学校でマリにあった時、平静を保とうと努力したが、やはりマリにばれてしまった。

「何かあったの?」と聞かれたが、何も言うことができなかった。
ブランデンとのことを言い始めると理性が利かなくなるかもしれない。
それは校内ではマズいと思ったし、話が公になってマリが下宿から退去させられるのも避けたかったからだ。

俺は放課後、何も言わずにマリを連れていつもの舞台裏に行き、いつものようにセックスを始めた。
異常に興奮したのを覚えているが、フェラの時に軽々と根元まで咥えてしまったのを見て少しだけ悲しくなった。
正常位、騎乗位とこなしたが、いつもにも増してマリの腰振りが強烈だったような気がする。
性に対する好奇心旺盛なマリは、俺としたことをブランデンにしてあげているのか、逆にブランデンに教えられたことを俺にしているのか・・・。
そう考えると頭がゴチャゴチャでやり切れない嫉妬が後からどんどん湧いて出てきた。

しかし、そんな思いもブランデンの脳天気な顔を見た瞬間、飛んでしまっていたようだ。
後で友人に聞いたのだが、この時、俺は思いっきり喧嘩腰の形相でブランデンを睨んでいたらしい。
当然、奴も俺の視線に気づき、至近距離での睨み合いになった。
廊下は一気に緊張感に包まれたと言っていた。
俺は身長170cm強、ブランデンは190cm近くあり筋肉隆々。
そんな大人と子供くらいの体格差があったので、周りの連中はみんな俺が半殺しにされると思ったらしい。
外人の表情は分かりにくく、正直ブランデンが俺を睨んでるのか単に見ているだけなのか、よく分からなかった。
ブランデンは突然薄笑いをして、離れ際に何か英語で話していた。
馬鹿にされたと直感した俺はその瞬間、理性が吹き飛んでしまった。

「お前ウザいんだよ!日本語で喋れよ!ここは日本だ!」

そう叫んで奴の肩を掴んだ。
奴は振り返り、上から見下ろしながら身振り手振りで早口で英語をまくし立て、鼻で笑った。
怒りが頂点に達しようとしていた俺は、反射的にアメリカ人が一番嫌がる行為、奴の目の前で中指を立てていた。
みるみる強張っていく奴の顔。
ブランデンは俺の胸ぐらを掴んで何かを大声で叫んできたので、思わず奴の腹に一発入れてしまった。
その瞬間、教師2人が割って入ってきた。

職員室に連れて行かれる時、呆然として立っているマリを見つけた。
顔色が悪く、目に涙が溜まっているようにも見えた。
なぜか冷静でいられた俺はマリの涙の意味を考えていた。

“バレてしまったのか・・・”

そんな風にマリは考えたに違いないだろうと。
職員室では「なぜ?」ということをしつこく聞かれたが、どう贔屓目に見ても俺の方から喧嘩をふっかけたとしか理解されないだろうと思い、「しゃくに触ったから」と適当にやり過ごした。
かなり厳しく怒られたけど。
面白かったのが、後でブランデンが俺に謝りに来たこと。
留学生という立場上、揉め事はご法度なんだろうな。
この時はブランデンは片言の日本語で謝ってきたが、何となく俺はバツの悪さを感じた・・・。

その夜、マリからメールが来た。
なぜあんな事になったのかと。
俺はこう返信した。

『俺の部屋の窓を開けとくから入って来いよ』

少ししてマリは静かに窓から入って来た。

「バレたら大変。スリルあるね」

「・・・お前の部屋の窓からは入りやすいけどな」

「・・・そんな事もあったよね・・・」

(そんな事ないよ・・・)

俺は心の中で言った。

一度だけ廊下からこっそりマリの部屋に入ったことはあるが、窓からはブランデンだけだろうと。
マリはそんな事も忘れてしまったようだった。
俺はさらに不機嫌になり、目の前に座るマリをどうにかしてしまいたくなった。

「なぁマリ、ちょっと咥えてくれない?」

「えっ?・・・学校で・・・したじゃん・・・」

「まだ足りないよ、な?」

「・・・分かった・・・いいよ」

マリは椅子に座る俺のパンツを下げて、いつも通り優しく睾丸のマッサージから入り、根本を押さえて完全に亀頭とカリ首を露出させてからゆっくり口に含んでいった。
温かく、ヌルヌル締め付けてくるマリの口の中は最高だった。
俺はマリの頭を両手で押さえた。
一瞬、『えっ?』という表情で上目遣いで俺を見たが、構わずに激しく頭を上下させた。
マリは呻きながらも我慢していたが、自分でコントロール出来ないからなのか、涎が溢れ出て俺の股間をベトベトにした。
射精を耐え、動きを止めるとマリは口を離して下を向いている。
ちょっとやり過ぎたかなと思ったが、すぐにマリは顔を上げて俺のあそこを小刻みに上下し始めた。

「ねぇ、私も・・・して欲しい・・・」

頬を赤くして目は虚ろ、口の周りは涎で光っていた。
こんな表情のマリを見るのは初めてだった。

「じゃあ、乗っかれよ。でもゴムないけど」

「分かった・・・」

マリは俺に抱きつくようにして乗っかってくると、ブランデンの時と同じように必死に声を押し殺しながら腰を使ってきた。
生でするのは初めてだったので俺はすぐに我慢できなくなり、慌ててマリのお尻を持ち上げて、お互いの恥骨の間に挟むようにして果てた。
マリは満足していないようだったので、もう一度したければ俺のあそこについた精液を綺麗に拭いてくれと頼んだ。
内心そんな事をするはずがないと思っていたが、マリは無言でティッシュを数枚取ると丁寧に拭き始めた。
しかも最後に亀頭に強く吸い付いて、竿の中に残っているかもしれない精液を絞り出してくれた。
驚いている俺を無視してマリはそのまま本格的なフェラチオに移り、あっという間に勃起してしまった。

年が明けてからのマリは明らかに以前よりもエロくなっていた。
俺が教えたわけではない。
恐らく、あの外人だろう・・・。

危うく快感に流されるところだったが、ブランデンのことを思い出し、俺はそのままマリを床に押し倒し、口をマリのあそこに見たてて思いっ切り腰を振った。
マリは苦しそうに喘いでいた。
喉に刺さるのか吐きそうな嗚咽を漏らし、涙も流していた。
でも、そんな中でもしっかりと舌を動かしていた。

どこまでエッチな女の子になってしまったんだろう?
ブランデンは一体何をマリにしたんだろう・・・?

ぼんやりと考えながら正常位で合体した。
マリは真っ赤に上気しながらも必死に声を押し殺していた。
俺が枕を貸すと奪い取るようにして顔に押し当てていた。
大きく揺れる胸を今までにないくらい強く揉みながらひたすら腰を動かした。
そんな状態をしばらく続け、乳首をキツくつねるようにした瞬間、マリは腰をガクンガクンと痙攣させて、ぐったりとなった。
見たこともないマリの異常な感じ方に興奮した俺は、射精に向けて激しく腰を動かし始めた。
途端にマリは大きな声を上げ始め、俺はビックリしてキスをして口を塞いだ。
舌が抜けるほどに強く吸われ、下からキツく抱き締められ、両足は俺の腰をガッチリと締め上げた。
自由にピストン出来なかったが、全身がマリと密着しているためか、マリがうねらせる体の動きに興奮し、一気に高まってしまった。
なのにマリは足を解かない。

「やばい・・・出るって・・・早く!・・・」

「このまま・・・いいよ・・・」

「えっ?・・・まずいって・・・」

言ってる間に第一弾が出てしまった。
俺は諦めというかヤケクソで猛烈に出し入れして、マリの中に射精した。
ゴム無しすら初めてだったのに、中出しまでしてしまい、不安で結構自己嫌悪だった。
マリは危険日ではないとは後で言っていたが・・・。
身支度を整えるとマリが言った。

「凄く気持ち良かった・・・イクって、ああいう事を言うのかな・・・」

「イッたの?初めて?」

「当たり前じゃん。ホント死ぬかと思った。ラブホだったら思いっ切り声を出せたのになぁ~」

(高校生がイクってあり得るのかよ?)

そう思ったが、確かに腰が何度もガクンガクンと痙攣するのはちょっと怖いくらいだった。

(でも、ブランデンに開発されたんじゃないのか・・・?)と再び攻撃モードに。

「でもマリの声、上に聞こえてたかもよ」

「えーっ?大丈夫でしょ。抑えたし、聞こえないよ」

「この下宿の壁、最高に薄いんだよ。マリがテレビで何を観ているのか分かるんだよ」

「ほんとっ?マジで?」

俺は確信をついた。

「マリがうるさいから毎日寝不足だよ」

「えっ?・・・」

明らかに動揺していた。

「最初はさ、マリがオナってるのかと思ったよ・・・なのにさ・・・」

「・・・」

下を向いて無言になるマリ。
床についていた手が震えていた。
しばらく沈黙。

「今日ブランデンに喧嘩を売ったのはそういうこと」

「・・・」

「ブランデンのことが好きなのか?」

「・・・そんな事ない・・・」

「じゃあ俺のことが嫌いになったか・・・?」

「違う・・・好きだもん・・・」

この言葉にちょっとだけ萌えた。

「俺のことが好きなのに、なんで浮気するんだ?」

「・・・わかんない・・・」

「っていうか、お前、悪いと思ってんの?」

「ゴメンなさい・・・思ってる」

「俺にバレなきゃ3月まで続いてたんだろ?」

「そんなこと・・・ないけど・・・」

「はぁ?意味わかんねえよ。お前ら俺を騙したんだよ?」

「ゴメンなさいゴメンなさい・・・」

「あの外人はお前のこと、どう思ってんだよ」

「・・・『好き』って・・・『アメリカに連れて帰りたい』って・・・」

「なんだよそれ・・・お前も好きなんじゃないのか?」

「それは絶対にない。司のことが一番大好きだもん」

「じゃあ何で・・・」

しばらく考え込んでマリはこう言った。

「・・・あのね・・・分かんないけど・・・興味があったのかもしれない・・・外人さんに」

「ブランデンのあそこに興味があったんだね。へぇー。で、気持ち良かったのかよ」

「・・・そうでもない・・・」

「嘘つきめ・・・」

「嘘じゃない!」

その後、マリははっきり言わなかったが、どうやらデカ過ぎて痛かったらしい。
笑うしかないよ・・・。
俺はマリに別れを告げたが、マリは必死に食い下がり、上の階に聞こえそうなほど興奮してきたようなので強引に部屋に返した。

次の日、俺はいつもより早く学校に行った。
無論マリに会いたくなかったからだ。
正直なところ、マリのことは好きだったし、別れたくなかった。
でも、その時は男の意地とでもいうのか、とにかくマリに対しては強い態度でいたかった。

昼休みに入る時にマリからメールが来た。
ブランデンとはもう2人では会わないと約束したと。
気持ちがないので諦めてくれと言ったと。
ヘタレで申し訳ないが、それを聞いて俺は嬉しかった。
問答無用でやり直そうと思った。
でも、ここですぐ許すのもどうかと思ったので答えは保留にした。

そして1週間後、事件は起きた。
マリが男を部屋に連れ込んでいるという話が下宿内で噂されるようになったのだ。
俺は焦った。
動揺しまくった。
マリとも話したが、俺の部屋でのことが上の階の女子に聞かれてしまったのだろうという結論になった。
2人のことが学校にばれ、親にもばれ、強制退去か・・・。
もう絶望感のみ。

その日、下宿に戻った時、マリが寮母から呼ばれていた。
次は俺かと思うと死にたかった・・・大袈裟じゃなく・・・。
寮母に呼ばれるまで生きた心地がしなかった。

しかし、いつまで経っても呼び出しがかからない。
そのうち晩御飯になってしまい、普通に食事の準備をする寮母。
でも食堂にマリの姿はなかった。
その日は寝るまで生きた心地がしなかったが、マリも部屋に戻ることはなかったと思う。
メールをしても音沙汰なし・・・。

翌日、全てが明らかになった。
昼休み、マリとブランデンが時間をずらして相談室に入っていくのを見た奴がいた。
放課後、やっとマリを掴まえることができて、マックで話を聞いた。
マリは泣きながらブランデンとのことが下宿の誰かにバレたこと、来週には退去しなければならないことを話してくれた。
マリの予想だが、マリの部屋の上に住む上級生が密告したのだろうと。

その後、マリは自宅から2時間かけて卒業まで通った。
ブランデンは3月末までカリキュラムを全うし、帰国した。
そもそも自由恋愛ということで、学校からの処分は何もなかったらしい。
俺たちは3年になっても付き合っていたが、遠恋は高校生にとってキツく・・・卒業と共に自然消滅した。
お互い都内の大学に入学したが、マリは親の許可が出なかったとのことで、やはり自宅から通うことにしたはず。

話は以上です。

・・・実はこの話、去年のことだったりします。
自然消滅して4ヶ月くらい経ちますが、最近マリのことをやたら思い出します。
まだ好きなんだろうな~、なんてね。
ここで吐き出したらもっと会いたくなってしまった。
本末転倒だ、まったく・・・。