別マッサージありますけど、どうします?」

俺はいい感じで夢うつつ状態であり、よく覚えてはいないのだが、どうやらそこで了承の返事をしたらしい。

太ももを緩やかに撫でさするようにしていた手が、内転筋の方へと、ゆっくり移ってくる。
俺の脚は半ば開き加減で、浴衣はしどけなくはだけかけだった。
内腿を柔らかにさする彼女の手が、上へあがってくる。
やがて、俺の股間に触れた。
飽くまで自然に、優しく、手の平を覆いかぶせるように、俺のチンポの全身を包んで撫でてくる。

(ああ、さわられてる。)と俺は思った。

けれど、2・3日徹夜に近い状態で仕事をこなし、疲労を抱えた肉体は、どっぷりとした弛緩に落ち込んでいて、触れられること、撫でられることがとてつもなく気持ちいい。
半眠半醒の意識の中ではあったが、(あ、俺ボッキしてる)と、それもわかっていた。

疲れマラとでも言うのか、落ちかける俺の意識とは裏腹に、チンポは次第に大きくボッキして、気持ちよさを伝えてくる。
彼女は爪の先で、触れるか触れないかのように、下からすーっと撫で上げてきたり、ボッキを両の手の平で包み込むようにして、互い違いに上下に、小さく優しくこすってきたり、タマを両手で包み込んで柔らかにもみほぐしてきたりする。
俺は感じてきていた。
チンポが勇ましく立ち上がってきているのがわかる。
俺の愚息は、下腹部に張り付くほど気張った姿になっていた。
硬く太く逞しさを増した俺のチンポは、その先端を、どうやらブリーフからはみ出させていたらしい。
「・・・おっきい・・・」という声が聞こえたような気がして、俺は一瞬、薄く目をひらき、自分のチンポの先っぽがブリーフからはみ出て、充血して大きく丸く膨らんでいる姿を確認した。
ぼやけた視界を開いたり閉じたりしながら、彼女にされる行為を、俺は見るともなく見ていた。

(あっ、なんだこれ。気持ちいい・・・)

敏感になっているチンポの先の丸みに、ヌルリとした感触がやってきた。
何か、ローションのようなものでもつけたのだろう。

(うお、気持ち良すぎる・・・)

また薄く目をあいて見てみれば、5本の指先を揃えて、先端部分の頂点から、指を開いていくようにするっと、彼女の手は亀頭を滑り降りるかのごとく俺のチンポを撫でていた。
亀頭が手の平に包まれるようになるまで指が下りて、手の平がチンポの先の丸みに触れると、そこで緩やかにクルクルとこねてくる。
クチュ、ヌチュ、クチュ・・・と、濡れ湿った音が小さくする。
指先もまた、チンポの棒部分の皮をそっとつまむように、くるくる回転させてくる。
そして返す動きで、今度は棒の半分くらいから、舐めあげるように、5本の指先を亀頭に向かって滑り上げてくるのだ。
気がつけば俺は、ブリーフを前側だけズリ下ろされて、タマの下側にひっかけられるようにされ、ボッキしてチンポを剥き出しにされていじられていた。

(これが特別マッサージってやつなんだ・・・さっきそんなこと言ってた)

ただの延長かと思っていたけど、こういうことがあるんだ、と思った。
「ふー・・・はぁぁぁ?・・・」と、目を閉じて快感に身をゆだね、気持ちの良さと、そのまま続けて欲しいことを、俺はため息で彼女に伝えた。

手の平いっぱいにローションを取ったのだろうか、その手でチンポが挟まれた時、「ヌプっ」といういやらしい響きと共に、ドロリとチンポの根元へ垂れていくローションを感じながら、俺のボッキは大きな快感に巻き込まれた。
少しヒンヤリするが、すぐに股間が熱くなる。
片方の手では、玉をヌルヌルにして転がされながら、もう片方の手でチンポを握られ、時に軽くねじりあげられるようにしごかれる。
それらがとてつもなくゆっくりと滑らかに、俺のチンポを導いていく。

(やばい、もう近い・・・出したい・・・)

俺がそう思うと、彼女はどこで察知するのか、俺のチンポの根元をきつめに握り、短くしごきあげて快感を持続させながら、射精させないようにするのだ。

(ああ・・・焦らされてるのか・・・)

けれど俺は、意地悪さではなく快感を感じていた。
そして、彼女の空いている方の手の指は、垂れ流しみたいに尻まで垂れたローションでべっとりの、俺の後ろの穴のすぼまりを、微妙な加減で刺激していた。
言っておくが、俺にMっ気はない。
けれど、本当に気持ちいいのだ。
間違っても、彼女は尻穴に指を差し込んでくるような真似はしない。
飽くまでゆるゆると、穴の周りをなぞるように、そーっと指先で触れてくる。
俺は、チンポの硬度がぐんぐんと増しているのを感じた。
出そうで出せない射精感に、握られた先の棒部分や亀頭も、太く逞しくふくれあがってきたように感じる。

(う、くっ・・・このもどかしさ・・・でも、めちゃくちゃ気持ちいい・・・)

思わず腰が動き出しそうになる。
突き上げて俺のチンポを彼女へ差し出したいと思った。

彼女は腰を浮かし、より快感を求めようとする俺の意思を妨げることなく、俺の脚を折り曲げ、M字開脚にさせた。
俺は身動きを封じられたように、不思議なくらいに、されるがままだった。
かつて、寝ている間に咥えてしゃぶってもらって、夢精みたいにイキたいという願望を、俺は持っていた。それに近かったのかもしれない。
ともかく、俺は男でありながら、マッサージ師の女性に股間をいじられ、チンポを握りしごかれながら、恥ずかしげもなく大股開きにさせられていた。
腰を浮かした俺は、とにもかくにも、気張りきったチンポを彼女に、手コキでも構わない、あわよくばしゃぶって欲しいと言う意思表示で、突き上げたつもりだった。

彼女は俺の腰の下に脚をもぐりこませた。
脚をやや開き加減の彼女の正座の太ももの上に、俺が腰を載せるような恰好だった。
けれど、彼女は俺のチンポを放置した。
ローションにまみれた俺のチンポは、快感を求めて喘いでいるように、ひくひくしていたと思う。
射精しそうなくらい、ぬめった手でこれでもかとしごかれながら、出すことを許されない。
根元を締め付けて射精をさせまいとしつつも、またしごかれ、尻の穴まで指先でなぞられ、俺のチンポは苦しく悶えているのに、放り置かれていた。
その間に彼女は、ローショにまみれた指先で、俺の乳首を指の腹で優しくこねた。
見る間に勃起した俺の乳首を、はじくように、押しつぶすように、こねるように、彼女は指先で責めてくる。
俺はなぶられているような気にさえなりながら、全身がチンポであるみたいに快感を感じていた。

(早く・・・お願いだからチンポをさわってくれ・・・)

腰を更にせり上げて、俺は彼女に無言で懇願した。
彼女は、自分の腿に載せた俺の脚をがっちりと抱え込み、俺のチンポを柔らかく包んだ。
チンポ全体が、人肌の温もりに包み込まれた。
ぬるぬるとした、温かで柔らかい感触に包まれる。
太く逞しくなった俺のチンポは、その柔らかく豊かな圧力で挟み込まれ、たちまちのうちにとろけそうになる。

そう、俺は彼女にパイズリされていたのだ。
入室の時は、眠気で意識がおぼろげでまるで意識しなかったが、今うっすらと目を開けると、彼女の白くて豊かな乳房が、ローションでぬめり、妖しく光を反射して、その巨大な乳房の中に、俺のチンポが埋もれていた。
乳房の両側から両手で、深い谷間にくるむようにして、彼女は俺のチンポを滑らかにしごき続ける。
ヌチャ、ヌチャという音の中に、乳房深くうずもれた時の「ジュポ、ヌプ」っという音がまじる。

もう俺は我慢の限界だった。
彼女にされるがまま、俺はたちまち射精した。
彼女の大きな乳房の中で、俺のチンポが暴発する。
乳房の中、奥深くに飲み込まれた時には、彼女の胸の谷間から、俺の濃厚な精液が噴き出するのが見えた。
どぴゅっ、どぴゅ。
脈打つたび、俺の精液が彼女の豊満な乳房を汚す。

(あ、ああ・・・うおお・・・)

出し切ってもなお、びくんびくんと余韻を残す俺のチンポを、彼女は長く乳房で包んでくれていた。
彼女が俺の腰を持ち上げ、俺の体をベッドに下ろすと、俺は放心したように、恍惚の中で快感の余韻に浸っていた。
そして、俺のそのチンポは、今度は彼女の別な温かさを感じた。
精液とローションにまみれた俺のチンポを、彼女はズッポリと咥え込み、フェラチオしていたのだ。
半勃起状態の俺のチンポを、根元までディープスロートし、くぐもったいやらしい音を立てて舌を使う。
手は添えず、唇だけで奉仕する彼女のフェラは、チンポがとろけるかと思うほど気持ち良かった。
このままとけてなくなってしまうのではないかというくらいに、吸い付いたり、舐めしゃぶったり、柔らかな唇でしごきあげたりするのだ。
俺のチンポはあっという間に回復し、それどころか、早くも前ぶれのガマン汁をしたたらせた。
それを口内で確認したのだろう、彼女はしごく唇の動きを早め、俺を追い込んだ。

(ああ、出る・・・出るっ)

俺は、彼女の口内に大量の精液を射精した。
自分の精液の温かさを、彼女の口に含まれて感じながら、彼女は唇の動きを止めることなく、喉を鳴らして俺の精液を飲み下し、最後のひとすずくまで吸い取った。
荒い呼吸に腹を波打たせて横たわる俺に、彼女は、チンポの棒の部分までキレイに「お掃除舐め」をしてくれ、最後に尻の穴までを、優しく舐めてくれた。
尻穴の快感に身震いするほどの刺激を俺が見せると、彼女はようやく、「うふふ」と笑い、「はい、特別マッサは終了」と言った。

延長料金は、規定通りの額が後日、請求の明細に載っていたけれど、個人的な追加料金はなかった。
俺はてっきり、チップみたいなものをサービス料で取られるのだと思っていた。
あとで先輩に聞いたら、今までそんなサービスは受けたことがない、ということだった。

俺はもう1度、彼女のマッサージに順番に当たりたいと思い、出張が待ち遠しかった。