俺はクラスじゃあ目立たない方で、よく話すのは正直三人くらい、女子は皆無。
放課後は速攻で帰って、エロゲとか勉強とか遊戯王とかやってた。
そんな俺が生まれて初めて合コンとやらに行くことになったのは、ほんの一週間前の話だ。
PCMAX

今現在、高2、身長167cmくらい、体重55kg、まあ普通の体型。
自分では10段階中6くらいの顔だと思ってるが、中学の時はジャニーズJrの誰かだかに似てるって言われたことがある。

クラスの中でもあんま話さない(話せない)リア充グループの中に、一人オタクが居たんだ。
一年の時は同じクラスで、掃除の時間とか理科の実験の時とか、二人の時は出席番号も近いせいもあってちょくちょく話したりしていた。
とりあえず、そいつは『K』としよう。

Kのスペック。
身長とかは俺と同じくらいで、顔はまぁ、イケメンだったと思う。
けいおんとか初音ミクとか言ってて、にわか乙とか思ってたけど、正直クラスでそんな話が出来るのはKだけだったから凄い嬉しかった。

合コンのきっかけとなったのはある日の昼休み。
いつものように弁当を昼休み前に片付けて、自分の席でPSPをやっていた俺の所に、Kのグループの『O』が襲来したのだ。
確かその時俺は、遊戯王タッグフォースをやってた。
早く次作でラヴァル欲しいなぁとか思いながら、そこで現れたOは、なんと俺に向かって話し掛けてきたのだ。
まさか俺に話し掛けているとは思わず、シカトを決めこんでいた俺。

すると、そこにKも合流した。
さすがに状況を理解した俺は、ゲームを切って応じた。
若干コミュ障入ってたから、「ぇぇぇぇ・・・、な、何?」みたいな感じで言葉発したら、相手もちょっとビビってた。

しかし、Kは俺の顔を見るや否や、ただ一言だけ尋ねた。

K「なぁ、お前さ。合コンとか興味無い?」

俺はその時凍りつき、思わず「は?」と聞き返してしまった。

Kが言ってた内容はよく覚えて無いけど、まとめるとこんな感じ。
Kはある女の子とmixiかなんかで仲良くなる→付き合いたい→合コンだ!→相手の友達はみんなオタクです、そっちもイケてるオタク系連れて来てね(^^)→仕方ない俺でいいか←今ここ。
ちなみに場所は家からは割りと近くのサイゼリアらしい。

正直今の俺は三次元あんまり興味無かった。
っていうか一度ビッチに遊ばれたことがあって、それ以来むしろ女子が怖かった。
だからさすがに断ろうと思った、しかし・・・。

(待てよ、こんな面白いチャンスは滅多に無いし、これはむしろついていって後でスレ立てよう!)

・・・などと、わけのわからん理由で承諾的な雰囲気を醸し出していると。

K「相手はオタクばっかりらしいし、うまくいけばコスプレエッチ出来るかもよ?」

俺「行きます」

“コスプレ”と“エッチ”の二つの単語だけで俺は軽く勃起して、行くと即答してしまった。
所詮高校生なんぞ、性欲には抗えぬものである。

その合コンとやらは日曜日なので、俺は土曜日に色々と準備をすることにした。
行くからには成功させたい。
それにオタク系女子ならあんまり酷いビッチもいないだろうと思っていた。
そして俺は合コンで必要な物を童貞なりに考えた。

それは、『割り箸』だった。
合コン=王様ゲームと言う概念があった俺は、万が一の時に備えて割り箸を持っていくことにした。
これは用意周到だと思われたいからでは無い。

“当たり”にあらかじめ俺にしかわからない程度の目印をつけておき、確実に王になるためだ。

この時の俺は、(うはwwww俺テラ策士wwwカイジww)(僕は王になる。キリッ)とか浮かれ果てていた。
・・・そう、この時は。

後、この時点で場所がサイゼリアからカラオケになった事がKからのメールでわかり、俺はさらに浮かれた。

(俺の持ち歌である『最後のエデン』を披露するチャンスかwww)

そしていざ、決戦の時。
俺たち男子陣は学校の最寄り駅に集合して、そこから電車で二駅くらいの所にあるカラオケ店を目指すことにした。
ちなみにこの時、KもOも普通の格好で、俺もアニメTシャツは自重した。
それよりも俺はOが意外とオタクだったことに驚愕した。

カラオケボックスに着くと、待ち合わせの10分前だったが、既に女子達は来ていた。
この時、俺は緊張で顔は青ざめ、汗も半端なかったと後で二人から聞いた。

(向こうは三人、こっちも三人、平和に事が進みそうだな・・・)

合コン童貞の俺は合コンを甘く見ていた。
そう、甘く見ていた。

向こうのスペックは、全員高2の同い年。
無理やり似てるキャラ上げると・・・。

・俺妹の黒猫っぽい子(以後黒猫)
・まどマギのさやかちゃんを3段階レベルくらい下げたような子(以後さやか)
・あと一人は似てるキャラ上げるのは難しいが、まぁ可愛かった。茶髪でツーサイドアップの、貧乳系だった(以後栞)

ちなみにKの狙いは黒猫ちゃんらしい。
この時、俺は緊張しながら心の中は冷静だった。
色々なことを考えた。
黒髪清楚系は意外とビッチだとか、合コンに一人は地雷がいるとか(この場合はさやかだけど)。
Oには悪いが、俺は出来れば栞ちゃんとくっつきたかった。

まず始めに自己紹介だ。

K「俺はK、バスケ部からジョブチェンジして今は帰宅部ッス!好きな女の子のタイプは秘密です!」(キメ顔で黒猫方向を向く)

O「俺はO、こいつらとら同じクラスで、バスケ部のまま縛りプレイ中。好きな女の子のタイプは・・・優しければいいよ」(ニコッ)

当然コミュ障スキルが発動し、俺絶句、空気凍る。
エターナルフォースブリザードオラァ!
助けてK、O!

すると、女子三人は「ふふふ」と笑い出した。

(あぁ、やっちまった・・・)

そう思いながらその馬鹿にするような視線に俺は少々興奮していた。
だが、思ったよりも状況は悪くならなかった。
なぜなら・・・。

栞「どうしたの?緊張してる??」

黒猫「私達も緊張してるんだからね?」

彼女らは馬鹿にするというよりはただ笑っていただけだったようだ。

さやか「っていうか、私、結構好みかも!」

全員「!?」

テンプレ的な展開になって参りました。

(マジでやめろ、お前は早く魔女化してろ!)とか思いつつ、たどたどしくも自己紹介を終える俺。

そしてしばらくは適当に順番で歌ったり、食事をしたりしていた。

席順↓はこんな感じテーブル挟んで男女分かれてた。

TV画面
K|黒猫
O|魔女
俺|栞

一通り歌い終わると、何だかんだで雑談タイムになった。
男同士(オタ仲間)で行くとフリータイム全部歌い切るんだけどな・・・。

合コンと言えば席替え。
これも俺の想像では鉄板だった。
しかし席はそのままで進行した。

空気読めよ・・・と言うより、俺が合コンに夢抱き過ぎだったのか?

そしてある時、幹事の黒猫の提案で、王様ゲームの時がやってきた。
内心(うぉぉぉぉぉぉぉ!)と、ゆかりんのライブに行ったとき並に心の中では盛り上がっていた。
しかし、問題が発生したんだ。

割り箸を忘れた。

何たる不覚だろうか、前日に当たりの箸にはハサミで傷を入れた上、精液塗りこんだハズレの箸は女子に引いてもらう予定だったのに。

結局、正々堂々とクジを引くことに。
ふざけんなよ全く、こういう時って絶対俺みたいなのが辱めを受ける!
そう思っていた。

俺にはリア充共のノリはまだ早いんだよ!などと考えながら、クジに手を伸ばす。

・・・するとどうしたことだろうか。
王はこの俺だった。

正直困惑した。
ノリが全くわからん、勝手がわからん。
どんな命令をしたらいいのか判らなかった。
◯◯と◯◯がキスとかそんなんでいいのか?
いや、それは最初から飛ばし過ぎだ、どうしよう。

そこで俺が考えた命令は・・・。

俺「3番の人と4番の人ジュースついで来てください」

チキンだった、俺はチキンだった。
場の雰囲気をどうこうするなんて俺には出来なかった。
リア充はいつもこんな事をしてるのかと考えたら冷や汗をかいた。
皆は「まぁ、最初だからね?」とか微妙な表情だったもののお咎めは無しだった。

しかしここで問題が起きたのだ。

そう、次の王様はさやかだった。
悪い意味で期待を裏切らず、さやかはしかも腐女子だった。
何で腐女子のくせに合コン来てんだよwwwとか思いながら、クジを引く。

さやか「1と2番キスしてー」

やはり来たか。

しかし俺は微かに淡い希望を抱いていた。
これでKと黒猫がくっつけば、場の雰囲気はそっちに流れる。
それに黒猫と栞の百合展開も悪く無い。
そんな事を隣のKと小声で話していた。

だが・・・。

俺は1番だった。
さらに、2番はK。
もう死にたかった。
俺たちは顔を見合わせた。
やばい、これはやばい・・・って言うか、黒猫と栞も若干引き気味だった。

しかし・・・。

魔女「早く早くー!誰ー?」

O「俺だ!!」

OがKのクジをひったくって言い放った。
俺たちの中では、今回の合コンは、言うなれば『Kのための合コン』。
そこで男同士は哀れすぎると思ったOが、Kのため機転を利かせた行動だった。

栞は腐女子では無かった。
黒猫はどっちかって言うとそっち系らしいが・・・。

Kざまぁwwwというより、『ガンダム』とか『なのは』とか、俺と趣味が被りまくりで、もう運命だと思った。
早くも俺は栞に惚れていたんだと思う。

(キモオタは三次元に優しくされるとコロッと落ちるってのは本当だった。身を持って体験した。)

一段落着くと、流れは再びカラオケタイムになった。
俺はそこで栞と『ETERNAL BLAZE』を歌ったりと、完全にいいムードだった。
俺の青春はまさにピーク、世界は始まりを迎えた。
君は光の天使だ、まさにそうだ。

ちなみにさやかはいつの間にかKにへばりついていた。

(Kは露骨に嫌な顔をしたりはしない優しい奴なんだな)と、俺にとっては完全に他人事だった。

黒猫はOと割りと楽しそうに話していた。
おい、お前さっきの決死の行動は何だったんだよwww

黒猫「そういえばー、O君ってバスケやってるんだよね?私も中学の時バスケ部だったの」

O「へー、そうなんだ、ポジションは・・・」

こんな感じでOと黒猫がいい感じにKのこと完全に忘れてる。
O屑過ぎwwwとか思いながら見てた。
実際Oはイケメンだったし、ガタイもいいしモテ要素は高かった。
でもオタなんだ、さっきはプリキュア歌ってた。

俺は俺で栞と仲良くなれたので満足だった。
別に下心はこの時は無かった。
ただ、女子とこんなに話したのは中学以来だったため凄い嬉しかった。
しかしここで栞のオクタヴィアが暴走した。
だがこれはある意味ではいい暴走だった。
何故なら、奴は携帯を取り出し、電話を掛け始めたからだ。

オクタヴィア「もしもし?うん、そう、今合コン中なう?。うん、よかったら来ない?」

え?まさか女子が増えるの?
話を聞いて俺たち三人は僅かながら目を輝かせた。
これからどうなるのか?
まさか複数をお持ち帰りとな?

だが俺はここで罠の可能性を考え始めた。
俺に関しては初めての合コンだ。
それがこんなにも美味しい展開ばかり続くはずは無い。

(これは手間のかかった俺へのイジメでは?)

半ぼっち生活や、二次元に浸りきった俺は、もはや中二病をも患っていた。
これは、騙し合いのゲーム、グズから落ちていく・・・。
そして、物語は加速し、場所の変更が行われる、要するに二次会ってやつだ。
俺たちのテンションが上がる中、思わぬ展開が訪れる。

栞が帰ってしまうと言うのだ。

俺は泣いた、心の中で泣いた。
せっかく会えたのにもうここまでなのかと、メアドは交換したものの、今日が終わってもメールのやり取りが行われる可能性が少ないのは中学時代の女子との交流が完全に途絶えたことから経験済みだった。
しかしそこで、Oが俺の背中を押して一言言った。

O「送ってやれよっ」

俺は感動した。
そうか、まだチャンスはあったのか・・・GJ!
俺の中でOの株が超高騰を見せた。
・・・かのように思えた。

(Oはここで俺を帰すことで自分達の取り分を増やそうとしているのではないか?)

そうも思えた。
ただでさえ男の方が少ないのに、ここで俺も消えればかなりウマーな展開である。
俺は悩んだ。
まだ見ぬ大勢の女子か、栞か。

でも答えは決まっていた。

(欲張って死ぬのがリア充だ・・・俺は俺なりのやり方でいかせてもらう)

そうして、近くだと言うので俺は栞を家まで送ることにした。
後は任せたぜ・・・二人共。

栞の家は、綺麗なマンションの4階だった。
エレベーターで2人きりになると、さっきまでのが嘘のように緊張してうまく話せない。
俺の緊張を示すエレベーターの階数表示が、『4』を示した。

部屋の前まで来たら、俺のことをチラッと見て・・・。

栞「後でまたメールするね」

そう言って手を振る姿があまりにも天使だったので、俺はつい「お、おう・・・」みたいなことを呟いて手を振り返し・・・。

栞「またね」

そうして、ドアはカチャンと音を立てて閉められた。
現実を知った17の冬である。

俺はため息をついて廊下をとぼとぼと歩いていると、携帯が震えた。
マナーモードのままだった俺の携帯画面を見ると、栞からのメールが来ていた。

『まだ帰ってないよね?ちょっと戻って来て!』

何のことだか分からず、再び振り返って部屋の前に立つと、何やら言っていたのはわかったが、心臓の鼓動の音でまるで聞こえなかった。
気付けば、俺は栞の部屋に上がり込んでいた。
そこには、もじもじとした表情で俺の顔を見つめる栞がいた。
正直もう我慢出来んのかと思った。
これなんてエロゲ?
リアルでこんなことってあるんだ、と思った。
合コン万歳!

しかし惜しいことに、向こうの親御さんは思いっきり居た。
どうしたことだろう、さっきはあんなに楽しそうに話していたのに今は空気が重い。
重いって言うかもどかしい。

そこで、俺は思った。

(この子、俺のこと好きなんじゃね?絶対そうだ、だったら問題無いだろ)

まぁ、チキンの俺に押し倒す勇気は無いわけだが。

俺は壁にかかっている特殊な服に目がいった。

「あれって何かのコスプレ衣装?」

聞いた俺自身も分かっていた。
あれは、なのはさんのコスプレ衣装だ。

それで・・・。

栞「う、うん。もしかして、着てみたいの?」

俺「なんでやねん!?」

栞「じゃあ、私が着てみようか?」

俺「!?」

栞「着て欲しい?」

俺「う、うん」

もう既に俺のレイジングハートはエクセリオンハート状態。

「着替えるから」と後ろを向かされたわけだが、ムラムラが増してきた俺は軽くイキかけた。

栞「いいよ」

振り向くと、そこには天使がいた。
思わず『三次元始まったな・・・』と呟いてしまいそうだった。

ヒラリと衣装を翻して回る栞、心無しか頬を紅く染めているように見えたので、俺は立ち上がった。
俺の股間もスターライトブレイカーしそうだった。

これはもういける!
エロゲでもエロ漫画でもこれは大丈夫な奴だ!
※ちなみに現実と二次元の区別はつけるようにしましょう、運が悪いと捕まります。

俺は栞の肩を掴んだ。

栞「え!?・・・っと、うん」

俺「ご、ごめん、びっくりさせちゃって」

栞「う、ううん。それはいいんだけど・・・」

この反応は処女だ、俺にはわかる。
童貞だけど。

栞「えっと・・・こっちに来て」

栞は俺の手を引っ張ると、ベッドの上に座らせる。

あれ?もしかして俺がレイプされるのかな?
やばい上等過ぎるwww

そんなことを考えていたら栞は恥ずかしそうに言った。

栞「女子も・・・エッチな事に興味あるんだよ?」

俺「???」

自分で言って自分で恥ずかしそうにしていた。
何だっけあれ?元ネタは?
考えても思い出せなかったのと、理性がブラスターしたので押し倒すことにしたようだ。

栞「・・・っ!」

俺「あっ、やべ・・・!え・・・と、ここからどうしたらいいんだっけ」

俺は勿論童貞なのでリアルの流れを知らない。
エロゲ知識では前戯から入るみたいだけどどうなんだろう。

とりあえずハグしてみる。

(女子ってこんないい匂いするんだな・・・リアルってすごい)

思わず感動してしまった。

(落ち着け、次はどうすればいい?おっぱいか?揉むほどは無いけど・・・)

上から覆い被さる形で、胸の辺りに触れる。

栞「え!?・・・や、駄目ぇ・・・」

感じているというよりは驚いている感じだ。
さすがに下着越しで感じるってのはあり得ないみたいだな、と思った。
そのブラジャーは、前にホックがついていた。
童貞だから外し方なんて知らないが、別にそんな難しい作りにはなっていない。
余程の馬鹿じゃない限りは外せるようになっている。
そうして、最後の防御壁を破り、そこには楽園という名のエデンが存在した。
ちっぱいだったけど思ってたより綺麗なピンク色だった。
舐めるべきか舐めないべきか迷ったが、俺はとりあえず顔を埋めた。

栞「恥ずかしっ・・・、んっ・・・!」

栞はついに感じたような声を上げた。
しかし俺はエデンを前にもう理性は失っていたため、舌を出して恐る恐るピンク色の突起に近づける。

栞「んっ・・・、だ、駄目だって・・・!」

その可愛らしい声に俺はさらに勃起した。
さすがにパイズリは・・・無理そうかなと思ってやめておいたが、俺には一度でいいからして欲しいプレイがあった。

そう、指フェラだ。

こんなこともあろうかと爪は切って来ておいてよかった。
俺は小さく空いたその口に人差し指をそっと入れた。
最初は驚いた表情をしていたが口の中でゆっくりと動かしている内に、栞は俺の人差し指に舌を絡めてきた。
まさに至福の瞬間だった。
この時のために生きて来たと言っても過言では無い。

ある程度した後は、そっと指を抜く。
すると、唾液の絡んだ人差し指が糸を引いて妙にエロい。
思い出すだけで抜けそうである。

しかし、その耐える仕草が俺の理性というグリーフシードを暴走させた。

俺「ごめん、俺もう我慢出来ないかも」

栞「ち、ちょっと待って!」

俺「え?」

栞「違うの・・・、私・・・」

お互いに沈黙。
何となく何が言いたいか分からなくもなかったが。

栞「は、初めて・・・だか・・・ら」

俺「・・・!?」

意外だったわけじゃあない、単純に萌え死にそうになっただけだが。

俺「あ、う・・・ん。そっか、どうしようか・・・」

栞「痛いのは・・・我慢出来るけど、声が出ちゃうかも」

ネックである今の環境を考えて、そこで俺は中学の時のDQNが言っていたことを思い出した。

『何回かに分けてやれば痛くないんじゃね?』

とりあえず、俺のレイジングハートを栞の秘所に当て、ゆっくりと膣内に挿れていく。
案外、何とか入って行くので・・・。

(このままいけるか?)

そう思って一気に挿れた。
これがまずかった。

栞「ひっ・・・い、痛っ・・・ーーー!」

栞は悲痛な声を上げる。
自分で口を塞いでいたから問題無かったが、可哀想な事をした。
しかし、俺の股間はさらに巨大化したのが自分でもわかった。

俺は急いで栞の膣内から抜いた。

俺「ご、ごめん!大丈夫!?」

大丈夫じゃねーよの一言も言いたかっただろうに、栞は薄っすら涙を浮かべながらも大丈夫と言ってくれて、俺は流れる血と栞の顔を見比べてキュンとなった。

少し休むとだいぶ楽になったみたいで、再び俺と栞は交わる。
さっきは緊張で判らなかったが今度は凄い快感を感じた。
締め付けるようにってよく言うけど、特筆すべきは暖かさだと思う。
少しゆっくりめに腰を振ると、栞も「あ・・・、くっ・・・んっ!」と甘い声を出し始めたので、俺もスピードをちょっぴり上げた。

やっぱりすげー気持ちいい。
オナホで多少は慣れていたと思ってたけどすぐに果ててしまいそうだ。

俺「や・・・ばい!出そうっ、栞!」

栞「あぁ・・・っ・・・んっ・・・私も!何か、きちゃ・・・!」

俺「うっ!や・・・べ!」

ドピュドピュッ!

栞「んっ・・・、あっ・・・!」

俺は念のためギリギリで抜いて果てた。
ビクンビクンと波打っているのがわかる。

一段落して、時計を見たらもう夜の8時だった。
さすがにそろそろということを伝えて帰ることになり、帰る用意をした。
すると、栞は名残惜しそうな顔をしていたが渋々承諾してくれた。
後、帰りがけにBLEACHの漫画を借りた。

「また返しに来るように」だと。

とまぁ、こんな感じで終了です。