従姉家族と旅行し、旅館に泊まった。
他の家族が街に繰り出していったが、俺は旅館の風呂に浸かり、部屋のテレビを観ながら1人で時間を潰していたら、ひと風呂浴びて買い物だけ済ませて帰ってきた従姉が部屋に入ってきた。

「◯◯ちゃん(3つ年上の実姉)たちは外湯巡りして、少し飲んで帰ってくるって」
PCMAX

俺に笑いかけながら足を崩して座ると、菓子をぱくつき始めた。
ちなみに従姉の姉ちゃんはT美といい、俺より6つ年上。
手足が長く、一度だけ見たことのあるスーツ姿は細身の体によく似合っていて、俺からみれば“大人だなぁ”って感じで、いつも温和な空気を漂わせている女だ。

2人でテレビを観ながらビールをあおって、片肘をついて横になった瞬間、彼女の露わになった太ももに目が釘付けになった。
俺の息子がぐんぐん反応してきたため、仕方なくうつ伏せに姿勢を直すと余計に太ももが気になり、顔を横に向けて目を瞑っているフリをしながら太ももを凝視した。
T美姉ちゃんもそれに気がついていた。

テレビでニュースが流れ始め、少しざわついていた雰囲気が落ち着き始めた頃、ビールで顔を赤く染めたT美姉ちゃんがポツリと言った。

「俺くん、さっきから薄目を開けてどこ見てるの?」

(ドキ・・・ば、ばれてた)

俺はT美姉ちゃんをそれまで女として見たことはなかったし、うちの姉ちゃんと同じようにどんなに裸に近い格好で近くをうろちょろされても、あそこが反応することなど絶対になかった。
・・・なのに・・・これは何故なんだ!?
血の気が引きながら俺は無言で寝たフリを続けたが無駄だった。
T美姉ちゃんは上体を傾け、俺の背中に手を伸ばしながら言った。

「なぁ、私の太もも見てたんやろ?やらしいなぁ(笑)」

体に触れられた瞬間、俺はびっくりして体を瞬間的に反らせてしまった。
寝たフリは完全にバレバレ。
さらに追い討ちをかけるT美姉ちゃんは俺のほっぺたをペシペシと叩きながら・・・。

「俺くんもそんな歳になったんやねぇ、私もおばさんになるはずやわ」

って、まだ24、5歳だけどね。

(誘っているのか!?まさか、しかしこの色気は何なんだ!?うおおおおおお~!!!)

俺は心の中で悶絶していた。

(どうせ姉ちゃんや母ちゃんとかにチクられる。もう俺は逃げ切れねぇ!)

そう思い、T美姉ちゃんの腕を掴みながら体をひねって上半身を起こした。
それが最悪だった。
肌蹴た浴衣の裾はぺローンと俺の脛毛を露わにし、元気になりすぎたあそこはチェック柄のパンツのテントを持ち上げていた。
あまりの自分の情けない姿に立ち直れないほど精神的ダメージを負った。
(俺も若かった。今なら全然平気で開き直れるけど)

目の前が真っ暗になった俺は、そのまましばし固まっていた。
しかし次の瞬間、T美姉ちゃんは信じられない行動に出ていた。
なんと俺の元気になったアレを右手でむんずとパンツごと握り締めているではないか。
ずらされたパンツ、T美姉ちゃんの手に生で握り締められた俺の息子。
さらにT美姉ちゃんは手を上下に動かし、刺激し始めた。
俺は童貞だった。
初めて他人から受けるこの快感!
酒に弱いT美姉ちゃんも赤ら顔で息も少し乱れている。

「ふぅ・・・はぁ・・・気持ちいいん?俺くん、こっちの経験はあるん?」

この、されるがままの俺を見てたらわかるだろ。

あるわけねぇ!

ここで俺の理性は完全に本能に打ち負かされ、生まれて初めて、力いっぱいの思い切った行動に出た。
俺はT美姉ちゃんを押し倒してキスしようとした・・・。
と、その時、俺は頭まで突き抜ける衝撃を股間に感じ、目から白いチカチカを出しながらもんどり打った。
T美姉ちゃんの膝は見事に俺の股間を直撃していた。

「何、調子に乗ってるん?みんなもうすぐ帰ってくるかもしれへんし、ふぅ」

こうして童貞の思いは見事に打ち砕かれた。
その後、しばらくはそれをネタに1人でするのが日課になったが・・・。