俺の心の葛藤を見透かしてか、俺の下で沙希が呟いた。

「この事は2人だけの秘密にしますから・・・お願い・・・」

(そうそう、バレなきゃ何も問題ないって。秘密にしてくれるって言ってるし。遠慮なくやっちゃえよ!)

勢いづく下半身。
PCMAX

(バレるバレないの問題ではない!美喜と森との信頼関係の問題だ。今ならまだ間に合う。戻れ。やめるんだ)

その一方で、まだ頭の片隅に残る理性も頑張る。
だけど体の大半は下半身の毒に侵されつつあった。
頭で必死に制止しても、結局は体がそれに従わない。
とうとう俺は半分パニック状態のまま俺は、沙希の乳にしゃぶりついた。

「秘密にする」

沙希のその一言が俺の背中を押したのは確かだ。
沙希のおっぱいを激しく吸った。
もう片方のおっぱいを理性のきかない右手で揉みまくる。
決して大きくはないが形が良く、手触りも張りがあるといった感じの乳房。
そのツンと立った頂点には小さくて可愛い薄茶色の乳首、それを舌で転がすと沙希は・・・。

「ん・・・ぅ・・・んん・・・」

か細い声をあげる。
沙希の可愛い喘ぎ声は俺の下半身の毒の侵攻を早めた。
唇に包まれて乳首がコリコリとしてくる。
沙希の胸から徐々に下腹部へと唇を這わせる。

(何やってるんだ、俺は!)

そう思いつつ、俺の顔面はついに沙希のマンコに達した。
沙希も抵抗なく股を開く。
俺はクンニを始めた。
頼まれたわけでもないのに。
なんだかんだで沙希の体の隅々まで見たい俺。
くそ、俺だって男だ。
沙希で妄想をしたことないと言えば嘘になる。
ただ大方の男ならする最低限レベルの妄想だ。
眼前に広がる現実・・・。

(ここまで考えたことはない)と、戸惑いながらも体はよく動く。

俺はすでにヌラヌラと濡れている縦の裂け目に沿って、アホみたいにぺちゃぺちゃを舌を這わせる。
舌先でマンコが解れていくのが分かった。
指で大陰唇をぱっくり開き、ピンクの内部を露出させ、また舐める。
こんな美しい女の子でもマンコはやはりグロテスクで、いやらしい香りがする。
弄るほど液体が溢れてきて、俺の変態度が増した。
クリトリスを思いっきり舌で刺激したら・・・。

「ぅぁあ~・・・ぅう・・・」

沙希の声のトーンが一際大きくなった。
俺の舌の動きに応える沙希の喘ぎ声、その喘ぎ声にまた俺も応え、ひたすら舌を動かし、指で弄くりまわす。
なんてことだ・・・。
いつの間にか俺は積極的に沙希を喜ばそうとしているではないか。
鼻先を沙希の薄い陰毛がくすぐる。

「ぅぅううん・・・」

俺が舌のピッチを速めると、沙希は一声唸り、体を仰け反らせた。
そして沙希は、「ハァハァ」と息を荒げながら俺の顔を股間から引き離し、今度は自分が身を沈める。
そして俺のジャージとトランクスを下ろし、股間に顔を埋めてきた。
沙希は俺のペニスをパクッと咥えた。
亀頭部だけを口に含み、舌でチロチロと鈴口を刺激してくる。
その間も手で竿を軽くしごいている。
そしてペニスを深く咥え、じゅぽじゅぽと音を立てながら頭を上下運動。
なんとも濃密なフェラだった。
森が執着するわけだ。

「うう・・・沙希ちゃん、これ以上はマズイよ・・・」

口では一応そう言った。
しかしチンポは沙希の口に預けっぱなしだ。
フェラをする沙希のいやらしい顔を俺は見ながら・・・。

(森の彼女だぞ!そして美喜への裏切りだ!許される行為じゃない!)

この期に及んでまだ理性は言う。

(いやいや、いい眺めじゃねえか。人の女に奉仕させるなんて最高だ)

下半身優位。
理性を圧倒。
沙希はペニスを咥えながら、たまに上目遣いで俺を見つめる。
その視線が俺をまたぞくぞくさせたのも事実。
罪悪感はあるのだが、それより気持ちよさが勝っている。
それにしてもこの口で一体どれだけの男を喜ばしてきたんだろう。

おもむろに沙希はチンポから口を離した。
そして俺の唇に吸い付いてきた。
沙希の舌が俺の唇をこじ開け、侵入してくる。
お互いの汚いところを舐めた舌同士が絡み合った。
かなり長い時間、キスをした。
途中、沙希に促され、俺も上スウェットを脱いで全裸になり、また沙希と抱き合い、激しく濃いキスをした。
直接肌と肌が触れ合う心地よさ。
もう理性は何も語りかけてこなかった。
完全に俺は沙希の誘惑にも、下半身の誘惑にも負けた。

床に直に横たわる沙希に覆い被さる。
そして愛液の滲む膣に勃起したチンコをあてがった。
その時、沙希が一言呟く。

「◯◯さん、何もかも忘れさせて下さい」

忘れたいのはこっちだ。
森、美喜・・・頭を過るが振り払い、俺は沙希の中に一気にずぶっと挿入した。

「・・・ぅん・・・」

沙希は喉の奥を鳴らした。
挿れた後の俺はセックス覚えたての馬鹿みたいに、ただただ快楽に任せて一心不乱に腰を振った。
挿れてから、(あ、ゴムしてない)と気付いたが、どうでもよくなっていた。
今さら戻れない。
ペニスに纏わりつく生の快感が気持ちを昂ぶらせる。
沙希の体にはキラキラと汗が滲んでいた。
2人とも体が熱くなっていく。
俺が腰を打ち付けるたび、沙希は細い上体をクネクネとよじらせながら・・・。

「・・・ん・・・ぁあ~、んん・・・ぁああぁ・・・」

年齢に似合わず艶っぽく喘いだ。
俺は少々乱暴に沙希のおっぱいを鷲掴みし、きれいな形をぐにゃぐにゃに崩すように揉みまくる。
沙希の体を持ちあげ対面座位。
その間も沙希は自ら腰を動かし、激しくキスをしてくる。
再び舌と舌が絡み合う。
俺は鼻息荒く、沙希を強く抱き締めた。
その後、今度は沙希が上になった。
俺の上で腰を動かす沙希。
徐々にその動きは激しくなっていく。
沙希は腰を、陰毛を擦り合わせるように前後に、時には膣の中をチンコで掻き回すように動かした。

「ぁあ・・・◯◯さん・・・ぃい・・・もっと・・・」

俺の名前を呼びながら、上から放心状態で求めてくる。
激しく動き続ける沙希の腰は休むことを知らない。
俺は下から両手を沙希の腰から胸へ、そしてまた腰へ、体のラインをなぞるように落ち着きなく撫で回した。
つい俺も情けない声が出てしまう。

「沙希ちゃん・・・沙希・・・ハァハァ・・・」

その声で、沙希はなんとも淫靡な笑みを浮かべた。
そして俺を見下ろしながら腰の動きを一旦緩める。
なんだか焦らされているようだ。
また俺は、「沙希ぃ~・・・」と恥ずかしい情けない声で訴える。
沙希は満足げな表情で、また腰の動きを速める。
この緩急のつけ方・・・男を知っている。

(イキそうだ)

はっきり言って、騎乗位でここまで興奮したのは初めてだった。
沙希の腰使いと、膣の締め付けが絶妙だったのに加え、下から見上げる最高の眺め、そしてこの背徳の状況が俺を興奮させていたのだろう。

「・・・沙希、俺もうダメだ」

そう言うと沙希の腰の動きにスパートがかかる。

(中で出すのはマズイ。どうしよう・・・?)

俺はそう思い、イキそうなのを我慢したが、高まる射精感の中、あまりの気持ちよさにタイミングを計れない。
そして沙希の動きは止まらない。

「ううっ・・・」

とうとう俺は沙希の下で、そして中で果ててしまった。
ぱぁっと股間が熱くなるのを感じる。
すごい気持ちよさだ。
俺がイッた後も沙希はしばらくチンコを抜かずに、俺の上でウネウネと艶かしく腰を動かし続けていた。
何か全部吸い取られてしまうかのようだ。
下半身の毒をすべて放出してしまうと、俺の中には罪悪感だけが取り残された。

(やってしまった・・・)

俺を信じて相談を持ちかけてくる森の彼女と。
長年互いに支えあってきた美喜以外の女と。
しかも中で出すなんて最低最悪だ。
ヤバイことにならないだろうか。

「ゴメン。中で出しちゃった・・・」

俺がそう呟くと沙希は真顔で・・・。

「◯◯さんの赤ちゃん、できたら産みたいな」

(!!!)

俺は言葉を失った。
血の気が引いた。
そんな俺を見て沙希はフフッと笑い・・・。

「冗談。たぶん大丈夫だから安心して。たぶん、ね」

やるだけやっといて無責任かもしれないが、妊娠はヤバイ。
ここは、「たぶん大丈夫」という沙希の言葉にすがるしかなかった。

沙希とはその後も何度か密会した。
一度やってしまうと堰は切れてしまい、二度も三度も同じと、快楽を重ねてしまった。

(バレなきゃいいんだ・・・上手くやればいいんだ・・・)

しかし、事が終わった後はいつも激しく後悔する。

(こんな関係、もう終わりにしなきゃ)と思いつつ、またやってしまう・・・その繰り返しだ。

あんな美形で綺麗な体の女は、まるで麻薬のようだった。