まだ大学に入りたての頃の話。
女の子との付き合い方も全く分からぬ俺は、なんとなく俺に好意を持ってくれてる女の子と付き合いだした。
まあお世辞にも美人とは言えない、垢抜けない地方出身の子だった。
初体験も、もちろんその子。
凄く好きとかそういうのではなく、なんとなく一緒に過ごしてた。
PCMAX

入学して3、4ヶ月経った頃だったと思うが、やっと親しい友達ができ始めた俺は彼女を連れてよく飲みに行った。
と言っても貧乏学生だった俺達は外ではそんなに深酒はできず、結局誰かの家に行って飲み直す感じだった。
その日も、友達の家で飲んで雑魚寝してた。
そんな中で事件は起こった。

その時に飲んでた中に、ひと際モテる男が1人混じっていた。
何をやらせてもそつなくこなすスポーツマンタイプとでも言おうか。
まあ男の俺でも、そいつが惹かれる気持ちはよく分かる。
だから彼女が嬉しそうにそいつと話してるのを見ても、別に嫉妬することもなく放置してた。
女の子連中はそいつとの話に夢中で、あぶれた男連中でどうでもいい話をグダグダしてるうちに酔いが回り、1人2人と脱落してその場で寝始めた。
俺も眠くなって横になってうつらうつらし始めた時だった。

「んっ・・・あっ、やだ・・・◯◯くん、ちょっと」

前の方で微かに声が聞こえてる。
朦朧とした意識の中で辺りを見回すと、もうみんな潰れていた。
見えるのは散乱した空き缶と摘みの袋だけ。
時計のカチカチという音だけが凄い聞こえたのを覚えてる。

「ん・・・あん。◯◯くん。だめだってば・・・」

みんな寝静まってるのに、やはり声が聞こえる。
少し目が覚めてきた俺は目を凝らした。
しかし声の主が見えない。

「ハァハァ」という荒い息遣いも聞こえてくるのだが・・・。

と、その時だ。
モテ雄君の背中から、見覚えのあるセーターの柄が目に入った。

(彼女のだ!)

そう思った瞬間、俺の目は一気に覚めた。
横向きになった彼はどうやら後ろから彼女を抱きすくめているらしい。
なんでか分からないが、怒るよりもチンコがギンギンに滾ってる自分自身に驚いた。

「何やってるんだテメー!」

とか普通なら言いそうなもんだが、それ以上に彼女がモテ雄を受け入れるのか拒否するのかが凄く気になったし、彼女の浮気を覗きたい欲情に駆られていた。
彼の腕の動きを見ると、どうやら奴は彼女の胸を弄ってるっぽい。
周りで雑魚寝してる奴らが起きないようにという彼女の精一杯の気遣いなのか、必死に声を押し殺し、ハァハァと荒い吐息だけが聞こえる。

カチカチカチ・・・。

時計の針の音がやっぱりうるさい。

「やっ、◯◯くん?駄目だってば・・・。もうやめよう、ね?」

嫌よ嫌よも好きのうちとは言うが、彼女の声は完全に拒否してる声ではなかった。
奴の太い腕がもそもそと彼女の黒いパンツの前に差し込まれていく・・・。
俺は薄目を開けて見ながら、心臓の鼓動を必死に抑えていた。

(はっきり拒否しろ!)と思う俺と、(このまま続きを見たい!)という気持ちが交錯した。

「あ~う~・・・。ひぅ・・・」

俺にクンニされた時に出す彼女の垢抜けない喘ぎ声が聞こえてきた。
奴は少し彼女から身体を離すとゴソゴソしている。
どうやら彼女のパンツを下ろしにかかっているらしい。
モテ雄が少し身体をそらし、辺りを見回した。
俺はとっさに目を瞑って寝たふりをする。
極度の興奮と酔いで吐きそうだった。

再び薄目を開けたとき、モテ雄は彼女の下着を下ろしていた。
奴の背中越しに彼女の大きな尻が見えた。
股の間の秘部が照明に照らされて、ヌメヌメと光ってるのが一瞬見えた。

(彼女も興奮してるんだ・・・)

そう思うとなぜか俺は射精してしまいそうだった。
俺は変態なのかもしれない。
続いて、カチャカチャとモテ雄がジーンズのベルトを外す音がした。

(本番が近い!)

そう思うと本当に出ちゃいそうだった。
続いて奴はファスナーを下ろし、前を開ける。
モテ雄のイチモツを取り出すようだ。
俺は逆に雑魚寝してる他の奴らが起きるんじゃないかと気が気じゃない・・・。
モテ雄は彼女を横抱きにすると・・・。

「入れたくなっちゃった・・・」

小さな声で彼女の耳元で囁いた。
鼻の奥が泣く前の時のようにツンとした。

「嫌だ・・・駄目だよ・・・そんなの・・・」

やっぱり形だけの拒否の言葉を吐く彼女。
奴はそんな言葉など聞き入れず、グイグイと彼女の身体を背後から抱きすくめ腰を入れる・・・。

「あっ!だめっ」

身体をよじって辛うじて逃れる彼女。

「入れたい・・・入れたい!」

モテ雄は泣きそうな声を出し、腰を突き出して思いを遂げようと必死だ。
なかなか入れられないモテ雄は業を煮やしたのか、彼女のウエストを完全にフックして固定した。
下半身を支配された彼女はもう逃げられない。
ぐっと奴が背伸びをするように仰け反って腰を入れると・・・。

「あぅ~!あっ!あっあ!」

挿入を告げる彼女の声がした。

「おぅ~おっおっ」

奴が満足そうな声を出した。
モテ雄は嬉しそうにクネクネと腰を回し、彼女の膣内を味わっている・・・。

「あぐぅ~・・・ぐっうぅ・・・」

くぐもった声を押し殺す彼女。

「あ~、気持ちいい。◯◯チャンのあそこ、すっげぇ気持ちいいよ・・・」

そう言いながらモテ雄はヘコヘコと腰を動かしている。
完全にジーンズを下ろしきってないモテ雄のベルトの金具がカチャカチャと音を立てている。

(バカ!みんなが起きちゃうじゃね~か!)

もう完全に俺の心は、彼女を寝取られた怒りよりも、彼女の浮気現場を目前で見せられている欲情が凌駕していた。
入れている奴より、先に俺がイッてしまいそうだった。
俺はたぶん本当に変態なんだと思う・・・。

「◯◯ちゃんも気持ちいい?」

実の彼氏の前で残酷なことを聞くモテ雄。
彼女が返事をしたのかどうかよく判らなかった。
小柄な彼女は大柄なモテ雄の背中で隠れてしまい、彼女の小さな足の裏だけが奴のケツ辺りからちょこんと覗いていた。
もしかしたら彼女は頷いたのかもしれない。

モテ雄は執拗に、「ねぇ、◯◯チャン、気持ちいい?俺のチンポ気持ちいい?」と彼女に聞いていた。

(返事とか聞きたくねぇ!もうやめてくれ!)

そう思うのだが、俺の下半身は返事を聞きたがってしょうがない。
もうカウパーで漏れまくりで、トランクスの前がヌメってるのが自分でも分かった。
モテ雄は彼女に聞きながら、自分のチンポを誇張するように彼女の大きな尻を引き寄せ、グッグッと腰を突き入れる。
彼女の足の指が反応するようにぎゅっと折れるのが、赤い靴下の上からでもよくわかった。

「ん・・・きも・・・ち・・・いい・・・」

微かな声だが、確かにそう聞こえた。
俺は射精しそうになり、身体をくの字に曲げで必死に耐えた。
冗談ではなく、本当に出ちゃいそうだった。
共通の快感を得られて嬉しかったのか、奴は調子に乗って、「気持ちいいの?俺のチンポ、気持ちいいの?」と聞き返す。

(こいつめ!金属バットで頭をカチ割ったろか!)

もちろん実行には移さない。
ただ、じっと射精に耐えて彼女の返事を待った。

「ハァハァハァ・・・きもち・・・いいよ、ハァハァ、◯◯クンの、おちんちん」

ビクビク!

俺のチンポが射精前の痙攣を始めた・・・。

(待て待て待て~!)

歯を食いしばって俺は耐えた。

カチカチカチ・・・。

そんな俺を嘲笑うかのように時計の音が時を刻む・・・。

「あ、あ!で・・・出そう。◯◯チャン、出そう・・・」

普段のモテ雄とはかけ離れた情けない声。
奴のたくましい尻の筋肉が射精を予兆するように窪んだ。
よくわからないがモテ雄はガサゴソと腕を動かしている。
どうやら彼女の上着を脱がせているようだ。
たくし上げた上着の中に背後から顔を突っ込み、彼女の胸にむしゃぶりついているらしい。

ちゅ!・・・ちゅぱ・・・ちゅぅ・・・。

吸い付く音だけ聞こえた。

(この野郎ぉ!俺の彼女の全てを味わ嫌がって!お前、モテるんだからブサな俺の彼女を寝取らなくてもいいじゃねーか!)

そんな俺の思いをよそに、彼女はダブルの性感帯を責められ・・・。

「あん!あっ!あ~~ん。◯◯くん。好き好き・・・大好き」

などと言いながら細い手を彼の頭に回し、悦びの声を上げた。
率直に残酷な光景だった。
もう彼女も周囲を気にする様子はない。
ただただ快楽に耽っている1匹のメス犬だった。

「で、出る!う・・・ぉ・・・ぉ・・・出る!」

屈強な男が渾身の力で腰を振るもんだから、コタツがガタガタと音を立てた。
そして俺は信じられない光景を目の当たりにした。
モテ雄は小柄な彼女をさらに小さく丸め込むように自分に密着させると、なんと中出しを開始したのだ。
2人で丸く重なり、奴の背中と隆起したケツの筋肉がブルブルと痙攣している。

(こ、こいつ、明らかに彼女の中に出してやがる!)

俺は一部始終を見ていたが、避妊具を付けていた様子はなかった。
中出しされてることを知っているのかいないのか彼女は・・・。

「あん!あっぐ・・・ハァハァ・・・◯◯くぅ~ん」

俺が聞いたこともない女の声を上げている。
しかし、俺は彼女を責める気にはなれなかった。
俺も彼女も単なる妥協で付き合っていたに過ぎなかったから。
俺だっていい女に言い寄られたら、さほど躊躇することなく彼女を捨てたかもしれないのだ。
しかし、奴のことは許せない。
寝取ったまではいいが、責任を取る気もないのに中出しするとは何事か!
モテ雄は、そんな俺の怒りなど知るはずもなく、彼女の中に全ての精液を注ぎ込むつもりらしい。

「あ!あぁ~!出てる・・・う~気持ちイイ」

そう言うと彼女の大きな尻にしがみついた。
モテ雄が左右に彼女の尻を振り回すもんだから、時折彼女の苦しそうな尻肉が見え隠れする・・・。
もうやられ放題だ。

「えっ?え?◯◯くん・・・え?」

やっと中に出されてることに気付いた彼女が素っ頓狂な声をあげた。

「な、中に出したの?駄目だよ・・・な・・・かに・・・出しちゃぁ~あぁ・・・」

彼女の驚きの声が絶望の声に変わっていった。
それでもなお、奴は図々しく最後の一滴まで出し尽くそうとグリグリとケツ動かしている。

「ご・・・めん、出しちゃった・・・◯◯ちゃんの中、凄い良かったから・・・」

言い訳にもならない言い訳を吐き、ズルリと引き抜いて彼女から離れるモテ雄。
なんとジーンズを引き上げると、後戯も何もないまま仰向けになって即寝しやがった!

「酷いよぉ・・・◯◯くん・・・できちゃうよぉ・・・」

哀れな彼女は半べそをかきながら、満足そうに寝息を立てて奴の腹をポカっと一発叩くのが精一杯だった。
憧れのモテ雄に抱かれた彼女の代償は、もしかしたらかなり大きかったかもしれない。
俺は哀れに思ったが、自業自得だとも思った。
彼女はしばらく肌蹴たままの格好で呆然としていたが、潰れた仲間を見回し、ハッと俺の方に目を向けた。
俺は慌てて目を伏せた。
しかし彼女の表情を見逃したくなかった俺は辛うじて見える範囲で薄目を開けて、わざとらしく寝息を立てた。

「グスン・・・」

彼女の鼻を啜るような音が聞こえた。

(泣いているのだろうか?)

表情を確認したいのだが、これ以上目を開けると気付かれてしまう。
しばらくして彼女は肌蹴た格好ですっと立ち上がると、散乱した自分のパンツと下着を掴んで俺の方へ歩き出した・・・。
俺は慌ててギュっと目を瞑った。
どうやらシャワーに行くらしい。
彼女は俺の身体を踏まないように避けながら向こう側に歩いていった。
その時、彼女の肉付きのいい太股からモテ雄の精液が伝って流れているのを俺は見逃さなかった。

当然彼女とは別れたが、別れ話のことは面倒臭いので書かない。