ティッシュを取って精子を拭き取りながら、「気持ちよかった?」と聞くと、妹は「うん」と微かに頷いたように見え、しばらくして、「少し感じた」と言った。
少しではあったが、それでも女を悦ばせたということが気分を昂揚させた。
それに加え、(なんだ。お前だってエッチが好きなんだろ)という共犯めいた奇妙な感じが起こって、免罪符を手に入れたような気分になった。
PCMAX
だから、妹が若干焦点のぼやけた目で精子のついた自分の手を見て、途端に汚物を掴んだみたいに嫌悪感を顔に出しても見逃すことができた。

(もっと感じさせてやろう)

性欲が満たされてきたせいで別の欲求が生まれて、妹に四つん這いになれと命令した。

「やだ、怖い」

妹ははっきりと抵抗してきた。

「じゃあ中に突っ込む」

それが効いたのか、めそめそと泣きながら、のっそりと妹は膝立ちになり、後ろに向きなりながら股を『ハ』の字に開くと、躊躇いがちにきゅっと丸い尻を上げた。
その尻を両手で包むように撫で回した。
おっぱいとはまた違ったムチっと弾かれるような触り心地がよかった。
眺めていると、ぷりっとした部分にぽつんぽつんとニキビらしきものがあったり、意外と長い脚だとわかったりした。

きゅっとくびれたウエストから腰にかけての急な湾曲、そのまま尻の辺りできゅっと広がる雌を感じる体の線にたまらなくなり、尻にしゃぶりついた。
妹からすれば、いつ挿入されるかもしれない恐さと、見えないところでされる行為の恥ずかしさがあるのだろう。
もじもじと腰を下げて尻を隠そうとしたが、さらに『ハ』の字に開脚させると、割れ目からアナルまで綺麗に見渡せた。

「まんこもケツの穴も丸見えだよ」

「やだよぅ・・・」

エロ漫画の真似を言葉にしたら妹の羞恥心を踏んだらしく、泣きそうな声で言った。
亀頭にどくんどくんと血が流れ込むのがわかった。
尻をぎゅうっと掴んで広げると、肛門に舌先を突き入れ、ぐりぐりと舐めた。

「あ!やだ!そこやだ!」

途端に妹が叫びだすので、逃げようとする尻を捕まえると・・・。

「今に感じてくるって」

そう言って脚で妹の腿を挟み、胸に尻を抱えるよう固定すると、再び肛門の入口をベロベロと舐め回した。
臭いはなかったが、割れ目よりしょっぱいような気がした。

「うぅ・・・やだ!・・・やだやだやだ!やめて!変態!やめて!」

噛み殺すような低い声で抗ったが、それを無視し、ベロベロぐちゅぐちゅと舌先でアナルを弄った。

「ぅう・・・やだ・・・お腹が気持ち悪い・・・吐きそう・・・変態やめろ・・・お腹むずむずするから・・・気持ち悪い・・・」

正体不明の感覚だったんだろう。
呻くように妹は罵声を浴びせてきたが、気持ち悪いって言葉に嘘はなさそうだった。
そこに、さらに膣に指を加えて、先程みたいにピストンしつつ同時に尻を攻めた。
妹は尻を振ったり、上体を捻りながら手で頭を押しのけようと抵抗したものの、いかんせん体勢が悪くて邪魔すらできなかった。
逆にそんな妹の仕草が悪戯心を刺激して、膣から指を抜くと、アナルにぐぐっと差し込むように突き刺した。

「いーたーいぃ!」

妹の絶叫に一瞬たじろいだが、重い一撃が腹にずーんと走った。
暴れた妹の蹴りを腹に喰らったのだ。
じーんとした鈍痛を抑え、逃げ出した妹を見ると、しゃがんで胸を腕で隠していた。
肩と口で大きく息をしながら中学生なりに殺意のこもった瞳で叫んだ。

「出てってよ!変態!もう出てってよ!」

「その変態の指で、お前もさっき感じてたくせに何言ってんだ」

俺の心の中にどす黒い渦がざざーっと満ちた。
妹の腕を掴み、「いやだ!離して!」と抵抗するのを押さえつけると、仰向けに押し倒し、そのまま胸の上に馬乗りになった。

「まじ重いから!どいてよ!どけよ!」

まだ噛み付いてくる妹の顔。
ほんの数センチもない目の前に、硬く膨張したチンチンを突き出すと、息を呑んで押し黙った。

「舐めてよ」

そう言いながら亀頭を妹の顔に叩きつけた。

「やだっ・・・いやっだっ・・・」

悪臭に鼻を歪めるような顔を懸命に左右に背ける。
嫌がる妹の突き出した唇に我慢汁で濡れた亀頭を押し込もうと、しばらく追っかけっこが続き、鼻を摘んでみたりしたが、歯を食いしばって全く受け付けなかった。

「そか・・・」

俺はため息をつき、妹の上から下りると布団に腰を下ろした。
妹は仰向けになったまま目に腕を当てて・・・。

「もうやめよう・・・あたし、お兄ちゃんの妹だし・・・」

涙声で、そんなことを諭すように言ってきたと思う。
それが無性にイラっと来た。

(ここまで来てやめられるか。くそ、くそ!)

何気なく見た先に、壁にかかった妹の制服があった。
紺のブレザーにチェックのスカート、赤のネクタイ。
まだ腕を目に当てている妹に気づかれないように、そっと制服のネクタイを取った。
そして妹に、「もう1回、まんこをじっくり見せて」と頼んだ。

「やだ」

鋭く即答されたが、情けないのを堪えつつ、「これで本当に終わりにするから」と何度かの押し問答の後、根負けしたように妹が言った。

「・・・本当にこれで終わりだから」

妹の股間に顔を埋めると、大陰唇を広げ、小陰唇に舌を押し入れた。
ぴちゃぴちゃと舐めながら包皮を捲り、小さな突起を舌先で突いたり、ぐりぐりしたりした。
しばらく唾液の滴る音だけが聞こえていると・・・。

「・・・ぅん・・・ん・・・」

スーと息を吸い、息を止め、そして吐く、といったテンポで妹が微かに、それでいて搾るような声を出し始めた。
舌は休めず、切なげに表情を歪めた妹の顔を窺いながらゆっくりと脚を持ち上げると、いわゆる『まんぐり返し』と呼ばれる格好になった。

「ごめん、よく見たいから、ちょっと脚を持ってて」

「・・・恥ずかしいって・・・」

「お願い、最後だから」

「・・・こうでいい?」

膝下で腕を組んで、太股を胸で抱きかかえるような格好になった。

「・・・もういいでしょう?・・・恥ずかしいって、まじ・・・」

恥ずかしさに焦らされたのか、妹の声も下の液もより潤いを増してきた。
そのまま舌先で攻めながら、妹に気づかれないようにネクタイを手繰り寄せると、一気に妹の腕に巻きつけて不器用に固結びをした。

「ちょ、ちょっと!」

妹が気づいた時はもう、まんぐり返しの恥辱的な体勢から解けない状態だった。

「・・・ねぇ何!?何するの!!ちょっとお兄ちゃん!?ねぇって!?」

これから何が起こるかわからない恐怖ではなく、何をされるか答えがわかっている恐怖からの妹の怯えだった。

「痛いから暴れてもいいようにしないとね」

ぶんぶんとばたつく妹の足を腕で押さえると、妹に跨がるようにして両足で妹の腰をぐっと挟んで固定した。
そして、最高潮に勃起した亀頭を膣口に押し当てた。

「・・・まじやめて、お願いやめて・・・やだ無理無理無理やだやだやだ・・・」

怯えた声で妹は懇願してきた。
当然逃れようと体を揺さぶったが、妹の縛られた体勢が体勢だけに、暴れても大して苦でもなかった。
エロ漫画がこんな風に役に立ったことに感嘆した。
そのまましゃがみ込むように腰を落とすと、チンチンが膣口にめり込んだ。

「いぃーたーぃいっっ!」

刃物に刺されたかのような悲鳴が鼓膜をビリビリさせた。

「きっつ!」

さっきたっぷり濡らしたはずなのに、亀頭は膣口に半分くらい入ったものの、それ以上は全然入っていかなかった。
ぐぐっと腰に力を込めると、わずかばかりに侵入してはいるが、あまりにもわずか過ぎた。

「やぁあだぁー!いぃたぁぃい!」

その間も妹は激痛に絶叫しながら暴れていた。
埒が明かないので一度腰を浮かせ、再度体重をかけて一気に刺した。
妹の絶叫が焦燥を掻き立てた。
だが、キツすぎて亀頭が入るのが精一杯で、動かすこともままならないほどだった。

「力抜けよ、腰の力を抜け」

「痛い痛い」と喚く妹に命令しながら、もう一度腰を浮かせ、また突き入れる。
その繰り返しを何度かやって、かなり汗をかいてきた頃、ようやく3分の2くらいが入った。

(くそ、エロ漫画は簡単に貫通してたのに)

さらに奥へ差し込もうとしたとき、妹が一際大きく、苦痛の声をぶちまけた。
亀頭が粘りけのある何かに引っ掛かって、何度かぐぐぐっと挿し込んでも貫き切れないでいた。

(これが処女膜だ。これを破れば・・・妹は・・・)

いまだかつてないほどの興奮が込み上げ、さらにぐっと押し込んだ。
だが、思った以上にしぶとく、なかなか破れそうで破れなかった。
破ろうと突き刺すたびに妹が耳をつんざく声をあげるので、中折れしそうになってきた。
エロ漫画では、『とろけるような快感』とか『三擦りでイク』とか『締め付けるキツマン最高』とか、そんなのばっかだったけど、現実は全然違った。

(とにかく最後までセックスだ)

一旦、膣口付近まで抜くと、亀頭が隠れるくらいのところで妹の足を掴みながらバランスをとるようにして、いよいよ腰を上下に動かした。

「・・・ほんとにお願いだから、ほんとにお願いだから・・・ね、ほんとにやめて・・・」

無視して続けた。

「痛いっ・・・。お願い・・・妊娠する・・・お兄ちゃん、妊娠しちゃうから・・・もうやめて」

嗚咽しながら妹が哀願してきた。

「中に出さなきゃ妊娠しねーよ。大丈夫だから」

もうその時は、手では感じたことのない温泉のようなじわじわと染みてくる快感に没頭しつつあった。

「できちゃう・・・できちゃう・・・妊娠しちゃう・・・」

妹も泣きながら訴えてくるものの、だんだん息が切れ切れになって、小さく、「あ、あ、あ・・・」と声をあげた。
その声が快感にさらに味を沿え、さらに膣がきゅうぅっと亀頭を揉むように収縮してきた。

(あ、やばい、これはやばい・・・)

思わず、「あ、いい」と声に出てしまった。
チンチンがビク、ビクっと発射準備に入った。
さすがに妊娠はまずいと思った。
犯す直前までは、エロ漫画みたいに中出しは当然と思っていた。
しかし、エロ漫画はもう半分も信用していなかった。

(気持ちいい、気持ちいい)

じわりじわりとチンチンを侵してくる快感。
妹が一層大きく、「あぁっ!」とメスの鳴き声をあげた。
それに押されたように先っぽからポタリと漏らす感覚。

(やばい!)

慌てて抜くと、亀頭が姿を現した瞬間、視界がしゅわしゅわと狭くなった。
恍惚の衝撃にガクンと体が崩れ、精子がおしっこのように放出した。
ほんの2、3秒だったろうが快感の震えが止まらなかった。

性欲を吐き出し尽くした疲労がようやく、やっちまった感を連れてきた。
体育座りのまま寝転んだような格好で妹は俺に尻を見せていた。
鼻と息をすすり、何かを噛み殺すように忍び泣く妹の嗚咽が、事の重大さを責め立てた。
居た堪れなくなり、ネクタイを解こうとした。
拒絶されるかとビビったが、妹は泣いているだけだった。
出血の海はなく、チンチンは赤く染まったように見えるくらい。

後でわかるが、この時は妹は破瓜してなくて、実際に処女膜を貫通したのは2回目の時だった。
また他にも、相当きつかったのは膣がまだ狭いせいもあるが、入口にある処女膜が伸び切れていなかったせいでもあった。
妹の痛みは処女膜が伸縮される痛みもあるが、膣が拡張される際の毛細血管の出血によるものが大きかった。
もちろん個人差はあるだろうが、少なくとも当時に限定すればそうだった。
妹にかかった精子を拭き取りながら、「ごめんな」と謝ったが、答えはなかった。