以前、嫁を抱いてもらった。
自分の妻が抱かれた現場には当然ながら同行しなかった。
ただ寝取られてる時間の鬱と、勃起というか興奮具合はやばい。
正直、あれはやめられない。
変な中毒症状がある。
ハードドラッグをやったらこんな感じかなって感じ。
ヤバイってわかっていても、取り憑かれそうな感じ。
いわゆる浮気とか有り得ないし、心のブレーキが壊れるのは分かる気がする。
だけど、終わった後、嫁が馬鹿正直なもんだから、「気持ち良かった」とか言われるのは、興奮とかしないで正直凹む。

嫁と俺は家が近所だった。
大学を出た後の同窓会で仲良くなって、付き合って結婚。
今はどっちも三十路手前くらい。
嫁は結構あけすけな感じ。
見た目は、強いて言うなら小池栄子とかああいう感じ。
それなりにムチムチしてる。

俺の寝取られフェチに関しては、付き合ってる頃からさり気なくアピールしてた。
最初はエッチ中に昔の男の話を聞いたりしてて、盛り上がってるくると昔の彼氏の名前を呼んでもらったりとかしてた。
嫁も最初はドン引きだったけど、いつの間にか慣れたみたい。
そんで嫁も仕方なくって感じで俺のフェチに付き合ってくれてた。
まあ嫌々って感じだったけど。
そんで結婚した後くらいにちょっとしつこく、「他の男はどんなんだった?」って聞きながらエッチしてたら、「浮気して欲しいの?」って素の感じで聞かれてしまったw

「いや、それは嫌だ」って即答した。

当然、それはそれで本音だけど、でも浮気してる嫁とか想像したら超興奮するのも事実。
まあそれは嫁には秘密。

そんな日々の最中、「スワップとかやってみない?」って言ってみた。
当然ながら嫁はしかめっ面をした。
だけど、いつか言われると思っていたらしい。
ちなみに付き合ってる時から仲はずっと順調。
俺は俺で結構飄々としたキャラだし、嫁は嫁であけすけな感じだから、一緒にいて摩擦とかはない。

「やっぱやだ?」って聞いたら、「嫌ですけど?」って言われた。

「ていうか、あんたはいいの?」

妻に真面目な顔で言われた。
この辺はたぶんみんな一緒なんだろうけど、「好きだからこそ」って流れで説得した。
それしか言いようがないしねw
実際そうだし。
結局、その時は却下。

それが大体1年くらい前。
それからも昔の男の話を聞きながらの嫉妬心をくすぐるようなエッチはしてた。
スワップの誘いもちょこちょこと間に挟んでた。
あくまでも怒らせないように、「どうすか?どうすか?」って持ちかけて、妻は「無理です無理です」って感じ。

それが、どういう心境の変化があったのかわからないけど、年明けくらいにOKを貰った。
単純に俺がしつこかったからだと思う。
でも嫁から条件を出された。

「ぶっちゃけ、あんたが他の女とするのとか有り得ない」

結構嬉しかった。
あんまり愛情表現をしてくれるタイプじゃないから、「好き」って言われたことも片手で数えるほどしかない気がする。
他にも色々と条件を出された。
少なくとも最初の1回は俺に見られるのは嫌とか。
相手の選択権は自分とか。
とにかく権利は自分が保持したいみたいだった。
まぁそりゃそうだろうなと思った。

相手は前から候補を決めてた。
ネットで知り合った人とかは絶対に嫌だった。
大学時代の友人で、嫁とも面識のある本田という友人に頼んだ。
サッカーの本田に似てるゴリラ系のイケメン。
でも割と謙虚で大人しめの性格。
それで本田にはそれこそ何年も前から、「俺って寝取られフェチだから、いつか3Pとかスワップをしてみたい」みたいなことは言ってた。
本田もそれなりに遊んでる方だったから、「俺で良けりゃいつでもいいぞ」って言ってくれてた。

嫁に「本田でどう?」って言ったら、素でその時飲んでたお茶を吹いた。

「本田君~?マジで~?それはそれでなんか嫌だな」

「なんで?」

「普通に恥ずかしい」

でも何度か説得してるうちに承諾。
やっぱり知人のほうが安心できるっていうのは嫁もあったみたい。
まだ色々と気持ちが揺れてる嫁に対して、日付を強引に決める。
それが先週末。
一応それまでに嫁が嫌だって言ってきたら諦めるつもりだった。
嫁は微妙なテンションで、事あるごとに「本当にいいの?」って言ってきた。
けど嫌だとは言ってこなかった。
あと、条件については、決行日までに本田とは絶対会わないと言われた。

「だって恥ずかしすぎるでしょw」

まぁ仕事をしてからは、元々年に数回顔を合わす程度だったけど。
それと決行日までの間、嫁は俺にこんな事を何度も言ってきた。

「本田君には、『期待しないで』って言っておいてねw」

「『目を瞑ってじっとしてるから』って伝えておいてw」

毎日本田に、「あたしはそういうの(寝取られ)には興味ないから」ってことを伝えて欲しいと頼まれた。

それで決行日。
場所は本田のアパート。
俺が送って行って、そのまま車で待機。
妻の「見られたくない」という条件をそのまま呑んだ。
いきなり目前で見るというのはハードルが高いと自覚してたから、俺も自分から「見せて欲しい」とは頼まなかった。

アパートに向かう途中、嫁は何度も半笑いで「本当にいいの?」と聞いてきた。
これから嫁が友人に抱かれるんだって、その時点でめちゃくちゃ興奮してた俺は運転しながら勃起してた。
嫁にちんこを触らせると、呆れた感じで溜息をつかれた。
本田のアパートに着くと、念を押すように言われた。

「一応確認しとくけど、本当にじっとしてるだけだから。あと、キスとかもしないから。後で本田君に『つまんなかった』とか言われても知らないから」

嫁は車を出てく時、すごい勢いでキスしてきた。
がつんって歯が当たって痛かった。
嫁からそういうのをするのは珍しい。
そこからは、とにかくやばかった。
マジで奇行に走る。
じっとなんて絶対無理。
無闇に道を走ったりとかした。
とにかく苦しい。
この一言。
覚悟をしてても泣きそうになった。
ずっと胸を押さえてた。
一応、『電話したら絶対に出る』っていうルールはつけてたんだけど、怖くて出来なかった。
部屋の前まで行ってうろうろしたりしたし、1回意を決して郵便受けを開けたけど何も聞こえなかった。
カーテンがかかってたし。
でも中の電気が消えてたのが、(ああ、やってるのか・・・)って、めちゃくちゃ凹んだ。

ここの描写はない。
でも実際目の前で見てたら、本当に倒れてたと思う。
それくらい鼓動が荒ぶってたし、肌寒い夜だったのに嫌な汗とかガンガン出てきた。
何していいかわからなくて、近くのコンビニに何度も入ったり出たりした。
でも、不思議と抜こうとは思わなかった。
早く嫁を抱きたいってのもあったし、だから賢者タイムになったらやばいってのも本能的にあったのかも。

ルールとしては時間制だった。
行為は、10時から12時までの間。
でも我慢できなくて、11時過ぎには電話をしてしまった。
電話には絶対出るってルールだったから、(喘ぎ声とか聞かされたらどうしよう)って恐る恐るかけた。
それが目的のはずなのにw
もう嫁が他人に抱かれてるって状況だけで胸が破裂しそうだった。
嫁にするのが怖くて、本田に電話した。

「もしもし」

すぐに出た。

「ごめんもう無理。嫁、返して」

「わかったw」

俺から電話を切った。
嫁の声が聞きたかったけど、聞きたくなかったという矛盾。
俺は運転席で激しく貧乏揺すりをしていた。

割とすぐに嫁は出てきた。
カンカンとアパートの階段が鳴る音がしたから、落ち着いているふりをした。
嫁は無言で車に入ってきた。
すごいビクビクしながらちらっと横目で盗み見したら、嫁は照れくさそうだった。
頬は上気した感じで赤く染まってて、長い黒髪も少し乱れてて・・・。

(あ、これはもう駄目だ)と思った。

すっごい強引にこっちを向かせてキスをした。
たぶん嫁も首が痛かったと思う。
シャワーとか浴びずにすぐに出てきたら、凄い匂いとかしそうな気がしたけど、興奮してたってのもあって、匂いはあんまり感じなかった。
でもその時のキスは嫁が絶対に口を開けなかった。
その理由は後でわかったけど、顔を離すと嫁がむふふって感じで超ニヤニヤしてて、(なに上から見てんだ)ってむかついた。
でも、嫁超が好きだって同時になった。
まぁぶっちゃけ感情の整理とか絶対に無理。

無言で車を出して、無言のままラブホに行った。
どっちも喋らなかった。
とても家までは我慢できなかった。
荒い運転でラブホの駐車場に突っ込んだら、「あはは」って呆れる感じで笑われた。
無言で車から降りると嫁も無言で降りた。
でも何かあからさまにニヤニヤしたいのを我慢してる表情が苛ついた。
そんなの自分勝手だってわかってるけどさ。

手を引っ張ってフロントへ。
無言のまま部屋を選んでエレベーターに乗った。

「怒ってるの?」

少し心配そうな感じで聞かれたけど、無言のまま首を振ることしか出来なかった。
部屋に入ったら速攻で服を剥ぎ取って犯した。
めちゃくちゃ盛り上がった。
もともと嫁には惚れてたけど、本田とした後の嫁の全裸は普段の倍はエロく見えた。
すげーむかつくのと、(こいつって、こんなにいい女だったの?緊張してしゃべれねー)って感じ。
ほぼ連続で2回した。
それから少し間を置いて3回目。
嫁は超びっくりしてた。
でも俺に求められて安心って感じで、笑顔もあった。
俺は理性が吹っ飛んで獣状態。
そんな俺に嫁が、「愛してるよ」って何度も言ってくれてた気がする。

ようやく落ち着いて、いつもの感じで喋れるようになった。
でも実際はずっと心臓がぐにゃぐにゃした感じが続いてて、ただ冷静なふりが出来てただけな感じ。
内心、(なんだよ、なんだよ、畜生!)ってなってた。

少しずつ嫁と話しだした。
と言っても、ピロートークとかする余裕はなくて、「やったの?」ってがっつく感じで聞いた。

「・・・うん、まぁ」

「どうだった?」

「なんか、すごいあれだった」

「どれだよ?」

「正直、めちゃくちゃ興奮した」

嫁は馬鹿正直で、そういうとこが好きだけど、この時ばかりは嘘をついて欲しいって思った。
嫁も内心テンション上がってたのか、自分から色々と喋りだした。

「気持ちいいとかじゃなくて興奮したって感じ。最初は本当に、ただ寝てようって思った。実際そうしてたんだけど、途中でやばいことしてるって思ったら、すごい熱くなってきた。『感じちゃ駄目』って思えば思うほど興奮しちゃってた。本田君、結構大きかった。本田君には何回も、『旦那とどっちがいい?』って聞かれた。でも、それはずっと無視してた。すごいドキドキはしたけど、気持ちいいっていうのとは少し違うと思ったし。でもあんまりしつこかったから、『本田君は本田君で気持ちいいよ』って言っちゃった。一応、声とかはずっと我慢してた。でも何回かイッちゃった。あと、キスもしちゃった。・・・ごめん。ずっと我慢出来てたんだけど、イッちゃったら我慢出来なくなった。でも、そんなにはしてないから」

途中で力なく、「おお」とか「ああ」とか言って、グサグサ凹みながら聞いてた。
嫁も顔を合わせ辛いのか、ずっと俺の腕枕で視線を上げない感じ。
嫁の告白はまだ続いた。

「終わった後、『もう1回したい』って言われた。やだなって思ったけど言えなかった。正直流されてたと思う。ごめん。でも本当にやだなって思った。色んな意味で。でもすごいドキドキしてて、自分から口でしちゃった。それであなたから電話が来て、ほっとした」

「え?じゃあ電話した時ってフェラしてたの?」とは確認出来なかった。

まあ確認するまでもなかったし。
胸になんか刺さって、何も言えなかった。

「でも本当、めちゃくちゃほっとした」

そこでようやく嫁は目を合わせてくれた。
にこって笑ってて、なんだか安心して泣きそうになった。

「すごい興奮してたけど、それでもずっとあなたのことを考えてた。ちょっと自分でもびっくりだった。もう家族になったと思ってたけど、ちゃんと男として好きだったんだなって思った」

それで少ししんみりして、「またするの?」って聞かれて、賢者タイムだし凹んでるわで「うーん」って迷ってると、「ちょっと怖いかな」って言われたから、「じゃあやめよう」って即答した。
その日はそれで終わり。

昨日、改めて「何が怖いんだ?」って聞いた。

「まぁエッチ中くらいは勢いで『好き』とか言っちゃうんじゃない?」

「でもエッチしたら気持ちが移るってことはないのか?」

「あなたがだらしないとそうかもねw」

その辺はしつこいくらい問いただした。

「ないないwあってもそん時だけでしょw」

「じゃあ何が怖いんだ?」って聞いた。

「そういうんじゃなくて、刺激にしては大きすぎるみたいな?」

「じゃあ年に1回とか、それくらいならOKな感じ?」

それには嫁は答えず、はいはいって感じで流された。
その時は俺も勢いでそんなことを言っちゃったけど、実際2回目があるとしたら、今はまだ凹んだ余韻が強いけど、ブレーキを利かせられるかすごい不安。
嫁も、「でもぶっちゃけ、自分がこんな流されやすいとは思ってなかったなw」って言ってた。

その晩から嫁の態度が少し変わったかな。
俺も変わったと思う。
ベタなんだろうけど、愛情表現をしっかりするようになった。
家族になってたのが、男女を意識し直した感じ。
昨日なんて会社にいる時に、『ぶっちゃけあたし、あなたのこと好きだから。だからしんどかったらたまには仕事を休みなよ』なんてメールが来て、トイレで泣きそうになったw