俺には二つ上の従姉がいて、毎年夏休みには遊びに行っていた。
小さい頃から可愛がってもらっていて、俺は頼りになる姉のような存在に思っていたし、向こうも俺のことを弟分のように思ってくれていたと思う。
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話は俺が中一の時のことです。
その年の夏休みも、例年通り家族揃って実家へ帰った。
俺は一年ぶりに従姉に会えることがとても楽しみだった。

ちなみに、従姉に女性というものを感じていたわけではなく、従姉への想い、それはやはり頼りになる姉というイメージのものでしかなかった。
確かに、幼稚園くらいの頃はスッポンポンでビニールプールに入って遊んだりはしたが、それまで決して恋愛対象、性の対象という目では見ていなかった。

俺が従姉の家に到着すると、おじさん、おばさん、それから従姉が出迎えてくれた。
従姉は白い薄手のワンピースを着ていたが、その胸部にはブラジャーの跡がくっきりと浮き出ていた。
今振り返ってみれば、それが従姉から女性というものを感じた最初の瞬間だと思う。

同級生にはブラをしている子もいた(という話を聞いていた)が、数は少なかった。
故に、そんな従姉の姿がどこか真新しく見えて俺には新鮮な感じがした。
胸の膨らみも顕著になっていたし、従姉は確かに女性の体型へと変化していた。

俺が泊まりに来て二日目、従姉は「出掛ける」と言って、俺は家族達と家に残っていた。
しかし、特にすることもなかったので、散歩に出掛けてみることにした。
コンビニに行ってジュースを買った帰り道、団地の前を通りかかった時、従姉の姿があった。
遠目からだったが、もう一方には従姉と同じ年代くらい男性の姿があった。
従姉の姿はどこか悲しそうで、今にも泣き出しそうな雰囲気を醸し出していが、しばらくしてついに泣き崩れてしまった。

はっきり言ってショックだった。
遠目にだが、従姉が泣いているところを見たのはそれが初めてだった。

その日の夜、俺は従姉に真相を聞こうと思って、従姉の部屋に行ってみた。

「昼間、どうしてたのさ?」

俺がその場を見ていたことを告げると、「あたし、フラれたんだ」という言葉が返ってきた。
聞いてみると、その彼氏とは数ヶ月付き合っていたが、彼氏の他の女に乗り換えたようで、そのことを前日告げられて、今日、実際に会いに行って真相を聞いてきた。
そこで、「お前とはもう付き合えない」みたいなことをマジマジと言われて泣いてしまった。

そこまでが従姉から聞いた話。
従姉は話を終えると、俯いて泣きそうな表情になった。

俺は咄嗟に「純姉(じゅんねえ、って従姉を呼んでる)、辛かったら俺が相談に乗るからさ、元気出せよ」と言った。

それが今、俺が純姉にできる優しさではないかと思ったからだ。

すると純姉は少し間を置いて、顔を上げて、「コータ(俺)にそんなこと言われるとは思わなかった」と言い、続けて「じゃあ、存分に頼りにさせてもらいます」と言って俺の頬にキスをした。

そのまま俺は部屋に戻ったが、心臓がドキドキしていたのは言うまでもない。
純姉とは小さい頃からの付き合いだが、頬とはいえ、キスされたのはこれが初めてだった。

三日目の夜は花火大会の日で、例年通り、浴衣姿の純姉と一緒に出掛けた。
純姉は昨日よりはだいぶ落ち着いていた。
花火大会会場に着くと、純姉は手を握ってきた。

「頼りにしていいんだよね」

「俺でよければ」

こんなやりとりがされるようになって、俺と純姉の関係に変化が出てきているのがわかった。
純姉の笑顔が隣にあった。
それだけでなんか嬉しかった。

“今年の夏は特別なんだ”と、中一なりに噛みしめていた。

花火大会が終わって、家に帰ると、家族はみんな飲みに出掛けていた。
俺は純姉の部屋に一緒に入った。
俺は純姉にキスをした。
これから何が起こるかは何となくわかっていた。

そのまま純姉の浴衣の帯を解こうとしたが、帯を弄ったことがなくて、俺には出来なかった。
それを見て純姉は「ちょっと待って」と言って、自分から浴衣の帯を解いた。

純姉が浴衣の帯を解くと、俺はそのまま浴衣を脱がせにかかった。
浴衣の下はパンティしか着けておらず、程よい膨らみの乳房が露わになった。
発育途上の胸は、硬さが残りながらも程よく柔らかかった。
そして口に含むと純姉の声が漏れる。

興奮が絶頂に近付き、俺はパンティを脱がしにかかる。
すると、純姉が待ったをかけた。

「ちょっと待って、あたしから脱ぐから。初めての人には自分から見せるって、決めていたの」

俺はその言葉が何だか嬉しかった。
純姉がパンティをスルスルと下ろした。
薄めのヘアーに包まれた純姉のアソコが露わになる。
俺は指で掻き分けながら、舌で舐める。
胸の時よりも純姉の声が大きくなり、腰を振っている。

「アッ、アッ」という純姉の声が俺を興奮させる。

そして俺は限界まで勃起した自分のソレを純姉のアソコにあてがった。

「純姉、いくよ」

「うん」

次の瞬間、俺のソレが純姉のアソコに入っていく。
純姉の中の温かい感じが直に俺のソレに伝わる。
その温かさというか、ぬるさが、初セックスの俺にはすごく気持ちが良かった。

「ちょ、ちょっと痛い!!」

「あ、大丈夫?」

ちょっと純姉が痛がったので、俺は力を抜くように言った。
そして、俺のソレが全部埋まった。

「もう痛くない?」

「ちょっと痛いけど、平気」

俺が腰を使うと、純姉の声が一層大きくなる。
その一突き一突きが、また俺には気持ちが良かった。

やがて限界がやってくる。
俺が自分のソレを外に出すと、純姉の腹部にすごい勢いで精液がほとばしる。
ティッシュで拭くと、純姉の初めての証が付いていた。

四日目の夜に、最後にもう一度して、この夏の純姉との思い出は終わった。

でもこの年は、大切なものを手に入れた充足感と、満たされたという気持ちでいっぱいになっていた。