(どうしてくれよう・・・)

俺は女房を叩き起こそうと思ったが、そのとき何処からともなく声が聞こえた。

“紀子の全てを知りたくないのか?”
“紀子がどのようにハゲ親父に抱かれて、どのような反応を示すのか知りたくないのか?”
“お前だけしか知らない女房が、初めて他の男に抱かれるのなら話は別だが、ハゲ親父には109回も抱かれているのだぞ。煩悩の数すらも上回っているのだぞ”

その声を聞いて、俺は全てを知りたいと思った。

見かけは派手だが本当は優しい女で、俺はそんな女房を愛しているから。
セックスには貪欲で俺を裏切ったが、それ以外は凄く真面目で、俺はそんな女房を愛しているから。
俺の知らない女房の全てを知りたいと思った。

火曜日は休暇を取ったが、いつもの通り家を出た。
盗み見たメールから、女房の両親が9時に息子を迎えに来て、ハゲ親父は10時に来ることが分かっていたので、俺は10時15分に電話してみる。
すると女房は10秒で電話に出た。
まだ始まっていない。

次に10時30分に電話すると、今度は出るまでに30秒も掛かった。
何か始めやがったな。

忍び足で家に入ると、許せない事に俺達の寝室を使っているようだ。
寝室のドアの外にいる俺の耳は、自然とでっかくなっちゃった。

「早く脱げよ」
「でも・・・何かおかしいの。毎日電話してくるけれど、こんなに続けて掛けてくる事は無かったから」

「大丈夫だ。電話してくると言う事は、逆に近くにはいないと言う事だ。いいから早く脱げ」

失敗に終わったか?

「カーテンを締めてもいいですか?」

女房の辞書に『我慢』という文字は無かった。

「駄目だ。明るい所で、紀子の隅々までよーく見てやる」
「そんなの恥ずかしい」

「嘘を吐け。紀子は今までに、私にもっと恥ずかしい姿を見せたじゃないか。それに、このくらいで恥ずかしがってどうする。今日は昔のように、もっと恥ずかしい事をさせようと思っているのに」
「虐めないで・・・せめて部長が脱がせて下さい」

「駄目だ。ここで見ていてやるから早く脱ぐんだ」

女房は諦めて脱ぎ始めたようで、しばらく二人の会話は途絶えた。

「スカートはまだだ。先にブラを取ってしまえ」

生意気にも、ハゲ親父は終始命令口調だった。

「手を頭の後ろで組んでよく見せてみろ・・・そうだ・・・相変わらず大きくてきれいなオッパイだ。でも子供を産んで少し垂れてきたか?それに乳首も大きくなった」
「もういいですか?」

「早く脱いでしまいたいのか?」
「違います・・・そんなに見られたら・・恥ずかしいの・・・」

俺と初めて関係を持った時、自分からオマンコを目の前に押し付けてきた女房が恥ずかしがっている。
3年も不倫関係にあれば、嫌というほど裸を見られているはずなのに。
これは盛り上げるための演技なのか、それとも他に理由があるのか。

「それにしても、美味しそうなオッパイだ。後でその大きなオッパイを荒々しく揉みながら、昔のように乳首を噛んでやろうな。紀子は軽く噛まれると、凄く感じたよな?それとオッパイの横の、脇に近いところを強く吸われるのも」
「ベッドに・・・ベッドに行かせて」

女房はハゲ親父にオッパイを嬲られている姿を、想像してしまったのかも知れない。

「そう慌てるな。前回は会社を抜け出してきたから時間が無かったが、今日は休暇をとってきたから、夕方までじっくり辱めてやれる。どうだ?嬉しいか?」
「こんな明るい所で私だけ立たされて、じっと見られながら裸になるのは恥ずかしいです。せめてベッドで・・・」

「そうか。紀子も嬉しいか」

女房は嬉しいなんて言っていないだろ。
お前は難聴か。

「よし。そろそろスカートを脱げ」
「いや・・・恥ずかしいからいや・・・」

「脱ぐのが恥ずかしいのではないだろ?どうして脱ぐのが嫌なのか、私は知っているぞ。だから恥ずかしがらずに脱いでしまえ」

焦れてきた俺は、思わず「次、いってみよう」と突っ込みたくなって、慌てて手で口を塞ぐ。

「脱いだら足を開いて、股の部分を見せてみろ」
「それは・・・」

「早く!・・・やはりそうか。そのパンティの染みは何だか言ってみろ」
「これは・・・」

女房は感じていた。
まだ指一本触れられず、上半身裸になっただけで感じて濡らしていたのだ。

「おいおい。どんどん染みが広がって、オマンコの形が浮き出てきたぞ」

ここまで30分も掛かっている。
俺なら最低一回は終わっているぞ。

「見ないで・・・恥ずかしいから見ないで・・・」
「そりゃあ恥ずかしいよな。何もしていないのにそんなに濡らしていては、私はスケベな女ですと言っているのと同じだから」

「違う・・・私はそんな女じゃない」

いや、お前はスケベな女だと俺も思う。

「そろそろパンティを脱がせて、もっと恥ずかしい格好にしてやるから、ここに来て前に立て」
「いや・・・もう恥ずかしい事しないで・・・」

「もっと、もっと恥ずかしい事をしてやる。こうやって、両側の紐を持って横に引くと・・・」

やはり女房は、ハゲ親父の好きなヒモパンを穿いているな。

「少しずつ解けてきたぞ」
「いや・・・」

「紀子は恥ずかしい事をされるのが好きだろ?」
「いや・・・焦らされると余計に恥ずかしいから早く脱がせて」

恥ずかしいから早く脱がせて?
恥ずかしいから脱がさないでの間違いだろ。

「早くオマンコを見て欲しいのか?」

「違います・・・そんなに焦らされると・・・紀子は・・・」
「紀子はどうした?我慢出来なくなったか?」

まさか下着を脱がされているだけで、いくら淫乱な女房でも。

「紀子の身体は知り尽くしているから、言わなくても分かっているぞ。その証拠に腰が動き出した」

ハゲ親父の前に立たされて、パンティの紐を持たれて腰を前後させている?
ハゲ親父が好き勝手しやがって。
俺にも見せろ。

「ほら。もうすぐ紐が解けるぞ」

パンティの紐を解くだけに、どれだけ時間を掛けるつもりだ。

「こんなのいや・・・早く・・・」
「それにしても凄い感じようだな。お汁でパンティが透けて、脱がせなくてもオマンコの形が分かってしまう」

(ヒモパンは、こうやって焦らしながら脱がすのか・・・)

感心している場合ではないが、一応手帳に書いておこう。

「ほうら。もうすぐ外れそうだ。この紐が外れてしまうとどうなる?パンティが落ちて、紀子のオマンコが丸見えになってしまうぞ。それも蕩けてしまった恥ずかしいオマンコが」
「いや・・・いや・・・」

「そうら、外れるぞ。グジュグジュの恥ずかしいオマンコが見えてしまうぞ」
「いやー・・・いやー・・・」

「ほうら、外れた!」
「だめー」

軽く逝ってしまった?
脱がされただけで逝った?
まさか、そんな事が!

ハゲ親父は言葉で女房を辱めて楽しみ、女房はその言葉から色々想像して感じてしまう。
ハゲ親父はそのようなつもりではないのだろうが、これは催眠術に近いものだと思った。
そう言えばハゲ親父は、今回誘った時も女房の想像力に訴えかけていた。

「悪い奥さんだ。まだ触られてもいないのに、勝手に逝ってしまうとは」
「だって・・・だって・・・」

「こら!まだ俺はこのままでいい。勝手な事ばかりするな」
「欲しいの・・・一度入れて欲しいの・・・」

「分かったから待て。ボタンが千切れてしまうだろ」

おそらく女房は、座って見ていたハゲ親父に飛び掛り、服を脱がせようとしているのだろう。
やはり女房の辞書には『我慢』などという文字は無かった。

「軽く逝っただけだから余計に辛いよな。オマンコが寂しいか?でもまだオッパイや・・・こら!勝手に触るな!俺の話を聞いているのか!」
「欲しい・・・これが欲しい・・・紀子我慢出来ない」

「ううっ・・・分かったから咥えるんじゃない」

余裕のある振りをして女房を焦らしていたが、さてはお前も興奮していて限界が近いな。

「分かったから一度口を離せ!入れさせてやるからベッドに行こう」
「欲しい・・オチンチン欲しい・・・」

二人はベッドに移動したのか少し声が遠くなり、聞こえ難くなったので更に耳を大きくした。

「よし、それでいいぞ。後ろを向いて跨って入れろ」
「その格好はいや・・・また紀子のお尻を悪戯するんでしょ?」

「チンポが欲しいのだろ?諦めるか?」
「いやー・・・オチンチン欲しい・・・」

「今日こそは紀子の処女をもらう。まだご主人にされてないと分かったからには、何が何でも処女は私がもらう」

女房の処女?
今更何を言っているんだ。
もしかして、これもプレイの一種?
女房は処女の役?

「どのような恥ずかしい行為にも応じた紀子が、尻の穴だけは絶対に許さなかった。俺と付き合うまでに一度しかセックスをした事がなかったから、処女同然だったと言っても処女では無かったから、私は後ろの処女が欲しかった。あの時は私だけの女だったから、焦らなくてもいつかは私が奪ってやると思っていたが今は違う。いずれご主人に奪われると思うと口惜しくて仕方がない。だからその前に私が・・・」

いずれは俺が女房のお尻の処女を奪う?
勝手に決めるんじゃない。
俺も変態だが、お尻でしようなどとは一度も考えた事は無いぞ。
あれだけの数のボーイフレンドが居たから、女房はかなりの数の男とセックスしていたと思っていたが、ハゲ親父と不倫の関係になる前に一人の男と、それも一度しかしたことが無いと言うのには驚いた。
しかし、今の俺はそれどころではない。

例え興味のなかった場所でもハゲ親父に奪われるかと思ったら、このまま黙ってさせる訳にはいかない。
そう思うとお尻の穴だけでなく、これ以上オマンコを使わせるのも悔しくなってきたぞ。

「どうした?諦めるか?跨って腰を下ろせば、紀子の大好きなチンポがヌルッと入ってくるんだぞ。凄く気持ちいいぞ」

駄目だ、女房は『ヌルッ』に弱い。
催眠術に近いものだとすれば『ヌルッ』が一つのキーワードか?

(俺はどうすればいい?)

女房を愛しているから、女房とハゲ親父がどのような行為をするのか知りたい。
俺が知らない女房の全てが知りたい。
でも逆に、女房を愛しているからこそ、これ以上ハゲ親父を迎え入れて欲しくない。

やめさせよう、やはり俺には無理だ。
女房が他の男のオチンチンを迎え入れるのを黙って聞いているのは無理だ。

ドアを開けると女房はハゲ親父の上で、シコを踏むような格好で大きく股を開いてこちらを向いていて、右手でオチンチンを支えて今にも向かい入れようしていた。

間に合った!

「あなた!!!」

しまった!
女房は驚きのあまり、そのまま座り込んでしまったためにハゲ親父のオチンチンが中に納まってしまった。
女房の声でハゲ親父も頭を持ち上げて、女房の身体越しにこちらを見る。

「ご主人!」
「見ていてやるから、そのまま続けろ」

俺は何を言っているんだ?

「やれよ。二人ともセックスがしたいんだろ」

我に返った女房がハゲ親父のオチンチンを抜こうと、慌てて腰を上げようとしたので俺は咄嗟に肩を押える。

「そのまま入れてろ!やめたら離婚だ!」

身体や口が勝手に動いてしまう。
女房はまた腰を落としたが、今度はハゲ親父が女房の下から逃げようとする。

「このままやめたら殺すぞ!俺が見ていてやるから早く続けろ」

唯一の救いは、コンドームを着けていた事だ。
おそらく女房が口で被せたのだろうが。

「出来ません。許して下さい」

そう言って女房は涙を流したが、俺なんか涙だけではなくて鼻水まで垂らしているから、この『どちらが可哀想でしょう?』は俺の勝ちだ。

「俺が戻って来るまで繋がっていろよ!もしも離れたら本当に殺すぞ!」

俺はハゲ親父が身に着けていた物を全て持って部屋を出ると、ポケットから車のキーや携帯電話、免許証の入った財布などを出して隠し、後はお風呂に行って残り湯に放り込む。
部屋に戻ると、女房はベッドから降りて下着を着けようとしていたが、服を取り上げられたハゲ親父は、白いシーツを身体に巻いていた。
気持ち悪い。

「あなた!」

女房が俺の左手に握られた包丁に気付き、その声で気付いたハゲ親父の顔から血の気が引く。

「何を勝手な事をしている」

俺がシーツの端を持って引っ張ると、ハゲ親父は両手でオチンチンを隠したが、片手で十分隠せるサイズだろ。
見栄を張りやがって。

「そんなに縮んでしまっては出来ないな。紀子の得意のフェラで元気にしてやったらどうだ?」
「出来ません。許して下さい」

包丁をチラつかせてハゲ親父をベッドに寝かせ、女房の髪を掴んで脅えて動けずにいるハゲ親父のオチンチンに顔を押し付ける。

「ごめんなさい・・・出来ません」
「俺の言う事が聞けないのなら、紀子の目の前でこいつを殺してやる」

俺は包丁を両手で握り、振り上げてからハゲ親父に当たらないように、大きく外して振り下ろした。
するとハゲ親父は、咄嗟に外した方向に避けたので、顔の20センチ横に突き刺さる。

「ヒィー!」

ヒィーじゃない。
危ないじゃないか。
刺さってしまったらどうする気だ。
俺を殺人犯にする気か。

それを見た女房は、逆らっては駄目だと思ったのか、慌ててオチンチンを口に含んだ。
しかし、脅えているハゲ親父のオチンチンは、硬くなるどころか更に縮んでしまう。

「こいつの顔に跨って、元気になるようにオマンコを見せてやれ」

俺は二人のセックスを見たいわけじゃない。
それどころか今の俺は、女房がハゲ親父に触れられるのも嫌なのだ。
それなのにセックスまで強要しようとしている俺。

もしかすると二人に恐怖感を与えるために、俺は狂気を演じているのか?
一体俺は、何処へ行こうとしているのだ。

女房は目の前のオチンチンから顔を背け、ハゲ親父も舌を伸ばせば届きそうな位置でパックリ口を開いているオマンコから目を背けて、逆さに重なり合ったまま、じっと動かずに時間だけが過ぎていく。

「あなた・・・もう許して」
「紀子さんとは二度と会いませんから、今日のところは帰らせてください」

しかし、それらの言葉は俺の右の耳から入って、頭の中を通らずに左の耳から出て行く。
それは、二人の姿をぼんやりと眺めながら、俺は他の事を考えていたからだ。

(女房はなぜ俺のような男と付き合った?なぜ俺のような男と結婚した?)

女房の周りには、俺よりもカッコイイ奴は沢山居たはずだ。
収入だって俺の何倍、何十倍と稼いでいた奴も居ただろう。
女房ならそんな男達の中から、好きに選べたに違いない。
それなのに俺と付き合い、結婚した。

あの日、女房はハゲ親父と別れ、たまたま目の前にいたのが俺だったので寂しさを紛らわせた?
百歩譲って俺を気に入ってくれたとしても、不恰好でお世辞にもカッコイイとは言えないハゲ親父を見ている限り、女房はゲテモノ趣味で、俺が一番ハゲ親父に近かった?
どちらにしても、結局俺はハゲ親父の代わりだったように思えて仕方ない。

「あなた・・・おトイレに・・・」

そんなもの後だ。
今俺は無性に寂しいんだ。
どうせお前達が使って汚れたベッドなど捨ててしまうのだから、そこでしてしまえ。

「あなたおトイレに行かせて。もう漏れちゃう」

いかん!
女房の下に、ハゲ親父の顔があるのを忘れていた。
このままだとハゲ親父にかかってしまう。
俺もかけてもらった事が無いのに。

「行ってこい。その代わり、戻ってきたらまた始めるぞ」

女房は走って出て行ったが、いつまで経っても戻ってこない。

(もしかして・・・ウンコ?)

俺はハゲ親父と二人でいるのが気不味くて、様子を見に行くと女房はトイレで泣いていた。
それも今まで聞いた事が無いような悲しい声で・・・。

「奥さんを呼べ」

包丁を置いて、代わりに持って来たハゲ親父の携帯を渡すと、これで命だけは助かると思ったのか躊躇無く電話を掛ける。
暫らくして戻って来た女房と、ハゲ親父を裸のままベッドに正座させて待っていると家の前に車が止まった。
俺と同じで、こんな不細工な男の奥さんに限って美人が多い。

俺と同じ立場の美人の熟女。
裏切られて寂しい想いをしている二人が、自然とお互いを慰め合う関係に。

「散々裏切られて、もうあの人の事は好きではありません。私はあなたと一緒にいたい」
「俺も罪深い男だ。このような関係を続けていても、息子がいるから一緒にはなれないぞ」
「それでもいいの。時々慰めてくれれば。このままの関係でもいいから、お願いだから私を捨てないで」

女房との将来が全く見えず、その事から逃げ出したい俺は期待を胸に玄関に急いだ。

「亭主は何処!」

いかん、カバだ。

動物園では愛嬌を振り撒いているが、カバは意外に強暴だと聞く。
そのカバが俺を無視して突進していくが、我が家には猟銃など無いから止められない。

「あなた!何してるの!」
「すまん。ほんの出来心で」

「またこの女なの!いつまでもこんな女と!」

(こんな女?)

お取り込み中悪いが、カバに“こんな女”と言われる筋合いは無い。

「帰ってじっくりと話し合いましょう。早く服を来なさい!」

俺が風呂に案内すると、カバは濡れた服を思い切り搾った。
おい、破れるぞ!

「慰謝料は亭主からあなたに百万。あの女から私に五十万。差し引き五十万振り込むから、それで不服なら調停を申し立てて」

慣れている。
ハゲ親父は女房とだけではないな。
カバは濡れた服を着たハゲ親父の襟首を掴んで出て行ったが、猟銃を持っていない俺は迫力に押され、ただ呆然と見送った。

「何か言いたいことはあるか?俺から話す事は何も無い。黙って出て行ってくれ」

女房は泣きながら、息子を送って来た両親に連れられて実家に帰っていった。
まずい・・息子もそのまま連れて行ってしまった。
このまま離婚になれば、俺は一人ぼっち。
当然、仕事も手につかず、食事も喉を通らずに4日経ち、仕事が終わって家に帰ると、真っ暗な部屋で女房が一人泣いていた。

「何しに来た!」

しまった!また心にも無い事を。

「ごめんなさい・・悪い妻でごめんなさい・・・離婚して下さい」

やはりそうだ。
昔から悪い予感だけはよく当たる。

「あなたには・・・私のような女ではなくて、誠実な人と幸せになって欲しい」

離婚は嫌だと言えない。
俺を捨てないでくれとは言えない。

「そんなにハゲ親父が良かったのか?ハゲ親父に『ヌルッ』と入れられるのが良かったのか?」
「私はあなたが好き。でも・・・」

「でも何だ!昔ハゲ親父に『ヌルッ』と入れられていたのが忘れられなかったのだろ?今でも『ヌルッ』と入れてもらうことばかり考えているのだろ?」
「ごめんなさい・・・自分でも分かりません・・・私はあなたを愛しているのに・・・」

「違う。紀子は俺なんか愛していない。俺がハゲ親父に似ていたから、俺ならハゲ親父のように、オチンチンを『ヌルッ』と入れてくれると思っただけだ。濡れたオマンコに、硬く反り返ったオチンチンを『ヌルッ』と」

俺は『ヌルッ』を連発した。

「あなた・・・最後に・・・最後に一度だけ・・・」
「最後に何だ?」

「最後に・・・抱いて・・・お願い」

別れ話をしに来たのに、女房は『ヌルッ』に負けた。

あれからベッドは使っていなかったので、敷きっぱなしになっていた布団に女房を押し倒して耳元で囁く。

「今から『ヌルッ』と入れて、最後だからこのオチンチンで、紀子のオマンコを徹底的に虐めてやる」
「虐めて・・・紀子の悪いオマンコを虐めて・・・」

女房のオマンコは『ヌルッ』を期待して、既に濡れていて愛撫も無しに俺のオチンチンを『ヌルッ』と咥え込む。
結局、女房のオマンコを虐める事は出来ずに、俺のオチンチンが虐められた。

「あなたー・・・もっと虐めて・・・悪いオマンコを無茶苦茶にしてー」

このままでは体力がもたないと思った俺は、指で中をゆっくりと掻き回しながら、少し休憩を挟む事にした。

「他の男には身体を許さなかった紀子が、どうしてハゲ親父には身体を許した?それも、3年もの長い間」

女房の初体験は、見掛けとは違って意外に遅く、21歳の時だったと言う。
その男も初めてだったのか、焦ったのか、たいした前戯もせずに押し入った。

「凄く痛かったの。こんな事は二度と嫌だと思った」

セックス恐怖症に近い状態になった女房は、その後7年もの間誰にも身体を許さなかったが、28歳になってこのままでは一生結婚出来ないと悩む。
しかし、そのような事を親には相談出来ずに、以前から何度も誘われていたハゲ親父の食事の誘いに乗り、歳が離れていた安心感から相談してしまう。

「それはその男が下手だっただけだ。セックスは凄く気持ちいいものだ。どうせ濡れてもいないのに、力任せにグイグイと無理やり入って来ただろ?私の様なベテランがやれば、痛みも無しに『ヌルッ』と入ってしまうぞ」

女房はハゲ親父を好きではなかったが、このままでは駄目だと悩んでいたので、一度だけの約束で試してもらう事になる。

「言われた通り痛みもなくて、人生で二度目だというのに何度も逝かされてしまって、こんなに気持ちのいい事があるんだと思ってしまったの。その後はその時の快感が忘れられずに毎日でもして欲しくて、何度か抱いてもらっている内に部長から離れられなくなってしまって・・・」

「部長以外とは恐怖心があって出来なかったんだな?それがどうして俺と?」

「部長の事は愛していなかった。嫌われてしてもらえなくなるのが嫌で好きだと言っていたけれど、部長を愛していなかった。でも別れなければならなくなって、二度とこのような快感は味わえなくなると思っていた時、あなたと知り合って・・・」

初体験の痛みが余程強烈だったのか、俺を見た瞬間、好き嫌いではなくて、俺なら痛くされないと直感したそうだ。
やはり俺はハゲ親父に似ていたのか?

「思った通り痛くなくて、凄く気持ちよかった」

俺は変態だが元カノと長く付き合っていたので、回数は多くても経験人数は少なく、お世辞にもセックスが上手いとは言えない。
おそらく最初の男が、カッコイイ奴だったのだろう。
女房にカッコイイ奴には痛くされるというようなトラウマがあっただけで、ハゲ親父に3年間も散々され続けていれば、俺でなくても誰とでも痛くなかったに違いない。

(俺はラッキーだった?)

不細工に産んでくれた親に感謝しなければ。
今となってはアンラッキーだったのかも知れないが。

「あなた・・・逝きたくなっちゃった・・・指はいや・・・お願い・・・最後はオチンチンで・・・」

俺は女房をワンワンの格好にすると、思い切り後ろから突っ込んでやった。
その時、俺の目に女房の可愛いお尻の穴が飛び込んでくる。
今まで気にしなかった場所だが、ハゲ親父の話を聞いた後だけに、気になって指で触ってみた。

「いや・・・そこはいや・・・そこだけはやめて」

そう言いながらも、女房の腰は怪しくうねる。

「ここを触られると気持ちいいのか?」
「いい・・・でもいや・・・怖いからいや」

その時また、何処からか声が聞こえた。

尻の穴をやってしまえ!
別れないでくれと言えるか?今更、離婚は脅しで、別れたくないと言えるか?
言えなければ、このまま離婚になってしまうぞ。
しかし、お前は意地でも言えないだろ。紀子は別れようと腹を括って来ているぞ。
それなら紀子に、一生お前という存在を忘れないような、強烈な印象を植え付けてやれ。
別れてからも、私のお尻を奪ったのはあの人だと思い出すような、強烈な印象を。

俺は女房の滴るお汁を指ですくっては、お尻の穴を揉み解すように塗り込めていた。

「何をするの!・・・そこはいや・・・痛いからいや」

女房はあと少しで逝きそうだったが、それどころではなくなった。

構わないからやれ!
紀子ほどの女なら、離婚しても再婚相手などすぐに見つかる。
そして、お前は忘れられていくんだ。
紀子は処女を失った時のような痛みを想像して、ハゲ親父にもここだけは許さなかった。

だからお前がやるんだ。

お前の心の痛みに比べたら、そんな痛みなど軽いもんだ。
紀子の身体に、お前という男の痕跡を刻んでやれ。
このまま忘れられていってもいいのか?

「今日で最後だからここを虐めてやる。今から紀子のお尻を徹底的に虐めてやる」
「いや!そんな事いや!」

女房はお尻を振って拒むのが精一杯で、オチンチンを抜き去って逃げようとしても少し腰を動かしてやると、快感からは逃げ切れずに腰を後ろに戻して深く咥え込んでしまう。

「いや!何か入って来た!」
「指が少し入ったぐらいで騒ぐな。今からオチンチンを入れられるというのに」

「いやー・・・痛い事はいや」

オチンチンをオマンコから抜くと、女房はうつ伏せに崩れ落ちて震えていた。

「入れるぞ」

俺はオチンチンを右手で持ってそこに当てたが、女房は凄い力で締めてきたので跳ね返される。

(俺は何をやっているんだ?こんな事をしたら、本当に変態の道まっしぐらだぞ。)

「他の事なら何でも言う事を聞きますから、お願いですからそこだけはやめて」

(紀子が罪悪感だけで離婚を望んでいると思うか?一生責められながら暮らすのが、嫌になっただけかも知れないぞ。)

またオチンチンに力が甦り、女房の腰を持ち上げて、乾き掛けてしまったオチンチンを濡らすために一度オマンコに入れてから、未知の場所に押し当てて腰を進めた。

「お尻の力を抜け!」
「いや・・・いや・・・ウグッ・・・ウウッ」

先が入ると、後は意外とスムーズに入って行く。

「ウグッ・・・ウー・ウー・ウー」

凄い締まりだ。
じっとしているだけで出てしまいそうだ。

「ウガー・・ギャー・・・ガアー・・・」

ゆっくり動き始めると、女房は激しく頭を掻き毟りながら、言葉にならない声を上げ続ける。

(俺は紀子のお尻を征服したぞ!)

声も出なくなった女房の中に大量に吐き出して、オチンチンを抜いた瞬間、それは急速に萎えていく。
なぜなら、オチンチンの先が黄色くなっていたから。

俺はチンチンを拭くティッシュが黄色くなるのを見て、女房のお尻も拭いてやったがグッタリと動かない。

「痛かったか?」

背中を揺すってみたが、女房は答えるどころか全身の力が抜けていて、腕を持ち上げても手首から折れる。
顔を見ると垂らした涎を拭きもせず、何度呼んでも目すら開けない。

まさか心臓が・・・。
大変だ!
救急車を呼ばなければ!

「22時34分ちょうどをお知らせします・・・プッ・プッ・プッ」

しまった!

「あ・な・た」

良かった。

「どうした?大丈夫か?」
「凄かった・・・死ぬかと思った」

俺は死んだと思ったぞ。

「痛くなかったか?」
「ううん・・・オチンチンが入って来た時、頭が痺れて・・・動き出したら身体が宙に浮いて・・・凄かった」

女房はそのまま眠ってしまったが、俺は匂いが気になってシャワーを浴びた。

あんなに激しく、深く逝ってしまった女房を初めて見た。
もう一度してみたいが、ウンコがどうも。
アダルトショップに行くと、以前沢山買い込んだ事を覚えていた主人は、色々な物を手にとって勧めてくる。

「今日はこれだけでいい」
「浣腸ですか。中に入れるのは、色から言っても牛乳が面白いですよ」

大きな声で言うな!
後ろのカップルが振り向いたじゃないか。

「アナルを責めるなら、このバイブを試してみて下さい」

生々しいからアナルと言うな!
他の客も、こちらを見ているじゃないか。
せめて“お尻の穴”と言って。

「こちらのアナルバイブは、アナルに入れると、アナルが凄く・・・」

何でも買うから、頼むから何度もアナルと言わないで。

結局グリーンアスパラのような形のバイブも買わされた。

「起きたのか?」

家に戻ると女房は下着を着けたところで、俺に気付くとその場に正座して頭を下げた。

「長い間ありがとう。駄目な奥さんでごめんね。悪い奥さんで本当にごめんなさい」

お尻も効果なかったか。
別れたくないと言ってすがるか?どうする?
駄目だ、出来ない。
こうなったら、買ってきた物の元だけでも取ってやれ。

「俺を散々苦しめて、何の償いもしないで出ていくか?せめて今夜一晩ぐらいは償っていけ」
「でも・・・」

「徹底的にお尻を虐めてやると言っただろ。まだまだあんなのは序の口だ」
「だから駄目なの。あなたには誠実な人を見つけて幸せになって欲しい。これ以上お尻を責められたら、益々あなたと離れられなくなってしまう」

(よっしゃ!)

お尻の穴を責められると、俺と離れられなくなるのだな。絶対だな。
アダルトショップのご主人、ありがとう。
アナルバイブを勧めてくれて、本当にありがとう。

「もう一度下着を脱いで、ここに四つん這いになれ。聞けないのなら、優の親権は渡さない」

俺はコンビニで買ってきたビニールシートを敷いた。

「何をするの?・・・怖い」
「ローションも買ってきたから大丈夫だ」

俺は浣腸器に、コンビニで買ってきた牛乳を入れた。

「あなた・・・おトイレに・・・」
「まだだ。もっと我慢して、全て出してしまえ」

「もうだめ・・・出てしまいます」

本当なら、洗面器にでもさせて辱めるのだろう。
それが無理でもトイレに連れて行って、するところを見ながら詰ってやるのが変態の王道だろうが、俺には無理だった。
俺はウンコが苦手だ。
変態の風上にもおけないと馬鹿にされようが、ウンコだけは興醒めしてしまう。

「今夜も償いに来い」
「来ます。でもお尻だけは許して」

翌朝、妻は実家に帰り、俺は寝不足のまま会社に行ったが、どうにか仕事をこなして帰ると、女房はビニールシートを敷いて待っていた。

「お尻だけは許して」

何が許してだ。
もうシートの上で四つん這いになっているじゃないか。

こんな事で許した俺を、みんなは情けない男だと思ったに違いない。
ハゲ親父にしても、もっと制裁を与えるべきだと俺も思った。
しかし俺は、一度ハゲ親父の家に行ったことがある。
二度と女房にちょっかいを出さないように、ハゲ親父を殴りに。

その夜チャイムを押したが、壊れているのか鳴らなかったので玄関を叩いた。
しかしそれでも出て来ないので、扉に手を掛けると鍵が掛かっていない。

「留守ですかー」
「ウウッ・・・ウウッ・・・ウウウウウッ・・・」

大きな呻き声が聞こえたので、心配になって上がって行く。

「そこ・・・もっと舐めて・・・そこをもっと・・・」

どうもそれは、カバがハゲ親父に調教されているようだった。
おぞましい。

「アナルは許してくれ・・・こんな太いバイブはやめてくれ」
「駄目よ!」

「縄を解いてくれ・・・せめてアナルバイブにしてくれ」

違うぞ。
ハゲ親父がカバに調教されている。

「駄目よ。二度と他の女を抱けないように、アナルを広げてやるからね。絶えずオムツを当てていないと駄目な体にしてあげるから」
「二度と浮気はしないから許してくれ」

「駄目!私よりも美人と浮気するのならまだしも、あんな女と二度までも」

猟銃を借りてくれば良かった。

「絶対に許さない。早くオマンコを舐めなさい。もう一回り太いバイブを入れて欲しいの?」
「絶対に浮気はしない。お前と毎晩セックスすると約束する。だから助けてくれー」

どちらも地獄だ。

お尻の穴を広げられるのも。
カバと毎晩セックスしなければならないのも。