昔バイトしていた職場はパートのおばさんばかりのところだった。
職場で俺は、田所という19歳の奴とだいたい一緒に行動していた。
年齢が近かったし、気が合った。
ちなみに俺は奴より2つ上の21歳。
PCMAX

俺と田所は4、5人のおばさんグループと仲が良かった。
このグループは職場のパートさんの中でも比較的若い人ばかりだった。
若いといっても30代後半から40代前半くらいだが。
最初の頃は、おばさんはおばさんとしてしか見られなかったけど、接している女性がおばさんだけだと、だんだんと感覚も麻痺するのか、いつしか“おばさんもいいな”と思い始めてきた。

俺も田所も童貞だった。
焦りもあったのだろうか、ある日、田所が「杉さん(俺)、パートの中で誰がいいですか?」と聞いてきた。
俺は躊躇いもなく、「佳恵さん」と答えると、田所は「え!俺も佳恵さん狙いっすよ!う~ん、被ったか。困ったな」と真面目に悩んでいた。
傍から見ると滑稽だよね。

佳恵さん(仮名、実際は名字で呼んでいました)は、41歳。
当然人妻だし、子供も2人いる。
普通はそういうのを狙ったりしないし、向こうだってそんな気にならないだろう。
でも何度も言うが、感覚が麻痺していた。
同世代からモテない人生を送ってきた俺と田所。
自分たちに良くしてくれる女性が気になるのは仕方ないことなのかもしれない、たとえおばさんでも・・・。

佳恵さんはおっとりとしていて、よく笑うきれいな人だった。
身長もそこそこあるし、年齢や子持ちの割には体型が崩れてない。
本人は、「昔はもっと痩せてたのよー」と言ってたが、今でもスタイルを保っていると思う。
部分部分の肉付きはよくなったんだろうけど。

ある日、田所が佳恵さんグループを飲みに誘った。
当然、俺も一緒に行くことになった。
若者2人とおばさん4人の合コン・・・。
ただ田所は事前に俺にこっそりと、「俺がセッティングしたんだから佳恵さんは俺。杉さんは珠美さんね」と、なぜか珠美さんを押し付けてきた。

珠美さんは40歳の人妻。
高校生になる娘さんが2人いる。
茶色の長い髪、メイクや言動、振る舞いから見るに元ヤンキーっぽい。
小柄だが、胸がかなり大きいのは服の上からでも分かる。
さばさばした性格だが、ちょっとキツいところがある。
決して悪くはないのだが、俺はやっぱりおっとりした佳恵さんがいい。
ただ男2人で誰がいいとか言っていても虚しいもので、まあ佳恵さんにしても珠美さんにしても、普通の主婦、どうこうなることはないだろうなと俺は思っていた。
田所がどこまで本気だったか分からない。

飲み会はそこそこ盛り上がり、終わった。
帰り、酔っ払った珠美さんは俺と田所の腕を掴み、「若者!送ってけ!」と強引に引っ張る。
佳恵さん他2名のおばさんはそんな俺たちをニコニコと見送り解散となった。
田所は佳恵さんを送っていくつもりだったんだろう。
珠美さんに腕を組まれながらも何度か振り返る。
そして唐突にこう言った。

「あ、そう言えば杉さんが珠美さんのこと狙っているんですよ。珠美さん、どうっすか?」

「はぁ!?」と俺は田所を睨んだ。

珠美さんは意に介さず・・・。

「わあ、嬉しい。でも私は田所くんの方がいいな」

そう言うと珠美さんは俺の腕を離して田所の腕にしがみついた。
俺はやっと開放された感と、何か捨てられた感があり妙な気分になった。
腕に胸を押しつけられ田所は多少動揺したようだった。

「そ、そうっすか!俺も珠美さんが好きっす!」

(おいおい、お前は佳恵さん狙いで、珠美さんは俺に押し付けたんじゃないのかよ)

相変わらず田所はお調子者である。
まあ、どうでもいいが。
ここで珠美さんが一言、俺にフォロー。

「あ、杉クンも悪くないんだけど、杉クンは佳恵のお気に入りだから」

俺は何となく嬉しくなった。
が、田所は「えっ!」と言った表情で口をとんがらかせて・・・。

「なんすかそれ!なんすかそれ!杉さん童貞っすよ!こんなののどこがいいんすか!?」

え、ここで暴露?

「お前もだろ!」

俺も突っ込み返す。

「ええ、2人ともまだなの~」

珠美さんは妙な笑みを浮かべてそう言った。

「情けないぞ、若者。私が君たちくらいのときは、そこそこ遊んだけどなあ」

「じゃあ珠美さん、お願いします!」

お調子者の田所はいきなりそう言った。

「え~、別に構わないけど・・・」

珠美さんもあっさりとそう答えた。
この一連の会話の中で田所はどこまで本気だったんだろう。
彼特有のノリと勢いで言っただけだろうけど、珠美さんは本気だった。

「ホテルこっちよ」

珠美さんが腕を引っ張ると、途端に田所はビビりだした。

「え、あ、そうっすね・・・。でも珠美さん、時間ヤバイでしょ」

「ちょっとだけなら大丈夫よ」

「・・・杉さんもついて来てよ!」

半泣きの表情で俺の方を見て田所は言う。
おいおい、何を言い出すんだこいつは・・・。

「3人でするの?それもいいわね」

・・・3人でホテルの一室へ。
珠美さんがシャワーを浴びている間、俺と田所はベッドに大人しく座っていた。

「おい、どうするよ?」

俺はこの異常な状況に戸惑いながら田所に聞いた。

「どっちが先にする?」

田所はやる気まんまんになっていた。
急に勢いづいたり、と思ったらすぐにビビッたり、田所は単純でおめでたい奴だ。

「ジャンケンで決めるか・・・」

俺は提案すると田所はまた怖気づき・・・。

「いや・・・年齢的にも杉さんが先にやって下さい」

そうこうしているうちにバスタオル1枚の珠美さんが戻ってきた。
しっとりと湯気立つ肌、何よりもタオルからこぼれそうな胸の谷間が凄かった。
俺と田所は股間を押さえて俯く。

「どっち先にするか決めた?」

珠美さんはわざわざ俺と田所の間に座り、さっきまでの俺たちの会話を見透かしたかのようにそう聞いてきた。

「えっと・・・」

俺も、「自分が先です」とは言えず答えに窮する。
田所は無言。

「ま、とりあえず君たちも脱ごうか」

「・・・」

俺と田所はもたもた服を脱いだ。
なかなか進まないのを見て珠美さんはイライラしたのか・・・。

「やめる?」

冷めたように言った。

「わー、脱ぎます!脱ぎますとも!」

田所は急いで服を脱ぎだした。
俺もつられて急いで脱いだ。
2人ですっぽんぽんになり、もじもじと珠美さんの前に立った。
なんだかんだ言って、すでに俺も田所もギンギンだった。
珠美さんはベッドに座りながら、意地悪そうな表情で裸の俺と田所を見比べる。

「じゃ、田所クン、来て」

俺はちょっとショックだった。
田所は不安げな表情で俺の方を見る。
珠美さんはバスタオルを脱ぎ、ベッドに横になった。
柔らかそうなおっぱいがこぼれる。
むっちりとした肉体だった。
田所はそれを見ると急に息がはぁはぁと荒くなり、「お先に!」と言って珠美さんに覆い被さった。

「ちょっと!いきなり入れようとしない!」

珠美さんに怒られていた。

「こうですか?」

田所は珠美さんの指導を受け、指でもぞもぞと彼女の毛深いあそこの奥を弄っているようだ。

「わ、すげ。あったかい。ヌルヌルしてる・・・」

いちいち田所は感想を口にして興奮していた。

「んふっ・・・そう、いいわ・・・」

珠美さんも普段では聞けないいやらしい声を出し始めた。
俺も興奮していた。
が、どうしていいか分からない。
一方田所は指を入れてそんなに経っていないのに・・・。

「も、もう入れていいっすかね?」

「・・・仕方ないわね」

珠美さんも呆れた声で答えた。
俺はその間、勃起したまま裸で立ち尽くし見ているだけ・・・もどかしかった。
田所は必死で珠美さんに入れようとするが、なかなか上手くいかない。

「代わろうか?」

俺も興奮していたし、辛抱たまらなくなりそう言った。

「いや、もう少し!」

田所は俺のことなんか意に介さず、入れることに専念していた。
結局、痺れを切らした珠美さんが田所のチンコを手で自分の穴に誘導した。

「入った!入った!」

その瞬間、田所は異常なテンションでそう叫び、腰を動かしながら不器用に豊満な珠美さんの体を弄っていた。

「すげー!すげー!」

馬鹿みたいに声をあげる田所。

「んっんっ・・・」

何となく控えめに喘ぐ珠美さん。
俺は辛抱たまらず、情けなくもその光景を見ながら自分でチンポをしごいていた。
すると田所は急にこっちを向いて・・・。

「おい、そこでオナニーしている童貞!セックスって気持ちいいぞ~!」

(調子に乗りやがって・・・)

俺は殺意を抱いた。

すると珠美さんがトロンとした表情で、「杉クンも来て」と俺を招き、俺のチンコを握ったかと思うと咥えてきた。
田所に突かれながらだ。
珠美さんの吸い付くような口の感覚は本当に快感だった。
珠美さんは、下半身は田所に突かれつつ、上半身をよじらせてベッド脇に立つ俺のを器用に咥える。
優しく口に含んだかと思うと急に激しくなったり、時には手でシゴき、玉を弄んだり唇を這わせたり、とにかく緩急を使い分け、男の気持ちいいとこはすべて把握しているかのようなフェラだった。
上半身と意識は俺のチンコに集中しながらも、時に下半身をうねうねと動かして田所の相手もしているようだった。
他人のことをどうこう言える身分ではないが、田所ごときのピストンでは珠美さんは物足りないんだろう。
が、田所はただ膣にチンコを出し入れする行為に息を荒げ夢中になっていた。
そして俺が高等テクニックなフェラをされているのを見て、「ああ、いいなあ。俺にも後でやって下さいよ!」と言っていた。

情けないことに俺は珠美さんのフェラで果ててしまった。
まだ田所は頑張っているというのに。
俺がイキそうになったのを珠美さんは察し、激しく咥えながら目で「いいよ」と言った視線を送ってくる。
俺は珠美さんの口の中に出した。
じわっと温かいものを感じる。
出した後も珠美さんは俺のチンコを咥えて離さず、飲み尽くし、さらにキレイにしてくれた。
ちょっとくすぐったかった。

しばらくして田所も果てたようだ。
ちなみに田所はゴムを装着している。
書き忘れたが、入れる前にちゃんと自分の財布から用意したのを出して付けていた。

「用意がいいわね」と珠美さんも言っていたっけ。

俺はイッた後しばらく放心状態だったが、田所はタフだった。
イッて珠美さんの上で「はぁ~」としばらく余韻に浸っていた後、すぐにゴムを外し、珠美さんの頭の方に回り込み、「俺にもフェラやってくださいよ、フェラ!」と膝立ちで珠美さんに迫っていた。

「元気ね~」

そう言い珠美さんは田所のを咥える。

「ああ~」と田所は珠美さんのテクに完全に浸っている様子。

恥ずかしながら俺もその光景を見てまた勃ってきた。
珠美さんは田所のを咥えながら俺の方に視線を送ってきた。
そしてちょっとお尻を浮かせてこう言った。

「杉クンは後ろから来て」

それを聞いた田所は・・・。

「お、ついに杉さんも!ゴム、俺のを使って下さい!」

俺も手間取ったが、何とか珠美さんに後ろから挿入。
しかしバックで突く俺の目の前には、フェラされているだらしない表情の田所・・・。
あんまりいい体勢じゃないな・・・と萎えそうになる気持ちを抑えつつ、珠美さんの背中からお尻のラインを眺めながら一心不乱に突いた。
またしても先に果てたのは俺。
田所はしばらくして珠美さんの口に放出し、その後ももう一度、珠美さんと一戦交えていた。
もう俺はリタイア。
2度もイッてしまえば正直、この異常な光景にもう耐えられなくなっていた。

こうしてこの晩は終わった。
俺も田所もめでたく童貞を捨てられたわけだ。
もちろんこのことは3人の秘密ということになった。
職場で顔を合わせると気まずいものもあったが、珠美さんは度胸があるのか普段通りなので、俺と田所はそれに合わせた。

それから半年、俺と田所は次第に明暗が分かれてきた。
俺はあの晩限りだったが、田所は定期的に珠美さんと体の関係を持ち続けた。
田所は俺と2人きりになると、そのことを自慢気に語ってくる。
そうやって聞かされると、なまじ珠美さんの体を知っているだけに凄く羨ましく思えた。
田所の俺に対する態度にも微妙な変化が見られた。
以前は勢いだけで物事を語り、いざ事にあたるとなると急に怖気づき、俺を頼ってくるようなところがあった。
馬鹿ではあったが可愛げのある奴だった。
が、そういうところが徐々に見られなくなり、それどころか俺より優位に立っている感が見られるようになってきた。
まあ俺の僻みかもしれない・・・。

実際、俺はあの晩以来、田所に多少の引け目を感じるようになってきた。
田所のアソコが立派だったからだ。
それに対し俺は、服を脱いだ時に実はこっそり皮を剥いた仮性の短小だ。
しかも2度とも田所よりも先に果てている。
同じ日に体験したとは言え、何だかんだで彼は19歳、俺は21歳、俺の方が童貞を捨てたのが遅い。
そして田所は半年間、珠美さん相手に経験を重ね、男としての自信をつけてきたようだった。
それでも馬鹿なところは以前のままで、そう言うところがあったから、まだ俺は救われ、彼との友人関係を保てていた。

<続く>