あれは今から1年半くらい前の話。
当時まだ大学1年だった俺は、ある大学の薬学部に通っていた。
大学ではソフトテニスのサークルに入り、まあそれなりに大学生活を楽しんでいた。
大学のサークルは割とまじめにテニスもしていたし、ただちゃらちゃら遊ぶサークルというよりは、サークルと部活の中間って感じ。
PCMAX

そんで1年の夏休み、交流戦というものがあった。
これは毎年行っているもので、近くの4つの大学が集まって、昼はテニス、夜は飲み会をして親睦を深めようってやつだ。
俺は正直その交流戦には行きたくなかった。
なぜなら、新1年生はそこで自己紹介を兼ねて“芸出し”というものをやらされる。

先輩曰く、「毎年恒例だから。いつもやること一緒だから」。

正直嫌だわ・・・。
だって男は下ネタだらけの芸で、さらにはビデオでまで撮られて後々まで笑われるのだ。
女の子の方もなかなか非難の声が上がるやつで、服の下に水着を着て、水着を脱いで自己紹介ってやつ。
女の子の中には、今までこれが嫌でサークルを辞めた人もいるとか。
でも伝統的にやってるから、やらざるを得ないのが現状。

まあそんなこんなで、俺も1週間前くらいから準備して、本番に臨んだわけ。
俺の役は男友達Aに無理やり犯される女の子の役。
なんでこんな役・・・じゃんけん負けたから・・・勝ちたかった。
まあ仕方ないかと思ってると、さらなる難関が。
犯される時につけるブラジャー・・・1人で買いに行ったよ。
これは結構恥ずかしい。
まあこの話は面白くないから省略。

そして当日、まずはテニスをするために、わざわざ滋賀県まで行きました。
今日は滋賀にお泊りです。
お泊りっていうと響きはいいが、全然いい所じゃなかった。
1年男子は8人いるんだけれど、4人部屋で2つの部屋に分けられた。
とれあえず荷物だけ置いてテニスの試合。
ここもまあ省略。

で、テニスの試合が終わって旅館に帰って来ました。
シャワーをダッシュで浴びて、芸の準備を持って飲み会の会場へ行かねばならない。
シャワーを10分で浴び、この前買ったブラジャーをバックから出そうとした。

(あれ?ブラジャーをアパートに忘れてきた?やべぇ、あれがないと芸にならない)

必死で探したが、やっぱりない。
朝急いで机の上に置きっぱなしにしてしまったみたいだ。
とりあえず先輩に電話。

「◯◯先輩~、ブラジャー忘れて来ちゃったんで、生乳でいいですよね~(笑)」

って感じの軽~いノリで電話したら、「お前!ブラが無いとあの芸はまったく面白くないんだ!どっかで調達して来い!」と真剣に怒られた。

1年男子で相談した。
コンビニにも行ってみた。
が・・・、ない。
そこで最終手段として、同学年の女の子に借りようということになった。
同学年の女の子に電話。
同学年の女の子は3人だ。
その3人について書こう。

まず美樹。
美樹は身長は150センチ後半くらいで、すらっと足が長くてスタイルがいい(気がする)女の子だ。
テニスは中学の時からやってたみたいで、なかなかに上手い。
性格は明るくて、めっちゃしゃべるタイプ。
いつも会話の中心にいる子である。

次は藍。
身長は割と高く、165センチの俺と一緒くらいだろうか。
基本細い子なのだが、お尻だけなかなかボリュームがあり、後ろから見るとエロいっていうのが俺の印象。
高校の時から3年付き合っている彼氏がいるみたい。

最後は加奈。
加奈は身長は150センチ後半くらい。
おっぱいがデカい、というのが最初の印象だ。
顔は目が大きくて、ちょっとだけ童顔。
太くはないのだが、中肉中背くらいで、性格は女の子っぽいとこと男っぽいとこが共存している。

さて、話に戻ろう。
俺が電話をかけたのは美樹だ。
理由を言って頼んだんだけれど、「そんなの恥ずかしいし無理~」と一蹴された。
他の2人にも聞いてもらったがNGみたいだ。
しかしそれでは埒が明かないので、女子部屋を訪問。
俺も本当にテンパっていたので、状況と先輩の怒りを真剣に説明した。

「ほんとお願い!今度学校の裏のとこの焼肉を全員に奢るから、な!」

そしたら美樹が、「全員に奢ってくれんの?貸すのは1人でも全員?」と聞いてきた。
俺が「もちろん」と言うと、美樹がみんなに、「じゃあじゃんけんして負けた1人が貸そうよ」と。

「まあ焼肉があるし、じゃんけんに負けたら仕方ないか。でも誰に借りたとか絶対内緒だからね」と、これは加奈。

そしてじゃんけんがはじまった。
美樹が、「最初はグー、ジャンケンポン」で一斉に出した。
美樹はチョキ。
藍はパー。
加奈はチョキ。
ってことで、負けたのは藍だった。

藍「え?まじ?ほんとにうちが貸さないといかんの?」

藍は躊躇っていたが、時間もなかったので俺は早く借り受けたかった。

「まじ頼む、時間ないんや」

そう言うと、藍は渋々バックからブラジャーを取って来てくれた。

藍「絶対にうちから借りたって言わんでね」

念を押され、白色の花柄のブラジャーを恥ずかしそうに渡された。
藍の顔、可愛かったなあ~。

飲み会の会場では着ける場所と時間がないので、ここで着けて行くことにした。
上半身裸になり、藍に着けてもらうことに。
ところが、藍のブラではホックが止まらない。
そう、藍は結構細い子なのだ。

藍「これ以上やるとブラが壊れちゃうよ・・・」

俺は、藍がダメだなら加奈だなと思って加奈を見ると、藍と美樹も加奈の方を向いていた。
その時、廊下から先輩の声。

「1年、おせ~ぞ、もう出発や!!」

加奈は、「わかった、わかったよ。私のなら入るんでしょ」と、意外とすんなり貸してくれた。
しかしブラを着ける暇はないので、そのまま袋に入れて持ってった。

そして飲み会。
飲み会の会場に着くと、俺らの大学は完全に遅刻だった。
もう飲み会は始まっていて、とりあえず席のクジを引いて席に着いた。
席に着いて、「遅れてすみません」と言って自己紹介していると、いきなり俺らの大学の芸出しだというので裏に回ることに。
ブラジャーは裏で友達に着けてもらった。
ちなみに、ピンク色で紐のとこに花柄がついた可愛いやつだ。
藍のブラよりもサイズはかなり大きい(カップ数もアンダーも)気がしたが、とりあえず気にせず準備した。

芸が始まり、最後の場面。
友達にブラをカッターで破られ、ブラを剥ぎ取られ、侵されるシーン。
ブラは剥ぎ取られ、みんなが見ている席の方に投げられた。
そして俺は友達の男に、犯される真似事をされていた。
会場からは失笑・・・。
友達に乗っかられながら会場に目をやると、投げられたブラは会場の一番前の他大学の先輩の手に握られていた。
先輩たちが何やらニヤついているのが見える。

そして犯されるシーンが終わり、エンディング。
水着の女の子3人が登場するシーンだ。
男が裏側に戻り、最後の音楽を流そうとした瞬間、会場の方から大きな声で、「でけ~!Fカップだって、誰のだこれ~」という声が聞こえた。
俺は、(加奈ってFカップなんだ~)と興奮しながら、とりあえず役目は終わったので、女子の水着姿でも拝んでやろうと思い席に戻った。
エンディングでは、女子が水着(上だけ、下はジーパンなど)の上にシャツを羽織った格好で登場し、1人ずつ自己紹介をするという構成だ。
エンディングの音楽に合わせて、まず1人目が前に出てきた。

美樹だ。
美樹は、「◯◯美樹です」と自己紹介して、白いシャツをばっと脱いだ。
下からは黄色のビキニが現れた。
さっきブラをとった先輩から、「何カップ~?」と質問が飛ぶ。
美樹は答えるべきなのか答えなくていいのか困って周りを一瞬見渡したが、場の空気を読んでか、「Cカップです。よろしくお願いしま~す」と最後にセクシーポーズとして、胸を寄せて帰って行った。
会場からは胸を寄せた瞬間、「おぉ~」というざわめきが起こった。

次は藍だ。
藍が自己紹介を終えると、案の定「何カップ~?」という質問攻めに。
藍は白のビキニで恥ずかしそうに、「うち、胸ないんで~想像してください」と言って自分の胸を軽く揉んでみせた。
会場は熱気に包まれていた。
同級生の俺らも、もうかなり興奮していて、一緒になって会場を盛り上げていた。

最後は加奈だ。
加奈はちょっと恥ずかしそうに下を向いて歩いて来て、下を向いたまま、「◯◯加奈です。よろしくお願いしま~す」と言ってTシャツを脱いだ。
シャツの下からは黒のビキニに包まれた大きななおっぱいが現れた。
会場はもう拍手喝采。
一番前の先輩は、「Fカップ、Fカップ」とコールをかけている。

顔が真っ赤になった加奈は、そのまま後ろに戻ろうとしたが、前に座っていた誰かが、「セクシーポーズは~?」と言ったので、その場に立ち止まってしまった。

「え?え?」って感じで困っていると・・・前にいた女の先輩(かなり酔っ払っていた)が、「は~い、セクシーポーズに協力しまぁ~す」と言って前に出て行った。

そして加奈の後ろに立つと、「ちょっとごめんね~」と一言言って、後ろから加奈の大きな胸に手をかけた。
後ろから胸を揉まれる格好になった加奈は真っ赤な顔をしていたが、加奈はこの先輩が酔っていることなど考えていなかったのだろう。

愛想笑いを振りまいていたその時!
後ろから伸びた先輩の手は、想定外の行為をし始めた。
俺は加奈の胸元と先輩の手に注目していたが、すべてがスローモーションに見えた。

まず先輩の手は加奈のおっぱいの下に入れられた。
まだ胸を手で支えているような格好である。
そこから手は徐々に上へ向かった。
加奈はまだ愛想笑いをしている。
先輩の手は加奈の胸のラインに沿って上へ。
下乳がやや出ている加奈の白い胸とビキニの境界線までゆっくりと動いていく。
そこまでは胸を擦る動きと何ら変わらなかった。
そこからだった、(??)という疑問が俺の頭をよぎったのは。

先輩の指が徐々に曲がる。
人差し指、そして中指が曲がり、ビキニと胸の境界で止まった。
ちょうどビキニの下縁に2本の指がかかっている。
そして黒いビキニの中に2本の指が入っていった。
次の瞬間、先輩は勢いよく両手で加奈のビキニを引っ張り上げたのだ。
加奈は一瞬何が起こったのかわからず1秒くらい止まっていただろうか。
加奈の両胸は丸見えになってしまっていた。

(デカい、そして色白でエロい)

乳輪は大きくも小さくもない。
今まで付き合ったどの彼女の胸よりもきれいなピンク色をしていた。
乳首は薄い茶色。
立ってはいなかったが、そんなに大きくはないだろう。

俺がしっかりと脳裏に焼き付けた次の瞬間、加奈は「きゃぁ~」と言って、その場に座り込んだ。
会場が一気に静かになった。
うちの大学の女の先輩が、とりあえず抱きかかえて裏に連れて行った。
その後はわからない。
加奈は帰ったみたいだった。

その夜の男子の部屋では、もちろんその話題で持ちきりだったことは言うまでもない。