職場の飲み会で酔っ払った。
そのまま家に帰りたくない気分。
女を抱きたかった。
とにかく射精がしたかった。

なので風俗店に寄った。
そこは熟女が売りの店だった。
写真指名のシステムはなかった。

「いい子をつける」と言われ、金を払って店に入り、待った。

出てきた女性は綺麗で色っぽい感じがした。
最初は分からなかった。
でもしばらくすると暗さに目が慣れてきて分かった。
うちの社のパートの女性だった。
それも人妻・・・。
今日の職場の飲み会には来ていなかった。
相手も自分に気付いた。

「他の人には内緒にして欲しい」と言われた。

酔いも手伝って異様に興奮した。
指と口で喜ばせた。
その声は普段からは想像できないくらいはしたなく、猥らで、艶っぽかった。
今まで経験したことがないくらいに硬く勃起した。

彼女がいいと言うので、突っ込んだ。
出したり抜いたり、抜いたり出したり、馬鹿みたいに同じ動作を延々と繰り返した。
動くたびに棒の先に硬いコリコリとしたものが当たった。
普段は乱暴なことはしない。
だけど、酔いのせいか、やってしまった。
狂ったようにように腰を振った。
振って振って振りまくった。
たぶんアドレナリンが出まくっていたんだと思う。
互いの股肉がぶつかり合う音が店中に響いた。
ソファがギシギシ、バタバタと音を立てた。
自分の腰の動きのせいでソファがどんどんずれ動いていった。
我慢なんてできなかった。
思い切り出した。
頭の中が真っ白になった。
自分の下腹部がどこかへすとんと抜け落ちて、遥か遠くへ飛んでいった感じがした。
腹の下では彼女が弓なりになってビクビクと痙攣していた。
全身をわななかせ、打ち震えていた。
その振動が自分にも伝わってきた。
彼女の目は堅く閉じられ、口からは言葉にならない言葉が漏れていた。
そして筋肉という筋肉が硬直していた。

事実は小説より奇なりと言うが、異常なシチュエーションに興奮しすぎた。
また彼女としたい。
彼女もそう思ってくれているだろう。
いや、それは自惚れか。
だが、あれだけの快楽はなかなか味わえない。
それは彼女も分かっているはず。
自分のテクニックではない。
異常な状況が生み出した快楽。
回を重ねればマンネリ化して、つまらないセックスになるだろう。
いいのは最初だけだ。

自分の欲望を抑え、職場ではあの日のことをおくびにも出さずにお互いに仕事をしている。
ときどき互いに目だけで語り合う。
それがまた淫靡で、自分としては最高だ。
あの店には近づかない。
職場の飲み会で飲み過ぎない。
それが、この淫靡な不安定を継続さえる自戒だ。

彼女の名前は知っている。
だが、どこに住んでいるか知らない。
携帯番号も知らない。
家庭背景も知らない。
だが、それでいいと思っている。