ミキとトオルさんは、まだ舌と舌を絡ませ合っていた。
もう完全に風呂場はミキとトオルさんの2人だけの世界になっているようだった。
しばらく様子を見ていると、トオルさんがミキの舌を、ペロペロ、チュパチュパと吸い始めた。
いわゆる“舌フェラ”というやつなのだろう。
舌フェラなんて漫画の世界でだけの行為だと思っていた。

(こんなキス、ミキが好きなはずがない)

そう思ったが、彼女の顔に目を向けると、先程以上に頬を赤らめ、今まで俺に見せたことのないようなエロい顔で受け入れていた。
さらに驚いたことに、トオルさんが焦らすように顎を引くと、ミキはトオルさんの舌を追いかけるように顔を近づけ、舌を突き出した。

(キスと乳首への愛撫だけで、こんなにミキをエロくさせられるなんて・・・)

俺はとてつもない敗北感に襲われた。
俺のセックスがトオルさんのキスだけに負けた気がした。
俺はセックスでもミキをこんな顔にさせたことがない。

そんなやりとりがしばらく続いた後、ふとトオルさんがキスをやめてミキにつぶやいた。

「もっと気持ちよくして欲しい?」

ミキはその質問に対し、あれだけ感じていたにも関わらず、やはりまだスワッピングを受け入れられてはいないのか黙り込んでしまった。
俺的には、もうこのくらいで嫁を返して欲しかった。
キスだけでミキをこんなにさせられたのに、これ以上のことをされると本当にミキがどうにかなってしまうのではないかという恐怖に襲われたのだ。

ミキが答えを出しきれずに黙っていると、トオルさんは痺れを切らしたのか、またミキの乳首を弄りだした。
ミキはどうも乳首への攻めに弱いみたいで、すぐに快感の喘ぎ声をあげてしまっていた。
ミキの喘ぎ声が響く中、トオルさんがもう一度、「もっと気持ちよくして欲しい?」とミキに囁いた。
ミキは、「んっ・・・でもケンちゃんに悪いからっ」と喘ぎ声をあげ、俺のことを気遣ってくれていた。
しかし、トオルさんに「でもケンさんも、うちのアキと今頃よろしくやってるよ」と言われて乳首を思いっきり引っ張られると、快感に負けてしまったのか、「んあ・・・ん、お願いします」と返事をしてしまった。

「じゃあ仰向けになって」

トオルさんはミキを優しく押し倒し、両足を押し広げた。
ミキは仰向けになったカエルのような体勢にされてしまった。
トオルさんはミキの両足を押し広げたまま、その大きなイチモツをミキのアソコに押し付けた。

(そのまま生で挿入するのか?!)

俺は驚いた。
さすがにミキも、「絶対ダメ」と拒否してくれた。

「コンドームはあっちの部屋に置いて来ちゃったしな?」

トオルさんが困った様子を見せたので、俺とアキさんは覗いていたのがバレると慌てた。
ところがトオルさんは風呂場からは出てこず、ミキと何かしゃべった後、ミキの両足首を持ち、挿入はしないままアソコとアソコが擦れるように腰を振り始めた。
トオルさんは自分の腰と連動するようにミキのM字に開いた両足を上下にさせた。
挿入もせずに何をしているんだと俺は思っていたが・・・。
しばらくするとミキの口から、「あっ・・・あっ・・・ん」という喘ぎ声が漏れだした。
トオルさんは「これならOKでしょ」と腰の振りを激しくし、「太ももで俺のモノ挟んでみて、もっと気持ち良くなるから」とミキの耳元で囁いた。
ミキも気持ち良かったのか、素直にトオルさんのイチモツを太ももで挟み、トオルさんの腰の振りに身体を預けているようだった。

「はっ・・・はっ・・・んあ」

ミキの呼吸は次第に荒くなっていった。
挿入はされてなくても、まるで本当にセックスしているようでやばいくらいにエロく感じた。
アソコが擦れるだけであんなに気持ち良くなるものかと疑問に思っていると、横からアキさんが・・・。

「トオルの素股攻撃を食らっちゃったか~。あれやられると、どうしても、『もう挿れて!』ってなっちゃうんだよね。ミキさんも絶対やばいよ。私も初め、あれで生セックスを許しちゃったから」

と、俺の横でつぶやいた。
いよいよミキの喘ぎ声は激しくなった。

(まさか、生で!)

何とも言えない感じが俺の脳を駆け巡った。

「ミキちゃん気持ちいい?もう挿れちゃっていいんじゃない」

トオルさんがそう言った瞬間、俺は無意識に風呂場のドアを開けてしまっていた。
ミキと目が合った瞬間、「嫌っ、えっ、なんでこっちにいるの」とミキは驚き、トオルさんから離れた。
俺がドアを開けてしまったせいで場の雰囲気が壊れてしまった。
トオルさんは俺の前でもまだ続けようとしてたけど、ミキが「恥ずかしい」と泣き出し、気持ちが不安定になってしまったので、その日はそのまま家に帰らせてもらった。

その数日後、ミキの気持ちも安定し、続きはまた来週の土曜日ということで決まった。
ミキがトオルさんのことを好きになったりしたらどうしよう・・・?
あの後、何度も俺はミキを求めた。
毎晩毎晩、ミキと愛を確かめ合い、「絶対にトオルさんを好きになったりしない。私が好きなのはケンちゃんだけ」という言葉に安心させられた。
ダメ元で生での行為も求めてみたが、ミキは「それは子供を作る時だけだから今はだめ」と言い、結局やらしてくれなかった。

正直、あのときスワッピングを中断して良かったと思っている。
あのまま続けていたらどうなっていたかわからない・・・。
だから次回のスワッピングは、ちゃんとルールを決めてもらうことにした。