当然、その場には彼女達はいない訳で、クリスマスに行くことになっていたスキーで一番ビリのやつの彼女を裸にすることとなった。
皆本当に“やってしまう”という程の度胸は無かったし、逆にそのリアリティが話を盛り上げたんだと思う。
他の3人の彼女が参加する訳はないので、女4人とも睡眠薬で眠らせてしまうこととなり、もし本当に安全な睡眠薬が調達できたらという条件付でゲームは進行した。
結局、俺がドベになり、その日は「スキーの時を楽しみに」ということで別れた。
3週間後、クリスマスとなりスキーに行く日が訪れた。
半分冗談だと思っていたので正直忘れたいたが、なんと仲間の一人、悟が友達の医大生から睡眠薬をもらってきていた。
「寝入りも自然だし、副作用もない、安全な薬」と悟は言った。
「え?!!マジ?」と、言っても後の祭り。
「お前の彼女一人眠らす訳じゃないし、約束だろ。約束」
冗談が本当になってしまった。
10時を回って、食べられなくなる前にという口実で睡眠薬入りのケーキが彼女達に振る舞われ。
スキー疲れも手伝って20分もしたころ、4人の女達はそれぞれに寝息を立てていた。
「本当に大丈夫なのか?」「触ってもおきないよな・・・」というやり取りの後に、その“企み”は実行された。
「お前は見てるだけ」と言いながら、ゲームでトップだった肇が俺の彼女(由美)のブラウスのボタンを開け始めた。
今度は俺と、ゲーム二着の勇次が由美のジーンズのホックを開いた。
俺にとっては恐ろしくも甘美な世界が目の前に展開されている。
自分の彼女が他の男に裸にされている光景。
そんなものは想像の世界のものだったが、今、目の前にそんな光景が実際に展開されていた。
フロントホックのブラのホックがはずされ由美のきれいな胸が露わになった時、全員が息を飲んだが分かった。
そのブラも完全に外され、残るはパンティ一枚となった。
「最後の一枚は勝者の権利だよな」と肇が由美のパンティに手を賭けながら他の3人に同意を得るように言った。
「もちろん、いやとは言わないよな」と俺に釘をさした。
俺は黙って頷いた。
肇はゆっくりと由美のパンティを下ろし始めた。
アンダーヘアが露わになったところで肇の手が止まった。
「いい眺めだね」とニヤッとこちらに笑いかけた。
パンティが太ももを降りるシーン。
男なら誰でも一番興奮するシーン。
しかも自分の彼女が悪友どもに全裸にされつつあるなんて、そうざらにあることではない。
「勃起してるだろ」と、勇次に聞かれた。
勃起していた。
膝を越えて、パンティが足首のところに着た時、肇の手がパンティから離れた。
「このあたりで止めておくのが一番いやらしくないか?」
一同が同意し、これから5分の鑑賞タイムということになった。
約束は“全裸”までだったので、彼女が悪友達に抱かれることはなかったが、これは自分の彼女が他の男にされたHなこととしては最大級のものと思う。
後で聞いた話だが、由美がはじめからターゲットだったとのこと。
3人で由美を裸にすることを全体に仕組んだ『脱衣マージャン』だったそうだ。
ただ、公平といえるのはもし負けたの俺じゃなくても誰かの彼女は裸にする取り決めだったということ。
今でもその時の光景を思い出すと勃起してしまう。