そういった経緯から上司も気を遣ってくださり、特別に現地での有給休暇取得が認められていました。
帰国前日、休暇として1日フリーにしていただけることになったのです。
1日もらった自由時間、何をするかは決めてありました。
どこの国へ行ったのかはあえて書きませんが、この国のこの地域へは学生時代に1度、旅行で来たことがあったのです。
私はそう遠くないところにヌーディストビーチがあることを知っていました。
当時は何の興味も持ちませんでしたが、今の私にとっては興味津々の場所です。
出張前から、出来ればこの日はひとりでこのビーチに行ってみたいと思っていました。
そしてついにその日、私は生まれて初めてヌーディストビーチという場所に立ちました。
すごいです。
イメージとだいぶ違いました。
砂浜でぽつんぽつんと裸の人が日光浴をしているんだろうと想像していました。
実際にはそれほど広くない砂浜に、全裸の人がそこかしこに寝転んでいます。
思っていた以上の人口密度でした。
あっちもこっちも裸の人だらけです。
ほとんど(たぶん99%)の人が白人です。
カップルや夫婦らしき人たちが多いですが、2~3人の女性同士のグループも少なくありません。
ひとりで日光浴をしている人も、それなりにいます。
また、決して若い人ばかりというわけではなく、熟年夫婦みたいな方々も多くて、老若男女関係なく、砂浜に寝転がっています。
日本から来た私にはすごい光景で、結構カルチャーショックでした。
だって、誰ひとり恥ずかしそうにしている人はいないんですもの。
男性はおちんちんを平気でぶらんぶらんさせていますし、女性だって平然と性器を晒しています。
そして結構大胆に足を開いたり、膝を立てたり、見えてしまうことに配慮しない(と言うか、気にしていない)動作をする人が多くて、とにかく男性も女性も関係なく見え放題になっています。
この人たちって羞恥心がないのかしら・・・。
文化の違いなのでしょうが、こっちのほうが恥ずかしくなってしまいます。
私はあまり日焼けしたくなかったので、背の低い木(ヤシの木ではないんですが、種類はよくわかりません)の日陰になっている所にシートを敷きました。
そして着ていたTシャツとハーフパンツを脱いで、もともと下に着けていた水着姿になりました。
ビキニの上下です。
私は今回、頑張ってトップレスになって日光浴することを目標にしていました。
緊張するかと思っていたんですが、周りの状況が状況ですので、抵抗感もなくすんなりと水着の上を外すことができました。
おっぱいが現れます。
上半身裸でマットに横になりました。
不思議なくらいに羞恥心はありません。
もっとも私の裸に注目する人も居ないんですけどね。
それどころか水着の下を着けていることが非常に不自然で、周りから浮いてかえって目立ってしまう気すらします。
寝そべっていても、どうも落ち着きません。
来るまでは、まさか下まで脱ぐつもりなんてなかったんですが・・・。
脱いでしまいました。
それが当たり前の環境でした。
さすがに多少緊張します。
私はサングラスを取り出してかけました。
そのままマットに仰向けに寝そべります。
周りに人がいっぱい居るなかで、全裸で寝そべっている自分がいます。
その私のすぐそばを歩いていく人もいます。
日本では考えられないシチュエーションです。
もちろん初めての経験です。
これまで味わったことのないような開放感があります。
波の音を聞きながら全裸で寝そべっている私の肌を、海風がそっと撫でていきます。
来てよかった・・・。
自然の中で裸になり、リラックスすることが、こんなに気持ち良いとは知りませんでした。
性的な興奮はありません。
開放感に浸る心地よさだけがありました。
白人だらけの中で東洋人の女は珍しいのか、ときどき近くを歩いていく人が、私の体に視線を落としていきます。
別にいやらしい目で見られているのではないのですが、それでも『見られている』という事実には変わりありません。
私はそんな人たちの顔や目を、サングラス越しに見つめます。
私がかけているサングラスは、ガラスの黒色が濃いタイプのものですので、歩いていく人からは私の目の動きは見えません。
少しだけ、快感です。
ときどき目を瞑ります。
大勢の人たちがいる中で、全裸で寝そべる私・・・。
おっぱいも、あそこも、何も隠していない私・・・。
気持ちの良い海風、なんとも言えない開放感。
時間が経つのを忘れてしまいます。
あまりの心地よさにこのまま眠ってしまいそうです。
たぶん1時間くらい、そんな幸せな極上のひとときを過ごしたと思います。
目も閉じて心からすっかりリラックスしていたとき・・・。
「おい、あれ日本人じゃねぇの?」
「すげえ、まっぱじゃん」
唐突に、聞きなれた日本語が耳に飛び込んできました。
目を開けると、大学生風の男の子3人組でした。
ちなみに3人とも水着は着ています。
どう考えても女性の裸を眺めるためにヌーディストビーチを訪ねて来たというのがみえみえの男の子たちです。
「いい女じゃん」
「ナンパしろよ」
ヒソヒソ相談しているのが、聞こえてきます。
オールヌードを見下ろされている気まずさと恥ずかしさはもちろんですが、それ以上に、煩わしいなぁと思いました。
せっかくのバカンス気分が台無しです。
もちろん相手にする気なんかありません。
近づいてきて、「すみません、日本人ですよね?」と話しかけられました。
私は、やりすごすために言葉がわからないふりをして・・・。
「What?What’yousay?」
面倒くさそうな口調で崩れた英語を返し、冷たくあしらいました。
「なんだ日本人じゃねぇよ」
「どうする?」
(早くあっちに行ってちょうだい!)
さっきの心地よい気分に戻りたい私は、心の中で呟いていました。
「とりあえず、ここにしようぜ」
学生たちは、よりによって私の足元から2mくらいしか離れていない海側の砂の上にマットを敷き、3人並んで寝そべってしまいました。
(もう~、最悪)
私は彼らの様子を見るために、脱いだ服を入れていたウォーターポーチを枕のようにして頭の下に置きました。
寝そべりながらも、ぐっとあごを引くような姿勢になります。
サングラス越しに自分の足のほうを見ると・・・。
自分の両足の甲と甲の向こうに3人の顔が見えます。
3人ともうつ伏せになって頭だけ起こし、私のほうを見ています。
「すげぇいい眺め」
「おい、聞こえるぞ」
「聞こえたって、日本語わかりゃしねぇって」
「それもそうだな」
だんだん私の気持ちが疼いてきました。
(ちょっとだけ見せちゃおうかな・・・)
私は眠ったふりをしています。
でも本当はサングラス越しに彼らの様子を観察しています。
「あのおっぱい、見ろよ」
「くっそう、もう少し足開けよ、ネエちゃん」
私がわからないと思って好き勝手なことを言っています。
でも、彼らのその言葉のひとつひとつが私を興奮させてきました。
「エロい乳首してやがんな~」
「たまんねぇなぁ、このネエちゃん」
私の気持ちが『見られたいモード』に切り替わってきます。
(ああ、我慢できない・・・)
私は、少しだけ足を開いてみました。
これで、形の崩れていない私のあそこがしっかり見えるはずです。
「おい、見ろ!まんこ見えるぜ!」
「よっしゃ!」
なぜかあまり羞恥心はありませんでした。
むしろ楽しみながら見せている自分がいます。
あそこがじわっと熱くなってきます。
「しっかし、そそる女だな~」
「おい、撮っちゃえよ」
中央の1人がデジカメを構えている姿が見えました。
完全に私は眠っていると思われているようです。
(サングラスでどうせ顔もわからないし、いいや)
冷静だったら裸を撮影されるなんて絶対にありえないことですが、興奮で脳がとろけるような気分になっていたこの時の私には、さして大したことに思えませんでした。
異国の、そしてヌーディストビーチならではの魔法の開放感に、感覚が麻痺していたのでしょうか。
シャッターを押す“ぴっ”という小さな電子音が微かに聞こえてきます。
(いやん、私のヌード撮られちゃってる・・・)
その事実が私をさらに興奮させていきました。
私は、仰向けに寝たまま両膝を立てて、少し脚を開きました。
この姿勢そのものは不自然ではありません。
実際、この格好をとっている白人は周りにも結構いましたので・・・。
3人の視線が私の性器に突き刺さります。
“ぴっ”という音が聞こえるたびに、私の裸が彼らのカメラに収められていきます。
私の心の中で大切な何かが無造作に奪われていきます。
恍惚感に脳がとろけそうな感覚になります。
本当はそのままオナニーしたくてしょうがありませんでした。
さすがに理性が思い留まらせましたが・・・。
私は眠ったふりをしながらも、サングラス越しに彼らを観察します。
彼らは食い入るように私の局部を見ています。
(3人もの男に、あそこを見られてる・・・。3人もの男が、恭子のあそこを見て興奮している・・・)
私の心臓が暴れ出し、鼓動が早くなります。
興奮して鼻息が荒くなりそうになって焦ります。
「こんないい女の、めった拝めねぇぜ」
「あのまんこ、マジ抜ける」
私の心のブレーキが壊れ始めていました。
膝を立てたその状態のまま、さらに大きく脚を開きました。
仰向けに寝たまま、下半身はちょっとしたM字開脚の状態です。
さすがに私のあそこも閉じてはいられません。
無防備にぽかっと開いてしまっています。
「すげぇ、やべぇ!」
「撮れっ!撮れ!」
千載一遇のチャンスに3人とも落ち着かない様子です。
ぴっ、ぴぴっ。
シャッター音が止まりません。
女の子として守るべき神聖な領域を犯されている気分です。
押し寄せる快感に、眠ったふりを続けるのが辛い・・・。
開いた性器から恥じらいのおつゆが溢れ出すんじゃないかと心配になってしまいます。
「おい、ケツの穴も撮ったか」
「まかせとけ」
(あん、イヤ。そこはダメ・・・)
ぴっ、ぴぴっ、ぴっ・・・。
シャッター音が鳴るたび、非情にもカメラは私の恥部を鮮明に記録しているということです。
女の子の恥ずかしい部分を惜しげもなく晒し、見知らぬ男の子たちに被写体として捧げる私・・・。
(あ~ん。やっぱり恥ずかしい)
いったい何枚の私のヌードが彼らのカメラに収められたことでしょう。
自分を虐げることによる背徳感と罪悪感が、興奮と入り混じります。
快感です・・・。
しばらくの間、生まれたままの姿をレンズの前に晒し続ける私でした・・・。
(PS)
その後、彼らは別の白人女性たちのところへ移動して行きました。
私もしばらくしてからホテルに戻りました。
帰国して、またいつもと変わらない日常生活が始まってみると、改めてヌーディストビーチでのあの魔法のような開放感を思い出します。
あの開放感、本当に日本ではありえない感覚でした。
だからこそ、私もあんなに大胆になれたわけですが、今思えばヒヤヒヤものです。
素顔を写真に撮られるのだけは避けようと、サングラスを外さないということは気をつけていましたが、写真とはいえ、もうあの男の子たちは、いつでも私の恥部を永遠に見続けることができるってことですよね。
(今この瞬間も見られているのかしら・・・)
そう思うとドキドキします。
そして・・・恥ずかし過ぎます。
長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。