昨日のデートの報告。

買い物に行く前に、姉ちゃんは春物の新品のコートを着ていた。

「よく似合ってるね、そのコート。可愛いよ」と、軽くヨイショ。
PCMAX
俺は媚や嫌味にならないように、自然にさりげなく女の子を誉めるのはわりと得意だった。

「うん、ありがと」

褒められ慣れてない姉ちゃんは、それだけではにかんで笑った。

俺が車(親のだけど)を運転して、某電気店に買い物に向かう。
その途中車の中で・・・。

「この間はごめんね。いきなり告白して。姉ちゃんも困ったでしょ?」

俺はいきなり、この間の話を蒸し返した。

姉「びっくりはしたけど、困ってなんてないよ」

俺「この間も言ったけど、俺、姉ちゃんの嫌がることは絶対しないから。だから、変によそよそしくなったり、警戒したりしないで欲しいんだ。もし、姉ちゃんによそよそしくされたら告白したことを後悔してしまうから。俺、この間のこと後悔はしたくない」

姉「うん、わかってる。これからも私とまーくんは、わたしとまーくんのままだよ」

俺「ありがと」

姉「ねえ、まーくん」

俺「なに?」

姉「あの・・いつから、私のこと好きになったの?」

俺「ずっと前からだよ。俺、今まで色んな女の子と付き合ってきたけど、ずっと心の中に姉ちゃんのことがあった。でも実の姉だもん、こんな気持ちは変だと思って、ずっと抑えようと、忘れようとしていた。そのせいで、色んな女の子と付き合おうとした(実際はうそ。ただ女とやりたいために、手当たり次第に口説きまくってただけ)。でも、忘れられなかった。姉ちゃんは、高校卒業してからどんどんきれいになってきたから、我慢できなくなったんだ。だから思い切って告白した」

(本当のこと言うと、姉に告白したのはネットのエロ体験談の影響が大きいかも。結構みんな、姉弟でやってるんだな。俺もやってみようかなって。やっぱFカップだし、ニヤリッ)

姉「そう」

姉ちゃんは何も答えなかった。
まあ、姉ちゃんとしても返事に困っただろうと思う。

俺「でも、姉ちゃんほどの美人をほっとくなんて、姉ちゃんの周囲の男は見る目ないね~」

姉「そんなぁ、そんなこと言ってくれるのは、まーくんだけだよ」

姉はまた照れ笑いを浮かべた。
ちょっとわざとらしかったヨイショだったけど、好印象を与えたようだった。

しかし、俺が姉ちゃんのクラスメートとかだったら、高校くらいのときに絶対に口説いたと思うけどな。
押せば倒れるような、フリーで奥手のFカップ処女をほっとくなんて、周囲の男は手が遅すぎる。
進学校の生徒なんてみんな勉強ばっかりしている真面目なお坊ちゃまなんだろうな。
俺なんかバカ高校で、女口説くために学校行ってたようなもんだったから。

とりあえず俺はそれ以上色恋の話はしなかった。

「こっちの道込んでるね~」とか、適当に話題を変えた。

それから電気店について、姉が買いたがっていたパソコンやプリンターを見る。
精算を済まして、車に荷物を積んだときには、もう外は暗くなっていた。
暗いほうが雰囲気が出るから、少しジャブを出すかと俺は考えた。

俺「姉ちゃん、ちょっと外で夕飯食べに行こうか。姉ちゃんともう少し話したいし」

姉「う、うん、いいよ」

少し離れたファミレスの駐車場に入る。
車だったから、酒は飲めない。
車を停車した直後、俺は姉の手に自分の手を重ねた。
姉は少しびっくりしたみたいに顔を上げた。

「姉ちゃん、キスしていい?」

俺が顔を近づけて、真顔で言うと、「え?」と姉ちゃんの顔が一瞬で赤くなった。

「それ以上はしない。ただキスだけしたい。キスだけだったら、アメリカ人とかだったら、姉弟でも普通にやってるだろ。だから、姉弟の一線を越えたことにはならないと思う。だから・・・だめ?」

普通だったら、許可を得る前に強引にブチューとキスしちゃうんだけど、今回は姉ちゃんを揺さぶる目的で、敢えて「だめ?」と聞いてみた。
姉ちゃんは黙っていたけど、30秒くらいしてから、こくんと頷いた。
俺は心の中でニヤリッと笑ったが、もちろん、顔は真剣な表情のまま。

俺は姉ちゃんにゆっくりキスをした。
舌は入れなかったけど、軽く唇に動きを与える。
30秒ほどで唇を離した。

「好きだよ、姉ちゃん」と、耳元で囁くのも忘れなかった。

姉ちゃんはこの前みたいに、肩をすくめ、放心したような顔。

「姉ちゃん、これからもまたキスしてくれる?変な意味じゃなくって、仲のいい姉弟としてさ」

姉は、赤い顔のまま、「うん」と、頷いた。
それから約束通り、それ以上しないで、ファミレスで食事して帰った。
会話も、さっきのキスがなかったように、当たり障りのない話題ばっかり。

まあ、昨日はこんな感じだったけど、的確にジャブを入れた感触はあったよ。
今後、習慣的にキスする許可も得れたし。
あんまりがっついて、親に報告されたり、家を出られたりするとあれだからさ。
実の姉だと、アウトボクシングにならざるを得ない。
ちなみに、今朝も廊下で、すれ違いざまに軽く姉にキスした。

昨日の夜、ついでに姉ちゃんに頼まれたものをコンビニで買ってきたら、初心な姉ちゃんから、「ありがと!」って言って、抱きついてきた。
もちろん両親がいないのを見計らってだけど。
俺はすかさず、軽くキスをした。

「姉ちゃんは可愛いな」と言って、頭を撫でると、姉ちゃんはくすぐったそうな顔をして、笑った。

そんな姉は本当に可愛いと思う。
少しずつ距離は近づいてるよ、ニヤリッ。

最終目的はとりあえず、Fカップを生で拝んで、揉んで、乳首吸うことかな。
さすがに処女食いまでは考えてない。
そこまで鬼畜じゃないよ。

昨日、姉ちゃんと映画を観た。
姉ちゃんが前から観たがってたから、俺がDVD借りてきた。

姉「わざわざありがと」

俺「いや、お姫様の役に立てるのは男の喜びだから」

言ったのを後悔したくらい下手なヨイショ。
でも、姉ちゃんは笑って・・・。

「・・・馬鹿ね。一緒に観よ」

俺の部屋で、DVDを見ることに。

DVDを再生しようとしたら・・・。

姉「またエッチなDVDと間違えないでよ」

俺「はは、大丈夫?それとも、姉ちゃん、エッチなDVD観たいの?」

姉ちゃんは苦笑いして、「これからいい映画を観ようっていうんだから、変なこと言わないの」と、俺の耳を引っ張った。

それから、姉ちゃんと『ショーシャンクの空に』を観た。
俺がベッドの側面にもたれると、姉ちゃんも俺の横に座ってベッドにもたれた。
その位置が一番テレビが見やすかった。
自分から接近してくるっていうことは、こっちを警戒してるんじゃなくて、信用してるんだなと思って嬉しい。
最悪、告白して、避けられる可能性も考えてたから。

映画の途中で手を繋いでみた。
姉の頭に、俺の頭を重ねる。
そのまま最後まで映画を観た。
名作の誉れ高いだけあって、普通にいい映画だった。

それからテーブルを挟んで、買ってきたお菓子とコーヒーを飲みながら、二人で映画の感想などを話し合った。
会話が途切れたとき・・・。

俺「姉ちゃん、耳たぶ触っていい?」

姉「え?なんで?」

俺「いや、柔らかそうで、触りたいから。ダメ?」

姉ちゃんはちょっと考えてから、「いいよ」と許可を出す。

俺は姉ちゃんの左の耳たぶを右手で触る。
(この耳たぶ触りはよく女を口説くときに使う。セクハラにならないぎりぎりのスキンシップ。これで反応がよければ次に進む感じ)

軽く揉んでも、姉ちゃんはノーリアクション。
不意に、耳たぶの下の首筋を指先でくすぐると、姉ちゃんはびくって反応した。
くすぐったいと言うよりも、弱いところを触られて反応しちゃったという感じ。

俺「姉ちゃん、なに反応してるの?」

姉「ば、バカね!くすぐったかっただけだよ」

弟の前で見事に反応したのが恥ずかしかったのか、姉ちゃんはちょっとむくれた。

「ごめんごめん」と俺は謝る。

それから、詫びの代わりに姉ちゃんにポッキーを一本差し出した。

「ん、アリガト」と姉ちゃんはポッキーを咥える。

そのポッキーの尻尾を、俺が咥えた。
姉ちゃんはちょっと驚いた顔をした。

そのまま、ポッキーを尻尾からぽきぽき食べ始め、最後は姉ちゃんの唇に到着。
そのままキスした。
唇を離すと、姉ちゃんが顔を赤くして・・・。

姉「なに、今の?もしかして、すっごくエッチなことじゃなかった?」

俺「うふふ。なんでもないって。ただキスしただけじゃん」

姉「そう」

姉ちゃんは赤い顔のまま、それ以上追及しなかった。
いきなり話題を変えて、姉ちゃんが・・・。

姉「あと、まーくんは、姉ちゃんのことを可愛いっていうでしょ」

俺「うん、言うけど」

姉「姉ちゃんのほうが年上なんだから、可愛いって言うのは違うと思うわ」

俺「へえ、じゃあ、なんて言われたら嬉しい?」

姉「う~ん」

姉ちゃんは少し考えてから、「クールビューティ」と答えた。
俺はその答えが妙につぼに入って笑ってしまった。

姉「なによ?なにがおかしいのよ?」

俺「はは、姉ちゃんはやっぱり可愛い」

姉「もう」

姉ちゃんは笑った。

この時点で手応え十分。
あんまり間延びしてもあれだから、今度は一気に距離を詰めて、姉ちゃんをコーナーに追い込むよ。
俺のコークスクリューパンチが姉ちゃんをKOするぜ、ニヤリッ。

<続く>