私達夫婦のちょっと変わった寝取られ関係について、お話してみたいと思います。
できる限り性的な部分に特化した形で書いていくつもりです。
その方が書き手である私自身や、読者の興奮を高められると思うからです。

妻は36歳、名前は久美。
夫の私とは、ちょうど1回り年下。
結婚して3年目の夫婦だ。
妻の風貌は、有名人に例えれば元おニャンコの新田恵利や、女優の永作博美、石田ゆり子などに似ている。
それぞれタイプは微妙に違うが、要は地味顔ということだ。
ただ、地味な顔立ちではあるのだが、いわゆるフェロモンみたいなものを全身から漂わせていて、なんとも言えない色っぽさを醸し出している。
地味で清楚な風貌と内から滲み出る妖艶な色気、このギャップが男心をそそるのだろう。
独身時代はかなりモテたらしい。
見るからに派手な女性より、一見地味な女性の方がモテるなんてことがよくあるが、妻はその典型だろうと思う。

スタイルにしてもそう。
妻は決して巨乳ではなく全体的にスリムなのだが、出るべき所はしっかり出ているメリハリのある体型だ。
特にヒップから太股にかけてのラインは張りのある見事なもので、手前味噌ながらセクシーだと感心させられてしまう。
本人は下半身デブだなんて気にしているが、不摂生によってたるんでいるのではなく、女性ホルモンの活発な分泌によって形作られたものだから悩む必要なんか全然ない。
このお尻を見ながら股間を熱くしている男は多いだろうと常々思っている。
何気ない表情に浮かぶ色っぽさについてもそうだが、本人がどれほど性的魅力を振りまいているか気付かない、無意識のうちに男性を魅了するのは罪作りなものだ。

このようにセックスアピール溢れる妻だから、夫である私が惹き付けられているのは言うまでもない。
晩婚ということもあってか狂い咲きのようになり、新婚当初から活発に夫婦生活を営んできていた。
現在進行形ではなく過去形になっているのは、寝取られ関係になっているからだ。
今、夫婦間のセックスは全くない。
フェラチオやクンニ、バストや股間への愛撫どころかキスすらもない。
他の女性との性交渉もなく、私はもっぱらオナニーで欲求を処理している。
ただ、そこに至る経緯は一般的な寝取られとはやや異なる。

「ねぇ、どんな変態的願望があるのか聞かせて」

それはまだ新婚1年にも満たない頃のこと。
狂おしく愛し合っている最中、鼻に掛かった甘え声で不意に久美が尋ねてきた。
私はセックスの際に時折、興奮のまま自分の寝取られ願望を口走る癖があった。
素面では言えない赤裸々な願望も、性的快楽に溺れている状態なら苦もなく口にできた。
自分の言葉で興奮を高めてもいた。

「他の男と浮気してもいいよ・・・」
「久美が他の男に犯されてるのを想像すると興奮してたまらなくなる・・・」

行為の最中は、私はもちろん久美も快感に身悶えているので、その言葉をどう受け止めていたかは分からない。
頂点を極め、徐々に冷静さを取り戻すにつれ、たまらないほどの羞恥心に襲われるのが常だった。
事が終わるたび、興奮に任せて寝取られ願望を口にしたことを後悔したものだ。
しかし久美はそのことを日常生活の中で問いただしたりはしなかった。
セックス中の睦言は、酔っ払いの戯言と同類だと解釈していたのだろう。
普段は私の真意を追及することもなかった。
安心(油断?)した私は、行為のたびに寝取られ願望の告白を繰り返すようになっていった。

「今、アソコに入ってるのが他の男のモノだって想像すると気持ちいいだろう?」
「他の男にも久美の身体の素晴らしさを味わわせてやりたい!」

同時に、さらなる変態的願望があることも言葉の端々に匂わせていた。
私には秘めた性癖がある。
単に寝取られるだけでは物足りない。
愛する妻の身体を不倫相手に独占され、夫婦間の性行為は許されない。
自身に認められる性欲処理の手段はオナニーのみ。
そんな歪な夫婦関係を望む、寝取られマゾ性癖の持ち主なのだ。
が、さすがにここまで告白するのは躊躇った。
自分ですら不可解な性癖なのに、妻の理解が得られるとはとても思えなかったからだ。
快感に痺れながらも辛うじて理性を保ち、間接的な表現を散りばめるだけに留めていた。

そこへ突然投げかけられたのが、冒頭の問いかけだった。
返答を躊躇していると、久美はおもむろに快感責めを繰り出してきた。
私の性感帯は全て久美に把握されている。
股間の裏筋を爪でなぞりながら乳首を甘噛みしてくる。
舌先を首筋沿いに這い上がらせたかと思うと、耳を舐め回しつつ熱い吐息を鼓膜へ吹きかけてきた。

「ねぇ、言って・・・」

これでは我慢できない。
私は快感に仰け反りながら秘めてきた願望を告白し始めた。

「ううっ!じつは・・・」

久美の快感責めに翻弄された私は理性のストッパーが外れてしまい、問われるまま異常な性癖を洗いざらい告白してしまった。
久美にどう思われるかなど意識の中から飛んでいた。
その間にも私の快感は高まる。
射精が迫った私は久美を正常位に組み伏せた。
ギンギンに勃起した肉棒を濡れそぼった秘裂へ挿入すると、狂ったように腟奥を突き立て、瞬く間に絶頂を迎えた。
凄まじい快感だった。
絶頂を極めるまでの僅かの間、私は何を口走ったのか覚えていない。
久美がどんな反応を示したのかも記憶にない。
ただひたすら燃え上がり、快感でドロドロに溶け合ったかのような印象が残っているだけだ。

どのくらい時間が経ったろう。
久美の最奥部にありったけの精を噴き上げてからしばし放心状態にあった私は、ようやく身体を起こし久美と見つめ合った。
照れ臭くてたまらない。
何を話していいか分からない。
恥ずかしくなった私は、身体を横にずらすと久美から目を逸らせた。
顔を久美の髪に埋める。
甘酸っぱい成熟した女の香りが鼻腔いっぱいに拡がる。

「本当にそんな関係になりたいの?」

沈黙に耐えられなくなったのか、久美の方から口を開いた。
怒ってる感じではない。
悲しんでる風でもない。
若干の戸惑いを含んではいるが、どこか楽しんでいるような口ぶりだった。
意外だったが安堵もした。
てっきり変態扱いされ、愛想を尽かされるかと危惧していたのだから。
安心すると同時に、別の不安が頭をもたげてきた。

久美が本当に第三者に寝取られてしまうのではないか?
久美もそういう関係を受け入れ、夫婦間の性交渉が完全になくなってしまうのではないか?

実に矛盾する話だか、私は久美が寝取られることを望んでるのと同じくらい、寝取られてしまうことを恐れてもいる。
本当にそういう夫婦関係になってしまったら・・・と想像するだけで強烈な嫉妬心が湧き上がってくる。
その複雑な思いをどう伝えていいか分からない。
恥ずかしさをこらえつつ、久美からの問いに答えた。

「あ、いや、本当にそんな関係になってしまったら嫉妬に耐えられなくなりそうなんだ。そういう願望があるのは確かだけど。なんか上手く説明できない。変なこと言ってゴメン・・・」

「ううん、いいの。人間の願望なんて不可解で訳の分からないことだらけよ。それに話すよう仕向けたのは私なんだし、謝ることなんてないわ。正直に話してくれて嬉しい。ありがとう」

その日以来、私はマニアックな性癖を包み隠すことなく、交わりを繰り返すようになった。
久美もそんな私を嫌悪せず、積極的に応えてくれた。

「久美が他の男に寝取られて、身体を独占されて、夫婦のセックスを禁止されたりしたら、とても耐えられないっ!」

「でも興奮するんでしょ?私とセックス出来なくて、オナニーだけを強要されることが・・・」

「そうだよ、たまらなく興奮する!けど耐えられない。久美とセックス出来なくなるなんて!頼む!セックスを拒否しないでくれっ!」

「ダメよ!私に彼氏が出来たらあなたにはさせないわ!あなたはオナニーだけ!今だけ、今だけよ、私を抱けるのは!ああんっ!」

「そんなこと言わないでくれ!こんな気持ちいいアソコに挿れられなくなるなんて・・・考えたくない!ずっとずっと久美を抱きたい!ああっ!」

「イヤッ!もうすぐ私の身体は不倫相手専用のものになるの!今日が最後だと思って私をイカせてっ!奥の奥まで他の男のものになるの!子宮の奥まで全部寝取られるのよぉ!ああぁぁん!」

「嫌だっ!久美の身体は俺だけのものだ!ううっ!アソコの中が絡み付いてきた!た、たまらないよぉぉ!」

「き、気持ちいいでしょ、私のアソコ。忘れられなくさせたげる!最後の一滴まで搾り取ってあげる!明日からは他の男のものを搾り取るんだからねっ!ああん、私もイキそう!もっと、もっともっと突いて!奥まで突いて!他の男のものになったアソコを突きまくってぇ!あああん、イクっ、イクっ、イクぅぅぅ!」

睦言の内容は、世間一般の夫婦から見れば常軌を逸したものだろう。
そういう異常な言葉を交わしながらの営みが、私達夫婦にとっては日常のものになった。
驚かされるのは久美の対応力だ。
寝取られマゾである私のツボを突くようなフレーズを的確に繰り出してくれる。
理性が半ば麻痺した状態で、このような反応ができるとは恐るべきものだ。

(久美は天性の娼婦ではないか?)

そんな風に思ったりもする。
独身時代にモテたというのも納得だ。
結婚した当初から、久美の性感は充分に開発されていた。
テクニックも申し分なかった。
天性の資質が数多くの男との交接によって開花したのだろう。
普通ならやきもちを焼くことかもしれないが、寝取られマゾの私にとってはこの上ない条件。
間接的な寝取られ気分を大いに堪能し、歓びに震えたものだった。

寝取られマゾの性癖を告白してから、夫婦生活は格段に充実したものになった。
久美も心得たもので、焦らしたり恥じらったりと、まるで“他人の女”になったかのように演じてくれる。

「やめて、私の身体はあの人のものだから、それ以上はダメ!あん、ヤだ!」

私が久美を求めると、そうやって恥じらい軽く抵抗してみせる。
架空の愛人を思い浮かべながらの演技は真に迫っている。
その仕草に私は燃え、久美の身体にむしゃぶりついてゆくのだった。

「今日も浮気してきたのか?そんなに好かったのか?浮気の跡が残る身体を抱かせてくれっ!」

「イヤ、イヤ」と連呼する久美。

ますます燃え上がる私。
これでもかとばかりに久美の中心部へ分身を打ちつけ、欲望を吐き出す。
そんな日々の繰り返しに酔いしれた。

普段の久美の姿も変化してきた。
それまで家にいるときは色気のないジャージなどを着ていることが多かったのだが、努めて色っぽい装いをするようになった。
まずスカートを穿くようになった。
丈もだんだん短くなっていった。
胸元が大きく開いたタンクトップやブラウスを着るようになった。
全体的に露出度がアップしていったのだ。
しかも、装いがセクシーさを増すのに反比例して、より恥じらいを露わにするようになっていった。
スカートが乱れて下着が見えそうになると慌てて裾を押さえるし、胸元も見えすぎないよう常に注意している。
私が下着を覗こうとしたり、胸の谷間へ手を差し入れようとしたら、本気で顔を赤らめ拒絶する。
あまりのリアルさに、(本当に演技か?)と、訝しく思うことがしばしばだった。
久美の名演技を堪能していた私だったが、それでも心のどこかには不満がくすぶっていた。
久美の振る舞いはあくまでも演技であって、本当に寝取られたわけではない。
焦らされたりはしても久美を抱けることに変わりはない。

(本当に寝取られたい!久美にセックスを完全拒否されたい!)

そんな欲求が高まってくるのに時間はかからなかった。
久美もそんな私の心情を見透かしているようだった。
私は確信した。
久美が本気で不倫を考えてると。
確たる根拠はない。
単なる直感だ。
言葉にしなくても、その辺りのことは互いに分かる。
いわゆる阿吽の呼吸だ。
その時からだった。
私達が真の寝取られ夫婦への道を歩み出したのは。
後悔することは分かっていたが、もう引き返すことは出来なかった。

それから半月もしないうちに、久美には男の影が漂い始めた。
具体的に何かが変化したわけではなく、確証を掴んだわけでもなかったが、(久美には男が出来た)と確信した。
無論、私自身が望んだことなのだから、問い詰めるなどという野暮な真似はしない。
ただただ成り行きを見守るだけだ。
展開は予想よりも早かったが、モテるタイプである久美がその気になれば早晩、男ができることは分かっていた。
共働きである上、営業職に就いている久美は、必然的に男性と知り合う機会も多い。
恐らく、今までも誘惑は多かったに違いない。
久美の方からガードを緩めれば、あっという間に男女の関係へと進展するのは当然だった。

しかし久美の態度は以前と変わらず、不倫に走ったことをあからさまにはしなかった。
相変わらず“演技”を続けてくれている。
変化したことといえば、不倫を隠すような演技が加わったことくらい。
思うに「本当に寝取られてしまったら耐えられなくなりそう」という私の言葉に配慮してくれたのだろう。
あくまで夫婦関係のスパイスとして“不倫を演じる”という形に徹してくれているのだと、私なりに解釈した。
ならば詮索する必要などない。
私は騙されているフリを続けることにした。
公認ではなく黙認。
そう、私は久美の不倫に対して暗黙の了解を与えることにしたのだ。

とはいえ、久美の不倫相手がどんな人間かは気になる。
嫉妬心が湧くというのももちろんあるが、それ以上に思わぬトラブルに巻き込まれないかと気掛かりなのだ。
が、その点に関しても一切詮索しないと心に決めた。
久美は大人しそうに見えて、男心を手玉に取る術は心得ている。
数々の恋愛遍歴を経ているということは、それなりに修羅場もくぐって来ているということだ。
男女間のトラブルに対処するスキルは十分身につけている。
任せておいて間違いないと判断した。
最大の心配は久美が私のもとから去っていってしまうことだったが、それについても大丈夫だと私の中で結論付けた。
不倫は不倫であるがゆえに燃える。
そのことを分かってる久美は、敢えて不安定な不倫関係を継続し続けるだろう。
相手の男性にしても、人妻を寝取るからこそ興奮するのだ。
完全に自分のものにしてしまっては醍醐味が失われる。
いずれも勝手な解釈だ。
だが、それ以上心配しても仕方ない。
寝取られにはリスクは付き物。
トラブルが起きれば、その時に考えればよい。
なるようになるしかない。
私はそう肚を決めた。

日が経つにつれ、久美の身辺には具体的な変化が現れ始めた。
残業や接待と称して深夜に帰宅することが多くなった。
以前から同様のことはあったが、明らかに頻度が増した。
特に週末は必ずと言っていいくらいアフターファイブの予定を入れるようになった。
夜半、疲れた顔で帰宅した久美は、すぐ浴室へ向かう。

(不倫相手との行為で汚れた身体を洗うためか、いやいや、それならホテルですでにシャワーは浴びてるはず。風呂上がりの匂いを誤魔化すために敢えて二度目の入浴をしているのか・・・)

シャワーのしぶきが飛び散る音を聞きながら、私は妄想を逞しくする。
風呂から上がってきた姿も以前とは少し変わった。
以前なら下着姿のままリビングに戻ってくることも多かったが、この頃から下着姿を露わにすることはほぼなくなった。
Tシャツなりバスローブなり、簡素な部屋着ではあるが、しっかり身体に纏うようになった。
かといって完全に素肌を覆い隠したりはしない。
胸の谷間や太股の付け根を、ちらちらと覗かせている。
ほのかな石鹸の香りと、私を挑発するような仕草に誘われた私は、狂おしいまでの嫉妬心と相まって、たまらなく久美の身体が欲しくなる。
しかし久美を抱き寄せても、「まだダメ・・・」と、すぐには応じてくれない。
さんざん焦らされた挙句、ようやく寝室で抱ける段になっても・・・。

「お願い、電気を消して・・・」

部屋を暗くしなければセックスに応じてくれなくなった。

(前は明るくても応じてくれたのに・・・)

私の心に疑念が生じる。

(あちこちにキスマークがあるから身体を見せられないのか?)

見知らぬ不倫相手に抱かれた直後であろう久美と交合を重ねた。
いや、犯しまくった。

ヘアスタイルやファッションも微妙に変化してきた。
清楚な中にも、セクシーさを強調した色使いやデザインが少しずつ加わるようになった。
男の好みなのだろう。
世間一般の旦那なら気付かないであろう僅かな変化でも、最高感度でアンテナを張っている私にはすぐ分かる。
妻が見知らぬ男の色に染められてゆくのを間近に見ながら、ひとり嫉妬と興奮に悶えた。

ここまでなら、単に久美の巧妙な演技だと見なすことも出来ただろう。
不倫相手は私の意識の中にしか存在しない勝手な妄想だと考えることも出来た。
徐々に制約が増えてきたとはいえ、久美との肉体関係も続いていた。
表面上、私達の夫婦関係にはまだ大きな変化は現れてなかったのだ。
しかし、間もなく不倫の決定的証拠を見つけることになる。
週末のある日のこと、急な残業の予定が入った私は、勤め先から久美のケータイへ電話を入れた。

「今日は仕事が立て込んで相当遅くなりそうなんだ。明日は休みだし、今夜は会社に泊まって朝方帰るよ」

「あら、そうなの?ちょうど私も電話しようと思ってたとこなの。私の方も明日は急な仕事が入っちゃって、朝早く出る予定なの」

「そうか・・・入れ違いになりそうだな」

(不倫相手との逢瀬ではなく、本当に仕事の予定が入ったんだな)

久美の声音からそう判断した。
私は久美の声の調子や態度で、情事に出向くのか否かを判別できるようになっていた。
それくらい直感力が研ぎ澄まされていた。
我ながら、嫉妬の力とは恐ろしいものだと実感させられる。

翌朝、帰宅すると久美が支度を整え、ちょうど出勤するところだった。

「あ、お帰りなさい。やっぱり入れ違いになったわね。今日は予定外の仕事だから早く帰れると思うわ。じゃあ行ってきます」

慌ただしく出掛けていった。
久美の残り香が漂うリビングにポツンと佇みながら、私は何かしら違和感を覚えていた。
昨夜の電話の時とは久美の態度が微妙に違う。

急いでいたから?
違う。

仕事と偽り、不倫相手と逢うために出掛けていったから?
それも違う。

久美が用意してくれた朝食をぼんやり眺めながら、自らが感じた違和感の正体を見い出せずにいた。

(とりあえず、ひと風呂浴びるか)

そう思い直し、浴室へ向かった。
脱衣室で服を脱ごうとした瞬間、洗濯カゴが目に留まった。
そこには久美の服が丸めて入れられていた。
寝取られ性癖を告白してから洗濯カゴを漁ることが習慣のようになっていた私は、反射的にカゴの中の服を取り出した。
Tシャツ、ブラウス、スカート、1枚ずつ拡げてゆくと、一番真ん中にあったのが純白のショーツ。
湿り気を帯び、くしゃくしゃになった薄手のショーツをそっと拡げると、そこにあったのは生々しい情事の痕跡だった。
股布は捩れ、薄黄色に変色し、おびただしい分泌液が付着していた。

(違和感の正体はこれだったのか!)

久美は昨夜、不倫相手に抱かれてから帰宅していたのだ。
だが、それだけなら驚くにはあたらない。
今までにもそういうことは度々あったのだから。
まだ何かある。
その答えは股布に顔を押し当て、匂いを吸い込んだ瞬間に分かった。
久美の甘酸っぱい淫液の香りに混じり、嗅覚に飛び込んできたのはツンとした刺激臭。
栗の花の匂いだった。
久美の中へ吐き出されたであろう男性の白濁液を目の当たりにして、私は興奮で身が震えた。
初めて目にする不倫の動かぬ証拠。
妻の不倫が想像の中で留まっていた時とはインパクトが段違いだ。
股布に精液が付着しているということは、生挿入され中出しされた証に他ならない。
膣襞を直接、肉棒で抉られ、快感に仰け反る久美の姿がまざまざと脳裏に浮かぶ。

「ああっ、気持ちいい!やっぱり生だと感じ方が全然違う!」

「俺も気持ちいいよ!アソコの襞がカリに絡み付いてくる!ううっ、最高だ!」

「もっと、もっと擦り付けて!生チンポをもっと押し込んで!」

「もうイキそうだ!中で出すぞ!子宮に直接、ザーメンぶちまけるぞ!」

「来て、来て!私の子宮にいっぱいザーメン飲ませて!」

下品な言葉を喚き散らしながらエクスタシーを迎える久美。
生の膣襞に亀頭を擦られまくり、溜まりに溜まった欲望を子宮へ向けて吐き出す男。
リアル過ぎる妄想が、たちまち意識の中を埋め尽くした。
気がつくと私は、ショーツの股布を貪るように舐め、吸いながら、自らの肉棒を激しく擦りたてていた。

私にはかねてから、他の男が久美へ向けて発射した精液を啜り飲みたいという願望があった。
決してそっちの気があるわけではなく、男が久美の秘肉によって頂点を極めた感覚を間接的に体感してみたいという屈折した欲望からだ。
イキそうになると寸止めし、さらなる妄想を巡らしながら、また擦りたてる。
自分で自分を焦らす、延々たるオナニーの狂演に我を忘れた。
いずれ久美が完全に寝取られた暁には、こういう手段でしか欲望を満たす術はなくなる。
そういった悲壮感がさらに快感を高める。
とうとう我慢の限界を超えた。
ショーツの股布を急いで亀頭へ宛てがう。
頭に閃光が走り、ドクドクと勢いよく射精した。
久美と不倫相手、2人の混合液に代わり、股布は私の精液で満たされた。
ベトベトになり、白濁液で溢れんばかりになった股布を再び丸め、他の服を重ねて最初に見た時と同じような形にして洗濯カゴへ戻しておいた。

<続く>