可愛がってる会社の後輩が、「彼氏の子供ができた」と言ってきた。

「お前と1回やりたかったのにな」なんて笑いながら話してたら、「それ、結構本気でしょ?」なんて見透かされてた。

「・・・うん」と答え、しばしの沈黙。
PCMAX

「こないだの飲み会の時だったらラブホ行っても良かったのに」なんて、笑いながら言ってくる。

冗談なのか本気なのか、女はわかんねえなと困惑してる俺。

話題を変え、「式は挙げるのか?病院はどこに決めた?」と先輩らしくアドバイスに徹する俺。
すると突然、思い出したように、「ホントに、しても良かったんですよ」と言ってくる。
目が点になり、「妊婦とできるわけないだろ」と動揺を悟られないように、その場を取り繕う俺。

「あの時は、まだ妊娠わかってなかったのにね」なんて笑ってるが、微かに残念そうな表情だなと都合よく解釈する俺。

既婚者の俺。
妊娠の後輩。
お互いの立場から抑えてた感情が溢れ出す。

しかし理性を働かせ、「飯でも食いに行くか?祝いに奢ってやるよ」とファミレスへ。

「お祝いなのに安上がりですね」なんて、笑いながら拗ねたふりをする後輩。

向かい合わせに座ってたせいか、普段より見つめ合う時間が多い。
お互いに意識しているせいか、紙ナプキンを折ってみたりと落ち着かない。
次第にお互いの指先が触れだし、絡ませはじめる。

店を出て、海辺に車を停める。
タバコを吸おうとする後輩に、「お前、妊婦なんだからタバコやめろよ」と言う。

「わかってるけど、急には難しいですよ」と後輩。

「吸いたい時は彼氏とチューでもしとけ」

とバカなことを言ってしまう俺。

「今、吸いたいの」

「今は俺とチューしとけ」

「・・・うん」

どう答えようか考えながらも、後輩のタバコを持つ手を掴み、唇を奪っていた。

「チューしちゃいましたね?」

微笑みながら言う後輩。

「おう」

ファーストキスを思い出すほどの気分の高まり。
タバコを消したのがサインかのようにお互い抱き締めあい、唇を重ね続ける。

「ハァ」

強く抱き締めすぎたのか後輩の声が漏れる。

「腹は大丈夫か?」

「お腹は大丈夫。鈍感ですね」

なんて笑われる俺。
後輩の腹部に気を配りながらブラウスを捲り上げ、胸元、脇腹へキス。

「・・・ハァ」

さっきよりも深い吐息。
俺の唇はブラをずらしながら胸へと移っていく。

「そこはダメ。我慢できなくなっちゃうから」

デリケートな時期なだけに、「そ、そうだな」と顔を上げる俺。

「ごめんなさい」

「俺こそ、大事な時期にごめんな」

そんなやり取りしながらもお互いに抱き締めあいながら互いの背中や肩を擦り続ける。
次第に後輩の手が俺の腰から臀部に下がってくる。
そして体を離し・・・。

「先輩だけでもイカせてあげる」

そう言ってズボンの上から陰部を擦りだす。

「悪いな」

少しも洒落た台詞も言えず、後輩の手の動きに合わせて腰を浮かせ、ズボンを下げてもらう。
(格好悪いな・・・)なんて思っても、俺の下半身はすでに臨戦体勢。
後輩は俺のモノを深く頬張り、ンポッと一気に口から抜く。

「ウゥッ」

「フフフ」

そして亀頭を舌先でチロチロと舐めだす。
嫁でさえ感じない感覚に、鼻から「フゥ」と息が漏れる。
そして陰茎に舌を這わせる後輩。
俺は後輩の背中を撫でながら、片方の手で後輩の髪をかきあげる。
この最初で最後の夢のような現実を少しでも記憶に留めたい衝動、俺のモノを口にしている後輩の顔を少しでも見ていたかったからだ。

ひと通りチロチロと俺の物を舐めた後、再び深く頬張り始める。
時には亀頭だけを上下し、時には深く大きく上下させる。
その動きに合わせて、後輩の背中を強弱をつけて揉みしだく俺。
俺の感じる舌使いが俺の手の動きでわかるのか、舌と上顎で亀頭を圧迫させ、次第にスピードを上げていく後輩。
俺は浅く速い息遣いになる。

「ウゥッ」

後輩の口の中でイッてしまった。
後輩は口の中の精子を喉の奥に処分し、俺の胸に顔を埋めてきた。

「幸せになりますね」

「うん」

一言しか言えず、後輩を抱き締めることしかできなかった俺の思い出です。
お付き合い、ありがとうございました。