6年生の頃の話。
クラスにY子って女子がいたんだけど、そいつが“露出狂”だった。
小柄で愛嬌のある女子なんだが、性的な苛めとかじゃなく、純粋に裸を見せて相手の反応を楽しむのが好きな生粋の変態さん。

ちなみに俺の初見は水泳の時間だった。
他のクラスと水泳が重なった時には高学年がプールの更衣室を使う暗黙の了解があるんだけど、Y子は当たり前のように教室で服を脱ぎだした。
PCMAX
正確に言うと、俺が水泳用具の入った袋を持って教室の出口に向かおうとした時、Y子の手はすでに白いパンツにかかってた。
何の躊躇いもなく下ろされる白い布。
俺の目に映るY子のワレメ。
片足ずつパンツを脱いでいくときにグニャりと動くワレメが当時の俺には衝撃的にエロかった。
その瞬間をガン見した俺だったが、Y子と目が合って慌てて視線を逸らした。
んでもって逃げるように教室を脱出する俺。
後ろから女子たちの甲高い笑い声が聞こえてきて、絶対に俺のことを馬鹿にしてるんだろうな・・・って凹んだよ。

4年生、5年生の時に違うクラスだったんで確証は持てないんだけど、もっと低学年の頃は違かった気がするし、いつからY子がこんな変態さんになったかはわからない。
初めのうちこそ授業後の着替えは更衣室でしてたんで、さすがに遠慮はあるんだろうなって思ってたんだけど、甘かった。

ある時、授業終了後しばらく経ってからY子が水着のまま戻って来た。
で、当たり前のように水着を脱ぎだした。
途端に大人しくなる男子一同。
比較的離れた席の俺はともかく、Y子の周辺男子は逃げ出すわけにもいかず、Y子他の女子にからかわれてた。
今に至るまでそうなんだけど、男子って弱すぎる・・・。
ちなみに担任(♂)はどうだったかと言うと、見て見ぬふり、というか黙認だった。

夏休みに入って、友人の兄に自慰なる行為を学ぶ至って、俺の中ではある感情が芽生え始めていた。

(夏が終わる→水泳の授業がなくなる→Y子の裸が見れなくなる→勿体ない!)

しかし、結果論から言うと、そんな悩みは杞憂だった。
Y子の変態度は俺の進化率のそれをはるかに上回っていた。

体育の授業で私服から体操着に着替える過程でY子は裸になりやがった・・・。
つまり、私服→すっぽんぽん→体操服というわけで・・・。
何を言ってるのか分からないと思うが、理屈で説明する必要もないよな。
だってもう本人が脱ぎたくて脱いでるんだから。
この頃には席もかなり近くになってて、周りの女子に揶揄されながらも、「もう慣れたよ」とクールを気取りながらガン見するくらいの余裕ができてた。

低身長なくせに、揺れることができるくらい膨らんだ胸。
ワレメに沿って微妙に膨らむ恥丘。
オナニーを覚えたての俺は当時、何度おかずにしたことか!
妄想の中ではあーしてこーしてと凌辱の限りを尽くすのに、実物の生の裸を目の前に何もできないヘタレな俺だった。

しかしある日、ちょっとした事件が起きる。
学校の帰り道、今でも理由はよく思い出せないんだけど、その日は少し遠回りのルートで帰ろうとした。
普段は正門から出るところを裏門から出る、そんなレベルなんだけどな。
その時、小学校の菜園や花壇がある裏庭の角を曲がるY子の姿がちらっと見えた。
ピキーン!と何かを感じた俺。
音を立てないように、それでいて全力疾走。

裏庭のブロック塀を曲がった時、俺の目に飛び込んできたのは全裸で野ションするY子だった。

2人揃ってパーフェクトフリーズ。
オシッコだけがちょろちょろと動く不思議な空間。
教室で散々見てきたY子の裸だったんだけど、野外というシチュエーションなのか、2人きりという空間なのか、オシッコしているという背徳感なのか、尿道まで見てしまった感動なのか、とにかくこんなに焦ったのは以後の人生でも確実にない瞬間だった。

「あははは、もっと近くで見るー?」

最初にしゃべったのはY子の方で、バカっぽくおどけてた。
首を傾げながら逃げだす俺。
首を傾げるという行為にどんな意味があったのかよくわからないけど、当時はそれが精一杯の表現だった。

んでもってその翌日の放課後。
再びY子と遭遇した裏庭に行くと、ティッシュが1枚落ちていた。
考えるまでもないその使用方法を妄想しつつ、ティッシュの臭いを嗅ぎながらオナニーする俺・・・。
はい、俺も変態でした。
俺も変態ですが、Y子はね、もっと変態なわけでね。
もうこの辺からは真実味がないと言うか、おっさんの妄想と言うか、エロゲやりすぎ乙的な話になるんで、その辺は生温かく見守って下さい。

具体的に何したかって言うと、Y子は下半身裸で授業を受けやがった・・・。
何を言ってるかわからないと思うけど、文字通りスカートもパンツも穿かずに授業中の教室の机に座っていた。
伏線的な物もあったらしい。

「体育のある日しかY子の裸が見られない」と愚痴をこぼした男子がいたとかいなかったとか・・・。

国語か社会の授業だったと思う、後ろから見て、なんかY子がモゾモゾしてるなって思った。
そしたら脱いだパンツを机の脇に下げたバッグに仕舞う。

(うおっ、何やってんだ!)

なんて考える間もなく、今度はスカートを脱いで、同じようにバッグに仕舞う。
もうね、たぶん本人と同じくらい、いや、ひょっとすると本人以上にY子の周りの方がビビってたんじゃないかと思う。

(先生に見えてるんじゃないの?)とか(「前に出て問題解いて」と言われたらどうするの?)とか、(「立って教科書読んで」って言われたらどーするの?)とか・・・。

そして、その日はやって来る。
それも唐突に指名されたわけじゃなく、名前順でY子の順番になって。
算数の時間、下半身裸で黒板に板書しやがった・・・。
その日は襟のついたかなりだぶだぶのシャツを着ていて、一見すると普通の恰好だけど、背の低いY子が少し背伸びするたびにお尻が丸見えになる。
クスクス笑う女子、ヒヤヒヤする男子!
書き終わったY子が着席した瞬間、先生黙認が“先生公認”になっちまった気がする・・・。

この頃からもう、“見る”ことに関しては遠慮しなくなってたと思う。
と言ってもY子は他の女子多数と共に行動することが多かったんで、1人だけ連れ出して男子一同で観賞会、とかは出来なかった。
いや、“観賞会”はあったらしい。
机の上に座って、股広げて、これは何て言う部位でって、現役女子小学生による保健体育の実況中継をやったことはあったらしい。
けれど、その瞬間、その場所に俺はいなかった。
何かの野外授業で面白いことを見つけて、それに他の友人らと熱中してた。
で、Y子その他、比較的早く教室に戻った面々が観賞会をやってたとか・・・。
当時は、その話を聞いても、「ふーん」くらいにしか思わなかった。
じゃあまた今度観賞会やった時は俺も見せてもらおうくらいに思ってたし、Y子も当たり前のように露出してたから。

でもな・・・、だんだん寒くなってきて重ね着する服の枚数が増えてくると、徐々にY子の裸を見る機会が減っていったような気がする。
最後に見たのはたぶん修学旅行より前。
体育の時間の後に裸になって後ろに手を組んで、「ああ、だんだん厚顔無恥になっていく私」とか言いながらクルクル回転してた・・・。
脱がなくなったY子に悶々としながらも、かといって強要するわけにもいかず、欲求不満な日々になった男子一同。
もちろん当人に、「なんで脱がなくなったの?」って聞いたけど、「見たい?」と笑顔で返されて慌てふためくのが当時の俺らだった。

中学生以降のY子は、そりゃあもう“普通”の女子で、先日の同窓会で再会した時は、名字も変わっていた。
一次会の時はみんな黙ってたけど、恩師と別れて二次会に行く前、Y子が帰ると聞いて友人の1人が、「6年生の時は御馳走様でした」と言いだしたのを皮切りに、その時の話で一気に盛り上がった。
そう、この話をしたかったのは俺だけじゃなかったんだ。
でも、小学校の裏庭で裸で野ションしてた話はついに出なかった。
まあ、あれは俺だけの思い出ってことで。